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現在発売中の女性誌、『日経ウーマン』2018年12月号に、4ページ、私の監修した記事がのっています。
今回は、記事掲載のお知らせと、この号の内容と感想をお伝えします。特に買い物習慣を見直したい人におすすめです。
日経ウーマンは、編集者によれば、20~40代の働く女性のライフスタイルとキャリアを扱う雑誌です。
12月号は全ページ、カラーで130ページ、価格は660円です。
無駄なものを持たない仕組み
この号の特集は、「ムダなモノを持たない人が選ぶ 本当にいいモノランキング 2019」です。
その道のプロが選んだ、いいモノが写真入りでたくさん紹介されています。
私の記事は、そういう素晴らしいモノを家に入れる前に、まずは手持ちの不用品を捨てることをおすすめするものです。
2つあります。
●30日間手放しチャレンジ
その日捨てるものを30日のカレンダーにしたものです。30日分、全部にイラストがついていて、かわいいページに仕上がっています。
継続のコツも書いています。1ヶ月、毎日捨て続け、片付けることを習慣にしたい方におすすめです。
●余計なものを入れない/増やさない7つのアクション
余計なものを増やさない仕組みを作るための行動の指針を7つ紹介しました。このページも、イラストつきで、読みやすいです。
両方とも、捨てるのが苦手な方にも、とっつきやすい内容です。少し、部屋を片付けてスッキリしたい、という方はぜひ、チェックしてください。
次に印象に残っている記事をいくつか紹介します。
本当に欲しいモノだけを買える脳の使い方
べつに欲しくないのに、つい買ってしまうのは、脳のクセのせいなんですよ、という記事です。監修は脳神経外科医の先生です。
現代は、選択する回数が多いので、いつも脳が疲れている。そのため、省エネモードで決断をしてしまう(深く考えない)、だから、本当は欲しくないのに、欲しいと勘違いしてしまう、という内容。
無駄遣いをしないために知っておいたほうがいい脳のクセが5つ紹介されています。
たとえば、何度も同じものを見ると、脳はそれを好きになりやすいです。
要するに、買い物をするとき、私たちは、ほとんど無意識なのです。自動的に反応している、とも言えます。
ショッピングという行為にもっと意識を向けさえすれば、浪費ぐせは直ります。
この記事には、満足度の高い買い物をする方法として、そのアイテムと自分とのストーリーを正しく描くことをすすめています。
必要にせまられない買い物をしているとき、人は何らかの物語を作っています。「これを買えば、ママ友におしゃれな人だと思われるわね」「これを持てば、仕事ができる人になれるわね」などというように。
自分がどんな物語を思い描いているのか、そこを客観的に判断できれば、買い物の失敗も減るでしょう。
たった2ページですが、無駄遣いをやめたい人におすすめしたい記事です。
ムダなモノを持たない人の厳選!逸品リスト
少ない物だけで暮している3人の女性の部屋と所持品を写真入りで紹介した記事です。
1人は独身で、あとの2人は夫婦2人暮しです。3人目の人は猫もいるようです。小さいですが、間取りも添えられています。
全員、インスタグラムのアカウントが記載されているので、有名なインスタグラマーかもしれません。
いずれの部屋もナチュラル系インテリアでおしゃれな雰囲気です。逸品紹介なので、持ち物のブランドも書かれています。
同じミニマリストでも、我が家とはえらい違いです。
それぞれ、増やさない仕組みが紹介されていますが、思うに、共通する秘訣は自分なりの定番を持つことです。
それはべつに、ブランドものである必要はなく、自分が気に入っているのであれば、自分にとっての逸品になるわけです。
「人が使っているから」「おすすめされているから」ではなく、「自分が好きだから」という理由で物を選ぶといいのではないでしょうか?
無印良品ベスト14/100円ショップのアイテム20選
「その道のプロが選んだ本当にいいモノランキング」の、無印編と100均編です。
ともに有名インスタグラマーが紹介しています。
私も、昔はこういう商品紹介記事が好きで、すみずみまで見ていたものです。
この記事を見て、「本当に日本は便利で安いモノがちまたにあふれているなあ」と痛感しました。モノが増えすぎて、片付けに苦労する人が多いのも、無理はない気がします。
特に、100円グッズは、気軽に買えるので、要注意です。
たとえ100円でも、いえ、100円だからこそ安易に買わない、という態度を持つことがシンプルライフへの近道です。
私も、この里帰り中に、ダイソー、セリア、キャンドゥ、300円ショップ(名前を忘れました)に行きました。数点買い物をした中に、塗り絵用に調達した、水彩色鉛筆と水彩絵の具があります(それぞれ100円)。
家に帰って使ってみたら、色鉛筆は発色が悪くて塗る手が疲れ、絵の具は伸びが悪くて、心が疲れました。
幸い、絵手紙を趣味としている母が、色鉛筆も絵の具ももらってくれたので、使い手は見つかりました。けれども、私は、「あほな買い物をして物を増やしてしまった…」と反省しました。
「100均画材は2度と買わない」と心に誓いましたよ。
100均では、どうしても必要な物(買わないと生活ができない物)だけを買い、そうでない物は、「100円じゃなくても買うか?」と自問自答したほうがいいですね。
まあ、こんなルールを使うべきなのは、日本にいる時だけですが。
カナダの100均である、ダラーストアは、いかにもやさぐれた雰囲気だし、日本みたいにそこら中にあるわけではないので、これまで数えるほどしか行っていません。
どん底から抜け出す方法とマネー特集
その他の特集記事にもふれておきます。
「どん底」からの抜け出し方
仕事、離婚、病気、貧困など、人生のどん底に突き落とされ、そこからはいあがった経験のある7人のライフストーリーを紹介する記事です。
逆境から立ち直れるように、ふだんからレジリエンス(立ち直る力)を鍛えておくのが有効、とのこと。
鍛え方は、前向きな気持ちで生活し、自分は大丈夫だというゆるぎない自信を持つことと感謝することです。
これは私も実践しております。感謝のメリット⇒幸せになる最強の方法、感謝する気持ちがうむ7つの効果。
お金の教養
家計、投資、税金、保険について16ページにわたる特集です。
貯まる家計を作るコツとして、
●お得な知識を仕入れるより、まずは家計を把握する
●正しい節約は、削るのではなく、使い方を磨くこと
とあり、なるほど、と思いました。たぶん、日経ウーマンの読者は、投資の勉強を熱心にやっているか、勉強しなきゃ、と思っている人が多いのでしょうね。
そんなふうに焦る前に、できることがある、とファイナンシャルプランナーが言っております。
興味がないのでわたしは読んでいませんが、投資についてかなりページ数がさかれています。
付録はマネー手帳
付録もついていました。
2019年1月~6月の手帳で、毎日いくら使ったか記録できるようになっています。
最初に、10年後の2029年までのライフイベントを書くところがあります。なぜこんなものを書くのかというと、各イベント(子供の進学とか)用に貯金をしておきたいからです。
ふだんどんぶり勘定で生きている人には、こういうのはちょっとハードルが高いかもしれません。ですが、日々、使った額だけ書いても、書かないよりはずっとお金の使い方に意識が向きます。
月単位や年単位で支払うお金を書き込むらんもあります。
写真を取り忘れましたが、このノートの使い方は最初に詳しく紹介してあります。
日経ウーマンは女性誌の中では、わりと読むところが多いんじゃないでしょうか? 広告も少なく、あったとしても金融商品やマネーセミナーなどです(ジニエブラとダイエットスムージーの広告もありますが)。
アマゾンでチェックする方はこちらからどうぞ。
あわせ買い対象商品です。キンドル版もあります。
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「ムダなお金を使わない人の部屋と財布と冷蔵庫」という記事も参考になりました。
2人の女性の財布が紹介されていますが、1人は同じ財布を10年以上使っており、もう1人はお母さんが使っていた20年ものの財布を使っています。
よく、「財布は3年で買い替えたほうが金運があがる」なんていいますが、お金を貯める人はそんな無駄遣いはしないのです。