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先日、古いカナダ紙幣が、いまもカナダで使えるか、という質問に回答したところ、「ユニセフに募金すればいい」というお便りをいただきました。
このお便りを紹介し、さらに、家に転がっている外国のお金(紙幣とコイン)の使いみちを紹介します。
古い外国のお金をいまだにたくさん持っている人は、この機会に処分を検討してはどうでしょうか?
では、まずお便りをシェアします。みゆきさんからいただきました。
いらないお金はユニセフに寄付するのがいいと思う
件名:カナダのお金は寄付してはいかがでしょうか
カナダドルの使い方について感じたことを書きます。
ご主人の会社の方がいつカナダに行くかわからないし、もしかしたら短期間の滞在中に、わざわざ銀行に行ってもらわないと使えないようなお餞別を、わたしならあげません。
お金が無駄になるのがお嫌なら、ユニセフに寄付すればいかがでしょうか。
コインでもなんでも、郵送で受け取ってくれます。ホームページに、詳しい送り方が書いてあります。
私も複数の国の、古い海外のお金を、みんなそうやって送りました。
引き出しもスッキリで、気分が良いです。
このコロナ禍で、ユニセフもきっと大変でしょう。
筆子さんのブログの読者なら、人にやたらプレゼントしない、ことは何回も読んでいると思いますが。
みゆきさん、はじめまして。メールありがとうございます。
こちらの記事を読んでいただいたのですね⇒カナダに関する質問2つの回答と、問題解決の仕方。
確かに、ユニセフでは『外貨コイン募金』というのがありますね。
募金箱に入れたり、郵送で送ったりできます。
教えていただきありがとうございます。
当分、海外旅行はできないでしょうから、寄付するほうがいいかもしれません。
では、ここから、古い外国のお金の使いみちをいくつか紹介します。
まあ、基本は物(不用品)と一緒です。使う、売る、譲る、捨てる、この4つしかありません。この4つのどれかをやらない場合、不用品として家に眠らせることを選択することになります。
関連記事⇒断捨離初心者のための上手な不用品の処分の方法、モノの捨て方
詳しく見ていきましょう。
1.お金として使う
外貨を使うには、そのまま使うか、換金して使うか、お金以外の物として使う方法があります。
そのまま使う
外貨で支払いを受け付けてくれる店ならば、そのまま使えます。
たとえば、ドン・キホーテでは外貨で支払いができます。免税店扱い、ということなのでしょう。
ただし、使えるのは、中国元・台湾ドル・韓国ウォン・タイバーツ・香港ドル・米国ドル・ユーロのみです。
換金する
換金する一般的な方法は、両替(空港、銀行、換金ショップ、通貨の両替商、両替機を利用)です。
こちらも、換金でも通貨の制限がありますので、該当サービスのホームページなどを参照してください。
古くて、もう誰も使っていないお金でも買い取ってくれるニッチな両替商もいますので、検索して探してみるといいでしょう。
2.お金以外の物として使う
お金をお金としてではなく、ほかの物として使います。
つまり、リメイク、リユースです。
ジュエリー・飾り物にする
コインはよくジュエリーにリメイクされます。
穴をあける道具(ドリル?)で穴をあけて、ひもやチェーンを通せばペンダントやキーチェーンになります。
実際、コインのペンダントは、アクセサリー屋さんに売っていますね。コインをたくさんぶらさげると重くなるので、1つぐらいしかぶらさげることはできないと思いますが。
つぼやビンにコインをボンドで貼って、飾り物にすることもできます。
ジャムの空き瓶にコインを入れておけば、それだけで飾り物になるし、重しとしても使えます。
コインをバランスよく配置して額に入れて飾ることもできますね。
お札はパッチワークして(テープでくっつける)、ブックカバーなんかにすることができます。ラミネート加工すると丈夫になります。
おもちゃ・教材にする
外国の紙幣は、地理の教材になるので、子どもに見せて、これはどこの国で、その国はどこにあるのか、一緒に地球儀や地図帳で調べたり、紙幣にのっている人物について教えたりすることができます。
また、お店屋さんごっこをするときの支払い通貨に使えば、算数の勉強もできます。
もちろん、外国語の教材にもなるでしょう。
3.売る
オークションで売ります。ほしい人がいるかどうかはわかりませんが、世の中、いろいろな人がいるので、出品してみないことにはわかりません。
お金なので、売っちゃいけないような気がしますが、ヤフオクでは、不適切な意図のある出品でなければ、販売可能です。
いま、ヤフオクにアクセスして、「お札」で検索したところ、伊藤博文の1000円札、岩倉具視の500円札、板垣退助の100円札、外国紙幣が出てきました。
メルカリでは販売してはいけないようです。
参考サイト⇒「現金出品」はメルカリだけじゃない ヤフオクの対応は? ☆バズフィードジャパン – BuzzFeed の記事に飛びます。
4.譲る
寄付したり、人にあげたりします。
ユニセフに関しては、上で書きましたが、学校、児童クラブ、図書館、美術館なんかに寄付できるかもしれません。
ただし、今は、新型コロナウイルスの感染が懸念されるので、いずれの場所も開いてないだろうし、いらないお札を処分するのは、不要不急の作業ではないので、社会がふつうに戻ってから検討してください。
使ってくれそうな人、お金をコレクションしている人にあげるときは、きれいにふいて、すぐに、気持ちよく使える状態にしてあげるといいでしょう。
ただし、押し付けないでください。
5.捨てる
お金は、金銭的価値を体現しているから、むやみやたらと捨てる人はいないでしょうが、自分のお金なら、捨てることは不可能ではありません。
ただし、硬貨を故意に損傷させると、貨幣損傷等取締法という法律にふれます。
しかし、紙幣は、自分のお金であれば、破っても、燃やしても罪には問われません。倫理的にどうか、と言われると、また別の答えになりますが。
実際、お金への執着をはずすワークとして、1万円札を破ったり、燃やしたりするワークがありますね。
それから、1万円単位のお金をお賽銭箱に入れる、「神社ミッション」というのもあります。これも、お金への執着を手放すワークのようです。
執着を手放すためにすることなので、自分が価値を置いていないもの(ガラクタに思えるもの、始末に困っているもの)を破ったり、捨てたりしても、ワークにはなりません。
6.思い出の品として保存する
お金ではあるけれど、もう金銭取引に使わないお金、つまり思い出の品として保存します。
家のあちことに散らばらせておくのではなく、一箇所に集めてください。思いたったとき、すぐに見ることができるように、ファイリングしておくといいでしょう。
スクラップブックの素材にして、写真と一緒に貼り付ければ、思い出のアルバムになります。
放置するのではなく、それなりの手間をかけて、見たいときにすぐに見られるようにし、実際に時々、それを見て楽しい気持ちになっているのなら、ガラクタや死蔵品ではないでしょう。
ただし、いつも書いていますが、思い出の品はそんなにたくさんはいりません。
遺品もありすぎるとゴミになるだけ~実録・親の家を片付ける(7)
番外:次の旅行のために保存する
現行のユーロや米ドルのように、メジャーなお金は、べつに、ヨーロッパやアメリカでなくても、使いやすいし、両替しやすいので、保存しておくのも1つの方法です。
しかし、なかなか使う機会がこないなら、すぐに使えるお金に両替し、大根でも買って食べたほうがいいです。
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海外旅行で余ったお金の使いみちを紹介しました。
あなたも、不用品の処理方法のアイデアがありましたら、お気軽にお寄せください。
「譲る」という項目でも書きましたが、換金や両替は、いま、あわててする必要はありません。
先日、休業要請や外出自粛のお願いが出ているのに、銀行は混んでいる、という日本のニュースを見ました。
自宅待機で暇になった人が、片付けや掃除をして、古い通帳を見つけて解約に来たり、記念硬貨を両替しに来たりするケースもあるそうです。
まあ、皆がみな、そうではないと思います。
仕事がなくなって借金や融資の相談に出向く人のほうが多いでしょう。
けれども、日本のニュースを見ていると、なぜ、外出自粛の要請が出ているのか、今ひとつわかっていない人が多いような気もします。
そういう人だけ、ニュースで取り上げている可能性があるし、日本はわりと営業している店が多いからそうなるのかもしれません。
私の住んでいるところは、ずっと寄付センターはしまっているし、ガレージセール(フリマ)もしてはいけないことになっています。
不用品を外に出すことができないので、物理的な物の片付けは休んで、デジタルなものを捨てています。