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今年いっぱい、自分なりに、断捨離や不用品を捨てることをがんばってきたけど、いまだに探しものが多いし、部屋のごちゃつきもたいして変わっていない。
モチベーション下がるなあ~~~。
そんな時は、どこかにしまい込んで忘れているガラクタを白日のもとにさらし、がーっと捨てましょう。
部屋と心のスッキリ度がワンラックアップします。
この記事では、どこかにしまい込んだガラクタを見つける方法を書きます。
見つけることができれば、あとは捨てるだけです。
1.考え抜く
何も見ないで、自分の部屋や家のどこに、何をしまったか、書き出してみます。
書き出して、中にある物を想像しているうちに、「そういえば、あそこは、なんか物がいっぱいよね」という場所に芋づる式に気づきます。
気づいたら、そこへ行って、扉(引き出し)を開け、中にあるものを適当に床の上に出して、もういらないものを捨てます。
書き出しを始めて、「あれ? あそこ、何が入っているんだっけ?」という場所が出てきたら、そこは、たいてい物をしまい込みすぎていて、中身を把握できていない場所。実際にそこへ行き、扉を開けて、中身をチェックし、いらいない物を捨てます。
我が家のキッチンの収納スペース
書き出し方の例として、私の家のキッチンについて書いてみましょう。
物を入れる場所は、これだけあります。
・食器棚(4つに区分けされており、そのうち、3つが夫のエリア):自分のよく使う食器
・流しの下の物入れ:シンクの真下の物入れと、4つの棚。シンクの真下は、夫の洗剤や油、ブラシ、ウエスなど。物入れは、鍋、フライパン、ざるなどの調理ツール、調味料とスパイス
・流しの引き出し2つ:1つは調理雑貨(お玉は包丁など)、1つはユーテンシルとディッシュクロス
・オーブンの下の大きな引き出し:耐熱ガラスの食器と、ガラスのフードコンテナー
・キャスター付きのワゴン:3つ物を入れるところがついていて、一番上は夫用、ほかの2つに自分の食品(米や豆、野菜、フルーツなど)。
このワゴンは数年前にIKEAでパントリー用に購入しました。
アマゾンにあるこの商品と形も寸法もそっくりです。
・冷蔵庫/フリーザー:食品
・・・・ここまでが夫と共用のスペースで、これ以外に、夫が物置き場にしているところがあります。
電子レンジの上、冷蔵庫の上、キッチンのはしに置いてある夫の箱の上、キッチンに隣接しているユーティリティーコーナーにある衣料の乾燥機の上。
夫は物が多いので、本来、物を置くべきではない場所に物を置いています。もちろん、ユーティリティコーナーにも夫の個人的な物が多々あります。
我が家は狭いし、私は、よくいらない物を探しているから、どこに何があるか、だいたいわかっています。
まあ、自分の住んでいる家のどこに何があるか、ふつうはわかると思います。特に主婦は。
書き出し始めてみたものの、全く何も思い出せない、というときは、2番に行ってください。
我が家のキッチン⇒キッチンをダウンサイズするために最近私がやっている7つのこと(写真つき)
2.実地検証する
書き出そうとしても、何も書けないときは、それぞれの部屋の収納スペースの前に行き、扉や引き出しを開けて、何か隠れていないか、自分の目で確かめます。
現場検証する要領で、1つずつ手抜きしないで確かめてください。
すごく高いところにある、上に家具がのっている。そんな場所は、調べにくいのですが、そういう、アクセスしにくい、奥の奥のほうにある物ほど、ガラクタ度が高いです。
私の実家のキッチンには、床下収納があります。キッチンの真ん中へんにある50センチ四方ほどのフタを開けると、母が自分で漬けた漬けた梅干しなどが入っています。
ふだんここは、ダイニングテーブルの下なので、誰もいないときに、かがんで、取り出したり、しまったりしなければなりません。
実地検証したら、ついでに、どこに何があるのか、書き留めておくか、家中の収納スペースの地図を作ってみるといいでしょう。
一軒家に住んでいる人は、思いのほか、収納スペース(と物)があることに気づくはずです。
家中の収納スペースをリストアップしてみる:ミニマリストへの道(110)
3.しらみつぶし
部屋のはしから、順番に、しらみつぶしに、収納スペースの中を調べていきます。
以前、中学生の方から、片付け方を聞かれたときに、おすすめした方法の1つです。
この記事の、「3.片付ける順番」の2番の、「2.部屋に入ったとき、右側にある角から、壁にそって、順番に攻略していく」という方法です。
時計回りでも反時計回りでもお好みでどうぞ。
しらみつぶし方式をやるときの注意も、実地検証と同じで、すべてを平等に扱い、飛ばさないことです。
何かの事情で、「ここは飛ばしたい」と思ったら、あとで戻って片付けられるように、飛ばした場所の写真を撮っておくか、メモしておいてください。
はじから順番にやっていけば、時間はかかりますが、すべての隠されたガラクタを、暴き出すことができます。
しらみつぶしにやっていく方法は、引っ越しの前やリフォーム前におすすめです。
いま住んでいる家に引っ越してくる前、かなり物を捨てましたが、毎日、しらみつぶしに物をチェックしていました。
4.ピンポイント
「私は、とても物持ちなので(豪邸に住んでいるので)、しらみつぶしでやっていると、何年かかるか、わからない(不安)」。
そんなときは、特に隠してあるガラクタが多そうな場所をピックアップして、調べていきます。
人が物をしまいこみやすい場所を書いておきます。
外部の収納場所
自分の家の敷地にない収納場所です。レンタル収納庫、レンタルボックス、トランクルームと呼ばれます。
先日、レンタルルームを利用している方のメールを紹介しましたが⇒父親(同居)が持っている大量の書類を片付けてもらうには?
自分の家以外のところに収納してしまうと、ガラクタ(本人はそうは思っていないでしょうが)を持っていることを、都合よく忘れてしまいます。
全然目にしないから、思い出すきっかけが何もないのです。
月々自動的に料金がクレジットカードや口座から落ちる形にしておくと、ますます忘れます。年払いなんかにしたら、もっと借りている意識は薄くなるでしょう。
ほかにも、店や業者が預かってくれるサービスもあります。引っ越しやリフォームにさいして、一時的に使うのならいいのですが、長期的に使用するときは、よく考えてから利用してください。
消費者金融のCMに、「ご利用は計画的に」という言葉が出てきますが、レンタルルームにも、同じことが言えます。
外部の保管場所としては、ほかに、実家、職場、友人や親戚の家などもあります。
あんまりたくさんは入りませんが、ジムや駅のコインロッカーに何かを入れっぱなし、というケースもあるでしょう。
家の外の収納場所
敷地内にはあるけれど、家の中にはない収納場所です。
ガレージ、土蔵、庭に置いた物置き、車の中など。
室内の収納場所
いわゆるふつうの収納スペースです。
作り付けの収納:納戸、階段下収納、小屋裏(屋根と天井の間のスペースを利用した収納)、ニッチ(壁のくぼみを利用して作る収納スペース)、クローゼット、シューズインクローゼット、押入れ、下駄箱など。
収納家具:タンス、本箱、食器棚、カラーボックス、ワゴンなど。
本来、収納スペースではない場所
家具の上、ベッドやソファーの下、家具と壁のすき間など。
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1~4、いずれの方法をつかってもかまいません。しまいこんでいる物を意識的に外に出して、もういらないな、と思う物は捨ててください。
☆関連記事もどうぞ⇒隠している物を捨てるススメ(プチ断捨離44)
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英語のことわざに、Out of mind, out of sight. (目の外は心の外⇒見えないものは忘れてしまう)というのがあります。
いったんしまいこむと、そのまま忘れてずるずると何年もたってしまうので、時々外にだしてください。
使わないまま、物をどこかに、何年も閉じ込めておくのは、やるせないものです。
物を長期間、どこかに閉じ込めるのは、変遷し、流れていく世の中の原則を無視した、不自然な行為ではないでしょうか?
不自然なことをすると、どこかにゆがみが生じます。
何度も書いていますが、私の夫は、物をたくさん持っていて、この家の大半は夫の収納スペースだし、職場にも、ガレージにも物を置いています。実家にあたる夫の祖母の家のガレージにも、きっとまだ物があることでしょう。
夫は、「僕は、きみみたいに、少ない物だけでは暮らせない(きっぱり)」と言いますが、何も私のマネをしろとは言っていません。
明らかに使ってない物を捨てるだけでも、ずっと生活しやすくなります。
40年前に専門学校で使った教科書やノートなんて、今さら誰も見ないし、こんな物を置いておいても、喜ぶのは虫やカビだけ。何年も使っていないクリスマスやハロウィンの飾りもボードゲームも、いらないのに、捨てない。
夫は、物理的には、毎日、少しずつ年をとって、死にむかっていますが、精神的にはどこかで止まったままだと思います。
全部、箱から全部ひっぱりだして、「ああ、もうこれは終わったものだ」と線引きをし、手放していくことで、前にすすめるのではないでしょうか?