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今回は、新しいガラクタを増やさない秘訣を紹介します。
せっかく断捨離したのに、気がつくとまたものが増えている、部屋が雑然としている。こんな経験がある人は多いでしょう。
一度片付けても、ガラクタが入ってくれば、また断捨離しなければなりません。
まず、ガラクタが増えてしまう理由を確認しておきましょう。
0.なぜものが増え続けるのか?~ガラクタのサイクルとは
ものが増える直接の原因は、外から家に入ってくること、つまり買い物ともらいものです。
では、なぜ外から入ってくるのか?
ここでは3つの要因をあげます。
習慣:なんとなく買ってしまう、プレゼントを断れない
環境:消費を強く促す社会、あまりにも買い物が簡単であること
心理:ごく自然に抱いてしまう期待と不安、「これがあると便利かも」「捨てるのはもったいない」「いつか使うかも」
断捨離をしてもまたものが増える理由は
・捨てることに意識を向けすぎて、「入れない」ことが手薄になる
・スペースがあると埋めたくなる心理
・買い物が癖になっている←重要
これらの要因に対策をほどこせば、ガラクタが増えにくい環境になります。
では、ここから、私が意識しているガラクタを増やさない方法を5つ紹介します。
1.入れる前に考える
買い物でも、もらいものでも、安易にものを家に入れることはしません。
入れる前に、以下を考えています。
・本当に必要か?
・今、家に迎え入れる意味があるか?
・似たようなものを持っているのではないか?
たとえば最近、私はKindle(アマゾンの電子書籍リーダー)のケースを買いたいと思い、アマゾンで探していました。
Kindleはいつもお風呂で読んでいますが、フタになっている部分(表側)がファブリックなので、カビが生えてきました。
私は、風呂場のカビには神経質になっているし⇒カビとムカデの恐怖におののく|note
実際、かび臭いので、別のケースに変えようと思ったわけです。
ですが、アマゾンで商品を見たり、レビューを読んでいるうちに、べつに新しいのは必要ないことがわかりました。
あるレビューに、「素敵なケースだけど、よく考えたら、ケースはいらない。そのままで美しいから」というのがあったんです。
そのとき、「もしかしてフタになる部分だけ、取り去ればいいのでは?」と思いつきました。
私がケースを使うのは、中身の保護のためではなく、冬場、そのまま持っていると、とても手が冷たくなるからです。
裏側にケースっぽいものがついていればそれでいいので、今はフタ部分を切り取って使っています。
2.ワンインワンアウトの実践
ワンインワンアウトは、何かを家に入れたら、代わりに何かを家の外に出すルールです。
詳しくはこちらをどうぞ⇒物を減らすのに、ワンインワンアウト(1つ買ったら1つ出す)は本当に効果があるか?
これは、何年もやっています。
同じものを手放せない場合もありますが、意識するだけで知らないうちにものが増えるのを防げます。
断捨離強化月間のときは、アウトの数を2個、3個と増やすこともあります。
3.無料でもらわないことを意識する
過去記事に書いていますが、私がものを増やしてしまった理由のひとつに、「無料でもらってしまったこと」があります。
たとえば、こんなものをよくもらいました。
・通販の注文額に応じてもらえるおまけ
・店舗の購入額に応じてもらえるおまけ(ドーナツを食べて、スタンプもらって弁当箱をもらう、食パンを食べてシールを集めて皿をもらうなど)
・販促品として配られるサンプルや雑貨
・懸賞でもらった雑貨
無料でもらっても、いったん手に入れてしまうと、自分の中で価値があがるため(授かり効果)、手放すのが難しく、家の中にたまってしまいました。
授かり効果のせいで捨てられない物を捨てられるようになる考え方
今は、無料のおまけはもらいません。
カナダでは、あまりおまけをくれることはありませんが、日本は本当におまけや景品のたぐいが多いので気をつけなければなりません。
日本のネットショップで買い物をすると、頼んでいないのに雑貨(シュシュをもらったことがある)が同梱されていることすらあります。
たとえ無料でも、必要ないなら受け取らないことが重要です。
4.家に入った瞬間に仕分ける
気をつけていても、ものが家に入ってくることはあります。
たとえば、DM、チラシ、買ったものについてくる包装など。
今の家は、郵便受けがないので(私宛の郵便物は、メインフロアに住んでいる家主の郵便受けに届く)、よけいなDMが来ることはありません。
以前は、No Junk Mail(ジャンクメールお断り)のステッカーを貼ってあっても、まれにチラシが入ることがありました。
チラシやカタログは発見したら、即捨てし、配送を止めることができるものはすぐに止めます。
こういうことはすぐにやらないと忘れてしまいます。
包装については、最近はアマゾンを利用することが多いので、段ボール箱はすぐにつぶし、リサイクル用の袋に入れ、ビニール袋なども、リサイクルできるものとゴミに分けて、家の外に出す準備をします。
基本的に必要なものしか買わないので、すぐに包装を開けて使います。難あり商品以外は返品しないため、箱や袋を取っておく必要がありません。
「あとで売りたい」という意図があると、包装品を取っておかなければなりませんが、私は自分が使うものしか買わないし、不用になったら寄付するので、包装を取っておく必要はないのです。
5.シンプルライフを心がける
生活そのものをシンプルに保つように心がけていると、余計なものは増えにくいです。
私は、ものが多すぎるより、少ないほうが快適だと思っているし(実際、その通りです)、「持つこと=豊かさ」ではなく、「持たないこと=自由」と考えています。
私のように、「シンプルな暮らしが心地よい」と考えることができれば、ガラクタになるほどものを家に入れる気にはなりません。
何かの事情でものが増えても、自然に断捨離するようになります。
数年前から、ペーパーレスを目指していて、さまざまな記録は極力デジタルで残すようにしています。
ペーパーレスにしようと思った理由はいくつかありますが、かさばる紙を持ちたくないというのは大きな動機でした。
本も電子書籍で読んでいるし、映像はストリーミングサービスを利用して、自分で所有することはしません。
CDとDVDはこんなふうに断捨離~もう音楽を所有しなくていい理由とは?
リバウンド防止、関連記事もどうぞ
ガラクタを増やすライフスタイルをやめる(その1)~暮らし方を見直せば、リバウンドしない。
断捨離のプチリバウンドを防ぐ方法。同じところをぐるぐる回る人へ。
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私が実践していることで、断捨離のリバウンド防止に役立っていることを5つ紹介しました。
このほかにも定期的な見直し(ゴミの日の前に不用品を見つける)や個人的なプロジェクトや企画(買わない挑戦やパントリーチャレンジ、1000個捨てなど)もよくやっています。
年明けから、クラウドストレージの中の整理をしていて、今月は、Gメールから古いメールを毎日少しずつ削除しています。
このように自分でチャレンジを考えてやってみると、楽しいので継続できます。
断捨離をするとき、「減らすこと」に意識が向きがちですが、実は「増やさないこと」のほうが重要です。
どれだけ捨てても、また増やしてしまったら、また捨てなければなりません。
家にものを入れるときは慎重に行い、不用品が出たら、そのタイミングで捨てることを意識してみてください。
買い物習慣を見直して、必要なものだけを買うことも非常に効果があります。
この記事があなたの「スッキリ環境」を保つ助けになりますように。