シンプルな椅子

ミニマルな日常

最終更新日: 2019.07.5

私がミニマリストになったきっかけと、いまもシンプルに暮らしている理由。

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読者の方に、ミニマリスト生活をしている理由をたずねられたので、この記事で回答します。

ミニマリストになったきっかけからお話しますね。

まずメールをシェアします。ミネットさんからです。



ミニマリスト生活をしている理由って?

筆子さん、はじめまして。

いつもブログ更新を楽しみにしている者です。

我が家は祖父母の家で、他界した祖父母の物がかなりあることから、筆子さんの記事を参考に、片づけをコツコツと頑張っています。

自分の物はかなり減って、ブレインダンプをしてみたり、洋服ノートを作って買わない挑戦をしたり、頭の中がだんだんクリアになってきたように思います。

そうすると、行き着いたのはゴミや環境問題なのだと気がつきました。

ゴミを減らすのはなかなか難しいですが、仕分けを細かくするようになり、ちょっとは世の中のお役に立っているかしら?と思えば、少し自己肯定感が上がった感じがします。

筆子さんがミニマリスト生活をされているのはこの辺りの理由という感じなのでしょうか?

あまり質問になってなくて申し訳ありません。これからも楽しみにしています!

ミネットさん、お便りありがとうございます。

家の中が片付いてきてよかったですね。

ブレインダンプとは?⇒頭の中のガラクタを断捨離するブレインダンプのやり方

洋服ノート⇒服の買い過ぎ防止に効果がある「洋服ノート」の作り方。

このブログが多少なりともお役に立っているのなら、こんなにうれしいことはありません。

では、質問にお答えします。





ミニマリストになる前:もともとシンプル志向

私、小さいときからシンプルなことが好きでした。

昔は物をたくさん買って、ためこんでいたので、こんなことを書いても説得力がないかもしれませんが、すべてにおいて、目立ったり、華美にしたりすることは苦手で、飾り気のない素朴なことやものが好きだったのです。

性格もそんな感じで、親には「愛想がなさすぎる」と言われていました。私は弟がいますが、弟と性別が逆だったらよかったね、なんてこともしばしば言われました。

好きな食べ物も、おにぎり、卵かけごはん、お茶漬け、漬物、ほうれん草のおひたしみたいなあっさり系です。

服装もカジュアル(Tシャツにジーンズ)だし、持ち物も、無地でなんの飾りのないものが好きです。

そんなわけで、もともとシンプルライフ向きの性格だったと思います。

ミニマリストになったきっかけ

きっかけは3つあります。

1.物がたまりすぎた

最大のきっかけはこれです。

シンプルなことが好きでしたが、一方で、無意識のうちにたくさん買い物をしてしまい、部屋には物がたくさんありました。

最初は、「ここにごちゃーっとある物を何とかしたい」と切実に感じました。

物がいっぱいあってうっとうしいからちょっと減らさないとね、と思ったのです。

減らすためには捨てるしかないですから、毎日、せっせと捨てていました。

20代後半のころから捨て始め、その後、プチなリバウンドを繰り返しながら、少しずつ物は減っていきました。

けれども、50歳になっても、まだ、家のそこかしこに、「物がごちゃーっとある」状態が散見されました。

いま思うと、家具を持っていなかったので(家具を買うお金がなかった)、ごちゃごちゃ感が倍増されていたのでしょう。

子供が生後6ヶ月になってから住み始めた家の寝室(親子3人で寝ていた)の壁際には、私の本や雑誌が乱雑に並んでいました。

自分でも、「見苦しい」と思っていましたが、あろうことか夫に注意されました。「きみは、ジャンク(がらくた)をいっぱい持っているね」と。

私の何十倍も物を持っている夫に。

しかし、当時、彼は階下に自分のオフィス(書斎)を持っていたため、夫の物は、そこにうまくおさまっていたのです。

私は自分の部屋がなかったので、家のあちこちに物が散っていました。

またしても、「このごちゃごちゃを今度こそ何とかしなければ」と思いました。

2.お金のかからない暮らしをしたいと思った

つい数年前まで、うちはとてもお金に困っていたので、できるだけお金のかからない生活をしようと思いました。

ミニマルライフは、生活に必要な物の数がとても少ないので、あまりお金がかかりません。

お金をかけるミニマルライフもあるでしょうが(すごく立地のいいところに、豪華なマンションを買うとか、外食ばかりするとか)、通常は、少ない物で暮らすほうが、たくさんの物を持って暮らすより安くあがります。

余分な物は極力買わないようにしていたら、自然にミニマムな暮らしになっていきました。

私、ふだんシャンプーやボディシャンプーは全然使いませんが、プラゴミを増やしたくないとか、化学物質はあまり使いたくないという気持ちもあるにはありましたが、そもそもは、シャンプーを買うのにお金を使うなんていやだ、と思ったからです。

べつにシャンプーがなくても、洗髪できますからね。

湯シャンについて⇒湯シャンのやり方や効果を書いた記事のまとめ

3.アメリカのミニマリストに影響を受ける

10年ぐらい前は、よくアメリカのミニマリストのブログを読んでいました。

レオ・バボータさんとか⇒6人の子持ちミニマリスト、レオ・バボータのシンプルライフの秘訣

こうしたブログを読みながら、「なるほど、こういう生活っていいね」と思い、自分で取り入れられそうなことは取り入れていきました。

このあたりのことは、ミニマリストへの道に書いています⇒なぜ私は断捨離をしてミニマリストになったのか?(1)~物がたくさんあっても幸せではなかった

いまもミニマルな暮らしを続けている理由

昔、「お金があったら、物をたくさん持つ暮らしに戻りますか?」と聞かれたことがありますが、そんな気持ちはさらさらありません。

むしろ、もっと暮らしを小さくしたいと思っています。

その最大の理由は、たぶんミニマルライフが性に合っているからです。

私は無理して物を減らしたり、少ない物で暮らしたりしているわけではありません。

そのほうが、自分らしい生活になると思うからそうしています。

そばに物がごちゃごちゃとないほうが、快適ですから。

ミニマルライフのいいところ⇒持たない暮らしを10年やって気づいたミニマルライフのよいところ。

物が少ないとあらゆることが楽になります。これは減らした人でないとわからないかもしれませんが、旅行のとき、重くて大きなスーツケースをいくつも持っていくより、バックパック1つのほうが楽なのと一緒です。

物を持てば持つほど管理の手間が発生します。

物がたくさんあると、考えることも増えます。

次は何を買おうか、どこで買おうか、AとBとCのうちのどれを買おうか、買ったあとどこに置こうか、いつどんなふうに使おうか、使い終わったらどんなふうに捨てようか。

どうしても必要ならいざしらず、さして必要でない物について、こんなにいろいろと考えながら暮らすのはしんどくてかなわない、と思います。

頭が疲れるだけでなく、時間も取られます。

とくに今は、インターネットでなんでも調べられるため、調べても調べてもいろいろな情報が出てきて、そこで疲れたり、あまりにたくさんの選択肢があって決められなくてストレスを感じたり、

実際に決めて買ったあとも、「ああ、あっちのほうがよかったかも? こっちもいいよね?」などと後悔したりと、心が消耗する機会がたくさんあります。

このあと、そう何年も生きるわけではないので、本当はいらない物の世話をするために、心身のエネルギーを注ぐのは、できるだけ避けたいと考えています。

私は、化学的な薬品をたくさん使うより、自然に暮らすほうが好きですが、本格的な環境保護者ではありません。

ゴミはできるだけ出さないようにしているものの、それでも相当出ています。毎日パソコン、iPad、iPhoneを使用しており、電気を使いまくっています。

ですから、地球環境を守るために、ミニマルライフを送っているとは言えませんね。できるだけ、守っていきたい、とは思っていますが。

*******

最近、私が意識しているのは、タスクのシンプル化です。

毎日があっという間に終わり、気づくと、もう今年も半分終わってしまいました。もう少しやることを減らして、1つひとつを腰を落ち着けてやっていきたいものだ、と考えています。





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