頭をかかえる女性

断捨離テクニック

片付けたのに、リバウンドを繰り返す5つの理由とその対策。

せっかく不用品を捨てたのに、リバウンドしてしまう。しかも、「捨てる⇒また物が増えて散らかる」を何度も繰り返している。

このような状態になってしまう理由とそれを改善する方法を5つ紹介します。



1.場所を移動させているだけ

「ものを捨てた」「片付けた」「きれいになった」と思っても、ただ単に場所を移動させているだけだと、ガラクタはなくなっていないので、そのうち、また散らかります。

「いえ、私は、ちゃんと捨てましたよ」。

あなたは、こう言うかもしれません。

確かに一部は捨てているでしょう。明らかにゴミに見えたものは。

ですが、新品同様のもの(だけど、誰も使っていない)や、思い出の品に類するもの(写真や、昔からコレクションしている何か)は、しまい場所を変えただけではありませんか?

机の引き出しにごちゃごちゃに入っていたのを取り出して、明らかなゴミを捨て、残りはきれいにまとめて箱に入れ、そのまま押入れや、開かずの間、物置に入れた。

こんな片付け方をしても、とりあえず、部屋はきれいになるし、いくつは捨てているから、本人は、「やった、断捨離した」と思っています。

けれども、本当はいらない物を押入れに入れていると、ふだん自分が使うものを入れる場所がなくなるし、年に数回しか使わないものを押し入れから取り出そうとするとき、押入れの中がぐしゃぐしゃになります。

掃除と断捨離を混同する母~実録・親の家を片付ける(6)

対策:しっかり家の外に出す

この問題の解決法は簡単です。

不用品を、家の奥深いところ、取り出しにくいところ、ひと目につかないところ、入れたら30年ぐらい放置しそうな場所に入れるのではなく、外に出してください。

外と言っても、庭にある蔵(くら)や物置き、外部の収納場所ではありません。

いったん出せば、もう自分は管理しなくてもすむ場所に出します。

たとえば、ゴミ収集所、粗大ゴミ処理場、リサイクルショップ、寄付センターなど。

家の中で不用品を置く場所を変えているだけだと、相変わらず、自分はそれを所有していて、所有していれば、管理の手間が発生し、後日、引っ越しや家のリフォームなどをするとき、片付けに多大な苦労をします。





2.減らすことが目的になっている

片付ける目的が、「とにかく数を減らすこと」になっていると、いったん捨てて、スッキリし、「ああ、断捨離、終わった、終わった、よかった!」と思っても、元通りの、物を増やす生活を続けるので、そのうちまた、家のあちこちに、不用品がたまっていきます。

断捨離を始めて、どんどん捨てていくと、たいてい楽しい気分になるので、「もっと、もっと捨てたい」と思い、本来の目的を忘れることがあります。

業者に一気に片付けてもらっても、自分の行動を振り返るチャンスがないため、片付いたあと、従来の物を増やす生活を続けがちです。

断捨離をする目的は人それぞれですが、たいていは、「もっと気持ちよく暮らしたいから」だと思います。

わざわざ、気持ち悪く暮らしたい、「イライラする生活」をしたい、ストレスをたくさんためこみたい、「安物買いの銭失いライフ」を送りたい、汚部屋で寝起きして、どんより感を感じ、ときどき物や書類にぶちあたって、痛い思いをしたい、という人はいないでしょう。

もっと気分よく暮らしたいから、人は断捨離をします。できるだけたくさんの物を減らすことが目的ではありません。

このゴールを忘れて、物減らしに走ると、いったん減らしたあと、リバウンドしがちです。

対策:ゴールの確認

物を捨てつつ、ときどき、ゴールを確認すると、自分を見失いません。

片付けプロジェクトをするとき、ノートなどに、片付け計画や捨てたい物をど記録することをおすすめしていますが、そうしたノートや手帳に、物を捨てるゴールを書いておくといいでしょう。

・なぜ断捨離を始めたのか

・自分のゴールは何か

・物を捨てきったあと、どんな生活をしていくか

こんなことを、考えてください。

3.心のゴミを片付けていない

部屋にある物理的なガラクタを捨てさっても、心の中にガラクタがたくさんあると、また買い物をして、物が増えます。

生きていれば、ネガティブな気持ちになることは誰でもあります。

理由なき不安、イライラ、心配ごと、あせり、嫉妬、ストレス。

この時、うまく気持ちを切り替えることができる人もいれば、いつまでも、気持ちをひきずる人がいます。

ずるずると引きずっていると、自分を癒やしたり、心の空白を埋めたりする買い物につながります。

あなたが買い物する理由、この中にありますか? 浪費で消耗する生活からの抜け出すコツ。

ふつう、部屋がきれいになっていくと、心の中の片付けも進むものです。

しかし、「心の中にもガラクタがたまるんだ」ということを知らないと、ためっぱなしにして気づかないことがあります。

対策:心の整理もする

心が疲れすぎないように、適度にストレスマネジメントをします。

おすすめは、自分の気持ちを書くことです。

頭の中のガラクタを断捨離するブレインダンプのやり方

日記を書くことは心の断捨離に効果的。10年日記を使っています

ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ

それから、自分の気持ちを率直に家族や親しい人に話すこと。

さらに自分の気持ちを大事にしましょう。

私たちは、人に嫌われたくないから、他人の気持ちを大事にすることが多く、他人が喜ばせようとしがちですが、一番喜ばせるべきなのは、自分自身です。

自分がいま、何を感じているのか、どう感じて生きていきたいか、そういうことを考えてみるといいでしょう。

ストレスによる買い物をやめるために、心を満たす方法(その1)。

4.特別扱いしているものがある

断捨離しているとき、「でも、これは特別な物だから」と全く手をつけなかったものがあると、それがそのままガラクタとして残っています。

自分が描いた漫画を捨てられない人がいましたが⇒昔の原稿を捨てたいけど、思いきれない。そんな時はこう考えよう。

このように、かつて自分がすごく頑張って作りだしたものは、自動的に「大事なもの、別格なもの」となり、ろくに検討されないまま、片付けの対象外になりやすいです。

ほかに特別扱いしがちなのは

・長年集めているもの(私の特別なコレクション)

・親や親しい友人からもらったギフト

・趣味に関係のあるもの(道具、素材、作った作品)

・思い出のあるもの(写真、寄せ書き、日記帳など)

少し前に祝儀袋を捨てた読者のメールを紹介しましたが、祝儀袋はギフトであり、思い出品でもあるので、手つかずになりがちです。

11年保管していた祝儀袋を、乾燥した虫ともども、ようやく捨てた話。

こうしたアイテムの中には、本当に大事で、残りの人生、一緒に暮らしていきたい、未来の自分につなげていきたいと思うものもあるでしょう。

しかし、今の自分とは関係が薄いものもあります。

関係のないガラクタなのに、長年特別扱いしていたせいで、そのまま、何も考えず、「大事なもの」のカテゴリーに入れて放置すると、押入れや棚の一角を占領し、新たに物が入ってきたとき、片付かない原因となります。

対策:すべて平等に扱う

断捨離するときは、すべての物を平等にチェックし、今の自分に必要かどうか考えてください。

特別扱いしている品物を、「特別」という枠組みに入れたのは、過去の自分です。

過去の生活と今の生活は違うので、今でも本当に大事なのか、考えてみるといいでしょう。

一度、何かのランクを決めてしまうと、ずっとそのまま対応を変えないことは、社会でもよくあります。

しかし、まめに見直す、チューニングする、アップデートすることが、暮らしやすさにつながります。

5.先延ばしぐせ

そもそも、不用品がたまるのはあらゆることを先延ばしするからです。

・ものを出して使ったあと、すぐにしまわない(後でしまおうと、先延ばしする)。

・用済みになったあと、すぐに捨てない(そのうち捨てようと、先延ばしする)。

・捨てるものとしてまとめたあと、すぐに捨てない(ついでのときに捨てようと、先延ばしする)。

いったん捨てきっても、先延ばしぐせがあると、また、新しいガラクタがどんどん増えていきます。

ちゃんと意図があって、後回しにする場合はともかく、なんとなく先延ばしするのは、汚部屋に逆戻りする道筋です。

対策:すぐに行動する

意識して前倒しで行動すると、ガラクタがたまりません。

部屋が散らかりすぎないように、定期的に片付けてリセットする機会をもうけます。

デイリーで行うなら、夕食後、お風呂に入る前、ウイークリーならゴミを出す日の前、マンスリーなら、初日、給料日など。

私は、週に1度、水曜日は、「メンテナンスの日」として、先延ばししている用事を片付けています。

家事の週間プランで綺麗部屋の住人へ~ミニマリストへの道(29)

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*****

捨てる⇒物が増えて散らかる⇒捨てる⇒また物が増えて散らかる、というリバウンドを繰り返さない方法を紹介しました。

「私、同じことばかり繰り返しているなあ」と思ったら、参考にしてください。

まあ、まじめに捨てていれば、多少リバウンドしても、片付けの規模は、前より小さくなっているでしょう。それに、1度、通った道だから、捨てる要領もわかっています。

ですが、「あまり進歩がない」と感じるなら、リバウンド防止策を取り入れたほうが得策です。





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