服を選んでいる人

ミニマルな日常

自分だけの「定番」を作る暮らし。迷いを捨てて、自由な時間を手に入れよう

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日常の中で、意識して定番を作り、暮らしをシンプルにする方法をお伝えします。

生活をしていると、選んだり迷ったりする場面が意外と多いものです。

何を着るか、いつどこで食べるか、どんなサービスを使うか。

現代は、選択肢が豊富で便利な時代ですが、1つに決めるために考えることが増えてしまい、かえって疲れることもありますよね。

自由に選べるのは理想的な状態だと思いがちですが、実際は選んだり決めたりする回数が多いと、その分、時間もエネルギーも奪われてしまいます。

あらかじめ決めておくと、迷うことが減って、大事なことに自分のリソースを注ぐことができます。

1. 選択肢が多すぎて暮らしにくくなっている

選択肢が多いほど人生は豊かで自由になる。これは、多くの人が当たり前のように持っている価値観です。

でも実際は選択肢が多いほど人は疲れてしまいます。

心理学には「選択のパラドックス」という言葉があります。これは、選択肢が増えすぎて、かえって私たちが幸せから遠ざかる現象のことです。

選択肢が多いと以下のことが起きます。

・迷う時間が増える。決められずに疲れてしまう

・自分の決断に自信が持てなくなる。「もっといいものがあったのでは」と思ってしまう

・後悔しやすくなる。選ばなかった選択肢のことがいつまでも気になる

・満足度が下がる。自分が選んだものを素直に喜べない

比較する対象が多いので、決めたあとも心が揺れるんです。

たとえば、洗剤ひとつ選ぶのもかなり苦労します。

昔は見た目、価格や香り、限られた用途(食器用か衣類の洗濯用か)あたりを見比べて選びました。

ところが、今の洗剤は比べるポイントが多すぎて、ドラッグストアの棚を眺めているだけで圧倒されます。

まず用途が細分化されています。さらに、成分、衣類や肌へのやさしさ、香りの種類や持続性、洗浄力の強さ、環境への配慮、洗濯機との相性など、比較することがたくさんあります。

さらに消費者のレビューも山のようにあります。スマホでレビューを読み始めると、たくさんの「おすすめ」が出てくるので、迷いだしたらきりがありません。

こんなふうに選択肢がありすぎるせいで、時間を取られ、心身ともに疲れてしまうのです。

バリー・シュワルツに学ぶ『選択のパラドックス』(TED)~所持品をミニマムにすると生きやすくなる理由とは?

2. 定番を作ってみよう

そこで私が提案したいのが、暮らしの中に自分なりの定番を作ることです。

「いつもこれ」と決まったものがあれば、無駄な迷いや比較から解放されます。

定番を作ることには、たくさんのメリットがあります。

・決断疲れを防げる。朝から脳のエネルギーを浪費せずに済む

・買い物の失敗が減る。自分に合うとわかっているものを選ぶので、後悔がない

・ストックの管理が楽になる。必要な量や買い足すタイミングが明確になる

・自由な時間が増える。迷っていた時間を好きなことにあてられる

一番の大きなメリットは、心に余裕が生まれることです。

「次は何にしようか」「もっといいものはないか」と無限にある選択肢の中から、「最適なもの」を探し続けなくていいので、とても気持ちが落ち着きます。

私も着るものや日々のルーティンをある程度決めていますが、余計な考えごとをしなくていいので、その分仕事に集中できます。

「定番を決めるのはつまらない、自由じゃない」と思うかもしれません。

でも、実際は、定番があると、より自由になります。

迷わなくてすむ自由や、本当に楽しみたいことに使える余裕が手に入るんです。

日常生活でルーティンを取り入れても、私たちはまだまだいろいろなことを決めなければなりません。

着るものや使うものを定番化すれば、仕事、趣味、人間関係などで選ぶ楽しみを発揮できます。

それに定番があるからこそ、たまの変化がより楽しいものになります。ベースがいつも同じだから、違いが際立つんです。





3. 定番を作るコツ

定番を作るとき、いつも使うものを決めればいいのですが、次のようなプロセスを意識しているとやりやすいと思います。

1.) 定番を作るものを決める

すべてに定番を作る必要はありません。迷いやすいもので定番を作ったほうがいいかも、と思うものを選んでください。

たとえば、洗剤、シャンプー、調味料、服、バッグ、朝のルーティンなど。

迷う時間が長いものほど、定番化の効果が大きいです。

2.) 今使っているものの中から選ぶ

新しいものを買うのではなく、今使っているもののなかから、適当なものを定番にしましょう。

ここで完璧主義を発揮しないように気をつけてください。

「特に不満がない」「まあこれでいいか」と思うものを定番にしてください。

定番は「最高のもの」や「最適化されたもの」というより、自分や生活によくなじむものです。

完璧主義を克服する7つの具体的な方法。

3.) その1つをしばらく使ってみる

決めた定番を使う生活をしばらく続けます。

1〜2ヶ月使ってみて、困らない、不満がない、生活が安定すると思ったら、それはいい「定番」です。

今後も使っていきましょう。

4.) 状況に合わせて見直す

定番は一生使うものではなく、必要になったら見直します。

年齢やライフスタイルが変われば、いつも使っているものを使おうとすると違和感が生じます。

そうなったら、また新しい定番を作りましょう。

4. 実践1:カプセルワードローブ

定番を作る効果が一番大きいのは、洋服です。

カプセルワードローブを作ってみましょう。カプセルワードローブは、自分の好きな、着心地のいい少数の服で構成されたワードローブです。

「毎日違う服装をしなければならない」という思い込みを捨てて、自分なりの制服を決めておくと、朝の支度がとてもラクになります。

作り方のポイント:

・今の自分が一番よく着ている衣類を数着選ぶ

・ベースになる色(黒、紺、ベージュなど)を2〜3色に絞る

・上下合わせやすい服を選ぶ

クローゼットの中を見てみて、「気づくといつも選んでいる服」や「好きでよく着る服」をピックアップすることから始めましょう。

服の枚数がすごく多いと、定番を作りにくいので、あまり着ない服は手放して、絞り込むのがおすすめです。

クローゼットから始める新年の断捨離~服を見直す7つのヒント

5. 実践2:日常生活で作るほかの定番

洋服以外にも、暮らしのなかで定番化できることはたくさんあります。

私が定番にしているものを紹介しますね。

・食事

いつも食べるメニューはほぼ決まっています。メニューが決まっているので買う食材もほぼ同じ。

週に1度、オーガニックフードのスーパーから配達してもらっていますが、核となる食材は定期的に届けてもらう設定(サブスク)にしています。

・日用品の銘柄を固定

使うトイレットペーパーや洗剤を決めていて、Amazonで定期購入しています。

・家事のルーティン化

家事もやるタイミングと手順を決めています。

日に1度のキッチンのカウンターの片づけ(たいてい夕方仕事が終わったあと)や、週に1度の掃除や洗濯など。

このほかにも、贈り物をよくする人なら、贈るものの定番を決めておくといいでしょう。毎回ゼロから探しまわらなくてもよくなります。

美容やスキンケア、朝や夜のルーティン、仕事の進め方、お金の管理方法など、ほかにも定番を作ると便利になることはたくさんあるので、ぜひ試してみてください。

****

生活の中で定番を作ることをおすすめしました。

定番を用意するのは、暮らしをがっちり型にはめることではありません。

迷わなくていい場面を増やして、時間と気力を温存することです。

最初から完璧な定番を作ろうとせず、「これ、定番を作るとラクかも?」と思うところから、少しずつ定番を作っていってください。

まずは「よく考えたら、いつも迷っているなあ」という場面を見つけましょう。

定番を作ると、時間に余裕が生まれ、判断に疲れないのでもっと軽やかに暮らせます。

特に、情報に振り回されることが多い人に、定番化をおすすめしたいです。定番を決めれば、情報を取りに行く必要がなくなり、比較もしなくなるので、マイペースで暮らせますよ。





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