ストレス

ミニマム思考

完璧主義を克服する7つの具体的な方法。

いらない物を手放して自由になりたいとき、障害になる完璧主義。きょうは、完璧主義を治す7つの方法をお伝えします。

前回は、完璧主義すぎると、断捨離がうまくいかない話を書きました。

断捨離に限りません。行き過ぎた完璧主義は、何をやるにしても邪魔になります。完璧を求め過ぎる心理は、仕事、家事、ダイエット、恋愛、子育てなど人生のあらゆる局面で、足かせとなってしまうでしょう。



私が完璧主義を手放したきっかけ

私自身も昔は、完璧主義の傾向がありました。

まあ、私は根はズボラなので完璧主義とは思いません。ただ、細かいことが気になるほうで、準備万端でないとスタートが切れないタイプでした。その結果、何でも先延ばししがちだったのです。

この傾向に気づいたのは、フライレディのメールを読んでいたときです。
フライレディとは?⇒アメリカのお片づけ指南サイト、フライレディに関する記事のまとめ

そのメールでは、家事のスケジュールを書くコントロールジャーナルの話題を取り上げていました。コントロールジャーナルについて⇒主婦の家事手帳(コントロールジャーナル)の作り方。情報の一元化で家事を効率化

ジャーナル用のノートや紙、様式などを完璧にしようとこだわりすぎると、コントロールジャーナルを作ることができない、とフライレディは書いていたのです。

「これって私のことじゃん」。

そう思いました。

私は、何かをやり始める前に、いろいろ調べて、「ベストな方法」を見つけてからやる傾向があったのです。ベストな方法が見つからなければ始めません。

これまでの人生で、そうやって、先送りしたことがいったいどれだけあったことか。

その日から私は、「そこそこ準備ができたら、とにかく始めよう」と思うことに。

そうしたら、とても気持ちが楽になり、やりたいと思うことを気軽に始められるようになりました。

私の場合「とにかく始めよう」と思ったことが、完璧主義を手放すきっかけになったのです。

完璧主義にとらわれて、身動きが取れなくなったら、とにかく始めてしまうのは良い方法です。

しかし、こう言われても、完璧主義の人は、そう簡単には始められないかもしれません。そんなときは、以下に書くことを実践してみてください。

1.世の中に完璧なことなどないと知る

当たり前のことですが、この世に完璧な人などいません。みんな、長所と短所、良いところと悪いところがあります。だからこそ、おもしろいと言えます。完璧主義をやめるためには、完璧な人なんていない、と納得することが大切です。

「パーフェクト」を追い求めて努力するのは素晴らしいことですが、「完璧」に到達できなくても、それはごく自然なことなのです。

語学でも、完璧な勉強方法、完璧な先生、完璧な参考書、完璧な学校を探し求めて、無駄に時間やお金を使ってしまう人がいます。

しかし、「完璧な◯◯」は幻想です。ほどほどのところで手を打ち、さっさと自分が選んだノウハウを使って、勉強を始めたほうが、結局早く上達します。

完璧な何かを求めて、そのへんをぐるぐる回っていても、何も結果は得られないのです。





2.100%と0%の間にあるものに価値を見つける

完璧主義者(以後、完璧ちゃんとします)は、100%達成しないと満足できません。

テストで100点を取らないとそれは0点と同じ、ランキングで1位にならないと、自分には何の価値もない。こんなふうにオール・オア・ナッシングの考え方をしてしまうのが完璧ちゃんの特徴です。

ところが、現実には100%と0%の間には、さまざまな度合いがあり、それぞれが、価値あるものです。

60点を取り、もしそれが平均点なら、これまで、授業で話を聞いていた時間は、あながち無駄だったとは言えないでしょう。

50点なら、半分はできているのですから、素晴らしいことです。

マラソンで1位にならなくても、たとえ途中でリタイアしても、参加したことに意義があった、と言えるのです。

また、世の中には、不完全だからおもしろい、というものはいくらでもあります。美術や音楽でも、わざと調和からずらして、別の美しさを見つける手法があります。

100%と0%のあいだには、実にいろいろな物がつまっていて、みんなそれぞれに価値があるのです。色のグラデーションが美しいのと同じことです。

間にあるものを全部スパっと切り捨ててしまうのは、人生の楽しみを自ら放棄してしまうようなものです。

3.コントロールしようとしない

完璧主義の原因の1つは、「なんでも自分でコントロールしようとしている」ことです。

完璧ちゃんは、自分の思い通りにことがすすまないと、すごくフラストレーションを感じます。この点は、前回の記事に書いた通りです⇒完璧主義すぎるといつまでたっても部屋が片付かない理由

そもそも、完璧などありえない世の中で、完璧さばかりを求めることは、とても不遜なことです。

自分にはコントロールできないこともあるのだ、というごく当たり前の真実に気づけば、あっさり完璧主義を手放すことができます。イライラやうつうつとした気分も解消するでしょう。

自分で何もかもコントロールしようとしないこと、つまり謙虚になることは、完璧主義を治すよい方法です。

4.本来の目的を考えてみる

何かをやっているときは、そのミッションや行動の「本当の目的」を見失わないようにすることが肝心です。

たとえば、ミニマリスト的ライフスタイルを追求している場合、どちらが真の目的でしょうか?

A:家中の物を断捨離して、何もない部屋を作ること。
B:できるだけ物を減らして、幸せな生活をすること。

どう考えても、Bです。

本来の目的がわかれば、家にあるものをガンガン捨てて、完璧に、何もない部屋を作ろうとするのは、おかしいことである、と気づけるのです。

5.できたことに目を向ける

完璧主義は、しばしば劣等感の裏返しです。「これでは充分ではない」「自分は他の人より劣っている」という気持ちがあるから、ベストの結果を求めて、死にものぐるいでがんばってしまうのです。

しかし、実のところ、誰かが誰かより劣っているか、優れているか、なんて、決めることはできません。状況や、測るものさしを変えれば、まったく逆の結論が出ます。

劣等感が強すぎて、完璧ちゃんになっている場合は、これまで自分が成し遂げたことを紙に書いて自信を回復しましょう。

断捨離だったら
●雑誌を1冊捨てられた。
●道で、ティッシュを押し付けられそうになったのをうまくかわすことができた。
●本屋で「カバーはいりません」と言うことができた。
●空のペットボトルをテーブルの上に放置せず、リサイクルゴミに出すことができた。

こんなことを書き出してみればいいのです。どんなに小さなことでもかまいません。すべて、立派な断捨離行為です。

6.自分の人生を俯瞰(ふかん)する

俯瞰とは高いところから見下ろすこと。

完璧ちゃんはしばしば近視眼的になっています。できるだけ、事態を俯瞰することを心がければ、失敗しても、絶望することはないでしょう。

ちょっと失敗しただけで、大きなダメージを受けてしまうのが完璧ちゃんです。本当は、かなりいい線行っているのに、たった1つの失敗に心を奪われ、がっかりしてしまうのです。

たとえ失敗しても、あまりネガティブにならないことをおすすめします。

「これは最悪の事態なのか?」「5年後の自分の人生に大きな影響を与えるのだろうか?」と、一歩下がって、事態を見極める練習をするといいです。より客観的に、現実的に考えてみるのです。

4で説明した、本来の目的を確認する行為と、自分の人生を俯瞰して見る、という行為の両方をやると、カリカリがんばるほどでもない、とわかるはずです。

さらに、失敗はむしろチャンスである、という思考の転換をするとよいです。実際、失敗するから、いろいろな学びがあります。

失敗せずにできることなんてありませんしね。

7.自分にも他人にもやさしくする

完璧ちゃんは、自分にも他人にも完璧を求めてしまうので、少し手綱をゆるめてやさしくしてください。

「ああ、私ってだめだめ」と思いそうになったら、「でも、こういうところはわりといいよね」と自分の良いところを探すのです。

朝、鏡を見ながらやるといいかもしれません。

鏡の中の自分に、何かやさしい言葉をかけてあげてください。

自分にやさしくすることができれば、他人にもやさしくなれます。
* * * *
完璧主義にとらわれると、とても生きづらくなるので、少し肩の力を抜くといいですね。謙虚になって、結果をありのままに受け入れる練習をしてください。

起きたことを、過大評価も過小評価もしないのがポイントです。





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