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50代ズボラ主婦筆子が、ミニマリストになった理由や道筋を書いています。前回は、11年前の秋、「『収納』するより『捨て』なさい」という本を買い、シンプルライフ追求に加速がついたところまで。
その後もずっと断捨離バイブルとして愛読している「捨てる本」を手に入れ、筆子はコツコツ、家の片付けにはげみました。
家を片付ける時間も多少できた
当時、子供が小学校に入ったところで、幼稚園時代よりは多少時間ができました。通常午前中で終わりですが、友だちとプレイデートをすることが多くなり、午後、まとめて自分の時間がとれる日もあったのです。
プレイデート(play date)とは、友だちの親と示し合わせて、お互いの家で子供を遊ばせることです。娘は、幼稚園時代からJという仲のよい友だちがいて、毎週のように、プレイデートをしていました。
Jの両親は働いていたので、彼女は祖父母の家で、夕方まで過ごしていました。
Jの家でプレイデートするときは、おじいさんかおばあさんが、Jを学校に迎えに行くとき(これをpick-up ピックアップと言う)、娘も一緒にピックアップして、そのまま、むこうで遊んでおり、5時半に私が娘を迎えに行ってました。
その家は、家から徒歩で3分といったところでとても近かったです。
もちろん、家でプレイデートするときは私が2人をピックアップしていました。
そのようにちょっと時間ができたので、片付けは進んでいたのにもかかわらず、家に入る物は増えていました。
筆子の家のモノが増えた原因は?
物が増える大本の原因は子供の存在です。
小さい子供がいると、自分の時間がとれなくて、断捨離が進まないということがありますが、6歳ぐらいの子供がいても断捨離が進みませんでした。
なぜか?
2つの理由があるのですが、きょうは最初の理由であるマクドナルドのハッピーセットのおまけについて書きます。
マクドナルドのハッピーセットに泣く
夫は、出かけるたびに、娘をマクドナルドに連れて行き、ハッピーセットを食べさせていました。自分がハンバーガーが好きだから、ついついマクドナルドに行ってしまうのです。
おまけつき子供セットがあるのは、マクドナルドだけではありません。娘が体操を習っていた大学のビルのそばに、ウエンディーズ(Wendy’s) とティム・ホートンズ(Tim Hortons)というファーストフードの店が、同じ店舗に入っているレストランがあり、夫はこのウエンディーズにもよく行ってました。
ウェンディーズはキッズ・ミール(Kids’ Meal)というメニューに、やはり男の子むけと女の子向けのおまけをつけていました。
だいたいこうしたファーストフードの食べ物は、子供の健康にはよくありません。しかし、夫は自分がジャンクフード大好き人間なので、そういうところに考えが及ばないのです。
我が家の物減らしを決定的に阻んだのは、このマクドナルドのおまけたち。もらってきたおまけが、娘の部屋はもちろん、キッチンやリビングルームに散らかり邦題だったのです。
マクドナルドは、子供を対象としたマーケティングを強力に展開している大企業。毎年5億2千万ドル(日本円にして620億円ぐらい)を子供相手の販売戦略に使っているそうです。これが、アメリカ国内だけの数字なのか、全世界のマーケットなのかはわからないのですが。
大金を投資してるだけあり、ハッピーセットのおまけはかなり魅力的。大手のおもちゃメーカーとタイアップして、そのときどきに人気のあるキャラクターのおもちゃをシリーズでおまけにつけています。
子供のみならず、大人でも集める人がいますね。ヤフオクなどでもよく取引されています。
私は今は「おまけはもらわない」ことを鉄則としているミニマリストなので、ほしいとは思いませんが、昔、日本のマクドナルドでおじゃる丸のフィギアを数体集めたことがあります。どれも、とてもこっていて可愛かったです。
ハッピーセットを頼むと、必ずおまけがついてくるわけではなく、おまけをつけるか、つけないかの選択ができます。おまけをつけると、確か75セントとか99セント割高になります。
おまけ目当てで行ってるのですから、もちろんおまけつきを頼むわけです。
おもちゃがもらえるから、子供はマクドナルドが大好きなのです。
おまけで釣って、ジャンクフードを食べさせるのは社会的に糾弾されるべき行為をしているマクドナルド。しかし、一方で、マクドナルドは、子供たちのためのイベントの資金援助をしたり、自らチャンピオンキッズなど、子供の教育や将来のための基金を設けてもいます。
しかし、本当に子供の将来の幸せを願っているのなら、そもそもジャンクフードを提供すべきではないでしょう。
この話は、断捨離には関係ありませんので、ここではあまり深くは書きませんが。
こんなおまけが散らかっていた
娘のもらったハッピーセットのおまけの一例(ほんとにほんの一例です)をご紹介します。すべて断捨離済みです。
リロだかなんだか、名前を忘れましたが、そのおまけ
人形の底から粘土を入れて付属の棒で口から押し出すと、なみなみになった粘土が出てきます。
粘土は右側の容器にはいっていて、きれいなピンク色。まんなかの丸いものは粘土の上から押して模様をつけるスタンプ。こってますよね。子供がほしがるのも無理ありません。
当時娘が好きだったハロー・キティのおまけ
テレビでCMをやったようで、新しいおまけがキティだと知った娘は、テレビの前で「これは、マクドナルドに絶対行かなければ・・」と心に誓い、すぐにゲットしました。
ブラッツのフィギア
ブラッツは当時ものすごく流行っていた着せ替え人形です。
娘はブラッツが大好きだったので、ブラッツを1人ずつ集めて、ほぼコンプリートしていました。
このように、せっかく、物が減り始めた我が家でしたが、マクドナルドのおまけが増殖していくので、捨てても捨てても片付かない状況が続きました。
子供のせいで、家に物が増えたもう一つの要因とは?
この続きはこちらから⇒大量のおもちゃを家の中に入れてしまったのは、断捨離マインドが定まっていなかったから~ミニマリストへの道(14)
筆子のミニマリストへの道を最初から読む方はこちらからどうぞ⇒なぜ私は断捨離をしてミニマリストになったのか?【1】~物がたくさんあっても幸せではなかった
☆エピローグ
子供がいると物が増える一方で、お金はどんどん出ていきますね。カナダは高校までの教育費は比較的安いので、貧乏な筆子家もなんとかサバイバルできました。
日本はすごく教育費が高いですね。学校だけでなく、お稽古事や塾に行くのが普通になっていますから。私は娘には、体操教室とバレエをやらせただけです。
あまりお稽古事をやらせなかったのはお金がなかったのと、車がなかったからです(今もないです)。車社会なので、車がないと、学校が終わったあと、短時間であちこち自由に行くことはできません。
カナダには塾のようなものはありません。そもそも受験がないのですから。私が知っているのは2つだけ。サリバンと公文です。ともに、学校の授業に、どうしようもなくついていけない子供がいく塾という位置づけかと思います。
娘は小学校のとき、算数がすごく苦手だったので、一時期、公文に通わせようかと考えたことがあります。私の住んでいる市に、2つか3つ、公文があります。
でも1番近い公文の教室は車でないと不便なところだったので、結局行かせませんでした。不思議なことに、娘は小学校のときはあんなに算数が苦手だったのに、中学、高校ではふつうの成績になってきました。