娘の描いた絵

断捨離テクニック

たった1つだけ考え方を変えれば、子供の作品、図画、工作は簡単に捨てられる

ページに広告が含まれることがあります。

 

子供の作品図画工作、作文、自由研究の何か)は親にとっては捨てにくいもののひとつですね。

しかし、毎日学校へ行っているので、作品の数は日々増殖します。しかも形状がばらばらなうえ、かさ張るものも多く、整理整頓収納に手こずるものばかり。

今回は私がどうやって娘の作品を断捨離したか、現在、どんなふうに収納しているのか、お伝えします。



子供の作品はこんなふうに整理、収納

筆子の娘は小さな時から、お絵かきやクラフトが大好き。学校やサマーキャンプで作ったもの以外に自主的に制作した「作品」がそれこそ山のようにありました。

現在は以下のようにまとめています。

・絵など平べったいものはアートホルダー1つ分
・立体ものは靴箱1つ分
・作文などは小学校卒業時にもらったホルダーに。
・家で描いた絵や、写真、その他もろもろは3つ穴ホルダー1つ分。

写真左がアートホルダー、右が3つ穴ホルダー2つに靴箱です。
下の写真2枚は、私が作ったホルダーの中身。

子供の図画工作

写真でみると、まだたくさんありますけど、今のところはこの形で落ち着いています。今も時々、立体物や絵を間引き捨てしています。これでも、以前に比べると、ましなのです。作品のありかが、わかっているので。

これ以外の、ノートや宿題、テスト、工作などすべて捨てました。

日本の小学校は、生徒が一冊ずつ教科書を持っていますね。

娘の行った小学校は予算がないので、小さいうちは、本やワークブックから必要なところを先生がコピーして小冊子にしたものを使います。高学年になると先生がどこからか教科書を持ってきて、隣同士やグループで1冊ずつシェアしながら参照していました。

よって、もとから教科書は1冊も持っていません。

中学、高校も、教科書は図書室から借りています。大学に入ると、買わないといけませんが、中古の教科書を買うこともできます。

さて、ミニマリストといいながら、ここまで来るのに、けっこう苦労しました。ほんの1年前までは、まだまだたくさん持っていて、数冊のアートホルダーを階下の物入れにがさっと入れていたり、立体ものの作品をトレーや箱に入れたものが、いくつもありました。

引っ越しを前に家族3人で分別をして、本人が「もういらない」と言い、夫が「自分がとっておきたい」と言ったもの以外は全部捨てました。

捨てる前に、なぜ子供の作品がこんなに捨てにくいのか考えたものです。捨てにくい原因がわかれば、捨てるいとぐちが見つかるからです。





なぜ子供の作品は捨てにくいのか?

1.どれも子供が一生懸命作ったものだから
2.作品を見ると、子供が可愛かったころを思い出すから
3.子供のものといえど人のものだから

私が捨てにくかったのは、こんな理由からです。

ひとつずつ説明します。

1.どれも子供が一生懸命作ったものだから

小さな子供が作った作品は見ているだけで心がほっこりします。その想像力にびっくりしたり。

別に、自分の子供の作品でなくても、小さな子供の絵って、「かわいい」とか「なんだかすごいなー」と感動してしまいますよね。たぶん子供の心が純粋だからでしょう。

2.子供が可愛かったころを思い出させるから

その時期でなければ描けない絵や作品があります。子供の作品は1つの成長記録。絵や工作を見るたびに、娘が小さな手で無心になって何かを作っていた様子が目に浮かんできてジーンとしてしまいます。

3.子供といえど人のものだから

これは人によっては、障害にならないかもしれません。私は、子供といえど、他人なので、「勝手に捨てていいのだろうか、それとも捨てるべきなのだろうか」と悩んでいました。その結果、幼稚園の頃からの作品を何年もためこむことに。

相手が大人なら、こんな悩みはありません。夫のものは、どんなに邪魔で、ゴミで、ガラクタで、邪気を発しているように見えようとも、勝手に捨てないようにしています。

でも、親と子供の関係は大人対大人というふうに割り切れません。

親と子供は別人格ですが、全く対等か、というとそうではありませんよね。親は子供が自立するまでは、保護して、ちゃんと自立できるように育てなければいけません。

どこまで子供の領域にふみこんでいいのか悩んで、中途半端に捨てていました。

以上3つの理由から、断捨離するのを後回しにしていたのです。しかし、現実問題として、いつまでも持っているわけには行きません。引っ越し前に、気持ちの折り合いをつけて捨てました。

子供の作品を捨てるときのたった1つの考え方

子供の作った物を捨てるとき、物ではなくできごとに焦点をあてる、という考え方をすれば、比較的簡単に捨てられます。

先日も、思い出の品の話をしましたが、物は、単にそのときのできごとや、感情を象徴しているにすぎません。

捨てれば捨てるほど思い出が豊かになるカラクリとは?~カセットテープを断捨離して気づいた真理

よって物がなくても、そのできごとを覚えていることはできます。捨てながら、作品の一部を写真にとったり、子供との思い出を日記に書いて、懐かしい思い出をキープするようにしました。

それに、身近に娘本人がいるので、いやでもその姿を見るたびに昔を思い出します。「ああ、昔はあんなに可愛かったのに…」と。

そのように考えると、私自身は、もう娘の作品は全部捨ててもかまわないのです。今残しているものは、娘が「引っ越し先にも持っていく」と言ったものばかり。

本人が家を出る時、再度いるかどうか聞いて、「もういらない」と言ったら、捨てる予定です。

☆子供の作品を捨てる判断基準はこちら⇒春休みがチャンス。子供の作品を処分する方法。保存するものはこうして選ぶ

意外と子供は自分の作品に執着がない

娘はもう高校生なので、小学生のときのように、たくさんの作品を作りませんが、子供のときは、何か作ったら、必ず一定期間は飾るようにしていました。

子供って飾ってもらうとやはりうれしいと思うのです。
私は今でも、娘が小学生の頃の写真と、その頃描いたリンゴの絵を机の前に貼っています(マスキングテープ使用⇒マスキングテープのミニマリスト的活用方法、これ1つあればアレンジは自由自在)。

それと去年のクリスマスにもらったカードも。

我が家で唯一のディスプレイコーナーである、本箱の上に、時々、昔娘が作ったものを飾っています。

去年のクリスマスは、プレイスクール(幼稚園の前に行っていたスクール)で作った、雪だるまを飾りました。

それを見た娘は「まだそれ持ってるの(いい加減捨てたら)」と、うさんくさそうな目で見たので、クリスマスが終わったら捨てました。

意外と本人は自分の作品に執着がないのですよね。かくいう私も、実家には私が作ったものは何1つ残っていません。母に捨てるように私が言いました。別にそれで、さみしいとか、残念だとか、そんな気持ちにはなりません。

子供の作品は成長過程で本人が脱皮した抜け殻のようなものなのかもしれません。

時々見たり、飾ったりするほんの少しの物をのぞいては、すべて断捨離して全く問題ないと思うのです。





ガラクタを片付けるミニマルライフは1日にしてならず:棚の整理と紙の断捨離に奮闘~ミニマリストへの道(28)前のページ

私の好きなシンプル貧乏節約料理~料理の手間もミニマムに次のページごはん

ピックアップ記事

  1. 新刊『本当に心地いい部屋』4月14日発売のお知らせ:現在予約受付中。

  2. 筆子の新刊『買わない暮らし。』(6月16日発売)著者による内容紹介。現在予約受付…

  3. 新刊「50歳からのミニマリスト宣言!」3月14日発売のお知らせ(現在予約受け付け…

  4. いつか使うかもしれない、と思うものを本当に使う方法、あるいは見切りをつける方法。…

  5. 筆子の新刊『書いて、捨てる! 』3月11日発売。著者による内容紹介。

関連記事

  1. ぬいぐるみ

    断捨離テクニック

    その品物の本当の価値を考えてみると、捨てにくい物でも捨てられる。

    片付け中に、今後もたぶん使わないけど、捨てるのもったいないなあ、という…

  2. ダンボール箱を持つ女性。

    断捨離テクニック

    もっと持ち物を減らす具体的な方法、7選。

    近々、引っ越しをするので、今のうちにもっと物を減らしたい。もう…

  3. 断捨離テクニック

    夏の終わりに捨てたいもの9選:プチ断捨離(31)

    早いもので、8月もあと1週間。今回は、夏の終わりに断捨離したほうがいい…

  4. たくさんあるアルバム

    断捨離テクニック

    個人情報がのっている卒業アルバムの捨て方。

    卒業アルバムの捨て方を教えてください、という質問をいただきました。…

  5. バッグ

    断捨離テクニック

    高かったから断捨離できない? 埋没費用はどのみち回収できません

    断捨離をしているときに、大きな障害となる、サンクコストバイアスという心…

  6. クローゼット

    断捨離テクニック

    今すぐできる8つのプチ断捨離。捨てるのが苦手でもトライする価値あり(プチ断捨離その1)

    ふだん「捨てる人」ではないけれど、最近物が増えてきたし、ちょっと片付け…

文庫本『それって、必要?』発売中。
「50歳からのミニマリスト宣言!」
ムック:8割り捨てて二度と散らからない
ムック・8割捨てればお金が貯まる

書店かセブンイレブンで買ってね。
8割捨てればお金が貯まる・バナー
ムック本・8割捨てればお金が貯まる、発売のお知らせ

「本当に心地いい部屋」
「買わない暮らし。」売れてます(第7刷)
筆子のムック(第5刷)
筆子の本、『書いて、捨てる!』
更新をメールで受け取る

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

1,839人の購読者に加わりましょう
新しく書いた記事を読む
  1. 衣類を手にもって見ている女性
  2. 多すぎる衣料品
  3. 絵を描く子どもの手
  4. 化粧品を買っている女性
  5. 風水グッズ
  6. 友人にアドバイスする女性
  7. 押入れを開ける手
  8. 鏡を拭いている女性
  9. スカーフ
  10. 散らかったデスクの上
筆子の本・10刷決定です

オーディオブック(Audible版)も出ました♪ 捨てられない人は要チェック
1週間で8割捨てる技術
⇒筆子の本が出ます!「1週間で8割捨てる技術」本日より予約開始

 

実物の写真つき紹介はこちら⇒「1週間で8割捨てる技術」筆子著、本日発売です(写真あり)

大好評・特集記事

小舟バナー

 

お金を貯める・バナー

 

実家の片付けバナー

 

ファッションバナー

 

フライレディバナー

 

湯シャンバナー

 

ブックレビューバナー

 

TEDバナー

 

歯の治療バナー

今日のおすすめ記事
  1. 森修焼「穂の香」マグ
  2. 歩く女
  3. 考えごと
  4. 汚部屋について考える人
  5. 冷蔵庫
  6. 考えて買う女
  7. 考えている女性
  8. 散らかった部屋
  9. ストレスフル
過去記事、たくさんあります♪
PAGE TOP