子ども部屋

断捨離テクニック

隠されたガラクタを発見する3つのコツ。もう物をためこんでいる時代ではない。

よけいな物をたくさん持っていると、だんだん収納スペースからあふれてきて、ガラクタ然としてくるので、わかります。

しかし、ずっとその環境にいると、物たちがたくさんあふれていても、それが普通になってしまいます。なんとなく捨てずに放置されることもしばしば。

今回はこんな心理的に隠されたガラクタを発見する秘訣を3つお伝えします。



1.ガラクタの定義を自分なりに明確にしておく

何がガラクタなのかわかっていないと、ガラクタが外に出ていても、「あ、ガラクタだ」と気づくことができません。

それは大事なものでもないかもしれませんが、積極的に捨てるものでもない、と見逃してしまうのです。

そこで、今一度、ガラクタの定義を明らかにしてください。

たとえば今日の私は、ガラクタをこんなふうに定義します。

●正真正銘のゴミ

●誰も使っていないもの

●誰も気にかけていないもの

●見るだけで不愉快になるもの

●何のためにそこにあるのかわからないもの

●邪魔になっているもの

●そこにあると、人生を暗くしてしまうもの

カレン・キングストンのガラクタの定義はこちら⇒あなたが捨てるべき4つのガラクタとは?~カレン・キングストンに学ぶ

片付け本や断捨離を説く本にも、「こういう物は捨てましょう」と書いてあります。

そうした意見を参考にしつつ、自分なりに「この家から排除するべき物」「この家にあってはならない物」はどんな物なのか、ちょっと考えるといいでしょう。

自分でガラクタの定義を考えると、今まで大事に思えたものも実はそうでもなかった、という気付きが得られます。

ガラクタの定義をするとき、忘れてほしくないことは、所有したすべての物は、管理にコストがかかるということです。

物を持つコストについて説明しています⇒節約ではお金はたまらない。お金持ちになりたいなら、買わない暮らしが1番いい

過剰ストックのコストを説明しています⇒多すぎるストックをただちに断捨離すべき理由。過剰在庫は資産ではない

もう1つ言いたいのは、体力があるうちじゃないと、断捨離なんてそうそうできない、ということです。

今、「親の家の片付け」が社会問題になっています。高齢になると、もう不用品を捨てている体力も時間の猶予もないのです。

たとえ体力があったとしても、人生の最後の何年間かを、いらない物の片付けに費やすのも悲しいものです。

私(57歳)と年齢の近い方は、もう四の五の言わずにいらない物を捨て始めるべきです。



2.しまってあるものを特別扱いしない

もういらない物は、部屋にあふれているだけではありません。どこかにきっちりしまってあることもよくあります。

特に大きな家に住んでいる人は、収納スペースも多いので、そういうところに押し込んでいるかもしれません。

そのような物も忘れずに捨ててください。

「きれいにしまってある物はガラクタではないと思うのですが?」と言う人がいます。どこかに美しく収納してあったとしても、使っていなかったらそれはガラクタなのです。

今やそういう役立たずな物たちをしまっている余裕は誰にもないはずです。

なぜ使っていないのに、しまってあるのかというと、多くの人は、「もう使わないものは捨てるべきだ」という発想をしないからです。

たとえ、家族の誰1人として使わないものでも、一度手に入れたら、ずっと家に置いておくべきだ、と考えているのです。

こんな不思議なことをしてしまうのは、人間の脳が、物や食べ物が不足していた大昔のままに機能しているからではないでしょうか?

ほんの数十年前まで、食べ物も物も不足していたので、いったん見つけると、食べるだけ食べるし、買えるだけ買ってとにかくためこむのです。

詳しくはこちらの記事の、「文明の発達に人の進化が追いつかない」以降をお読みください。⇒不用品でいっぱいの部屋から抜け出し、幸せになる方法 

また、心理的に、いったん何かを手に入れると、その物の価値があがってしまいますが、それも物を捨てにくくしている理由の1つです。

自分の物の価値があがる話⇒物を捨てられないのは恐怖のせい~損失回避と、授かり効果の心理をさぐる

今や物は周囲に有り余っているので、ぼーっと生きていると、販促品や貰い物など、いらない物がどんどん家に入ってくる時代です。

もう家の中にものをためこんでいる必要は全くないのです。それどころか、いらない物をためこめばためこむほど生活の質は落ちます。

食べるだけ食べるとメタボや肥満になるように、物をためるだけためると、どんなに美しく収納していても、その家の機能が損なわれます。

特に日本のように地震が多く、国土が狭くて物を捨てる場所すらないような国は、できるだけ少ない物で生きないと、本当にしんどいことになります。

まだ使えるし、きれいだし、「いつか使うかも」とぐずぐず思ってしまっている物でも、もう使わないなら、今のうちに捨てたほうが身のためです。

ガラクタじゃないふりをしているガラクタがたくさんある場所を集めています⇒捨て忘れはありませんか?見えないガラクタが潜んでいる9つの場所。

3.第3者の目になって家の中を見る

家の中でへんな匂いがしていても、ちょっとぐらいならその家の住人の鼻は慣れてしまいます。

「自分の家がくさい」と気づくのは、外出から帰ってきたときです。

この方法を自分の目にも使ってください。

とは言うものの、汚部屋に住んでいる人は、外から帰ってきても、「ああ、懐かしの我が家」「ホームスイートホーム」「自分の部屋はやっぱり落ち着く」と思うかもしれません。

鼻と目はちょっと違うのです。嗅覚は視床(ししょう)を経ず、脳とダイレクトにつながっています。

視覚で得た情報は、ほかの感覚を通してインプットされた情報とともに、視床で統合されたり、フィルターにかけられたりしています。

頭を机の角でガーンと打っても、お母さんに、「痛いの、痛いのとんでけー」と言われながらなでなでされると、痛みがやわらぐのは、視床で、情報がちょっと調節されているからです。

このように視覚情報はフィルターにかけられているので、とてつもない汚部屋でも、ダイレクトに、「どうしもようもない汚部屋だ」として認識できないことがあります。

そこで、できるだけ正しい情報を取得するために、第3者の目になって部屋を見てください。

第3者の目になるためにできることは、写真を撮る、この家を売る不動産業者のつもりになる、遊びに来たお客さんのつもりになる、などです。

特に部屋の写真を撮影するのはおすすめです。

写真は肉眼で見るより人間にとって情報量が少ないです。

とても美しい景色を前にして感動した人間は、スマホで写真をとり、帰宅してから印刷します。しかし、その写真には、自分の感じた美しさがありません。

美しい景色に感動しているとき、その人間は視覚を使っているだけではないからです。風の心地よさや、花の匂いのかぐわしさも、視覚で見ているものと脳で一緒にされ、美しさとして認識しているでしょう。

そのときの自分の気持ち、遠い日の記憶、浮かんでは消えていた思いも写真には写っていません。

言葉で表せない、そういう無意識の何かも、景色に感動する気持ちに貢献しています。

写真はそういう深くて微妙な情報はすべてカットするので、表面的なガラクタをありありと写しだします。

また、フレームで切り取ることにより、いつもとは違ったふうに見えるので、それもガラクタ探知に役立ちます。

まだ、自分の部屋を写真に撮ったことがない方は、いろいろ撮ってみてください。思わぬガラクタを発見できます。

もう1つの方法は他人の気持ちになって部屋を見てみることです。これも個人的には効果があると思います。人間は想像力が豊かですから。

これから家を売る不動産業者の目になって、玄関からすべての部屋を順に見ていって、気になるところをノートにつけてください。

かなりたくさんガラクタが見つかると思います。
~~~~~
物を減らして、シンプルライフを実現するためには、ガラクタを探知する技術も必要です。

しかし、その技術はちょっと視点を変えることで簡単に手に入ります。さまざまな思い込みを捨てるだけでいいのです。





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