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料理が苦手な私でもできた、無理なく自炊を始めるコツを9つ紹介します。
自炊はお財布にやさしく健康にもいいのは、誰もが知っていることです。ですが、料理が苦手な人は、自炊と聞いただけで、めんどくさいと思うのではないでしょうか?
かくいう私もその1人。
自炊のハードルを下げるために、日々、私が心がけていることをお伝えします。
この記事が参考になるのは、以下のような方です。
・最近、出費がかさんで節約ポイントを探している人
・ほとんど自炊しない人
・料理が嫌いな人
では、始めましょう。
1.部分的に自炊する
自分が食べるすべてのものを自炊するのではなく、とりかかりやすいものを1つだけ自炊してください。
たとえば、ご飯だけは炊く、味噌汁は作る、サラダは作る。
いつも、ペットボトルのお茶を買っているなら、茶葉からお茶を淹れる、外でコーヒーを飲んでいるなら家で淹れる。
お昼をいつも外食ですませているなら、週に1度だけは弁当を作る。
このように、部分的に自炊を取り入れることから始めると、心理的にも時間的にも負担になりません。
2.簡単なものを作る
こったレシピに挑戦せず、切るだけ、切ってあえるだけ、切って茹でるだけといった小学生でもできる料理から始めます。
サラダやパスタあたりが簡単なのでおすすめです。
レシピを見るとき、「ここは省いても、結果にはたいして影響ないな」と思うポイントを探して、大胆に省いてください。
3.YouTubeで料理動画を見る
YouTubeで人が何かを作っているのを見ると、やる気になるし参考になります。
YouTubeの動画がきっかけで、ものを買ってしまう人がたくさんいます。
インフルエンサーが巧妙にマーケティングしているという理由もありますが、視覚的アピールに影響を受けて買っていると私は考えています。
料理においても、このアピール力は絶大で、人が実際に料理しているのを見ると、「あ、私にもできそうかも」「私もやってみたい」という気分になります。
4.基本的な技術を学ぶ
包丁の使い方や食材の下ごしらえなど、料理の基本的なスキルを学ぶと、自炊のハードルが下がります。
学校の家庭科で習ったと思いますが、忘れてしまったのなら、YouTubeの動画で学んでください。「料理の基本」で検索するとたくさんの動画が出てきます。
本で学んでもいいと思います。
私もカナダに来て自炊を始めたとき、友達が料理の基本スキルが書かれた本を送ってくれたので、それを見て作っていました。
その友達は、自分が結婚した時、この本を買ったそうです。
5.キッチンを片付ける
カウンターやダイニングテーブル、食器棚にものがいっぱいあると作業しにくいので、スッキリしたキッチンを確保するところから始めるのも1つの方法です。
ごちゃごちゃしたキッチンで作業したい人はいませんから。
キッチンの写真を撮って、視覚的ノイズの多いところから片付け始めてください。
特におすすめの片付けスポットは:
・カウンター/テーブルなど、平らな面:物置き場になりやすい
・食器棚:食器が取り出しにくいとストレスになる
・ユーテンシル(調理器具)が入っている引き出し:ここがごちゃごちゃしている作業効率に直接影響がある
片付けのコツですが、しまい込むのではなく、余分なものを徹底的に取り除いてください。
6.材料をまとめ買いする
料理が嫌いな人は、食材の買い物も嫌いだと思うので、材料はまとめ買いして、料理にかかわる一連の作業の負担を減らします。
家の中に材料があれば、作るハードルが下がります。
私は、2週に1度、いつも利用しているスーパーから食材を配達してもらっていますが、とても楽です。
買いに行くとけっこう時間を取られるので、デリバリーしてもらえて本当に助かっています。
7.作業を細分化する
苦手なことや、やる気になれないこと、これまでやったことがないことに取り組むときは、タスクを細分化すると作業のハードルが下がります。
自炊においてもこれは同じで、始める前にどんな作業をするべきか紙に書き出すと、一連の作業を脳内でイメージできるので効率よく動けます。
自炊には以下の作業が伴います。
1)メニューを決める
アイデア出し: その日の気分や栄養バランスを考えてメニューを決定
レシピを調べる: 必要であれば、レシピ本やインターネットで詳しい作り方を確認
2)食材の確認
家にある食材を確認し、足りないものをリストアップ
買い物リストの作成: 足りない食材をリストに書き出しておく
3)買い物
スーパーマーケットや八百屋へ行くか、ネットスーパーにアクセスし、買い物リストに基づいて必要な食材を購入する
買い物後の整理: 購入した食材を冷蔵庫やパントリーに適切に収納する
4)準備・下ごしらえ
レシピに従って、
食材の洗浄: 野菜や果物などを洗う
下ごしらえ: 材料を必要な大きさにカットしたり、下茹でをするなどの準備を行う。これは、次の料理の項目に入れてもOK
5)調理
調理本番: レシピに従って食材を調理する。たとえば、炒める、煮る、焼くなど
味見: 調理の途中で味を確認し、必要に応じて味付けを調整
6)盛り付け
盛り付ける: できあがった料理を食器に食べやすい形に盛り付ける。余裕があれば、美しさを追求してもいいですが、ハードルがあがるので、食べやすさを重視したほうがいい
トッピングやソースの投入: 必要ならトッピングやソースをかけて仕上げる
7)食べる
食べることはこれまで何度もやっているから、難なくできるはず
8)片付け
食器の移動:使った食器を台所へ持って行く
食器洗い: 食器や調理器具を流しで洗う。調理器具は作っている最中、手があいたときにどんどん洗うと、最後の洗いものが楽ですが、できないならあとでまとめて洗えばいいです。
食器や道具を乾かす/ふきんでふく
食器や道具を収納場所に戻す
9)残り物の処理
保存容器に移す: 余った料理を保存容器に移し、冷蔵や冷凍で保存する。
ラベル付け: 必要なら、いつ作ったものか、何が入っているかをラベルに書いて保存容器に貼る。
10)キッチンをリセット
調理台やシンクを掃除し、キッチンを元の状態に戻す
・・・このように細分化したあと、それぞれをいつどこでやるか、書き加えると、さらに効率的に動けるでしょう。
8.苦手な部分をつぶす
上に書いたように自炊のプロセスにはいろいろな作業があります。
上のリストを参考にしつつ、自分が、特に抵抗を感じる部分、やりたくない部分、嫌いなパートを調べて、その作業のハードルを下げて、自炊そのものをやりやすくします。
私のように買い物が嫌いで、買い物する手段(車)がない場合は、デリバリーを利用する。
洗いものが苦手なら、できるだけ洗いものを出さないように工夫する。
汚れた食器をシンクにためこまない4つの方法。洗い物が嫌いでも大丈夫。
自分で作ったものは何を食べてもおいしくないと思うなら、間食をやめ、運動量を増やしてお腹をすかせれば、何でもおいしく感じます。
9.他のチャレンジと組み合わせる
「自炊」という言葉が重くのしかかるときは、ほかのチャレンジと組み合わせると、少しは気分が楽になります。
掃除が嫌いな人は多いでしょうが、ダイエットや気分転換、ボケ防止だと思えば、できますよね?
この要領で、パントリーチャレンジやゼロウェイスト運動をするつもりで自炊してください。
パントリーチャレンジはためこみすぎた食材を食べきるチャレンジです。
詳しくは⇒パントリーチャレンジのススメ~ズボラ主婦だからできる究極の節約方法
このチャレンジをすると、必然的に料理する頻度があがります。
ゼロウェイスト運動と組み合わせて、食品のゴミを出さないことを心がけても、自炊率があがります。
食品の無駄を出さない取り組みは、節約のレシピである(TED)
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自炊するコツを9個紹介しました。
大切なのは、自分のペースで無理なく進めることです。自炊には時間や手間がかかる部分もありますが、やってみると、節約だけでなく健康的な生活にもつながります。
まずは、部分的にでも自炊を取り入れてみてください。自分が好きなもので、作れそうなものから作るといいでしょう。
これからの自炊ライフが、あなたにとってポジティブな体験になることを願っています。
自炊を始めてみた感想や工夫があれば、また教えてくださいね。