職場にいる女性

ミニマルな日常

最終更新日: 2024.11.8

職場での服装の押し付けにどう対応するか~読者の声を紹介。

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職場で服を押し付けられて困っている読者、さつま揚げさんのお便りを紹介した記事の感想の紹介、2回目です。

さつま揚げさんのメールはこちらに⇒職場で服を押しつけられ、その服を着ないと怒られます。どうしたらいいですか?

まず、かいりさんのお便りを紹介します。



転職一択

件名:5月8日の記事を読んでーー転職しましょうそうしましょう

前略 筆子さま。

お久し振りです。今年も早くも5月、お引越しされたとnoteで拝見しましたが、落ち着かれましたでしょうか。

私はというと、諸事在りまして去年から今年にかけて2回も転職して、ちょっとバタバタしています。

年末年始やゴールデンウィークも仕事だった接客業から離れた今は、カレンダー通りの休みになって「世間ってこんなに休みあるんだなー」とカルチャーショックを覚えています。

さて、本題ですが。

8日の記事を読みまして、余りのあり得なさぶりにいらないチラシの裏に下書きして、メッセージを送ることにした次第です。

私が服を押し付けられた立場なら、とっとと転職して同時進行で労基に駆け込みます。

だってこれ、ありがた迷惑&余計なお世話ですから。

親が押し付けてくるのも腹が立つのに、会社の上司とか、何様なんでしょうかね。

(ちなみに、私の母は相変わらず服を棚卸してきます。ある程度着て捨ててます)

いらないって伝えているにもかかわらず、上から目線で「やってあげている」感じが半端ないと思います。

帰宅すればその「押し付けられたものたち」があるんですから気が休まらなくて当然です。メルカリに出す時間すらもったいないですから、捨てちゃいましょうよそんなもの。

文句言われたら「私はあなたの玩具じゃないんで捨てました」。

「それがどうかしたんですか? 押し付けられるこっちの身にもなってください。私にとってはゴミなので」でいいですよ。

労基に全部ぶちまけて三行半でいいと思うんですけど、何をためらうんだろうか不思議です。
 
収入源が途絶えることでしょうか、ある程度の預貯金があればなんとかなるはずですけども。

私は転職先を見つけてから辞めたけど、この記事の場合、それに費やす時間すら惜しい気がします。

いろんなことがある世の中ですが、とりあえず仕事には困らないだけありがたいことではあると思っています。

筆子さまと娘さんのご健勝をお祈りいたします。





かいりさん、こんにちは。お便りありがとうございます。noteもごらんいただき、うれしいです。

私はまだ全然落ち着いていないですが、静かな場所に引っ越ししたため、夜ぐっすり眠れています。

かいりさん、転職されたんですね。いろいろ大変だったと思いますが、これからは新しい職場で活躍してください。

そうですね。日本は祝日が多いですね。ただ、長期の休みはないというか、取りにくいかもしれません。

かいりさんがさつま揚げさんだったら、即、転職するんですね。

さつま揚げさんは、たぶん、かいりさんほど強く出られないタイプなんだと思います。そういう人なら、最初からしっかり断ることができますから。

もしくは、相手が変な人すぎて、もしくは、特殊な職場ゆえ、そんなにきつく断れない状況なのかもしれません。かいりさんが、お母さんが服を送ってくる状況を止めることができないように。

先週紹介した読者のお便りにあったように、職場環境は最悪だけど、仕事は大好きなんて事情があるのかもしれませんね。

思うに人間は1度手に入れたものは、それが物理的なものであれ、ステータスであれ、失うのは嫌なんです。だから、「転職しても、また同じようなことが起こる」なんて理不尽なことを考えて、現状にとどまることを選択するのではないでしょうか?

さつま揚げさんが、自分のためになる選択をしてくれるといいですね。

それでは、かいりさん、これからもお元気でお暮らしください。

次は、kayさんのお便りです。kayさんは近況も書いてくださいましたが、今回は、さつま揚げさんに関する部分だけ引用しますね。

どこかに訴えるか、転職を検討するべき

筆子さん、こんにちは。Kayです。

所有している人の自由

2024.5.8の記事を読んで

少しだけ似ている事態に私も陥っています。

所有権が変ったにも関わらず、いつまでも元の持ち主が口出しする状態。

今年初め、「やっと服の断捨離が進み、枚数よりも良質の1枚を探している」とよく行くお洋服屋に伝えると、「あのコートはもう手に入りませから捨てないで」と、違うお店でも「あのブラウスは大事にして」と言われ、特注や取寄せ品でもないのに売った側が処分にまで口を出すなんて、「捨てるぐらいなら、引き取ります」と店側が言うわけでもなくもやもやします。

その2点は手元に残っていますが、ブラウスは処分対象です。着る気が失せていたのに、捨てづらくなりました。

いっそ手放した後だったら後の祭りだったのに。

この春から無理にでも着倒してから処分しようかと考え、買い物意欲がそがれ、何も買わずに帰ってきました。

先月、吟味して春夏のスカートを1枚買いました。頭の中で処分するスカートを決め、快くお会計をしようとしました。

その時、「あのブラウスにも合いますよ」と言われ、私は「あのブラウス?」と聞き返すほど例のブラウスに気持ちはなく、逆にお店側の執着に驚きました。

さつま揚げさんほど危機的状況ではないのですが、恐怖を感じました。

私の場合、捨てようが捨てまいが「はい、大事にしています」と言えば済むことですが、私が嘘をつくのもなんか違うと思い複雑です。

所有権が変ったにも関わらず、いつまでも前所有者が口出しするのは気味が悪いです。

服装にうるさい職場

視点を変えて、さつま揚げさんの職場に暗黙のドレスコードがあるのでは?

さつま揚げさんは、私服勤務ということですよね?

私も私服勤務ですが、わが社にはNHKアナウンサーのような服装を基準にするという決まりがあります。

透ける服、露出の多い服、鮮やかな色の服、ダメージ加工の服、ダボッとした部屋着のような服は不適切とされます。

靴・髪・爪にも基準があります。

接客・サービス業でもないのに不思議です。多様性が叫ばれる時代に謎です。あまりにもうるさく「制服を配ってくれ」という声もあります。

少し前の話ですが、夏にノースリーブを着ていた同僚は不適切な服装と折々に指摘されていました。

時には「これを着なさい」と職場の年配女性が私物の上着を渡していました。

年配女性たちは私に「あなた歳が近いのだから、服を一緒に買いに行ってあげて」とも言ってきました。私からするとその同僚の何が悪いのか分からず、仲が良いわけでもなく、「嫌です」とお断りしました。

すると、目をむいて私まで非難されました。

ある日、その同僚はダボッとした服を着てきました。すると、それはそれで「寝巻か? 部屋着か?」と責められていて気の毒でした。

筆子さんの見解のとおり……

さつま揚げさんの詳細は不明ですが、好みでもない服を渡され、着ることを強要されるのであれば、しかるべきところに訴え出るか、早々に転職を考えるべきだと思います。

ちなみに、件の同僚は「私服の制服化」をし、朝夕ロッカールームで着替えるようになりました。

私は例のブラウスをこの春夏に頑張って着ようと数日前に着ました。「うん、着心地が悪い」と自覚しました。

Kayさん、こんにちは。お便りありがとうございます。

Kayさんの行くブティックは、職人が服を手作りしているような、扱っている点数が少ない店なのかもしれませんね。

お店の人は、取り扱っている洋服すべてに愛着を持っているのかもしれません。

かいりさんの返事にも書きましたが、人間は何かを捨てるのがとにかく嫌で、自分じゃない別の人が捨てることすら嫌だから、余計な一言を言ってしまうのだと思います。

kayさんの会社はドレスコードがあるんですね。まるで、昔の学校の制服のようなきびしさですねえ。

私が高校生のとき、ソックスは三つ折りしなければならず、スカート丈が長すぎてもだめで、先生の前で、床の上に膝立ちして、スカートの長さをチェックされました。

1970年代の話です。制服のジェンダーレス化が進む今、そんなことしたら、社会問題になると思います。

きのう贈り物に関する記事を書きましたが⇒贈り物を手放す勇気を持て:本質を理解すれば罪悪感もないし、断捨離も簡単になる。

職場で人の服装に口出しする人は、まわりの状況をコントロールしたいんだと思います。

つまり、他人を支配したいのです。私の高校でたびたび制服チェックが行われたのも、教師が生徒をコントロールしたいから。

すでに制服を着ている段階で、全員、同じ格好をしているのに、先生たちにとっては、それだけでは足りなかったみたいです。

そういう支配は、生徒だけでなく、先生同士にも及ぶので、私は、自分が卒業した高校のような職場には就職したくないです。同級生が、あの高校に教育実習に行ってましたが、2週間だけなら耐えられるんでしょうか。

kayさんの同僚が、職場用の制服を作ったのは、賢明でしたね。

今は違うと思いますが、私が日本にいた頃、まわりの人が、人の服装や髪型にすごくうるさかったんです。

全員そうではありませんが、うるさい人が少なからずいる。

ずっと心の中で、「頼むからほっといてくれ」と思ってました。

こういう環境で生活していると、独創性は育ちません。

AIが台頭してきた現代は、創造性が求められるのに、職場で人の服装に口出ししている人は、社員のクリエイティビティを伸ばさないようにがんばっているようなものです。

そういう職場では、イノベーションは起きないから、私も、さつま揚げさんには転職をおすすめしたいです。

それでは、kayさん、これからもお元気で、おしゃれを楽しんでください。

機械に奪われる仕事ーそして残る仕事(TED)

こちらでも読者の感想を紹介しています⇒しっかり断っても通じない人がいます~服を押し付けられて困っている人の記事を読んで。

*****

若い頃、店のオーナーが服を仕立ててくれるブティックに行っていたことがあり、パンツやコートを作ってもらいました。

好みの生地で作ってくれて、デザインについてもあれこれ注文できました。

一点ものなので、値段はすごく高かったです。

でも、私がこの店に行っていたときは、ダイエット直後のすごくやせていたとき。

その後、ほどなくリバウンドして前より太ったので、ここで買った服はいっさい着られなくなりました。

仕方ないから全部処分しました。母がリサイクルショップに持っていったと思いますが、かなり細身で小さい服だったので、子どもじゃないと入らなかったと思います。

では、あなたも、感想や近況がありましたら、お気軽にメールください。

こちらから⇒お問い合わせフォーム | 筆子ジャーナル

お待ちしています。





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