狭いダイニングキッチン

ミニマルな日常

最終更新日: 2018.04.7

リビングに物がいっぱいでお客さんが来ても対応できない。どうしたらいい?

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居間に物がいっぱいで、お客さんが来たとき対処できません。どうしたらいいですか?

というお問い合わせをいただきました。

今回はこの質問に回答します。まずメールを紹介します。フォレストさんからです。



お客さんが来たとき困りそうです

件名:mam’s room

21歳・13歳の息子と自分(40代・女性)で賃貸アパートでの生活です。

45㎡の物件です^^;

長男:6畳、次男:4.5畳、リビング:6畳

次男も自分の部屋で過ごすことが増え、自分のモノ以外のモノをリビングに運び出して来たので、リビングには私の衣類や書類等でいっぱいです‥。

子供には自分だけの部屋が必要になる時期があると聞きましたが、我が家のキャパではリビングは機能しておらず、万が一来客などがあった場合の対処ができない状況です。

どうしたら良いのでしょうか‥?

メールには間取り図が添付されていました。2LDKですね。

間取り

フォレストさん、お問い合わせありがとうございます。

これまで、自分の部屋(汚部屋)の写真を送ってくださった人は複数いらっしゃるのですが、間取りを送ってきた人は、フォレストさんがはじめてです。





お客さんを呼べるリビングルームにするには?

フォレストさんの質問は、

「リビングルームに物がいっぱいで、お客さんが来ても応対できない。どうしたらいいですか?」

ですね?

それなら、フォレストさんにできることは、以下の7つのいずれか(あるいは複数)となるでしょう。

1.)徹底的に断捨離して家全体の物を減らし、すっきりしたリビングルームを確保する

2.)ダイニングキッチンで応接する

3.)お客さんが来たときは、お子さんの部屋のいずれかきれいな方で応接する

4.)バルコニーで応接する(バルコニーの面積がどのぐらいかわかりませんが。天気の悪い日や冬場はむずかしいかもしれません。特に寒い地方にお住まいの場合は)

5.)お客さんを家に呼ばない(カフェなど外部施設を使って人と会う)

6.)長男はもう大きいのだから一人暮らしさせ(あるいは学生寮に入れ)、あいた部屋をフォレストさんの居室にして、スッキリしたリビングルームを確保する

7.)きれいなリビングルームを確保できる別のアパート/マンション/一軒家に引っ越す

リビングルームにある物の減らし方については以下の3つの記事を参考にしてください。

散らかった居間を断捨離~今すぐリビングルームから捨てられるものリスト

たぶんこんなものはいらない。ミニマリストの部屋にはない物リスト:リビングルーム編

とにかく捨てたいリビングルームにありすぎる8つの物(プチ断捨離15)

物の捨て方全般に関しては、過去記事にたくさん書いています。こちらから探してください⇒まとめのまとめ:捨てるコツをぎゅっと詰め込みました。

本当の問題は何か考える

以上で、私の回答としてもいいのですが、もう1つ、本質的な問題についても答えておきます。

フォレストさんの質問メールはとても短いです。手短かすぎると思いませんか? これまでの半生を超長文で書かれてこられても困るのですが。

私に対する質問メールに、「その質問に答えるための情報があまりにも少ない」、というだけならいいのです。

そういう人はいくらでもいるし、意図的に(あるいは無意識に)、本質的な問題を書かずに質問してくる人もいます。

問題は、フォレストさんが、ご自身に問いかける質問が、こんなふうに、表面的すぎると、何も解決できない、ということです。

問題解決をするためには、まず、これから自分がどんな問題を解決しようとしているのか、知っているべきです。

こちらに、問題解決をする手順のごく一般的な方法を書いています⇒お金に関する不安を手放す方法。悩んでいても何も解決しない。

7つステップがありますが、1番最初にすることは、「問題の特定」です。

さらに、その問題は、できるだけ本質的な問題であることが望ましいです。

いつも、部屋が寒くて、文句たらたらで生きている場合、部屋が寒い問題を解決すべきです。

家族がドアを開けっ放しにして、何回頼んでも言うことを聞いてくれないとか、ユニクロのヒートテックを重ね着すると静電気がバチバチして不快すぎる、というのが問題だと思うかもしれません。

ですが、これらは、部屋が寒い問題を解決すれば問題ではなくなります。

たとえば、石油ストーブを買う、とかすれば。

フォレストさんの本質的な問題は、来るのか来ないのかわからないお客さんをきちんと応接できないことではないと思います。「万一お客さんが来たら」と書かれていますから、ふだんそんなにお客さんは来ないのではないですか?

お子さんのお友達は、子ども部屋に行くでしょうし。

自分の部屋がないときはこうする

フォレストさんの本当の問題は、この家には、現在、フォレストさんの部屋やフォレストさんの物や家族の物(子どもたちの個別の物ではなく)を収納する場所があまりない(あるいは収納からあふれている)、ということではないですか?

家が狭い、とも言えます。

これまでは次男くんの部屋にある家具に入っていたフォレストさんの物を、次男くんが、「僕の部屋にママの物、置かないでくれる?」と言って、ママ(フォレストさん)がいつもいるであろうリビングルームに持ってきたわけです。

フォレストさんの家のリビングルームは、6畳の和室のことですよね?

間取りを見ると、和室には押入れがあるので、フォレストさんの物(服や書類)はここに入れればいいんじゃないですか?

真ん中にもう1つ押入れがありますが、この押入れは、どこから出し入れするんでしょうかね。

子供部屋に通じていないのなら、この押入れもフォレストさんの自由に使えますよね?

ということは、フォレストさんの身の回りの物をきっちり断捨離して、必要なものだけを持つようにすれば、和室はもうそんなに散らからないはずです。

フォレストさんは、この和室に布団を敷いて寝ているのでしょうか?

先日の記事でも書きましたが⇒物の置き場所が決まらず部屋がカオスです。どうしたらいいですか? ベッドではなく、布団にすれば、昼間は和室のほぼ全面積を確保できるので、じゅうぶんリビングルームとして使えます。

きっと、この部屋にテレビもあるのでしょうね。

よって、これまで息子さんの部屋に置いていた、フォレストさんの物や家の物は、全部、押入れに収納する、という方針にすればいいと思います。

つまり、6畳の和室は居間であり、フォレストさんがふだん過ごす部屋でもあるが、お客さんが来たときも応対できるようにそこそこ片付いた環境にする、ということです。

どんな家具が入っているのかわかりませんが、テレビに、こたつテーブルみたいなものがあるぐらいなら、ここでお客さんとお茶を飲んだりするのは問題ないです。

大人数は入りませんが、2~3人なら、6畳ぐらいが一番落ち着くんじゃないですか?

これを機会にいらない物はどんどん捨ててください。「どうしても、押入れに入らない」ということであれば、季節外の物などは貸し倉庫に預ける方法もあります。

「わざわざお金を出して外部倉庫に預けるより、不用品を捨てたほうがいい」と個人的には思いますが、フォレストさんが、どんな物を大事にして、ずっと持ち続けたいと思うかは、フォレストさんが決めることです。

子供部屋を作らないという選択もある

上に書いた解決法は、6畳の和室をリビング兼、フォレストさんの部屋とする方法ですが、お子さん1人ずつにあてがっている部屋のどちらかをフォレストさんの部屋にする、という方法もあります。

先にも書きましたが、長男くんはもう大きいのだから、一人暮らししてもらうとか、6畳の洋室の真ん中に間仕切り(パーティション)を置いて、それぞれのプレイベートコーナーを作るとか。

子供部屋は、子どもたちが1人になれて(プライバシーを保てて)、かつ、自分の物を置き、寝るだけの部屋であることが多いですから。長男くんが、物が大量にいったり、ある程度のスペースを要する特殊な趣味を持っていたらむずかしいですけどね。

ただ、すでにお子さんそれぞれに一部屋ずつ与えているものを取り上げるのは、お子さんの反発が大きいとは思います。人間は失うことが嫌いですから⇒物を捨てられないのは恐怖のせい~損失回避と、授かり効果の心理をさぐる

最初から持っていなかったのなら、何とも思わなくても、いったん自分の物にしたものを取り上げられると、大きな痛みを感じるものです。

ですが、可能性として、2人のお子さんのスペースの見直しも検討できることをお伝えしました。

まあ、長男くんは21歳だから、あと1年で大学卒業ですよね(大学生かどうか知りませんが)、就職したら一人暮らししてもらうのがいいでしょう。

もちろん、フォレストさんが、徹底的に断捨離できるなら、結婚して独立するまでは、家においてあげてもいいです。

詳しい事情がわからないので、もしかしたら見当違いな回答になったかもしれませんが、何かのお役にたてば、うれしく思います。

☆関係ありませんが、アメリカ英語でおかあさんの意味で「マム」というときは、momと書くのが普通です。





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