ページに広告が含まれる場合があります。
部屋を散らかしてしまう日々のよくない習慣を紹介しています。
今回は、買い物編です。
買い物を見直す効果はあなどれない
一見、「散らかった部屋」とは関係なさそうに見える「買いすぎをやめること」が、部屋をスッキリさせるのにとても効果的です。
物が多ければ多いほど、部屋は散らかりやすくなり、散らかったあと元に戻すのが大変です。
所持品を減らせば、散らからない部屋になるので、皆、不用品を捨てることにとても熱心ですよね。
しかし、長い目で見ると、買い物習慣を見直して、「すぐに不用品になる物」を家にいれないことが、部屋を散らかさない一番のコツです。
私も、昔は、物を捨てることばかりに取り組んでいたので、いったん捨てたあと、また物を買って、部屋が散らかるというリバウンドを何度か繰り返しました。
必要な物にお金を使うことを意識し始めたら、リバウンドしなくなりました。
今回紹介する買い方に心当たりがあるならば、1つずつ改めていってください。時間はかかるかもしれませんが、雑然とした部屋から脱出できますよ。
1.なんとなく店に行く
買いたいもの・必要なものがあるわけではないのに、ただなんとなく店に行くことが多いと、余計な物を買ってしまいます。
会社帰りにショッピングビルに行ってしまう。最寄りの駅で電車を降りるとコンビニに行ってしまう。食料品の買い物のついでに、用もないのに100円均一ショップに寄ってしまう、時間をつぶすために本屋に入ってしまう、など。
こうした行動は、たいてい習慣になっています。その行動に、さしたる理由はなく、なんとなく行ってしまうのです。
リアル店舗に限った話ではなく、なんとなくAmazon、楽天市場、メルカリを見てしまうのも同じことです。
この「なんとなく店に行く」行動を改めれば、家の中へに物がどんどん入ってくるのを止めることができます。
なかなか部屋が片付かないと悩んだときは、ここ数ヶ月、なんとなく店に行ったことがなかったか、振り返ってみてください。
店に行く理由があるときだけ出向きましょう。
2.ついで買いが多い
毎回、目的意識を持って、買い物リストを持参して店に行く人でも、ついで買いが多いと、所持品が増えます。
ついで買いは、わりと多くの人がやるのではないでしょうか?
買い物リストを持っていても、店頭で実物を見ると、「あ、これも買っておいたほうがいいかも」「そだ、これ欲しいと思ってたんだ」と感じてしまうのです。
私も例外ではありません。
私は、ふだんは食品も日用品もネットショップを利用していますが、たまに近所のドラッグストアで買い物するときがあります。
そんなとき、「べつに今日買わなくてもいい物」を買ってしまうミスをします。
直近(といっても1年以上前)の失敗は、リステリンを買いに行ったのに、そばにあった歯ブラシやデンタルフロスも買ってしまったことです。
歯ブラシもフロスも消耗品だから、いずれは使うわけですが、この時は、「失敗してしまった感」が強く、こんな記事まで書きました⇒ついで買いが多すぎる:同じもの、似たようなものがどんどん増える理由(その3)
私が、「失敗してしまった」と思ったのは、物を増やしたことに対してではなく、余計なお金を使ってしまったことに対してです。
そのドラッグストアは、ほとんどの物の値段が高めで、歯ブラシやフロスも、アマゾンや、他の店(ウォールマートとか)で買ったほうが絶対安いのです。
しかし、ついで買いのダメージは、お金の損失よりも、所持品を増やすほうに色濃く表れます。
特に、すでに物をいっぱい持っている人にとっては。
気をつけてください。
3.あまりにも気軽に買いすぎる
深く考えずに買い物をしてしまうことが多い人は、不用品をたくさん持っていて、部屋が散らかりがちです。
多くの人は、何かを買う前に、「値段が妥当かどうか?」は考えるでしょう。「求めている機能を備えているかどうか?」も考えるかもしれません。
しかし、部屋が散らかって欲しくない人は、もっといろいろと考えるべきです。
たとえば、
・これは今の私に必要なものか?
・本当に使うのか?
・いつ、どこで、どのように使うのか?
・どのぐらいの頻度、使うのか?
・どこに置くのか?
・家に似たようなものがあるのではないか?
・似たようなものがあるとしたら、これを買ったあと、そちらの品はどうするのか?
・買わない理由もあるのではないか?
・これにお金を使うより、別のことにお金を使ったほうがいいのではないか?
・維持費がかかるのではないか?
・環境への負荷は?(すぐにゴミにしてしまったら、環境に負荷がかかります)。
・これを買うと生活がどんなふうになるか? (買っても、生活が変わらないなら、買う意味ありません)。
特に、「必要かどうか?」は、必ず考えるべきポイントです。
部屋で散らかっている物は、たいてい必要のないものです。
10個書きましたが、ほかにも考えるポイントはあるでしょう。
4.セールで買いすぎる
セール、バーゲン、クリアランス。いわゆる安売り時に買い物することが多い人も、物を増やしがちです。
先日、夫が新しいオーブントースターを買ってきました。
すでに我が家には、クイジナートのオーブントースター(これも夫が買った)がありました。
古いオーブントースターの姿はこちらの記事で見ることができます⇒キッチンをダウンサイズするために最近私がやっている7つのこと(写真つき) 私のブレンダーの隣にある四角いのがそれです。
夫は、このオーブントースターよりやや幅がある製品(1度にトーストを6枚焼いている写真が外箱についていた)を買ってきました。
こちらが新しいオーブントースターのPVです。
2分、映像のみ。
この動画では、大きなキッチンに置いているから、ちょうどよく見えますが、我が家のキッチンでは、大きすぎて邪魔です。
付属でついてきたピザを焼く丸い板も天板も置き場所がありません。ピザ用の丸いのは、夫が、電子レンジと壁のすきまに立てかけていますが、電子レンジが使いにくくなりました。
「前のが普通に使えるのに、なんで新しいのを買ってきたの?(私の心の声:2人しかいないのに、しかも私はトーストを食べないし、あなたはトースターでトーストを焼いているのに1度に6枚トーストを焼ける製品を買う必要がどこにある?)」と聞いたら、「だって、前のはもう10年も使ったでしょう」と夫は答えました。
パソコンなら、10年も使えば、問題が出るだろうし、突然、動かなくなったら、中のデータを取り出すことができないので、完全に壊れる前に買い替えたいという気持ちになるでしょう。
ですが、オーブントースターは、いきなり壊れたところで、大した支障は出ません。私ならこわれるまで、または難が出てとても使いにくくなったら買い替えます。
繰り返しますが、前のオーブントースターはとくに問題はありませんでした。
「オーブントースターを10年以上使っちゃいけないっていう決まりでもあるわけ?」とさらに夫にたずねたら、「前のは、エフィシェント(効率的)じゃないから」と夫は答えました。
う~ん、古いのは、機能的に新しい製品より劣るということでしょうか? しかし、特にパワーが落ちた様子もありませんでした。
昔、実家に、とても古いオーブン(母は天火と呼んでいた)があり、バナナブレッドを焼くのに2時間も3時間もかかりましたが、我が家のオーブンは問題なく使えていました。
今、ブラックフライデーウィークなので、夫は、たまたま安く売っているのを見つけたから、買ってきたのではないか、と私はにらんでいます。
ブラックフライデーとは?大勢のアメリカ人が命がけで買い物をする日の由来
新しいオーブントースターを置いたあと、夫は古いほうのをきれいに掃除していました。あまりに熱心に掃除していたので、「スリフトショップに持っていったのかな」、と思っていたら、なんと「ガレージにしまった」と言うではありませんか。
「まだ充分使えるから(ゴニョゴニョ)」などと言っていましたが、さすがに、自分の言っていることの矛盾に本人も気づいたようです。
このように、まだ使える物があるのに、安いからという理由で物を買うことが多いと、物が増え、部屋が散らかりやすくなります。
■前回の記事はこちら⇒部屋が散らかってしまう非常にまずい習慣5つ~お片付け編。
*****
部屋が散らかりやすくなる買い物習慣をお伝えしました。
物を増やさない買い方をすると、お金も残り、自分が本当に使いたいものやサービスに使うことができます。
「わかっちゃいるけど、ついつい買ってしまうのよね」と言う人は、たぶん、本当に必要なものや、本当にお金を使いたいものがわかっていないのかもしれません。
先に、今の自分に必要なものを見極めるといいかもしれません。
それと、全体的に買い物のスピードや頻度を落としてみてください。