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私の個人的な体験、及び研究から、こうすればオンラインでの衝動買いが減る、というルールを12個紹介します。
私はインターネットで買い物することが多く、たまに衝動買いして失敗します。
買った物はすべて記録をつけ、なぜ失敗したのか、どうしたらいらない物まで買わないですむか、まめに考えています。
スマホで買い物する人が多い現代、私の研究結果はきっとあなたのお役に立つことでしょう。
1.先にリサーチをすませておく
リサーチと買い物を切り離します。つまり、買う物が決まった状態で店にアクセスします。
サイトへ行ってから、いろいろ見比べて買おうすると、ネットショップでの滞在時間がのびるので、衝動買いする可能性があがります。
これは、実店舗でも同じです。
店には、衝動買いを誘うしかけがいろいろ仕込まれているため、あまり長居しないほうが無難です。
私は娘につきあって、ルールーレモン(Lululemon、ヨガウエアだけど、みな普段も着ている服の店)や、セフォラ(Sephora、化粧品屋)に行くことがあります。
娘は実店舗で、試着したり、色をチェックしたりし、買う物を決めてから、ネットで注文することが多いです。
実店舗がない場合でも、買い物する時間とはべつに、ネットでリサーチする時間を決めて、その時間帯はリサーチだけをします。買うものが決まったら、あらためてショップにアクセスして買い物をします。
2.これから買うものを書き出しておく
ショップにアクセスする前に目的を明確にしておくと、衝動買いが減ります。
そのために、これから買うつもりのものを、紙切れに書き出し、それから通販サイトにいきます。
たとえば、
・いつも買ってる◯◯のキャンドル3個セット
・◯◯の歯間ブラシ
このメモは、欲しいものを書いて、買うのを30日間待つノートとは違います。食品を買う前に作る買い物リストのようなものです。
買い物リストについて⇒すぐにできる! 人生をシンプルにする10の方法(その2)
店にアクセスしたら、メモを見ながら、買おうと思ったものだけを買ってください。
注文をすませたらすぐにブラウザを閉じます。
3.セール・キャンペーンは無視する
値段が下がっていたり、何かのキャンペーンをやっていたりすると(おまけがもらえるとか)、必要でもないし、そこまで欲しくないのに、買ってしまうことがあります。
過去記事で、何度も書いたとおりです。
なので、このような商品が目に入っても無視します。
関連記事⇒バーゲンセールの誘惑に打ち勝つ7つの効果的な方法。
4.送料を無料にしようとがんばらない
5000円以上の注文をすると送料無料になる、といったサービスをしている店はたくさんあります。
このとき、送料無料にしようとすると、当初、予定していなかった物まで買うことになります。
送料は払うのがあたりまえだと思ってください。遠くにある倉庫の棚から、誰かがその商品を探して取って、箱に梱包して、それを誰かがトラックで自宅まで運んでくれるのです。
当然コストはかかります。
ネットショップは実店舗を作るよりは安く作れますが、サーバー代、保守管理代、梱包材などのランニングコストもあります。人間が管理しているから、お金がかかって当然です。
自分で買いにいけば、電車代やガソリン代がかかり、さらに、時間もかかります。そこを肩代わりしてもらっていると考えるといいでしょう。
送料無料サービスについては過去記事に詳しく書いています⇒ネットショッピング(通販サイト)で衝動買いを防ぐ5つの方法 「5.送料無料サービスは利用しないと決める」のところです。
5.サジェスチョンは無視する
サジェスチョンはsuggestionで、提案のことです。
日本語でなんと言っているのかわからないので、そのままサジェスチョンとしましたが、店のプログラムが、「この商品も一緒にどうですか?」とサジェストしてくることです。
アマゾンだと、まんなかあたりに、Frequently Bought Together (よく一緒に買われているもの)として、関連商品のおすすめがでます。
こうした商品のお知らせは無視します。
アマゾンのサジェスチョンは、わりとピンポイントで関連商品を教えてくれるから、役に立つ面もありますが、おすすめに誘われて、よけいな物を買ってしまうことも多いため、とりあえず、きょうは買いません。
気になるものがあったらメモしておいて、後日リサーチします。
6.リアルタイム情報に引きずられない
ネットショップの場合、実店舗より早く、リアルタイムの情報を出すことができます。
在庫はあといくつです、とか、いま、誰かがこれとあれを買いました、といった情報です。
こういうのを見ると、早く買わなきゃいけない、とか、自分も買ったほうがいいのかもしれない、と思うかもしれませんが、あくまでリストに書き出したものだけを注文します。
7.他人の買い物に影響されない
ランキングやレビューなど、ほかの人の買い物状況を参照して、自分も買うことがあります。
しかし、あくまで、今回は、買い物リストに書いたものだけを買います。他人が何を買おうと知ったことではありませhん。
1番に書いたように、レビューを読むのは、リサーチの時間に行ってください。
レビューを読むのはけっこう時間がかかりますし、役立つレビュー、そうでもないレビューもあります。
読んでいるうちに、気持ちがゆれて、迷い出し、またリサーチを始めたりするので、当初の目的からそれる恐れがあります。
8.買う前に換算してみる
いろいろな事情から、買い物リストに書かなかった物まで、買い物かごに入れてしまったら、決済をする前に、これを買うお金は何に相当するか考えます。
たとえば、自分の3時間分の時給に相当するとか。
これは、本、◯冊分に相当する、毎日飲んでるコーヒー、◯杯分。大きな買い物なら、食費◯ヶ月分というように、換算してみると、買いたいモードから、出ることができます。
9.買う前に質問してみる
これは本当に必要か? 私は本当に使うのか? といった質問を自分にします。
質問例はこちらに書いています⇒買い物する前に自分に聞きたい10の質問、セールで買いすぎないために。
10.買い物は1人で冷静に行う
実店舗でもネットでも、買い物は1人でしたほうがいいです。
最近は、たくさんの人がスマホを持っていて、日本の場合、いつもインターネットにつながっているので、友だち同士で話しているときに、友だちの行動の影響をうけて、買ってしまうことがあります。
友だちがシェアしている情報がきっかけとなって買うこともあるでしょう。
友だちや仲間の評価を信頼しているということは、それだけ、よい人間関係を築いているとも言えますが、たとえ親友でも他人です。
他人には、自分が必要としている物はわかりません。
11.できればPCで買う
PCを持っていない人も多いでしょうが、スマホを使うと、より衝動的になるので、PCをつかえる環境にあるならば、PCで買い物をしてください。
CNNのニュースによると、先週のブラックフライデーは、アメリカでは、ネットで、とてもよく物が売れて、これまでもっともネットでセールスがあがった去年のサイバーマンデーにつづいて、歴代2位だそうです。
そのうちの40%はスマホによる買い物です。
なお、この記録は、きょう12月2日(日本は、もうきのうですが)のサイバーマンデーで破られるのではないか、という予想です。
そもそも、スマホを使いすぎないほうが、脳の健康や機能を保てるので、ふだんからあまり使いすぎないことも重要です。
スマホの問題点⇒スマホは人の思考をどんなふうに変えるか(TED)
NHKの番組でも取り上げられています⇒“スマホ脳過労” 記憶力や意欲が低下!? – NHK クローズアップ現代+
12.睡眠不足の状態で買い物しない
脳がしっかり機能していないと、衝動をおさえられません。
睡眠不足は脳を疲れさせるので、寝不足のときや疲れているときに買い物してはいけません。
買い物するのに一番いいタイミングは、気力も体力も充実した、平常心でいる時間帯です。
とはいえ、そういう時間はたいてい皆、仕事をしていますから、せめて、疲れすぎていないときを避けてください。
関連記事もどうぞ⇒物を増やしたくないなら要チェック!危険な通販の7つのワナ
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今回は、オンラインショッピングで衝動買いしないコツを紹介しました。
人の言動に影響を受けて、買い物してしまうことが多いので、自分軸をしっかり持つことも重要です。
さらに、今後は、スマホとの付き合い方が、明暗を決めるだろうとも思っています。