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誰でもすぐに取り組める、生活をシンプルにする方法を数回に分けて10個紹介します。
日々何気なくやっていることを、少し変えるだけで、暮らしはシンプルになります。
きのうとは、ちょっと違う決断をすればいいのです。
初回は、
・SNSの見直し
・買い物リストの導入
・人の話を聞く
この3つです。
1.SNSの見直し
まず、SNSの使用状況を見直します。
現代人の、時間とエネルギーをたくさん奪っているものの1つがSNSです。
たいして重要でないことに、時間とエネルギーを奪われると、シンプルに暮らせません。
もし、いま、「時間がない」「なんか毎日疲れる」と余裕のない状態なら、SNSを使いすぎていないか調べてください。
SNSとは、ソーシャル・ネットワーキングサービスのことです。具体的にはFacebook、インスタグラム、ツイターなど。
ほかにもたくさんありますね。
複数のSNSを利用している人も、めずらしくないでしょう。
以前、私もFacebookのアカウントを持っていて、ぼちぼち使っていましたが、やめました。やめたら、やることが1つ減って、ひじょうに心が軽くなりました。
まずは現状をチェック
SNSを完全にやめる必要はありませんが、自分がSNSに、どのぐらいの時間とエネルギーを投下しているのか、1日、1週間、1ヶ月、1年といった単位で調べるといいでしょう。
それと、SNSサービスを利用することで、何を得ているのか考えてください。
いいことも悪いこともあるでしょう。私がFacebookを利用していたとき、フレンドの中には、「Facebookは私のこころのいやし」と言っていた人がいます。
けれども、中には、義務感で、人の投稿に「いいね」を押していて、内心疲れている人もいるんじゃないでしょうか?
「いいね」ボタンを押すのは、仕事でもなんでもないのに、知らないうちに仕事みたいになるのです。
何も考えず、とりあえず、すべてに「いいね」を押している人もいるかもしれません。なぜなら、いちいち「これはいいねに値するか否か?」なんて考えていたら、疲れるからです。
ですが、何も考えずにすべてに「いいね」を押すのも、それはそれで脳に負担がかかっています。ハートマークを検知し、そこにカーソル/指先を持っていき、タップするというシンプルな行動も、数が増えると大変です。
というよりも、そもそもスマホの画面を長時間見るのは、ずいぶん目に負担がかかります。
スマホを使いすぎないほうがいい理由⇒なぜスマホとの関係を見直すべきなのか?(TED)
減らしてみる
現状をチェックしたら、いまより、SNSサービスを利用する時間とエネルギーを減らせないか考えます。
具体的には
・使う時間と時間帯を決める(1日15分だけ、ほかの人がいるところでは使わない、など)
・スマホからSNSのアプリを削除する(パソコンのみで使う)。
・そのつどログアウトする
・使うSNSのサービスを絞る
・大量にアンフォローする
こんなことをするといいでしょう。
特に、スマホからアプリを削除するのは効果的です。SNSがくせになってしまうのは、いつでもどこでも簡単にスマホからアクセスできるからです。
ソーシャルメディアの使用を制限すると、広告にさらされる度合いも減るので、無駄遣いも減ると思います。
「私はSNSなんてやってない」という人は、昔ながらのソーシャルメディアの見直しをするといいでしょう。手紙の交換、贈り物の交換、各種ランチ会に相当するもの(ママ友ランチなど)。
2.買い物リストの導入
買い物リストとは、何を買うか買いたいものをリストアップした紙切れのことです。デジタルツールを使う人もいるかもしれません。
衝動買い防止に効果的と言われており、私も、無駄遣いを防ぐ方法としておすすめしています。
買い物リストを使う理由
買い物リストを使う利点はたくさんありますが、暮らしのシンプル化という点から言うと、これから行う買い物の目的を明確にできるのが、一番のメリットです。
何も考えずに店に行くと、たとえ、頭の中には、多少の心づもりがあったとしても、全然関係のないものに心を奪われ、買ってしまいます。
何の目的意識もなく、店に入るからです。
それは、戦いに丸腰で向かうようなものです。
予定外の物は、しばしば、いらない物であり、家の中でガラクタ化するため、シンプルライフにしたいなら、何をおいても買い物リストを作成するべきなのです。
リストを書けば、自分の目的(ゴール)が明確になるので、店内で気が散りません。
リストに、食パン、牛乳、単4の乾電池2個、とあれば、それらを買うことが、これから自分が店に行って達成すべきミッションです。
これ以外のことをする必要はないので、ほかの物に気を取られず、さっさと買い物をすませられるから、時間だって大幅に節約できます。
「これ以外のことはしなくてもいい」とわかっていると、迷わないので、これが心の負担を大きく減らします。
さらに、買い物リストを書くときに、ニーズ(必要な物)とウォンツ(欲しい物)を識別することもできます。
ニーズとウォンツについて⇒ミニマリスト的節約術の極意は、「必要なもの」と「欲しいもの」をしっかり分けること
ニーズとウォンツを区別することができれば、浪費が減ります。
もちろん、家にあるのに二重に買う、必要なものを買い忘れるといったミスも防げるので、ストレスも軽減できます。
買いすぎも防止できるので、食品ロスも防げるでしょう。
店に行くまえに、ほんの数分、リストを書くのに費やすだけで、こんなにいろいろなメリットがあるのです。
やらない手はありません。
リスト書きを習慣にするためには、リスト用のメモ紙を特定の場所に鉛筆と一緒に置いておいたり、専用のメモ帳を用意するといいです。
私は買い物リスト専用のメモ帳を持っていて、いつもバッグに入っています。
いらない紙があたくさんある人は、それをメモ紙にすれば、紙の断捨離もできますね。
リストにあるものだけを買う
買い物リストを持って店に入ったら、リストにある物だけを買います。
ほかの物を買いたくなるかもしれませんが、買ってはいけません。
リストにない物を買うか買わないかは、私の経験では、習慣にすぎません。
買わないと決めてしまえばいいのです。
必要な物はリストにすべて書かれているのだから、何もほかのものをわざわざ買わなくたって、生活に困ったりはしません。
3.人の話をじっくり聞く
周囲の人とある程度有効的な関係を築いていないと、生活が複雑になります。
いらない気を使ったり、しなくてもいい弁明や釈明をしたり、同じことを相手に何度も言ったり、言われたりといったことが増え、時間を取られ、心が消耗します。
人とうまくやる一番の秘訣は、相手の話をじっくり聞くことだと思います。
相手が話しているのをさえぎって、自分の言いたいことをがんがん言う、相手が話しているのを、聞いているふりだけして、実はちゃんと聞いていない、なんてことをしていると、コミュニケーションの質が落ちます。
人は、誰でも、自分のことを尊重してほしいと思っています。
その点については、こちらの本に詳しく書いてあります。
その人のことを尊重する第一歩は、相手の話していることをじっくり聞くことです。
自分のことばかり一方的に話す人を好きな人はいません。対人関係のせいで、人生が複雑になっていると思ったら、聞き上手をめざすのがベストではないでしょうか?
聞き上手になる方法は、過去記事に書いています。
聞き上手になる。よく聞くための5つの方法・ジュリアン・トレジャー(TED)
他人とうまく会話する10の方法:セレステ・ヘッドリー(TED)
実は私も、夫の話をあまりよく聞かないところがあります。
「どうせまた、わけのわからないこと言うに決まってる」という思い込みがあるからです。
こんなふうに、相手のことを決めつけて、話をすると、うまくコミュニケーションが取れず、ストレスがたまります。
それに、「どうせ、また変なこと言うんだ、この人は」と思っていると、その気持ちは、しっかり相手に伝わるのが恐ろしいところです。相手は受け取ったそのメッセージを言語化できないでしょう。ですが、なんとなくいやな気分になるのです。
さらに、私は、話をするときは、気持ちゆっくりめに話すことにしています。
先を急ぎすぎるから、相手の話をじっくり聞けないし、話すときも性急になってしまうのです。人と話をするときも、スローダウンを心がけるといいでしょうね。
スローダウンする方法⇒スローライフを送る15の方法:ゆっくり心穏やかに暮らすためにできること
続きはこちら⇒すぐにできる! 人生をシンプルにする10の方法(その2)
シンプル化に役立つ過去記事もどうぞ
もっとシンプルな生活をするために、今日からできる4つのこと。
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やってみると暮らしがシンプルになることを3つ紹介しました。
スマホやインターネットを利用すると、スマートに暮らせると思っている人がいますが、これは誤解です。
自分では、スマホを上手に使いこなしているつもりでも、スキマ時間をすべて奪われる、スマホにあやしてもらっている、といった状態になりがちなので、気をつけたほうがいいです。自戒を込めて。