家計簿をつける主婦

お金を貯める

ミニマリスト的節約術の極意は、「必要なもの」と「欲しいもの」をしっかり分けること

50代半ばで貯金がない主婦が、なんとかリタイアまでに、それなりにお金を貯めるシリーズ。今回は、ミニマリスト的節約術の要をお伝えします。

たとえ、現在、どんぶり勘定でも、ろくに貯金がなかったとしても、このポイントを意識すれば、少しずつお金が貯められます。

その極意とは?

2ステップあります。

ステップ1:お金の使いみちを以下の3つに分ける。
1)生きるのにどうしても必要なもの
2)生活するために持っているべきもの
3)欲しいもの

ステップ2:自分のお金は、基本、1)と2)だけに使う。3)は、ほんのちょっぴりだけ。

つまり、生きていくのに必要なものを買い、基本的に「欲しいもの」は買わない、ということです。

詳しくお伝えしますね。



「必要なもの」と「欲しいもの」を明確に分ける

ビジネス用語でニーズ(needs 必要なもの)とウォンツ(wants 欲しいもの)というのがあります。簡単に言ってしまうと、ニーズは必要なもので、ウォンツは欲しいもの。

マーケティングなどではもっと別の定義もありますが、ミニマリストの私にしっくりくる定義は、ニーズは有限であり、ウォンツは無限である、というものです。

つまり、人が生活するのに必要なものは、限定されているのです。ところが、欲しいものはどこまでも無限。欲しいものを、何も考えずに買っていると、いくらお金があっても足りないのです。

そこで、まず、現在自分がどんなものにお金を使っているのか思い浮かべ、ニーズとウォンツに分けてみます。

ただ、中には、ニーズなのかウォンツなのかわからないものがあります。生きるのにどうしても必要なわけではないが、それがないと著しく生活しにくくなってしまうものです。たとえば洗濯機とか。

このようなもののために「持っているべきもの」というカテゴリーを作ってみました。

月々実際にお金を払っているものや、すでに自分が持っているものを、「必要なもの」、「持っているべきもの」、「欲しいもの」に分類してみてください。

私の場合、以下のようになります。

ミニマリスト主婦に必要なもの

必要なもの(ニーズ)

●住む場所(自分の身の回りの物を置き、寝起きする場所、お風呂つき)
●食べ物、水
●最低限の衣類、履き物など
●仕事
●健康保険、社会保険など
●最低限の食器
●最低限の寝具⇒ミニマルな寝床を実現~床に毛布をひいて寝るようになって4ヶ月、こんな変化あり
●ボールペン1本とノートかメモ帳
●100円ショップで買った老眼鏡

持っているべきもの

●パソコン(仕事に使う)
●スマホ(これも仕事に使う)
●プリンタ(これも仕事に使う)
●机の上に乗っているライト(夜使う)
●フランス語の辞書や本とか(これは自己投資)
●銀行口座、クレジットカード、パスポート、移民のカード
●置き時計
ドライブラッシングに使うブラシ
●精油(エッセンシャルオイル)。健康管理に使っています⇒薬なし生活~薬はすべて断捨離しアロマテラピーで健康管理
●バッグ、財布、ジョギングシューズ

欲しいもの(ウォンツ)

その他すべて






すべての持ち物を洗い出したわけではありませんが、だいたいこんな感じです。

こういうリストを自分なりに書いてください。必要なものは、みんなほとんど同じだと思います。持病があって、薬がいるとか、目が悪いからメガネがいる、といった違いはあるでしょう。

持っているべきものは、もっと個人差があります。たとえば、公共交通機関がないところに住んでいるなら、車が必要でしょう。

「欲しいもの」は買わず、ノートに書く

今後は、「欲しいもの」に入るものは、買わないようにします。「何これ欲しい」と思ったら、買わずに、ノートに書いてください。

金子由紀子さんは、「欲しいモノノート」を作りましょう、と「引き算する暮らし」という本に書いていました⇒ショッピングが止まらないあなたに伝えたい。物欲を否定せずに向き合う方法、金子由紀子流。

それでもいいと思うし、「ウィッシュリスト」としてもいいし、「夢手帖」「購買予定帳」「物欲解消ノート」なんでもいいです。

そのようなノートか手帳を1冊用意して、「欲しいな」と思ったら、書いてください。間違ってもすぐに買ってはいけません。

私はスケジュール帳のおしまいのほうにあるメモ欄に書いています。
私のスケジュール長の説明⇒ツイン手帳を愛用中~手書きにこだわる50代節約系主婦の手帳術

まず、これだけで、無駄遣いは減ります。ですが、アグレッシブに貯金をするためには、常に最初の2つのリストのブラッシュアップをしなければなりません。

「必要なもの」「持っているべきもの」を見直す

「必要なもの」「持っているべきもの」の見直しとは、本当に必要なのか、今一度検討することです。

たとえば、寝起きするところは、誰にでも必要です。しかし、それが、今住んでいるような場所であるべきかどうか、というと必ずしもそうではないでしょう。

もしかしたら、もっと小さな家でいいかもしれません。やたらとたくさんあるスペースは、「必要なもの」ではなく、「欲しいもの」という位置づけになります。

一部屋まるまる不用品置き場になっていたら、これは、絶対「欲しいもの」ではないですね。

いしだあゆみさんは、還暦を迎え、大きな一軒家から1LDKのマンションに引っ越しました⇒いしだあゆみさんに学ぶ、60歳からの断捨離とミニマルライフ

生活できるのなら、こんな小さな家でもいいのです⇒小さな家(タイニーハウス)に住むことは自分の夢を叶える糸口になる(TED)

もっと言えば、住むところは自分の家である必要もありません。シェアハウスに住んだり、ハウスシッティングすることもできます。

ハウスシッティング(house sitting)というのは人の家の面倒を見ることです。何かの都合で、数ヶ月、あるいは1年とか2年、長期に渡って家を空ける人の家を預かり、そこに住んで、庭木に水をやったり、ペットの世話をします。

その家に無料で住むかわりに、家の面倒を見るのです。

今は、ハウスシッターとして登録するサイトがあるので、そういうところに登録しておけば、ハウスシッターを探している人から、コンタクトがあって、晴れてシッターとなれます。

日本ではハウスシッティングはあまりないと思いますが、オーストラリアなんかではよくあります。近親者に家に住んでもらう、というケースも多いですが。

ハウスシッターの実績を積めば、何年間かは、ハウスシッターとして住宅費なしで、生きられるかも。ただ、住所不定だと、いろいろ面倒なことがあるので、若い人に向いている生き方でしょうか。

こののように、家に住まない選択肢もあります。

「持っているべきもの」は、「必要なもの」より、さらに見直しの余地があります。たとえば車に乗っているけど、べつに自転車でいいじゃないか、と思うかもしれません。

「欲しいもの」が、「持っているべきもの」に変わることだってあります。

高い会費を払ってスポーツジムのメンバーになっていたとします。スポーツジムでシャワーをあびて、家ではお風呂に入らなくていいのなら、お風呂なしの家賃の安いアパートに引っ越すことも可能です。

このように、「必要なもの」「持っているべきもの」のリストをを客観的に検討して、できるだけ精度をあげていくと、ますます節約ができるしくみです。

「必要なもの」と「欲しいもの」に使うお金は分けておく

ある程度、リストが完成したら、予算を立てていきます。この時、「必要なもの」「持っているべきもの」「欲しい物」に使うお金をしっかり分けてください。

お金の管理の仕方は人それぞれですが、やはり「現金主義」がいいと思います。

クレジットカードを利用すると、タイムラグがあるので、家計管理が難しくなります。それに、お金を使いすぎてしまいますね。

クレジットカードだとお金を使いすぎてしまう理由⇒クレジットカードを使うとお金を使いすぎてしまう5つの理由

私は、古典的な袋分けをやり始めました。毎月一定額だけ、お金をおろして、1週間に使う分を決め、それぞれ袋に入れています。

財布にはその週使う分だけのお金を入れます。今のところ、「欲しいもの」には全く予算を計上していないので、日々のやりくりから余ったものが、「欲しいもの」を買う費用になる予定です。

費用ごとに細かく封筒に入れている人もいます。あなたに合った方法でやってみてください。

理想は、「欲しいもの」への支出を極力減らすこと。しかし、あまりに「欲しいもの」を我慢してしまうと、生活にうるおいがなくなるので、少しはお金を使ったほうがいいでしょう。

家計再生コンサルタントの横山光昭さんも、日々のやりくりで余った少額のお金は、インスタントコーヒーの空き瓶に入れて貯めておき、無駄遣いしなさい、と書いております。
~~~~~~~~~
「必要なもの」と「欲しいもの」をきっちり分けるのはそんなに簡単ではありません。特に「持っているべきもの」で、いろいろ考えこんでしまうでしょう。ですが、とにかくやってみる、考えてみる、というところに大きなポイントがあります。

意識しないと、必要でもないのに、時には、欲しくもないのに、どんどんお金を使ってしまいますからね。

この方法は、ガラクタも増えず、一石二鳥です。





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