探しものをする男性

ミニマルな日常

物の定位置を決める5つの原則。現実的な収納をめざしストレスをためない。

片付いた部屋をキープするには、それぞれの物のしまい場所を決めるべきだと言われるけど、そもそもどこもかしこも物がいっぱいで、どこにしまっていのかわからない。

それにそれぞれの物に、いちいちしまい場所を考えるのは、大変な作業だ、という主旨のメールをいただきました。

今回はこの問題の解決法、つまり物の定位置の決め方をお伝えします。



手段と目的を取り違えると大変になる

まず、書いておきたいのは、物の定位置を決めることは、目的ではなく、手段だということです。

目的は必要な物を必要な時にさっと取り出せるようにすることです。

そのために、物の定位置を決めるのです。

物の定位置を決めることが目的になると、「家にある物に全部、定位置を決めなければいけない」と思ってしまい、人生が複雑になります。

最終的な目的を忘れないで、ことに当たってください。

では、以下に、物のしまい場所を決める原則を書いてみます。

生活環境は人それぞれなので、この通りにはいかないほうが多いでしょう。もし、「これ、どこにしまったらいいんだろ」と迷うときがあったら、参考にしてください。

1.まずはいらない物を捨てる←最重要ポイント

しまう場所がないということは、収納スペースが物で満杯ということなのです。だから、家にある収納場所に入っている、いらない物をできるだけ断捨離してください。

物が詰まっている部屋、押入れ、棚、クローゼットなどを順番にクリアしていってください。

1日15分でいいです。

もちろん、もっと時間をかけてもいいけれど、無理は禁物です。

参考⇒「15分で27個捨てましょブギ」を続けて気づいた「捨てる」最大のコツとは?~ミニマリストへの道(30)

この段階で捨てれば捨てるほど、あとの作業がラクになります。

2.引き出しを1つ決めて細かい物入れにする

いらない物をどんどん捨てていくと、押入れや、机の引き出しなどがだんだんスカスカになっていくはずです。

そうしたら、自分がアクセスしやすい引き出しを1つだけ決めて、そこに、細かい、住所不定のものをすべて入れます。

私の実家でいえば、茶の間に、電話をのせている低い棚に引き出しがあります。ここは玄関にも近いです。

このような引き出しに、鍵、印鑑、筆記具、老眼鏡、切手、メモ帳など、日常で使う細々としたもので失くしやすい物を入れておくといいです。

実際は、母は全然いらない、どうでもいいものもたくさん入れているので使いにくくなっています。本当に必要な物だけを入れてください。

物が取り出しにくい、探しにくい、という原因の大半は、「余計な物が多すぎること」です。頻繁に探しものをすることは、物が多すぎる印なので、できるだけ、不用品を排除すればいいのです。

家の中でよく迷子になっているものはとりあえず、すべてこの引き出しのような、手頃な場所にしまいましょう。

すると、何かを失くして探しまわる、ということが減ると思います。

もし、そういう手頃な引き出しがなければ、カゴなどを使ってもいいです。住所不定で、始末に困るものはすべてここに入れてしまうのです。

所持品が少なければ、これだけで問題は解決します。

次に、しまい場所を決めるときの一般的な原則をお伝えします。



原則1:物は使う場所のそばにしまう

台所で使うものは台所にしまってあると思います。このルールをリビングルールや寝室でも適用してください。

まあ、普通に暮らしていたら、自然とそういうしまい方になると思います。

わざわざ面倒な場所にしまう人なんていないでしょう。

もし、リビングルームで使う何かが、遠い部屋にしまってあるときは、リビングルームに物が多すぎるので、リビングルームの断捨離をしてください。

参考⇒散らかった居間を断捨離~今すぐリビングルームから捨てられるものリスト

原則2:種類が同じものは、同じ場所にしまう

洋服は洋服ダンスにしまい、本は本箱にしまいます。このルールを居間や玄関で、転がっているものにも適用してください。

すでに似たものに住所が決まっているなら、そこに同居させればいいのです。

たとえば、台所のテーブルにいつも、子供の学用品がのっているのなら、子供の部屋の机の引き出しに戻すことを徹底します。

戻すだけでいいんです。簡単です。

まめに戻すコツ⇒なぜ物を出しっぱなしにするのか?その5つの理由と対策法。

似たもの同士は一緒にさせる、とおぼえてください。

ただし、原則1の、使う場所のそばに置くルールを適用させると、同じ種類でも置き場所が異なることがあります。

私は基本、物は一つずつしか持たない方針ですが、ハサミは複数(3丁)持っています。1つは台所、1つはデスク、もう1つはバスルーム(髪の毛を切る用)とそれぞれ違う場所に置いています。

原則3:同じときに使うものは、同じ場所か近い場所にしまう

これも、ごく常識的な原則です。毎朝、コーヒーメーカーを作ってコーヒーを飲むなら、コーヒーを作って、飲むときに使うすべてのものを同じ場所か、あるいはごく近くにしまってください。

コーヒーを使うときに必要なものは
- コーヒーメーカー
- コーヒー豆
- 水
- コーヒーメーカーの電源を取るもの
- フィルター

コーヒーを飲む時に必要なのは
- マグかコーヒーカップ
- 人によってはシュガーやミルク
- 人によってはスプーン

このぐらいです。

毎日コーヒーを飲むなら、コーヒーメーカーはキッチンのカウンターにのせておいたほうがいいでしょう。

ほかの器具やツールもコーヒーメーカーのそばに置くのが理想です。

キッチンが広いと、それぞれを遠くにしまってしまうこともありますが、実はこれは家事を複雑にしています。

またマグやスプーンを持ちすぎると、選ぶという作業が増えて、これもプチなストレスになります。

原則4:あまり使わないものは遠くにしまう

コーヒーメーカーのように毎朝使うものは、目と鼻の先に置けばいいのですが、めったに使わないものは、遠くにしまってください。

これもごく基本的な原則です。「そんなのあたりまえだ」と思うでしょう。

ところが、部屋がごちゃごちゃの人は、毎日使うものも、めったに使わないものも、何もかも同じような場所に置いています

多くの人が、もっともアクセスしやすい、収納場所の一等地に、めったに使わない物を置いてしまいます。

たとえば、食器棚の引き出しや、流しの引き出しを開けてみてください。ものすごく使用頻度が低いものが入っているのではないですか?

たとえ、カテゴリー的には、台所に属しているものでも、めったに使わない(だけど年に数回は使う)物は、もっとアクセスしにくい、別の部屋に持っていったほうがいいのです。

これは原則1に反すると思うかもしれませんが、そんなことはありません。原則1は、あくまでも「その部屋で使うものはその部屋に置く」ということ。

めったに使わないものは、置いてはだめなのです。

実際、私は、以前の家で、フードプロセッサーが邪魔だったとき、使用頻度の低い食器と一緒に階下に持っていったら、台所が格段に使いやすくなりました。

「遠くに置くと、使わなくなっちゃう」と心配する人がいますが、そういう物はもともと必要ではない物なのです。処分してください。

遠くにしまうときは、ノートに何をどこにしまったから、リストを書いておくことをおすすめします。

そうすれば、必要なときに、すぐに取り出しに行くことができます。

原則5:しまいやすさ、取り出しやすさも考える

収納場所の一等地はもちろん、ちょっと遠い場所にしまうときも、しまいやすさ、取り出しやすさにこだわってください。

あまり複雑な収納はしないほうがいいです。

食器を食器棚の奥と手間に置く人は多いのですが、すべて一列だったら、ストレスなく出し入れできます。

子供がいる家庭では、子供が使うものは、子供でも手の届くところを定位置にすれば、子供でもちゃんと出し入れできます。

その他の注意

●熱や湿気に弱いものは、そういうもののそばに置かない。

●危険物は子供の手の届かないところに置く。
薬品や、洗剤、ナイフ、ライナーなど。

何年も前に、日本で小さな子供たちだけで留守番をしていて、ライターで遊び始めて、火事になって焼け死んだ、という事件があり、私はとても衝撃を受けました。

ちょっと気をつければ簡単に防げた事故です。

●家族の意見も取り入れる
それぞれの家族に、片付けのクセがあります。それを無理やり矯正して、しまい場所を決めると、よけいなトラブルを招きます。

可能な限り、家族の行動パターンは許容するようにしてください。

☆こちらの記事も参考にしてください⇒物をしまいやすい収納にする5つのコツ。片付け方を変えて汚部屋脱出。
==========
いろいろ書きましたが、一番大事なのは、いきなりすべてを定位置にきっちり戻すことにフォーカスしすぎないことです。

1日15分ずつ片付けしながら、ゆるく物の場所を決めていってください。

また、生活環境が変われば、しまい場所も変わるので、臨機応援に対応することが望まれます。

それと、完璧主義に陥らないでください。「これのベストなしまい場所はどこであろうか?」と考えすぎない、ということです。

別にベストじゃなくても、そこそこ取り出しやすければいいのです。





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