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ものは少なめにして、スペースに余裕のある部屋に住みたい。
そんな希望を持つ人に、うっかり買ってしまうと、部屋がごちゃつくものを7種類紹介します。
次回、買い物するときは、この記事のことを思い出して、買いすぎを防ぎましょう。
1.大きすぎる収納家具
「私はものをいっぱい持っているから、たっぷり収納できる家具がほしい」。
たとえそう思ったとしても、いきなり大きな収納家具を買ってはいけません。
というのも、不用なものをいっぱい持っている可能性があるから。
すでにかなり断捨離して、所持品を厳選したと思っても、まだまだいらないものを持っていることが多いんです。
私はどちらかというと「持たない暮らし」をするほうです。それでも、春に引っ越しをする前に、所持品を全出ししたら、「もっと早く捨てておくべきだった」と思うものがたくさん出てきました。
小さな家でも家の中にはたくさんのものが詰め込まれています。持っていることを忘れているものもたくさんあります。
大きな家具を買うのは、すべてを把握してからでも遅くありません。
そもそも大きな家具は、値段が高いし、捨てるのも難しい。いったん所有してしまうと、やっかいものになる可能性はほかのものよりずっと大きいのです。
壁面を覆い尽くすオープンシェルフを捨てるのに苦労している読者は、1人は2人ではありません。
2.小さな雑貨や飾り物
大きな家具も問題ですが、逆に小さな雑貨も、安易に買わないほうがいいです。
たとえば、
・小さな置物、フィギュア
・土産物屋にある小さな記念品
・クリスタルやガラスの飾り物
・マグネット、フォトフレーム、キャンドルホルダーなど女性が買うのが好きな小物
こうした雑貨はそこまで高くないし、小さくて手に取りやすいから、自分で買ったり、贈り物としてもらったりすることが多いです。
手に入ればうれしいかもしれません。しかし、想像つくと思いますが、数が増えると散らかる原因になります。
雑貨や飾り物を買うのが好きなら、すでに家にいっぱいあるはずなので、先に、手持ちのものをちゃんと使えているか考えてください。
どうしても買ってしまう人は、半年ぐらい雑貨を買わない挑戦をするといいでしょう。小遣いも無駄にせずにすみます。
誰でもできる『買わない挑戦』の始め方。自分ルールで楽しく実践。
3.用途が1つしかないキッチンガジェット
1つの用途に特化したキッチンツールや小型家電は買いすぎないでください。
たとえば、
・ゆで卵メーカー:日本にあるのかどうか知りませんが、元夫は持っていました。めったにゆで卵を食べないのに。
ゆで卵を作りたいなら、ふつうに鍋を使えばいいのです。
・エッグセパレーター:卵白と卵黄を分けるツール。昔、私も持っていて、ケーキを作るときによう使っていました。確か、計量カップとセットでした。
白身と黄身は卵のからや手を使って分けられます。
白身と黄身の分け方。
シェフ(料理のプロ)は、エッグセパレーターのような専用ツールは使わないでしょう。
彼らは効率を重視しているので、無駄にキッチンのスペースを取り、洗い物を増やす道具は使わず、基本的なテクニックでさまざまな作業をこなすのではないでしょうか?
ほかにも、アボカドやニンニク専用のスライサーなどありますね。
たいていのことは、手、ナイフ、スプーンなど、すでにキッチンに備わっているものでできます。
あなたもシェフのように、効率よくキッチンを使うことを目指してください。
4.安価な服
安い服を買いすぎるとスッキリ暮らすことができません。
ファストファッションのおかげで、安価な値段で服を買えますが、安い服はあまり長持ちしません。
首元が伸びたり、糸がほつれてきたりといった問題がわりとすぐに生じます。
そんなことよりも、ファストファッションの一番の問題は、知らないうちに大量の服を持ってしまうことです。
値段が安いと、1着でいいところを2着、3着と買ってしまうんじゃないでしょうか?
何着も購入できるため、服が増えすぎて部屋が散らかるので、「服が多すぎる問題」がある人は、しばらく、高い服だけを買うようにしてみるといいでしょう。
質がよく、仕立てがよく、長く着られるものを少数持ったほうが、たんすもクローゼットもスッキリします。
高い服が「高くて」買えないなら、古着で手に入れることを考えてください。
これまで買った服でしばらくは生活できるので、毎月、服を買ったつもりで、少しずつ貯金し、たまったところでいい服を買うのはどうでしょうか?
5.紙の本
きのう、本の整理に関する記事を書きましたが、雑誌や書籍も、片付かない部屋を作る原因になります。
手放せない本への執着を解消する考え方~たっぷりあるマインドを採用する。
本がたくさんある人は、これ以上増やさないために、電子書籍をメインで読むことをおすすめします。
私も、紙の本は買わず、電子書籍かオーディオブックで読書を楽しんでいますが、昔に比べたらかなりスッキリ暮らせるようになりました。
ふだんは電子書籍で読み、デジタルになっていない本は、図書館で借りて読むというスタイルがいいと思います。
家に入るほうを抑えながら、増えすぎた本を地道に整理して、使いやすい書棚を作ってください。
6.マグカップ、タンブラー、水筒
マグや水筒は、単に飲料を飲むためだけの実用品ですが、いつのまにか、おしゃれなステータスシンボルになった気がします。皆が自分のカップや水筒を持ち歩くようになってから、トレンディアイテムの仲間入りをしました。
先日、私の水筒の話を書きましたが⇒使い捨てに頼らない暮らしをするアイデア(包装・運搬編) 私が使っている「S’well(スウェル)」というブランドの水筒も、ものすごくいろいろなデザインのものが出ています。
水筒のメーカーはここだけではありませんし、Starbucksも季節ごとにタンブラーを出しており、そこら中にカラフルな「飲み物入れ」があふれています。
でも、買ってしまってはいけません。
マグや水筒は、単に飲み物を入れるためのものだから、数はそんなにいりません。
この当たり前の現実を受け入れてください。
趣味で集めているのでなければ、ふだん使うもの数個だけを使うようにし、新しいものは買わないようにしましょう。
マグや水筒を増やさないために、持つ数を決めたり、置き場所に制限をかけるといいかもしれません。
ワンインワンアウトのルールも試してください⇒物を減らすのに、ワンインワンアウト(1つ買ったら1つ出す)は本当に効果があるか?
7.未来の自分のための買い置き
ネットでもリアル店舗でも、ショッピングをしていると、「今はいらないけど、そのうち使うときがくる」と思うものや、「あると便利そう」と思うものに出会うことがあります。
そうやって買ったものの中には、将来、確実に使えるものもあるかもしれませんが、何も今、買う必要はないですよね?
特に、すでに家の中に十分すぎるほど似たようなものがあるときは。
「あると便利かも」と思って何かを買うのは、片付かない部屋に行く列車に乗るようなものです。未来の自分のために買い置きしていると、余命を宣告されない限り、死ぬまで買い置きしてしまいます。
未来の自分の世話は、そのときの自分がすればいいんです。
今は、今の自分が必要としているものだけを買いましょう。
ニーズとウォンツについて考えてみると、買い置きをしすぎないでしょう。
ニーズ(必要なもの)とウォンツ(欲しいもの)に敏感になる:知らないうちにお金が貯まる行動案(その6)
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うっかり買ってしまうと、部屋がスッキリしないものを7種類紹介しました。
このほかにも、自分が好きで買ってしまうものがあると思います。コスメや文具、靴、趣味の手芸に関するものなど。
何かを買うのは楽しいことですが、数を増やすと散らかって、結局、自分が苦しくなることを忘れないでください。