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人生にはなんとなく腑に落ちないできごとや、モヤモヤしてしまうできごとが、よくあります。
しばらく前に、ポケモンカードを安く売ってしまい、その後値上がりしたので、後悔している読者のエピソードを紹介しました。
この話には多くの反響があり、「似たような経験がある」「手放したものの価値を気にしすぎるのはよくあること」といった感想が寄せられましたので、別の記事で紹介しました。
ポケモンカードを安く売って後悔している人が 前向きに生きるための考え方
今回は、さらに別の読者の感想と、相談してくれた当事者・ツムギさんからのフィードバックをシェアします。
腑に落ちないできごとをどう受け止めるか、読者の声とともに、一緒に考えてみましょう。
まず、アラ還でもJKの父さんのお便りです。
ポケモンカードの価値は変動するもの
件名:ポケモンカードを安く売ってしまって後悔している読者のお便りの感想
ポケモンカードを安く売ってしまって後悔している読者のお便りの感想ですが、サブカル系のグッズは人気が出るともの凄く価格が上がってしまいますが、ブームが去ると紙切れ同然になってしまいますよね。
ポケモンの他にも人気があるのは遊戯王ですかね。
一時息子が何枚かカードを持ってましたが、今は全く興味がないのでいつの間にか捨ててしまったようです。
ただこの手の損得勘定は、売るときの価格ではなくて業者あるいは売り手の販売価格なので買い取り価格が同じとは限らないのではと思います。
安く買って(仕入れて)高く売るという商売の基本原則として。
私も一時フイルムカメラに凝って、売るときに高くなるのかなと思っていましたが、そんなこともなく、楽しんだ分の価格を引いた価格で売れたのだから十分満足でした。
株式売買なんかは損得勘定の最たるものですが、ああいうのに夢中になる野郎(女性も)は大嫌いです(汗水流さないで稼ぐことから)
アラ還さん、こんにちは。いつもお便りありがとうございます。
サブカル系のグッズやコレクターズアイテムは、そのときの人気や需要によって価値が大きく変動する…なるほどそのとおりですね。
おっしゃるように、たとえ市場で「このカードは○万円で売られている」と言われていても、自分がその価格で売れるとは限らず、実際の買い取り価格はもっと低い可能性はありますよね。
こうした仕組みを考えると、「あのとき売らずに持っていれば」と思ったとしても、そもそも理想的な条件で売れる保証は何もないとわかります。
手元にあったとき、そのアイテムを楽しみ十分に満足した上で手放したのであれば、それもまた価値のあることだったので、これ以上の価値を求めるのは、少し欲張りかもしれません。。
不用品を売ることだけでなく、人生全体を見ても、「あのときああしていれば…」という思いは尽きないものです。
しかし、常に最適なタイミングや最善の選択ができるはずはないので、どんな選択も「そのときの自分にとっての正解」だったと考えられるでしょう。
ツムギさんのポケモンカードの話も、「損をした」と捉えるのではなく、「そのときの自分がベストだと思って決めた選択だった」と受け止めれば、気持ちが軽くなるかもしれません。
アラ還さん、貴重な視点を共有していただき、ありがとうございました。これからもシンプルライフを楽しんでください。
どうぞ、お元気でお過ごしください。
次は、相談者のツムギさんのお便りです。
「考えすぎかも?」書き出すことで見えてきたこと
件名:遅くなってすみません!
不安を紙に書くということは、まさに私が必要だったことでしょう。
くだらん悩みだと思われそうですが、なにしろ今すごく毎日が楽しいのにも関わらず、仕事や勉強、恋愛などで悩んでいたのですから。
しかし、紙に書き出すと大概考えすぎかもと思います。
損得勘定、多いと言われてしまいます。
この前もちょうど、訳ありの友人におごり、その後すぐに関係を切られた(ブロックされた)のを、少し引きずってしまいました。
その程度の縁だったと飲み込めたらいいんですが、まだまだ損得で見てしまうところがあるそうです。
「カードを売って後悔したツムギさんの話を読んで」の話も読みました!
そうかぁ……みんな、こういうのは笑い話として、忘れていってたまに「あるある!」と思い出すんですよね。
さっき話をした、おごった後に急にブロックされてしまった元友人もそうですが、人生誰だってそういうことの一つや二つあるんですよね。
そういう経験がない方が、ちょっと都合が良すぎる人生ちゃうと思ってしまうような。
ツムギさん、お便りありがとうございます!
少しでも気持ちが整理できたならよかったです。
「不安を紙に書くことがまさに自分に必要だった」という気づき、すばらしいですね。
いつも書いていますが、書き出すとそれだけで気持ちが整理できるし、自分の思考や行動を客観的に見ることができます。
モヤモヤやイライラがあるときは、引き続き試してみてください。
「損得勘定が多い」と言われることについても考えたとのこと。
実際、おごった相手にブロックされてモヤモヤしたのも、「せっかくおごったのに…」という気持ちがあったからかもしれませんね。
誰かに何かをしてあげたとき、それに見合う何か(感謝や継続的な関係)を期待してしまうのは、人間として自然なことだと思います。
ですが、あまり見返りを期待せず、「自分がそうしたいからそうした」と考えるほうが気楽に過ごせます。
人生で「なんでこんなことに?」 と思うようなことが起きるのは、一度や二度ではありません。
何度も起こります。
ただ、そういうできごとに意識を向けすぎる生き方はおすすめしません。
「あまり喜べないできごと」との向き合い方について、簡単にアドバイスしますので、よければ続きも読んでください。
不本意なできごととの向き合い方
誰でも、不本意なできごとに直面することがあります。大きな問題でなくても、こころの中に引っかかって、しばらく尾を引いてしまうこともあるでしょう。
そんなときに、気持ちを楽にする考え方を4つ紹介します。
1.) どう捉えるかで、気持ちは変わる
起きたこと自体には本来「良い」も「悪い」もありません。どんな意味を持たせるかは、自分次第です。
ポケモンカードを売ってしまったあとの思考には、たとえば、以下の選択があります。
・損をした
・スッキリ片付いた
・一連のできごとからものへの執着を減らせた
友人におごったのにブロックされた件は
・利用されただけだ
・本当の縁ではなかったと分かった
・私がうざいから嫌われた
・人付き合いの学びが増えた
・とくに不思議でもない、よくあることだ
こんなふうにいかようにも考えられるので、自分のためになる選択をしましょう。
2.) 5年後に振り返ったら、どう思う?
今、モヤモヤしている出来事を、5年後、10年後の自分が見たらどう思うだろう? と考えてみると、長期的な視点に立って体験を振り返ることができます。
過去の失敗や後悔を思い出して、「あんなことで悩んでいたんだな」と感じることはありませんか?
多くの場合、時間が経つと、その出来事はさほど重要なものではなくなります。というより、私はすぐに忘れてしまいます。
今の違和感や悲しみは、時間が経つと「そんなこともあったな」と思う程度になるので、あまり深刻に受け止めるのはやめましょう。
3.)「これも人生の一部」と受け入れる
私たちは、「人生は順調に進むべきだ」と思いがちですが、実際には、思い通りにならないことや納得できないことの連続です。
そういうできごとに対して過剰に反応せず、「こういうこともあるのが普通なんだ」と受け入れたほうがストレスが増えません。
天気が悪いときに「雨なんておかしい!」と怒る人はあまりいませんよね。
それは、雨が降るのは自然のことだと分かっているからです。人生の出来事も同じで、嬉しくないことが起こるのも、ある意味「自然なこと」なのです。
人生が思い通りにいかない、と思ったときにやってみるといい4つのこと。
思い通りにいかない状態をなんとかしようとがんばりすぎてはだめ。
「これはそういうものだ」と思えば、モヤモヤが小さくなりますよ。
4.) 目の前のことに集中する
過去の出来事にとらわれていると、今を楽しむことができません。もし「あのときこうしていれば…」という気持ちがわいてきたら、今できることに意識を向けてみましょう。
たとえば、
・何か新しいことを始める(読書、運動、趣味など)
・部屋を片付ける(環境を整えると気持ちもスッキリする)
・誰かと話す(モヤモヤを言葉にするだけで整理できる)
・これからやりたいことを書き出す⇒頭の中のガラクタを断捨離するブレインダンプのやり方
過去よりも「今」「これから」に目を向けると、前向きな気持ちになります。
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今回は読者のお便りを紹介し、「あまり喜べないできごと」に出会ったときに気持ちを楽にするコツを紹介しました。
・出来事の意味を自分で決める
・未来の自分から見たらどう感じるか考える
・「これも人生の一部」と受け入れる
・目の前のことに集中する
こうした考え方を取り入れると、不快な気持ちが和らぎ、日々をもっと穏やかに過ごせるようになるかもしれません。
ツムギさんも、読者の皆さんも、ぜひ試してみてください。
あなたの心が少しでも軽くなればうれしいです。
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