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子供の頃から文房具が好きだったので、余計な紙ものをたくさん持っていました。ノート、便箋、封筒、レターセット、シール、そして絵はがきです。
今回は、ためこんだ絵はがきを何とかして使いきろうとあがいたお話をします。この体験から私が学んだこと。それは、もう2度と使うあてのないものは買わないしもらわない、ということです。
ポストカードはこうしてたまった
もう捨てましたが、わりと近年まで、小学校の修学旅行で、奈良と京都に行ったときに買った絵はがきとしおりを持っていました。
おみやげとして買っても、自分では全然使わなかったですね。
母や友達が旅行に行ったおみやげとしていただいた絵はがきも全部取っていました。フェリシモで外国のポストカードの会に入っていたこともあります。
絵はがきは意外とおまけや販促品としてもらうことがありますね。懸賞でもらったこともあります。
美術館や、イベントを案内している施設で、無料で配布している絵はがきを見つけるとしっかりもらってきました。
考えてみると、日本ではこんなふうに無料でいただける絵はがきが多いと思います。一度、カナダで、「どこかに(無料の)絵はがきはないだろうか」と探しましたが、なかなか見つかりませんでした。
やっと見つけても、裏に大きな字でイベントの宣伝が印刷してあり、人に出せないものでした。
子供のとき買っていたマンガ雑誌「りぼん」や、「小学◯年生」に付録としてついてきたこともあります。
私は付録がもったいなくて使うことができない子供でした⇒くさらない物も賞味期限を過ぎるとガラクタに~もったいなくてシールが捨てられなかった愚か者の独白
今は知りませんが、昔は雑誌にきれいな絵はがきが綴じ込みでついていることがよくありました。栗原はるみさんの「すてきレシピ」にもきれいな写真のポストカードがついていました。
貧乏性だった私は、雑誌を捨てることはあっても、絵はがきはちょきちょきとはさみで切って捨てずにいました。すでにたくさんあるにもかかわらず。
こちらは、大昔にマンガ雑誌についてきたと思われるポストカードです。その名も春のおたよりカード。4月のカレンダーがついています。
はがきの切手代が7円とは、いったいいつの時代でしょうか?調べてみたら、昭和41年7月1日から昭和47年1月31日までハガキの切手代が7円だったようです。
このハガキは、昭和46年ぐらいのものでしょうかね?私が12歳の頃になります。
女の子のセーターの袖のカラフルな縞柄が郷愁をそそります。そう言えば、私が子供の頃、重ね着が流行ったことがありました。こちらも調べてみたら、昭和45年(1970年)にレイヤードファッションが流行しています。
ちなみにこの年は、よど号ハイジャック事件が起きた年です。
やはり昭和46年ぐらいのハガキでしょうね。このように雑誌のとじ込みについていたハガキもしっかりためこんでいました。
このハガキ、2014年に実家の片付けをしているときに発見し、捨てました。使わずに、40年以上持っていたのです。我ながらあきれますね。
絵はがきは、ジグソーパズルの入っていた大きな箱にがさっと入れていました。あんなにためてどうする気だったのでしょうか?
仮に残りの生涯、毎日1枚ずつ絵はがきを書いて、友達に送って消費したとしても、一生で使い切れないほど持っていました。
しかも、実生活では、誰にも絵はがきなんて出さないのです。メールのほうが早いですからね。便りを出すときは、絵はがきを使うように心がけてはいたものの、年間5枚も消費できればいいところでした。
必死で絵はがきを使いきる方法を考えた
6年前、断捨離に励んでいたとき、かなり整理し、残した絵はがきは、ハガキサイズのホルダーにまとめました。
透明のポケット1つに、裏表に2枚ずつ入れました。こうすれば、パラパラと眺めて楽しむことができます。
実際に、パラパラとめくって眺めてみました。ホルダーのポケットは1枚ずつ入れるのを想定しているらしく、2枚入れたら、とても分厚い、デブなホルダーーになってしまいました。
パラパラ、パラパラ…。
「いや、いくらなんでも、こんなにはいらないよね」。
もっと減らしたいと思い、絵はがきの使い道について考えてみました。
☆絵はがきの使い道、7つ☆
1.ふつうの使い方をする
絵はがきを絵はがきとして使う、つまり、人に出すやり方です。カードや一筆箋として使うのもいいでしょう。
一時期、ポストカードを便箋代わりに使っていたことがありました。受け取った友達から「もったいないよ」という返信が届いたことがあります。
2.メモ用紙として使う
キッチンに絵はがきを数枚重ねておいて、メモしたいことがあるたびに、書いていました。
3.紅茶を蒸らすとき、カップの上にフタとしてかぶせる
昔、よく紅茶を飲んでいました。ティーバッグをカップに入れて、お湯を注いで紅茶を出す時、たとえ絵はがきでも、フタをしたほうがおいしく出ます。
4.壁に貼ってインテリアにする
大昔、カナダで学生だったころ、友だちの家に行ったら、私が送った京都の絵はがきがほかの国の絵はがきにまざって飾ってありました。
その人は、「いろんな国の絵はがきがあって楽しい」と言っていました。京都の絵はがきなどは、外国の方に送ると喜ばれるかもしれません。
5.プレゼントする
外国人と言えば、やはり学生のとき、同級生の男性(カナダ人)に、相撲の浮世絵の絵はがき(未使用)をあげたら、「ワオ、スモウ!」とこちらがびっくりするほど、喜んでいました。
未使用の絵はがきは人にそのままあげるのもいいかもしれません。
6.ヘラとして使う
キッチンに置いて、皿やフライパンについたソースや油汚れをこそげ取るのに使います。また、カウンターの上のゴミをかきあつめるのに使います。
7.お皿がわりに使う
乾き物のおやつやクッキーを絵はがきにのせて、お皿として使います。
一応、みんなやってみました。汚れているもの、気に入らないもの、ペラペラのものから順番に使っていきました。
絵はがきをこんなふうにして使うのはもったいない気もします。ですが、箱にずっと入れっぱなしよりましだ、と思っていました。
がんばって使って、残り60枚ぐらいにしたときに、もう一つの使い道を思いつきました。娘のクラフトの材料として使ってもらえばいいのです。
☆ミニマリストへの道、最初から読む方はこちらからどうぞ⇒何度も失敗したけど、今も前を見て進んでいます~「ミニマリストへの道」のまとめ(1)
☆ミニマリストへの道、この続きはこちら⇒モノを減らす一番の方法は収納しないことだと気づく:ミニマリストへの道(55)
娘に絵はがきを使いきってもらおうとしたが
娘が3、4歳の時、私がためこんだシールを、あっというまに使ってくれた実績があります。
娘は工作やお絵描きが好きな小学生に育っていました。当時9歳の娘に、「これで何か作っていいよ」と絵はがきの束を渡しました。
期待どおり、娘はかなりのスピードではがきを消費していきました。たまたまその時、娘は小さなサーフボードを作るのにこっていたので、たくさんのサーフボードができました。
コラージュにも使っていました。
娘は、「この絵はがきはきれいだから、使うのはもったいない」とは思いません。むしろきれいなものほど、使うのが楽しいみたいで、平気ではさみを入れていました。
「これで絵はがきもなくなりそうだ」と思っていた矢先、娘は絵はがきを使うことをパタっとやめました。
あきてしまったのです。
まだ40枚残っています。40枚ぐらいなら、まあ、いいか、と思い、ハガキ用のホルダーにしまいました。
この後、ちょこちょこ使ったり、何度か断捨離を経て、現在、絵はがきは8枚になりました。私は2度と絵はがきを買うことはないでしょう。
使うあてもないものを買ったりコレクションする習慣は完全に断捨離しましたから。