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衝動買いのくせを直そうとしているけれど、ほしい気持ちから逃れられない。
何かアドバイスお願いします。
このお便りに返信します。
まずメールをシェアしますね。なずなさんからいただきました。
ほしい気持ちがつのっています
洋服の話⇒服の買いすぎをやめたいけれど、着たい服が変わるので新しい服がほしくなる←質問の回答。
タオルの話⇒タオルを捨てることができません。うまい処分法はありませんか?←質問の回答。
筆子さん、いつもありがとうございます。
実は、、タオル捨てられませんでした。
45ℓのゴミ袋に使っていないタオルを入れてあります。そして、読者さまが「私ならぜいたくな雑巾として使う」とご意見下さったのを読みまして、私もそうすることにしました。
バスマットやエコバッグを買いたい
実は、また、同じことで悩んでいまして、
先日、伯母の付き添いでショッピングモールへ行ったのですが、ロフトというお店がありまして、またワゴンにセール品が載せてあるのです。
とても高級なタオル地の、エアーかおるブランドのバスマットが1500円でした。
定価では4400円、ネットで調べました。まったく同じものかはわかりませんが。
他に、最近の新しい素材なのかな、と感じた、あまりさわったことのない柔らかい感触の使いやすそうなエコバッグが、500円、980円と、定価の半分で売られていました。
そのときは買わないで帰ってきたのですが、これを、私が急いで買いに行かなかったら、廃棄されてしまうのでしょうか。
昔、ジャスコでアルバイトをしていたことがありまして、売れ残った品を、正社員の方が激安の値をつけて、従業員がぜんぶ買うというのを経験したことがありますが、それならいいんですが、(あまりよくないかもしれません)、あんなにいい品物を、もし廃棄するとしたら耐えられません。
いい品だから、売れると思って、たくさん仕入れたのに売れ残ってしまったのかもしれません。多少はやむを得ないのかもしれません。
ですが、私が買って、リサイクルショップに持っていけば、社会貢献になるのか、それとも反対なのかわかりません。だけどケチだし、そこまではできません。
必要ないのはわかっているけど
そしてさらに私は、ついつい最近、バスマットを買ったばかりで、我が家にバスマットが必要ないのはわかっています。
わかっていますが、
ほしい
ほしい……
躁状態なのかもしれませんが、もう一度、先日いただいた回答を読み直してみます。もし、なにか思うところがあればご意見をいただけると幸いです。
今年いっぱい洋服買わないチャレンジは続けております。
本当は、靴や下着も買わないつもりだったのですが、少し買ってしまいました。考えないで衝動的に買うのでなく、一呼吸置いて買うようになったので、それは進歩だと思います。
なずなさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
衝動買いがなくなってよかったです。
なにか思うところ? たくさんあります。まず、45リットルのゴミ袋にいっぱい、ほぼ新品のタオルが入っているのに、またバスマットを買うなんておかしくないですか?
バスマットってタオルの親戚みたいなものでしょ?
我が家にはバスマットはありません。体をふくフェイスタオル/リネンのクロスで足をふいています。
バスタオルやハンドタオルを捨てて、ストレス軽減:捨ててよかったもの(その4)
私は、お風呂からあがるとき、タオル(通常はリネンですが、今は、母が送ってきたフェイスタオルを使用)を、床にぽいっとほうりなげ、その上に足をのせて、水気を切ったのち、タオルの上からおります。
その後、そのタオルを拾い上げ、それで体をふいています。それで十分です。バスルームの床は、毎日ウエスでふいているからきれいです。
日本だと洗い場があるから、洗い場に立っているときに、タオルで足をふけばいいですよね? これなら、「床にタオルを置くなんて汚すぎじゃん、筆子」と思う人でも、できるでしょう。
というより、なずなさんの家には、もうバスマットの1枚や2枚はありますよね? それを使ってください。もし、本当に地球環境に配慮したいのであれば。
バスマットの売れ残りはどうなるか?
ロフトで売れ残ったバスマットがどうなるかは、売り場の店員かロフトのお客様窓口で聞いてください。
多くの場合は持ち越すと思います。
参考⇒アパレルの「売れ残り」、じつは「大量廃棄」されてなかった…その意外な真実!(小島 健輔) | マネー現代 | 講談社
持ち越して別の機会に大安売りしたものを誰かが買っても、余分なマットは結局、捨てられます。
それは家にある不用品と同じです。死蔵品は
・家の外に出される(廃棄、寄付、譲渡、販売)
・住人がなんとか使う
・住人が死ぬまでそのままそこに眠り続け、後日、家をからにする人が処理する
こんな運命をたどります。使う人がいなかったら放置か廃棄です。
廃棄されたバスマットは、資源ごみになるかもしれない、焼却されるかもしれない、ゴミ捨て場にずっと残っているかもしれない。もしくは、ものを捨てない人の家の中で、世代を超えて、ずっと眠っているかもしれません。
いずれにしろ、余分なものには、活躍する道がないのでゴミになります。
エコな暮らしをしたいなら、ゴミを減らす方向に動くべきです。
それは、セール品をたくさん買うことではなく、1つの品物を大事に使い切ることではないでしょうか?
セールになるたびに、タオルやエコバッグを買うのは、そういうビジネスモデルをサポートすることです。
タオルを買う人が減れば、タオルの生産数は減少します。売れなければ、採算が取れませんから。生産数が減れば、ゴミになる数も減ります。
本気で買い物習慣を変えたいなら
なずなさんが、服、タオル、バッグの買いすぎを自覚しており、その習慣を変えたい気持ちが本当なら、本気で取り組んでください。
このブログには、買わないコツを書いた記事が、たくさんあります。
本もあります⇒筆子の新刊『買わない暮らし。』(6月16日発売)著者による内容紹介。現在予約受付中です。
それらを毎朝5分ぐらい読んでください。「自分には関係ないな」と思っても、買い物に関する記事はすべて読むことをおすすめします。自分で要約して、手帳やノートに書き、時々読むのもおすすめです。
そして、できそうなことから、取り組んでください。
30日間待つノートを作る、買い物リストを作る、予算を立てる、買い物のログを取る、クレジットカードは解約、なぜほしいのかノートに書く、たっぷりあるマインドにシフトする、瞑想する、生活全体のシンプル化、広告から距離を置く。
先日もこんな記事を書きました⇒買い物の誘惑に負けてばかり。そんな人は負けパターンを把握しよう。
一度に全部やろうとすると挫折するので、毎月、1つか2つターゲットを決めて、徹底的にやってみてください。
買い物しない人と付き合う
ふだん、あまり買い物しない人と付き合ってください。
今回、おばさんの付き添いでロフトに行かれたのですね。いろいろな事情があって、おばさんとショッピングに出かけたのだと思います。
ですが、なずなさんのように、買い物に依存ぎみの人は、不用意にショッピングモールに行くべきではありません。
ほしいものがどんどん出てくるから。
「私は物の買いすぎをやめるよう、がんばっているところです」と、家族や周囲の人にはっきり言って、協力をあおいでください。
他のことに情熱を注ぐ
暇だと買い物をしてしまうので、買い物以外のことに時間を使ってください。
なずなさんは、働いていませんよね? 大変失礼ですが、暇すぎるんじゃないですか?
パートで気ままに働く、習い事をする、ボランティアをする、好きな趣味に打ち込む、体力づくり、創作など、買い物以外にもやれることや楽しいことはいくらでもあります。
もちろん、家事でもいいですよ。安くておいしいおかずを開発するとか。
家事もきわめれば、村川協子さんのように社会貢献ができます⇒村川協子の「アイデア家事の本」で学んだ家事の効率化の3つの柱~ミニマリストへの道(24)
SNSで発信するのもいいですね。
先日娘に、街のゴミ清掃人(気のよさそうなおじさん)やトラックの運転手(若い女性)が、日常生活の動画をTikTokで配信していて、フォロワーがたくさんいる話をしたところ(ニュースで見ました)、
「ママも塗り絵してる動画をアップしたら?」と言われました。
「私の塗り絵なんて誰が見るっての?」と返したら、「みんな、そういうしょうもない動画を喜んで見るんだよ。ママ、きっと人気でるよ」、とのこと。
そうかもしれません。
なんでもいいので、とにかく買い物以外の、やりたいことに時間を使ってください。
なずなさんは、たった一度の人生を買い物、その後悔、タオルの無理やりの消費に捧げたくはないでしょう? 本当にしたいことをしてください。そのためのヒントもブログや本に書いています。
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読者の質問に回答しました。
日本人はタオルが好きですよね。いろいろな種類のタオルがあるし、専門店もあるし。
お風呂が好きだからでしょうか。
それでは、あなたも質問や感想などありましたら、お気軽に送ってください。