ぬり絵

ミニマリストへの道

引っ越し前に子供の絵、工作、自由研究を大量断捨離した話:ミニマリストへの道(68)

我が家は2年前の秋に、引っ越しをしています。その時、娘の作品をたくさん捨てました。今回は、引っ越した事情と、作品の大量断捨離についてお話しします。

この引っ越しがきっかけで、私は「シンプルライフだと思っていたけど、実はけっこうモノを持っていた人」から「節約系主婦ミニマリスト」に変身できたのです。



半分以下のスペースに引っ越しをした

それまで住んでいたのは2ベッドルームの一軒家。2ベッドルームですが、メインフロア(一階)と半地下の両方を使っていたし、リビングルームとマスターベッドルーム(主寝室)が広かったので、3人家族には充分すぎるスペースでした。

古ぼけた小屋のようなガレージもありました。車を持たない我が家では、ガレージは、芝刈り機など、夫のさまざまな道具と荷物置き場であり、さらに私の寄付箱一時預かり所としても機能していました。

寄付箱とは、寄付センターに出す荷物を入れた段ボール箱です。

ガレージがあるのに、夫は、近所のおじいさんから、小さな物置をもらってしまい、それも庭に置いていました。さすがにこの物置に入れるものはなく、ボトルドライブに出す空き瓶やペットボトルの置き場にしました。

ボトルドライブとは資金集めの一種。所定の施設に持っていくとお金と引き換えてもらえるペットボトルなどを集めてまわることです。

詳しくはこちらで説明しています⇒モノはいつかゴミになるからゴミ処理問題に無関心は禁物

今住んでいる家も2ベッドルームですが、フロアは1つ(地下室に住んでます)のみ。しっかり面積をはかっていませんが、前の家の3分の1、へたをすると4分の1ぐらいのスペースです。

たっぷりあるスペースに荷物をためこんでいた夫

前の家では、夫は地下に自分のオフィスを持っており、たくさんある荷物をしまいこんでも、まだ机やキャビネット、ソファを置くスペースがありました。

寝室は階上にありました。さらに夫はリビングルームの一角にお気に入りの椅子をおき、自分のコーナーを持っていました。

夫のお気に入りの椅子の画像はこちら⇒心底スッキリ!捨てて大丈夫だった2つの家具。大きな物の断捨離は効果倍増

こんなふうに有り余るスペースを持っていた夫は、この家に引っ越したら、いきなり自分の荷物を入れる場所がなくなりました。

そんなことは、引っ越し前にわかっていたことなのです。しかし、彼は自分の荷物をどうするか、しっかり考えず、家に入れてしまえばなんとかなるだろう、と思っていたようです。

なんともなりませんでした。

物理的なスペースを拡大することは不可能です。

だから、引っ越してそろそろ2年になろうとしているのに、未だに、夫は、荷物を入れた箱やボストンバッグに囲まれて寝起きをしています。キッチンに夫の荷物(段ボール箱に入っている)があるのもこんな事情からです。

我が家は、私の居住エリアはミニマリストふうであるのに、夫のエリアはタメコミアンの住まいとなっています。

1つの家(アパート)に2つの価値観が存在する、分裂したインテリアです。家の中をきれいにしつらえることが趣味の、インテリア好きな人が足を踏み入れると、精神を病んでしまいかねない場所と言えましょう。

引っ越し前にモノを出してみたら想像以上にあった

シンプルライフを送っていたはずの私ですが、いざ手持ちのモノをすべて引っ張りだし、荷造りを始めてみると、そのモノの多さに驚愕しました。

「私はあんまりモノを持っていない」と思っていても、すべてを取り出せば、やはりモノはたくさんあるのです。

普段の暮らしでは、全出しする機会はないから気がつかないだけ。

近藤麻理恵先生の「モノを全部出して、残すものを決める」というやり方は、出しすぎて、寝る場所がなくなってしまう危険性があるものの、自分のモノの多さを思い知る、よい方法だと思います。

秋に引っ越しする予定を控えつつも、この年は、夏場、日本に里帰りする用事もありました。直前に荷造りできないのを心配した私は、年明けから、毎日少しずつ、もくもくとモノを捨てていました。

夫の荷物を減らすことは不可能なので、せめて自分と娘の荷物を減らすことにしたのです。



たまりにたまっていた娘の作品

私は、まず「明らかにいらないモノ」に近いモノを捨てることにしました。

ある程度自分のモノを捨てた、次のターゲットは娘の「作品」。

娘がこの世に生み出したモノたちががたまりにたまっていました。

当時娘は高校1年生。この世に生まれてたった15年なのに、すでにびっくりするほどたくさんのモノを産出していました。

作りだすだけでなく、私は、娘のために、と思いつつ、どうでもいいものをたくさんもらったり、買ったりして家にためこんでいました。

たとえばおもちゃ⇒おもちゃが大量に家に入っていたのは、断捨離マインドが定まっていなかったから~ミニマリストへの道(14)

クラフト好きの娘のために、クレヨンやマーカーを使い切れないほど与えてしまいました。

前の家に住み始めたのは、娘が小学校3年のとき。その前の家を引き払うとき、就学前や、低学年のころの作品をたくさん捨てました。

それなのに、学校やアートキャンプ、自宅で描いた絵、作ったもの、宿題、作文、自由研究などが、うんざりするほど出てきました。

アートキャンプとは、夏休みに行く美術教室みたいなものです。

幼稚園時代から9年分の「作品」の、6割から7割は残っていた感じでした。

なぜこんなにためてしまったのか?

全部地下に収納することができたからです。

私が、当ブログで、「収納スペースがあると危険」と書いているのは、この引っ越しのときに、モノを捨てるのに、とてつもなく苦労したからなのです。

しまう場所があると、「もういらないモノ」「とっておいても仕方がないモノ」をそのままどんどん家の中にためこんでしまうのです。

「大は無駄を兼ねる」と、いしだあゆみさんも言っておられましたが⇒いしだあゆみさんに学ぶ、60歳からの断捨離とミニマルライフ

まさしくその通りでした。

娘の作品をガンガン捨てた

娘の作品。

捨てた娘の作品のほんの一部。

子供の作品を全部取っておくことなんて不可能ですし、取っておく意味もありません。

その点についてはこちらを読んでください⇒たった1つだけ考え方を変えれば、子供の作品、図画、工作は簡単に捨てられる

私は子供が作ったものは、セミの抜け殻だと思っています。成長の過程において、作った瞬間、瞬間には大切なものだったとしても、年月が過ぎれば、もう役目を終えてしまったものなのです。

以前紹介した、アメリカのミニマリスト、ジョシュア・フィールズ・ミルボーンが、著書、『minimalism 〜30歳からはじめるミニマル・ライフ』に自分のお母さんの遺品を整理したときの話を書いています。

この本のレビューはこちら⇒『minimalism 〜30歳からはじめるミニマル・ライフ』の感想~50歳のおばさんにも使える方法

彼のお母さんは、買い物好きなうえにモノを捨てないタイプでした。息子の小学校の作文や工作をすべて取っており、ベッドの下につっこんでいました。押し込んだあと、一度も手をつけた形跡はなく、ほこりだらけ。

これを見たジョシュアは、「かけがえのない思い出」は、ベッドの下に何10年も押し込まれているべきではない、と思ったそうです。これまた、全くその通りなのです。

私は、思い出をキープするために、娘の作品を地下に収納していたのではなく、処理に困って(というより、処理することを考えることすら、面倒でやらず)、地下のクローゼットに押し込んでいたのでした。

娘の作品を陽の当たらない、汚いクローゼットにどんどん突っ込み、かえりみていなかったのです。

そもそもベッドの下や、物入れに押し込んでいるのは、そのモノが「邪魔」だから。ならばその気持に正直になり、捨てたほうがいいのだ、と思って、娘に聞きながら、ガンガン捨てました。

☆ミニマリストへの道を最初から読む方はこちらから⇒何度も失敗したけど、今も前を見て進んでいます~「ミニマリストへの道」のまとめ(1)

☆次のミニマリストへの道の記事はこちら⇒紙ゴミ10キロ以上捨てて自分の溜め込みグセに涙した日:ミニマリストへの道(69)
========
娘と夫が選別して、「これはまだいる」と言った作品は、まだ残っています。ですが、今はしまいっぱなしにしないように気をつけています。

時々取り出して、在庫チェックをし、もう捨てていいかどうか娘に聞いたり、ディスプレイコーナーに飾ってみたりしています。

家の中で「死んでいるもの」の数はできるだけ少なくしたいと考えています。家は、倉庫でもないし、墓場でもないのです。





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