シニア目前、主婦でミニマリストなブロガー筆子が、断捨離と節約をして「老い支度」に励む日々をつづっています。

整理収納のための入れ物を増やす恐怖:ミニマリストへの道(83)


不用品を大量に寄付したあとも、まだまだ余計な物があったので、せっせと捨て続けました。

そんなある日、私は、「いらない物を収納しようとするから、いつまでたっても物が減らなかったのだ」という当たり前の事実に今さらながら気づいたのです。

まず整理収納グッズを捨てる、これがシンプルライフへの近道です。

収納するな、手放せ

スッキリした環境を手に入れるためには、もういらない物を捨てなければなりません。ところが、この活動を大きく邪魔するものがあります。

収納グッズです。

「いらない物を捨てたほうがいい」という人がいる一方で、「無理に捨てることはありません。こういうふうに収納すればいいのです。ほら、こんなふうに便利な収納グッズがあるし、こんなふうに上手なしまい方があるんです」という人もいます。

今の世の中、どちらかというと後者のほうが多いです。

収納産業、花盛りです。

ですが、私は断言します。

いらない物は捨ててください。収納しようとするとからいつまでたってもスッキリしません。

私が若いころは、「うまくしまいたい派」だったと思います。

ただ、あまり物が多すぎたのと、根がずぼらで細い収納テクニックを使うことができなかったため、比較的早く、収納のワナから抜けることができました。

それでも、引越し前に、自分がいかに「物を入れるためだけの物」を持っていたのかよくわかりました。

収納容器を買ってはいけない理由

物を入れるための物を安易に家に導入すると中身が増えます。

人間の脳は隙間を埋めたがる、という説があります。この説の出処がどこか、よくわからないのですが、本当かもしれません。

人はちくわの穴のなかにきゅうりを入れたり、ピーマンにひき肉を詰めています。

私は、からの容器が出るとすぐに、「あ、これ何かに使えるかも」と発想するタイプでした。

たとえば、紅茶の缶、おせんべいの缶、チョコレートの箱、ジャムの空き瓶、ピクルスの空き瓶、空き箱、ショップの袋。

「何かを入れるのに使えるかも」と思って捨てませんでした。

問題は、このとき、中身のあてが何一つなかったことです。

入れるもののあてがないのに、とりあえず入れ物として使えそうな物をとっておきました。

次に起きる行動はこうです。

「せっかく入れ物があるんだから、何かを入れないともったいない」と考えます。

でも、これって矛盾していますよね?

最初は別に入れる物などないのに、「入れ物に使えそうな物を捨てるのはもったいない」と思い、次に、「せっかく入れ物があるんだから何かを入れないともったいない」と思う。

「入れ物に使えるから捨てない」なんて、「まだ使えそうな物」を捨てたくないから、自分の脳が勝手に作り出した「捨てない言い訳」だったのです。

先天的に物を入れる物が好きだった私

もともと私は物を入れる物が好きだったようです。

私は変なところで貧乏性です(たぶん今も)。

付録のシールやおまけでもらった何かが「もったいなくて」使えないタイプでした⇒くさらない物も賞味期限を過ぎればガラクタ~もったいなくてシールが捨てられなかった愚か者の独白

ふだんどんぶり勘定なのに、実用的でない物(飾りものとか)を買うのはもったいない、と思うほうでした。

娘が小さかったころ、よく一緒に折り紙を折って遊んでいました。ツルや凧、朝顔を作るのは1回だけ。

「こんな物ばかり作っても無駄だ」と思い、すぐに箱や封筒など、実用的な、何かに使えそうな物をどんどん作っていました。

以前、手作り封筒を作りすぎて、ほとんど捨てたのも、「実用品が好き」だったせいかもしれません。こちらに封筒の画像あり⇒大掃除しなくても、捨てる物リストにのせたい5つのもの

しかし、そんなに折り紙の箱を作っても使いみちがありません。


15年ぐらい前、チラシで作る箱にこっていたので、紙の箱のストックはたくさんありました。家は新聞をとってないので、チラシはないのです。私は古い雑誌のページを引きちぎったり、プリンタの印刷用紙(反古紙)を使って箱を折っていました。

最初は、お菓子を作るときに小麦粉や砂糖を入れたり、サクランボを食べるときに種(たね)を入れたりしてました。

しかしそのうち、「別に箱を使わなくても、ふつうに器を使えばいい」という事実に気づき、箱を使わなくなりました。

それなのにまた、折り紙で箱を作ってしまったのです。

さらに、インターネットで、「折り紙で作る箱」を検索し、ちょっと変わった箱や封筒をどんどん作ってしまいました。

そんなに物を入れる物ばかり作っても中身はないのです。しかし、せっかく作ったので、「何か入れる物はないだろうか?」と探していました。

そして、使っていない物、もういらない物を、入れ物の中に収納し、「おお、ぴったりだわ」と悦に入ってました。

私はちょっと頭のネジがゆるんでいましたが、ほかの人も、「入れ物」があると、無意識に中身を探し、中を埋めようとするのではないでしょうか?

私が捨てた入れ物

引越し前のある日、私はこんなものを捨てました。

プラケース

プラケースを捨てた。

手前の2つは書類入れで、自分で本屋で買った記憶がありますが、ほかのコンテナは自分で買ったわけではありません。

母が送ってくれた荷物の中にあったり、人にもらったり、家の中に転がっていたので、「あ、これに何か入れると整理整頓できそう」と思ってとっておいたのです。

何せ、入れ物が好きなのですから。

オークションにこっていたとき、変な入れ物(タッパーのバッタ物みたいなの)をいくつか買ったこともあります。

オークションで無駄な物を増やした話⇒筆子の物を増やした3つの危険な習慣とは?~ミニマリストへの道(10)

捨てました。

入れ物を断捨離

捨てた食器

オークションで買ったのは緑色のふたの容器です。左側にあるガラスの瓶は小さな猫瓶(ねこびん)です。猫瓶は、昔、駄菓子屋さんであめが入っていた瓶です。

紅茶の茶葉を入れようと思って5つぐらい買ってみました。ですが、茶葉を瓶に移すより、そのまま袋からすくったほうが簡単だったので、猫瓶は無駄になりました。

写真右にある四角いガラスのジャーも何かを入れるための物です。

この写真に写っているのも「物を入れるための物」です。

プラスチックの引き出し。

大昔にフェリシモで買った引き出し。

左側は大昔、フェリシモで買ったプラスチックの引き出し。右側は空き箱。上のほうにあるのは、お菓子が入っていたプラスチックの容器です。

みんな「何かを入れて使えそうだから」とっていました。

入れ物の危険性はこちらでも書いています⇒入れ物を手放せばモノはたまらない。今すぐ捨てたい6つの入れ物(プチ断捨離12)

なぜ物を入れる物が好きなのか?

タッパーウエアやジップロック、弁当箱(ランチボックス)が好きな女性って多いです。

私も以前は好きでした。弁当箱(ミスタードーナツでもらったおまけ)やジップロックに過剰な思い入れがあったと思います。単なる食品保存容器なのに。

なぜ女性はタッパーが好きなのか?

最近はジップロックより、野田琺瑯の保存容器や、WECK(ウェック)やボルミオリロッコのガラスの容器が人気です。

なぜ単なる入れ物にこんなにこだわるのか?

残りものを入れて冷蔵庫に保存し、食品を無駄にしたくないからでしょうか?料理を作り置きして整然と冷凍庫に並べたいからでしょうか?

そういうことをすると、生活の質があがる、と思っているからでしょうか?丁寧な生活をしている主婦は、野田琺瑯だからなのでしょうか?

私の場合は違います。

私は料理は好きではないので、残りものをどうこうしたい、という気持ちはありません。ただ単に、「何かをきれいに整理収納したい、それはお得なことなんだ」と思っていたのです。

捨てるな、しまい込め、の世界に住んでいました。

しかし、実際は、得なことなど何もありませんでした。

棚の中でタッパーのフタが行方不明になったり、重ねたタッパーが雪崩を起こし、夫に怒られただけです。

このシリーズを最初から読む方はこちらから⇒何度も失敗したけど、今も前を見て進んでいます~「ミニマリストへの道」のまとめ(1)

次のミニマリストへの道はこちら⇒布団圧縮袋って本当に必要なの?:ミニマリストへの道(84)

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私が好きだった入れ物は台所関係だけではありません。バッグ、財布、ポーチ、ペンケースなども無駄に買っていました。

以前、日本人はケースが好きと書きました⇒なぜ日本人はこんなにバッグ、袋、ケースをたくさん持っているの?

自分もしっかりよけいなケースを集めていたのです。

安易にケースや収納雑貨を買ってはいけません。

入れ物を増やすと物が増える、収納しようとすると物が増える、苦い体験から学んだ真実です。


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