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物があふれる現代、使わずにしまい込んだままのものを抱え込んでしまうのはよくあることです。
そんな死蔵品をどうやって活かしているか、読者から寄せられた実体験を紹介します。
まず、Nさんのお便りです。
死蔵品を使い切るための私の工夫
件名:死蔵品の処分方法
私がやっている死蔵品の処分方法をお伝えします。
・使い潰したい死蔵品のリストを作る。
リストに書くことでその存在を忘れないようにします。
リストにはそれぞれの用途を考えて一緒に記しておく。(例:シナモンはシナモンバターシュガートーストに使う、ユニクロ部屋着フリースは寝間着として使う、ジェフグルメカードは旅行先で使うなど)
・たまにリストをチェックして(1日の作業にかかる時はタスクリストを必ず見るので、同じところ—私の場合はテキストデータの下の方。上の方ばかり見るので下の方はたまにしか見ません— に書いておけば自然と目に入ります)、気が向いた時に使っていく。
曜日を決めて無理にやるようなことはしていません。
死蔵品の処理を長年やっていれば自信のようなものが生まれます。コツコツやっていればいつかは無くなるのです。焦る必要はありません。
・生活していて死蔵品を新たに見つけた時には用途も付してリストに書き加えます。
どうしても使い道が思いつかないものは売却したり捨てたりします。
私は昭和生まれの父母と一緒に暮らしていて、彼らにはこの世代特有の物を捨てたがらない習性があります。
しかし父母が買った死蔵品などはこの形で私が使ってしまうのはせいせいして喜ぶようです。
死蔵品ではないですが、私の場合はYシャツの在庫が多すぎた時がありました。
気に入らないものから順番に同じ服ばかりを着て使い潰しました。
余剰が無くなるまでに10年以上はかかったと思います。
この間、必要なかったので結果的にYシャツは1枚も買っていません。
人から「それしか持ってないんだ」と陰口をたたかれたこともあるので、この方法はお勧め出来ません。ですが私はそうやりました。
Nさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
使い切りのアイデアをシェアしていただき感謝します。とても参考になりました。
Nさんのように、いつも使い切りを意識しているなら、特に活用日は必要ないですね。
リストを作って、その存在を忘れないようにするのはいいアイデアですね。
そのぐらいとしないと、死蔵品はなかなか使いきれませんから。
使い道が思いつかないものは処分するそうですが、無理に使おうとせず、売却したり捨てたりするバランス感覚も必要ですね。
Nさんは、ご両親のものも活かして、使い切って、喜ばれているのですね。
ご両親は物を捨てたがらないそうですが、昭和生まれだから、物を捨てたがらないわけではないと思います。
私も、しっかり昭和生まれです。
昭和といっても60年以上あったので、戦争や戦後すぐのもののない時代を体験した世代と、私のように戦後生まれの世代は、ものに対する考え方がかなり違うんじゃないでしょうか。
手に入れたものはちゃんと使ったほうが、自分にとっても、ものにとっても、環境にとってもいいと納得できるかどうかの違い、つまり世代というより個人差が大きいと思います。
では、Nさん、これからもお元気で。シンプルライフを楽しんでください。
次は匿名希望の方のお便りです。
この方はご自身と認知症のお母さんのものの整理をしておられます。
ポケットティッシュとウエスを使い切る
件名:死蔵品について
わたしは母が温存してた35年以上前のポケットティッシュ(50個位)と自身がリサイクル、寄付できなかった衣類をウエスにしたもの、紙袋一杯を消費しようと最近決め実践しはじめました。
ウエスは日々で使っているものの、ウエスになる量のほうが多いのかいっこうに減りません。
購入やもらってる衣類もまだまだ多いのも一因だとおもいます。0(ゼロ)にならない程度にこまめに掃除にいそしみ、来月くらいまでに消費します(宣言)
お盆休みは、ばれない程度に乱雑さを残しながら母の引き出しのいらないそうなものをバンバン捨てました。
引き出しのどの段も乱雑かつパンパンでした。
また自分のものも、今まで処分する踏ん切りがつかなかったブランドの靴(もったいなくてあまりはかなかった状態のよいもの)や愛着があり手放し難かったダウンコートやパンツ、ワイングラスなどをスーパーでもらってきた空き箱に積めて寄付先に送りました。
また次のところで活躍してもらえるとよいなと願いつつ。
モノを断捨離してると、会社のリストラなどの人員整理と重なることがあります。
適材適所に配置したり、まだまだ活躍できる人が働き場所を失ったり、自分もどうなるのかと処分したモノと重ねたりします。
こういう投影も含めて、断捨離していくと何か答えがでるのか。
モノと自分との関係性がよくなるにはもう少し時間がかかりそうです。
匿名希望さん、メッセージをいただき、ありがとうございます。
35年以上前のポケットティッシュや、ご自身の衣類をウエスにして使い切るという決意、素晴らしいですね。使い切り宣言、確かに受け取りました。
使わないものを見直し、再利用する努力に頭が下がります。
ブランド品等の寄付もしたのですね。
ところで、ウエスの量が減らないのは、ウエスを作りすぎるからです。
ウエスの作り方と使い方~拭き掃除だけが好きな主婦のおすすめの掃除道具
ものを使い切ることをおすすめしていますが、消費するペースが遅かったり、そもそも不用だったりするならば、処分を考えてください。
全てを使い切ることが目的なのではなく、必要以上に溜め込まず、うまくものを活用して、身軽に暮らすことが目的です。
それと、ウエスはゼロになってもいっこうに困りません。雑巾やペーパータオル(あれば)を使えばいいのですから。
匿名希望さんは、ものの整理と、会社の人員整理が重なるのですね。
そのように考えたことはありませんが、いらないからといって捨ててしまうのは冷たいことだと言われることはたまにあります。
ですが、使わずに、30年以上どこかにしまいっぱなしにすることが、はたして愛のある行動なのか?
その会社にとって必要のない人材を、仕事を与えないまま放置しておくのがいいことなのでしょうか?
会社都合で離職すると、1週間ぐらいで失業保険を受けられますよね? 会社は1つではないので、リストラされたら、べつの会社に就職したり、起業したりする道もあります。
もちろん、突然の解雇はショックなことですが、私なら、ピンチはチャンスに変わると考えて前向きに努力するでしょう。
そもそも、ものと人間は違うので、比べようがありません。
買ったものは、普段の生活に活かしていくのがベストだとシンプルに考えるといいと思います。
それでは匿名希望さん、これからもお元気で。介護、仕事、片付けとやることがあって大変でしょうが、マイペースでがんばってください。
今週のnoteの更新など
今週、noteにアップした記事をリンクします。
時間がない人でも大丈夫~ブログやnoteを長続きさせる方法。
つぶやきは随時更新しています。
以下はそれぞれ、2回目の告知です。
エッセオンラインに新しい記事がアップされました⇒タオル・エコバッグの「気持ちのいい捨て方」。5つのルールで使いきって処分 | ESSEonline(エッセ オンライン)
ただいま発売中の雑誌『エッセ』に、私が監修した記事がのっています。機会があったらごらんください。
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使い切りに関する読者のお便りを紹介しました。
8月も最後の週に入りましたね。子供の頃の私は、宿題をギリギリにやるタイプだったので、今ごろから、どんどん気分が暗くなっていました。
それではあなたも、質問、感想、近況、その他、伝えたいことがありましたら、お気軽にメールください。
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