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あまり着ないまま捨てることになってしまった服、女性なら1着や2着はあると思います。私は大量にありました。
今回は、こうした実にもったいない「着ない服」を、これ以上増やさない方法を5つお伝えします。
結論:着ない服を買わない
いきなり結論を書きますが、着ない服が増えるのは、そういう服をたくさん買うからです。
服を着なくなる理由にはこんなものがあります。
●「わあ、何これ、かわいい!」とあっさり衝動買いした。
●店で試着したら似合うと思ったけど、家に帰ったらそうでもなかった。
●店ではよく見えたが、着ているうちにいろいろ難が出てきた。
●ネット通販で気に入って買ったけど、届いたものはずいぶんイメージが違った。
●昔はよく着ていたけど、そのうち着なくなってしまった(ライフスタイルや心境の変化)。
●昔は入ったけど、今はサイズがきつい(体型の変化)。
●ほかに似たようなのがあるから出番がない(過剰在庫)。
これらの理由のうち、ライフスタイルや体型が変化して着なくなってしまうのは、ある程度仕方がないと思います。
この世の中、変わらないものは何もないのですから。
しかし、買ってすぐに「着ない服」になってしまったり、他に似た服があるせいで使いこなせないのは、まぎれもなく買い物の失敗です。
着ない服を減らすためには、賢く買物をすればいいのです。
洋服のショッピングで失敗をしないためにはどうしたらいいのか?
以下に詳しくお伝えします。
1.カプセルワードローブを作る
カプセルとは、物を封じ込める小さな容器です。カプセルワードローブは、文字通り小さなワードローブ。
自分が気に入ってちゃんと着回す少数の服だけを持つことです。
ポイントは、ちゃんとおしゃれも楽しめるところ。
今現在、大量の服を持っていると、カプセルワードローブを作るのは大変かもしれません。ですが、いったん作ってしまうと、「着ない服」を買う頻度は激減します。
自分の好きな服、自分に必要な服が明確になるからです。
カプセルワードローブを作るのはどなたにもおすすめできますが、特にファッションについて考えることが好きな人に向いています。
カプセルワードローブの作り方⇒少ない服でおしゃれを楽しむ方法。この秋からミニマルなファッションにしませんか?
私のカプセルワードローブはこんな感じ⇒ミニマリストの服全14着公開~非おしゃれ系50代主婦の場合(写真あり)
私のように、服についてあれこれ考えたくない人は、「1年着なかったら捨てる」というルールを適用して、ざくざく服を捨てれば数が減ります。
自分がふだん着る服だけ残るので、これも立派なカプセルワードローブです。
2.服を衝動買いしない
着ない服が増える元凶は洋服の衝動買いです。
衝動買いとは、買う予定はなかったのに、店(リアル、ネットとも)で見て、後先考えずに買うこと。
その服が必要かどうかは全く検討せず、単に「あ、かわいい、ほしい」と思って買ってしまうのです。
衝動買いを減らせば、着ない服も減ります。
服を買う前に、その買い物が及ぼす影響を考える癖をつけるといいのではないでしょうか?
●いつ着るのか?
●どこにしまうのか?
●ケアはどうやったらいいのか?
●どうやって支払うのか?(クレジットカード決済の場合)。予算内におさまるのか?(現金決済の場合)。
●どんな服と合わせるのか?
最低でもこの5つは考えたほうがいいです。
特に問題になるのは、クレジットカードによる支払いです。クレジットカードは支払いを遅らせる手段なので、今、お金がなくても買えてしまいます。
節約したい人は、必ず、支払うあてを確保しておいてください。
「すでに服をたくさん持っている」という自覚があるなら、収納場所の見当もつけておいたほうがいいです。
「私はやたらと服を衝動買いしてしまうが、この癖をやめたい」。
こんなふうに思っているのなら、上に書いた5つの質問を付箋に書いて、手帳や、いつも目に見えるところに貼っておくことをおすすめします。
買い物をする前に、必ずこの5つを確認してみては?
「そんなことしていたら、衝動買いを楽しめないわ」と言う人もいるでしょう。ですが、衝動買いとは、買うときはよくても、後になって、いろいろな後悔をひきおこす買い方なのです。
これ以上着ない服を増やしたくないと思うのなら、面倒でも、買い物をする前に、そのショッピングが自分の人生に及ぼす影響を考える癖をつけてください。
☆その場で衝動買いを防止する方法はこちら⇒バーゲン会場で威力を発揮する。衝動買いを売り場でこらえる7つのコツ
3.自分のユニフォームを決める
カプセルワードローブを作るのは面倒だし、断捨離もしたくない(できない)。こんな人は、とりあえず、自分のユニフォームを決めてください。
たとえたくさん服を持っていても、すべての服を均等に日替わりで着ている人は少ないのではないでしょうか?
自分がよく着る服から、こんな服を選んでください。
1)着ていてとても気分がいい服
2)自分らしいと思える服
3)汎用性の高い服
ユニフォームは1つに決める必要はありません。
ワンピースが好きな人もいれば、私のように、コットンのトップスにスパッツがベースの人もいます。
自分が服を着ていく場所や機会(TPO)を考えて、2~3パターンの着回しを決めてください。
今後はそのユニフォームの買い替えか、ユニフォームに変化をつける小物とアクセサリーだけを買うことにするのです。
一生そうしろ、とは言いません。まずは1ヶ月、3ヶ月、半年と期限を切って試してください。
これを続けると、自分のユニフォーム系列の服だけを買うことになり、着ない服は増えません。
クローゼットには、ユニフォームではない服が大量に残るでしょう。断捨離したくない人は、とりあえず、箱に詰めて、どこかにしまっておけば、邪魔になりません。
ユニフォームを決めて、いつも似たような服ばかり着ていると、いかにそれが楽か気づくはずです。
私が特にユニフォームを決めるのをおすすめしたいのは、洋服以外に、情熱を傾けている、または傾けたいと思っている何かがある人です。
仕事をもっとがんばりたい、子育てをしっかりしたい、節約や財テクに強い興味を持っている、おいしくて簡単なレシピを見つけて、クックパッドに投稿するのが生きがいだ、楽器の練習に1日3時間使っている、車が大好き、こんな人たちです。
ユニフォームを決めるとファッションに時間やエネルギーを取られないので、自分の好きなことをより深く楽しめます。
時間の余裕ができるし、着ない服を持っていても仕方ないと気づくので、そのうち箱に入れてある服を捨てる気持ちの余裕も生まれるでしょう。
4.買うときは必ず試着する癖をつける
通販で買い物の失敗が多いのは、実物を見ることができないからです。たとえ買うのはネットでも、その前にリアル店舗で必ず試着する癖をつけてください。
その服を実際に見て、さわって、試着したあとでなければ、買ってはいけません。
昔は、みんな試着してから買っていたのです。もっと昔は、仮縫いしてから仕立ててもらっていました。
もしおしゃれを自認するなら、試着せずに買わないなんてとんでもないことです。
ちゃんと試着して買っても、8時間ぐらい着てみると、気になるところが出てくるのが衣料品というもの。
買い物の失敗を防ぐためには、実際に着て、顔映りや体型に合うかどうかしっかりチェックするべきなのです。
フィッティングをチェックするのは面倒くさい作業です。ですが、洋服が好きならがまんできますよね?
本当におしゃれな人、洋服が好きな人は、こういうところで手を抜かないと思います。
ちなみに、ズボラな私は、洋服の試着が嫌いなので、ほとんど通販で買っています。私が実店舗で洋服を試着して買ったのは、直近で2014年8月1日です。
里帰り中に、名古屋の栄スカイル(ショッピングビル)のユニクロでパーカを買いました。
こちらにそのパーカの写真あり⇒私の強力な紫外線対策5つ:ユニクロのUVカットパーカはマストアイテム ボロボロになったので、だいぶ前にウエスにしました。
試着したといっても、売り場でちょっと羽織ってみただけです。もしSサイズがあったら、そのまま買っていたでしょう。好みの色にMしかなかったので、着て袖丈をチェックしました。
私のように、試着がどうしようもなく面倒、という人は服を20着以下に減らし、買う頻度を徹底的に落とし、サイズに許容範囲のある綿ジャージーの服を着て生きることをおすすめします。
そうすれば、着ない服なんて発生しません。
5.着ない服を増やさないその他の小技
■服をよくもらう人はこうする
もし着ない服の中に、人からもらった服がたくさんあるなら、潔く捨ててください。「せっかくもらったから捨てるのは申し訳ない」と考える必要はありません。
私は、夫がくれた服を長年無理して着ていました⇒今年断捨離してよかったもの3つ(プレゼント編)。理想の贈り物とは?
無理して着るのもけっこうたいへんですが、着ないまま放置するのも負担がかかります。
次回からは気に入らない服は受け取らないようにします。ご主人、恋人、お母さんなど、やたらと服をくれる人には、毅然とした態度でノーと言いましょう。
ノーの言い方⇒断る勇気を持とう。上手にNo(ノー)と言う方法
自分の着る服は自分で選んだ服、と決めてしまうのです。
■セールで服をよく買ってしまう人はこうする
服のセールやバーゲンが大好きで、着ない服はほとんどセール用品である、という場合は、セールに行くことや、セール品を買うのをやめてください。
洋服はできるだけ定価で買うようにします。
それができない場合は、せめて値段をもとに、買う決断をするのをやめましょう。
「安いから、お得だから」という理由で買っているから、シビアに買う服を選べなくなってしまうのです。「安いから別に失敗してもいいか」という気持ちで買い物をしていると、クローゼットの中に「失敗した服」がどんどんたまっていきます。
すると、服がたくさんあるのに、毎朝「着る服がない」とイライラしたり、洋服ダンスの引き出しの中がいっぱいになり、断捨離する羽目になります。
「別に失敗してもいいか」という甘い意思決定によって、自分の生活の質が大きく損なわれていることに気づいてください。
■ネットでよく買う人はこうする
服は試着して買え、と先にアドバイスしましたが、それでもインターネットで買いたい人は、買う前にできるだけレビューを読んでください。
★が1つとか2つのネガティブなレビューだけを選んで読みます。
レビューは必ずしも公正なものではありません。
楽天のレビューなど、まだ届いてないのに書かれていたりします(レビューを書くとおまけをつける店があります)。
ポジティブなレビューはやらせの可能性がありますし、ネガティブなレビューを書いている人は、それこそ試着していないし、サイズの確認をよくしなかったり、勝手に色を間違えて注文したりしています。
公正さを書いたレビューが多いのですが、「この店最低、買っちゃだめ」という文章を続けて読んでいると、人は買う気を失います。
それほど人は、さしたる根拠がなくても、他人の言葉に簡単に影響を受けてしまうのです。
これを逆手にとり、買い物する気をくじくために、レビューを利用してください。
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「着ない服は断捨離すればいい、オークションに売ればいい」と軽く考えている人がいます。
やってみればわかりますが、服を捨てるのはそんなに簡単なことではありません。当ブログでも、服の捨て方を扱った記事は人気があります。
それだけ捨てることに苦労している人が多いのです。
オークションやフリマに出すのも面倒なことこの上ありません。時間も労力も取られます。
「着ない服」候補は、はじめから手に入れないのが最良の解決策です。