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出費がかさむ冬場にお金を使いすぎないための4つの準備。

何かとお金が出ていく冬場にお金を使いすぎないように今からできることを4つ紹介します。

冬場はイベントが多いし、光熱費もかかります。ボーナスをあてにして、前倒しで物を買ってしまう可能性もあります。

11月にはいる前の今頃から、「今年の冬は、お金を使いすぎないぞ」という心に決め、準備をしておくことがのぞましいです。



1.お金のかかるイベントを全部書き出す

ふだん家計簿をつけている人も、つけていない人も、この冬、自分がお金を使う可能性があるイベントを、スペースに余裕をもたせて書き出してください。

10月の終わりから2月のバレンタインデーぐらいまでにあるイベントです。

私が思いつくのは

・ハロウイン⇒ハロウィンに仮装してお菓子をもらい、ジャック・オ・ランタンを作る理由

・ブラックフライデー⇒ブラックフライデーとは?大勢のアメリカ人が命がけで買い物をする日の由来

・冬休み(娯楽や旅行)

・お歳暮

・忘年会

・クリスマス

・帰省

・正月

・新年会

・冬物セール/福袋購入⇒もう買うのやめたら?福袋の失敗のダメージは想像以上に大きい

・バレンタインデー

このぐらいです。人によっては、家族の誕生日や成人式、子供の受験を控えていることもあるでしょう。

イベントを書き出したら、それぞれにどのぐらいのお金が必要か(どれぐらい使うつもりか)隣に書いていきます。

正月を大々的に祝う人は、正月のお金の使い道を細分化する必要があるかもしれません。たとえば、年賀状、おせち料理、お年玉、正月用品というように。

ふだんお金に無頓着な人は、さっぱり見積もりできないかもしれませんが、「だいたいこのぐらいかな?」という線で書いてください。

最後に、そのお金をどうやって捻出するか書きます。

このように前もって書き出しておくと、「これからお金がいるので、どこからか調達しなければならない」ということに意識が向きます。

すると、舞い上がって物を買いすぎることを防止できます。





2.フォーカス先を変えておく

お金を使いすぎる人は、たいてい買い物(お金を使うこと)が好きです。すなわち、常日頃、買い物することに、自分の意識が向いています。

毎日、なんとなくSNSで人の買った物を見ることに時間を使っていたり、特に用もないのに、ウィンドウショッピングをしたり、ネットでお得情報を探したり、次は何を買おうか考えていたりします。

自分が持っていない物や、グレードアップしたほうがいい物を探してしまうのも、結局は買い物がしたいからです。

買い物するというゴールがあり、すべての行動が、そのゴールに結びついているのです。

このような意識のまま、ホリデーシーズンに入ると、買うべき物や、お買い得だと感じる物がどんどん目に入り、何の抵抗も感じずに、購入してしまいます。

次々とイベントが押し寄せるから、お金を使う理由は簡単に見つかります。

今だと、来年の手帳やカレンダーを買わなきゃ(私も買いましたが)、ハロウイングッズを買って気分を盛り上げなきゃ、となるでしょう。

店にはそういう物がいっぱい並んでいるでしょうから。

クリスマスや正月になると、「1年に1度のことだし」という理由がつきます。

お金を使いたくない人がフォーカスする先は、買い物ではありません。

自分の借金や貯金に意識を向けてください。

すなわち、日頃から、いかに借金を返すか、どのようにして借金の残高を減らすか考え、借金がないのであれば、どうやって貯金を増やすか考えるのです。

毎日、どうやったら借金を返せるかな、どうやったら貯金が増えるかな、と考えていれば、自然にそういう情報を求めるようになりますし、そういう行動をするようになります。

まずは、ノートやスケジュール帳に、借金の残高や返済計画、貯金の残高や目標額、貯金の増やし方などを自分なりに書いてみてはどうでしょうか?

そして、書き出したものを、ひんぱんに目にしてください。毎日のように見ないと忘れてしまって、すぐにまた気持ちが買い物に向かいます。

これまで買い物に結びつく行動をしていた時間を、借金や貯金について考えることに使うのです。

3.セールで買わない練習をしておく

人がもっとも無駄遣いしてしまう機会は2つある、と私は考えています。

1つはセール(割引き)です。セールで、自分がいつも使っている物(適正量を適正なタイミングで補給)や、本当に必要な物だけを買うことができる人は、そうそういないと思います。

値段が下がっているとどうしてもうれしくなって、余分な物を買ってしまうのは人間の常ではないでしょうか?

私たちがお金に関して愚かな決断をしてしまう理由(TED)

「いつも使っている物が安くなってる。まだたくさんあるけど、どうせ使うんだし買っておこう」

「あ、気になっていた商品が安くなってる。試しに買ってみよう」

「これ、なんだかかわいい(便利そう)。セールだし、買ってみよう」

「せっかく、セールなんだから、この機会を利用しない手はない。何か買うものないかしら?」

こんなふうに思って買ってしまうものです(私もそうです)。

ゆうべ、夫がハロウインのお菓子を1キロ以上も買ってきました。

ハロウィン用のお菓子

我が家は、ベースメント(半地下)で、裏側にドアがあるため、通常、ハロウインのとき、子供は誰も来ないのです。この家に引っ越して、ちょうど5年たちますが、その間、子どもたちにお菓子を渡したことは1度もありません。

メインフロアのドアに子どもたちが来たことはありますが、それにしてもたいした数ではありません。

ジャック・オ・ランタン(かぼちゃのちょうちん)を飾っていないと、「あ、この家はハロウインに参加していない」と思われるのが普通です。

しかも、今、メインフロアのアパートは空いていて、誰も住んでいません。

「それ、自分が食べたくて買ってきたんでしょ?」と夫に言ったら、「いやいや、今年は子どもたちが来るかもしれないから」と夫は言うのです。

なぜ、過去5年間、まったく子供が来なかったのに、今年は来ると言えるのか? かぼちゃも何も飾っていないのに。

「それに、全然高くなかったしね」と夫は付け加えました。夫のセール好きの虫がうずいたのでしょう。

私の夫は安売りのものを買うことに強い快感を覚えるタイプなので、特殊ケースかもしれません。

ですが、他の人でも、セールがあると、きわめて理不尽な買う理由を考え出して、買うことがよくあると思います。

イベントに関係のないふだんの買い物から、セールで買わない練習をしておくといいです。

なぜあなたはセールで買ってしまうのか? かえって損をするのに。

安売り好きに伝えたい、セールで物を買うとお金が貯まらない4つの理由。

尚、もう1つ、人が無駄遣いしてしまう機会は、毎日、ちょっとずつ、くせで無意識に何かを買うことです。

日々、外で買うコーヒー、コンビニに入るたびに買うお菓子、外食するたびに余計につけるデザート、なんとなく買い続けている週刊誌など、1つひとつの物は金額にして500円もしません。

4.呼び水をなくしておく

習慣づけに関する本には、すべての行動は、きっかけ(トリガー)⇒行動⇒報酬、というルートをたどると、よく書いてあります。

習慣のループを知れば、どんな習慣も変えることができる(TED)

買い物については、特にそう言えますね。

何か買うきっかけがあるから、買い物をしてしまうのです。きっかけを「誘惑」と言い換えることもできます。

買い物という行為に誘いこむものは、いまから、できるだけクリアしておくのが望ましいです。

過去記事に何度も書いているので、前からこのブログを読んでいる方はもう完了済みだと思いますが、はじめてこのブログを読む方のために、再度書いておきます。

・ショップのメルマガを解除する

・DM・カタログを止める⇒カタログを止めることから始めるシンプルライフ。

・本文より広告のほうが多い雑誌の購読をやめる

・メインコンテンツが買い物自慢のインフルエンサーをフォローしない

インフルエンサーとは影響力の大きい人のことです。特に人の購買意思決定に影響を与えます。インスタグラマーやYouTuberが有名です。

これ以外にも、新聞のチラシ、テレビショッピングの番組など、自分が買うきっかけとなっているものがあるなら、その情報を受け取らないほうがいいかもしれません。

それにふれたせいで、しばしば買い物をし、しかもすぐに飽きて、別の何かを買っている。そんなものを見つけて、取り払ってください。

特にスマホやPCで日常的にインターネットを使い、ネット通販をよく利用する人は、メールでのお知らせは要注意です。自分で思う以上に、買うきっかけとなっています。

******

何かと物入りの冬場に、浪費しない準備をすることをおすすめしました。

前持って考え、ある程度計画を立てて、その場に臨むのと、何も考えずに行き当たりばったりに進むのとでは、雲泥の違いがあります。

無駄遣いしたくない人は、ぜひやってみてください。





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