古い家と水路

ミニマルな日常

人の物を勝手に捨てた罪悪感にさいなまれます。どうしたらいいでしょう?

3年前、家族や親類の物を勝手に捨てた罪悪感が消えません。人の物を勝手に捨てたあとの心の持ちようを教えてください。

こんな質問をいただきました。

この記事で回答します。お便りは引用不可なので、詳しい状況は書かず、質問の概要だけ書きます。

質問者さんの名前は仮にA子さんとします。



人の物を勝手に処分した

3年前、実家のお蔵の中にある自分の子供時代の物など、細々とした雑貨を断捨離していた。

そのとき、そばにあったほかの家族や親類の、昔の雑貨も捨てた。今後は絶対使わない物だと思ったからだ。

さらに、雑貨ではない「ある物」も見つけて、「もう使わないだろう」と判断して捨てた。

しかし、そのことに対して、家族から強く責められた。

「ある物」の直接の持ち主である親類B子さんは、私を責めず、逆に私をいたわる言葉をかけてくれた。しかし、ほかの家族が私を非難する。

ときどき、私はB子さんへの罪悪感にさいなまれる。

私は、B子さんが死ぬまで、ずっと罪悪感を感じ続けなければならないのか?





罪悪感を感じるかどうかは自分次第

A子さん、お便りありがとうございます。

人の物を捨てる前に、一言、声をかけて、聞いてみたらよかったですね。

まあ、そんなこと今さら言ったところで、起きたことは変わりません。

今のA子さんの気持ちや、B子さん、さらに親類の方の気持ちが、明るく、前向きで楽しくなれるような行動を取るのがベストではないでしょうか?

そのためには、罪悪感は手放したほうがいいと思います。

先日、こんな記事を書きました⇒捨てるのが苦手な人は考え方を変えればいいだけ。不用品を手放せる7つの考え方。 「6.自分を許す」という項目があります。

罪悪感を感じ続けるか、感じるのをやめて次へ行くかは自分の選択だと私は考えています。

ですから、「ずっと罪悪感を感じ続ければならないんでしょうか?」という質問に対する私の答えは、「それはA子さんが決めることです」、となります。

以下のステップをとり罪悪感を手放してはどうでしょうか?

1.当事者にあやまる

A子さんは、「あの人が、こんな物を使うわけがない」と、捨てたことを自分で正当化していたそうですが、いまは、「悪いことをした」と思っているのですよね?

それならば、一度、しっかりあやまってはどうでしょうか?

それとも、もうあやまっていますか?

きっちりあやまって、さらに、今の自分がB子さんのためにできることはないか聞いて、つぐないをしてください。

弁償できるものであれば弁償してください。

「今後は、勝手にあなたの物を捨てることはしませんので、どうぞ許してください」と相手に言うのが第一歩だと思います。

2.家族の言い分に耳を傾ける

他の家族や、親類の方がA子さんを責めるそうですが、「責められていやだ、うっとうしい」と耳をふさぐのではなく、相手が何を言っているのか、逆に耳をかたむけてください。

そこにはいろいろなメッセージが含まれていると思います。

そもそも、ご家族は、A子さんが、物をぼんぼん捨てるのが気に入らなかったのかもしれません。

捨てる前に一言言って欲しかったのかもしれません。

断捨離とは全然関係のない、遠い昔のことをいまだに怒っているのかもしれません。

現在のA子さんの態度や行動に気に入らないところがあるのかもしれません。

それぞれの家族が、本当に訴えたいことをキャッチして、必要ならあやまり、つぐないをし、ご自身の今後の行動を変えていってください。

あやまり方は、B子さんに対するのと同じで、「勝手に捨てて申しわけありませんでした。2度と、あなたの物を勝手に捨てたりはしないので、どうぞ許してください」です。

家族なら許してくれるでしょう。

中には、全く理不尽に怒る人もいるかもしれませんが、それはその人たちが解決すべき問題なので、「何もかも自分のせいだ」とは思わないほうがいいです。

ただ、そういうわけのわからない怒り方をする家族も許したほうがいいです。また、家族が昔やったことも許してください。

お便りには、「特定の家族に対する恨みを晴らすために捨てた」と書かれていました。もし、まだそんな恨みが残っているのなら、相手のことを許したほうが、結局は自分のためです。

そうすれば、今後は、腹いせに物を捨てることもなくなります。

おうおうにして、自分を許さない人は、他人も許しません。家族や親類を許していないのなら、この機会に許して、怨恨を手放してはどうでしょうか?

参考記事⇒幸せになりたいなら捨てたほうがいい4つのゴミのような思考。

3.自分を許す

B子さんにあやまって、つぐないをし、怒っている家族にあやまって、つぐないをし、全員を許したら、今度は自分を許します。

そうすれば、今後はそんなに強い罪悪感にさいなまれることはないでしょう。

過去にいろいろな罪悪感に関する記事を書いていますが、3つだけリンクしておきます。よかったら読んでください。

人をいじめた過去に対して感じている罪悪感を手放すには?

お金を使うときに罪悪感を感じる。罪の意識を手放す方法を知りたい←質問の回答

いらない物を捨てるときにつきまとう罪悪感を手放す7つの方法。

4.今回のことから学ぶ

お便りには、「この件でこりて、今は人の物を勝手に捨てることはしていない」とありましたので、すでに学びを得て、いまの生活に活かしていると思います。

ですが、念のため、もう1度、なぜ人の物を勝手に捨ててはいけないのか、そこを考えてください。

他人に自分の物を勝手に捨てたれたら(たとえ夫婦や家族でも)訴えられれば、刑法261条により、器物損壊罪の罪に問われる可能性もあります。

刑法第261条 – Wikibooks

まあ、通常は、自分の物を捨てられたからといって、訴える人はあまりいません。

では、法律で定められているから、人の物を勝手に捨ててはいけないのでしょうか?

そうじゃないですよね?

人の物を勝手に捨ててはいけないのは、人の物もその人の生活も、尊重するべきだからです。自分が自分の物や生活を大事にするように。

社会生活の基本的なルールの1つです。

人の物は私の物ではないという境界線をしっかり引くとよいでしょう。

家族だと、この境界線があいまいになりがちなので、「自分が同じことをされたらどう感じるか」と考えるといいと思います。

それと、今後は、怒りや恨みをまぎらすために、物を捨てることはやめてください。

平常心で不用品を捨てることをおすすめします⇒いくらミニマリストになりたくても衝動捨てはするべからず

~~~~~~

1~4の段階を経れば、罪悪感は薄らいでいくと思います。それでも、時々、昔のことを思い出して、胸がちくっとすることもあるかもしれません。

ですが、過ちを犯してしまったあと、最善のことをし、さらに今後も、B子さんや、家族のためを思って行動できれば、それで十分ではないでしょうか?

自分はできるだけのことはした、ベストは尽くしたし、今後もそうする、と思っていれば、まわりの人が、いろいろ言っても、気にならなくなります。

もし、罪悪感から開放されたいなら、今日書いたことを試してください。

■関連記事もどうぞ

家族の物があるから片付かない時:今度こそ減らす、家族対策編

すぐに物を散らかす夫に困っています、どうしたらいいでしょうか?

毎日疲れているあなたに。心の境界線を引いてストレスを減らし、自由になる(TED)

*******

田舎の一軒家のお蔵には、もう誰も使いそうにないものが、びっしり入っていて、独特の負のエネルギーが流れているかもしれません。

心身ともに疲れているときに、そういう空間に入ってしまうと、ふだんならしないことをしてしまうかもしれないので、気持ちの充実しているときに、足を踏み入れてください。





ソーシャルメディアソーシャルメディアはやめなさい:カル・ニューポート(TED)前のページ

出費がかさむ冬場にお金を使いすぎないための4つの準備。次のページ買い物中

ピックアップ記事

  1. いつか使うかもしれない、と思うものを本当に使う方法、あるいは見切りをつける方法。…
  2. 新刊「50歳からのミニマリスト宣言!」3月14日発売のお知らせ(現在予約受け付け…
  3. 筆子の新刊『買わない暮らし。』(6月16日発売)著者による内容紹介。現在予約受付…
  4. 筆子の新刊『書いて、捨てる! 』3月11日発売。著者による内容紹介。
  5. 新刊『本当に心地いい部屋』4月14日発売のお知らせ:現在予約受付中。

関連記事

  1. 海を見つめる

    ミニマルな日常

    捨てたからこそ手に入った、前よりもっといい暮らし。

    読者のお便りコーナーです。2017年9月にいただいたお便りの中から、捨…

  2. ぬいぐるみを干す

    ミニマルな日常

    ガラクタを増やさないサイクルを1つずつ作っていく~片付けが苦手な人向け。

    家に不用品がたまって、ガラクタ化するサイクルを断ち切る方法を紹介します…

  3. 温かい飲み物を飲む女性

    ミニマルな日常

    家の中を片付けたら家事の時間が減って、ほかのことをやる余裕が生まれた。

    持たない暮らしをしている読者のお便り紹介です。9月にいただいたメールか…

  4. 冷蔵庫の中に手を入れている女性

    ミニマルな日常

    冷蔵庫のサイズを小さくしたら余計なものを買わなくなった。

    読者からいただいたお便りをランダムに3通紹介します。内容:…

  5. 2022年6月のカレンダー

    ミニマルな日常

    2022年6月、シンプルに暮らすために今月おすすめする7つのこと。

    6月になりました。早くも1年の半分が終わる月です。5月…

  6. ノートパソコンをする女性

    ミニマルな日常

    やめたいことがあるなら、今日やめよう。年末こそ、やめるチャンスだから。

    10日ぐらい前に、今年中に手放したほうがいいものを5つ紹介しました。…

新刊「50歳からのミニマリスト宣言!」

ムック:8割り捨てて二度と散らからない

ムック・8割捨てればお金が貯まる

書店かセブンイレブンで買ってね。

 

8割捨てればお金が貯まる・バナー

ムック本・8割捨てればお金が貯まる、発売のお知らせ

「本当に心地いい部屋」

「買わない暮らし。」売れてます(第7刷)

筆子のムック(第5刷)

筆子の本、『書いて、捨てる!』

更新をメールで受け取る

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

1,810人の購読者に加わりましょう

新しく書いた記事を読む

  1. 車を運転しているところ
  2. ピンクの花
  3. ストレスがある人
  4. 若い女性と車
  5. リラックスしている人
  6. 引っ越し準備中
  7. テーブルを拭く手
  8. 土産物を買っている女性
  9. 服の整理をしている人
  10. ママ友と赤ちゃん

筆子の本・10刷決定です

オーディオブック(Audible版)も出ました♪ 捨てられない人は要チェック

 

1週間で8割捨てる技術
 
⇒筆子の本が出ます!「1週間で8割捨てる技術」本日より予約開始

 

実物の写真つき紹介はこちら⇒「1週間で8割捨てる技術」筆子著、本日発売です(写真あり)

大好評・特集記事

小舟バナー

 

お金を貯める・バナー

 

実家の片付けバナー

 

ファッションバナー

 

フライレディバナー

 

湯シャンバナー

 

ブックレビューバナー

 

TEDバナー

 

歯の治療バナー

今日のおすすめ記事

  1. ストレッチ
  2. 少女
  3. 若い女性
  4. ゴミ出しする人。
  5. いらない物を箱に入れる
  6. 汚い部屋の住人
  7. 積み重なった書類
  8. 2つのタイマー
  9. 殺虫剤
  10. 多肉植物

過去記事、たくさんあります♪

PAGE TOP