主婦

ミニマルな日常

梅雨時に入るまえに片付けを。汚部屋解消に役立つ5つのシンプルな習慣。

部屋をきれいにできる、簡単な生活習慣を5つお伝えします。梅雨時に入る前の今こそ、汚部屋脱却に取り組むチャンスです。

「部屋を片付けても、どうせすぐにまた散らかる。なんで、片付けなければならないの?」

汚部屋やぐしゃぐしゃの部屋に甘んじている人の典型的な言い訳です。他人の部屋がぐしゃぐしゃでも、私には関係ないといえば関係ありません。

ですが、このことだけは伝えたいのです。

部屋が片付いていると、それだけで暮らしの質があがるし、楽しくなるし、幸福度があがります。

部屋を片付ける。

こんな簡単なことで、幸せになれるのです。



部屋の居心地のよさが幸福度を決める

今、ドミニック・ローホーさんの「部屋とこころのシンプルな掃除」という本を読んでいます。

冒頭にゲーテの言葉が引用されていました。

「一番の幸せ者は、それがたとえ王でも乞食でも、自分の家の居心地に満足している者である」。

このとおりではないでしょうか?

今、なんとなく気分がうつうつとしている、毎日が楽しくない、将来が不安だ、という人は、自分の家の居心地について考えてみてください。

明日も明後日も、その部屋で暮らすのです。どうせなら快適に過ごせるようにしておきたいですよね。

部屋が散らかっていると、知らず知らずのうちにそれがストレスになります⇒物であふれた部屋が人の心に及ぼす4つの恐ろしい影響

しかも、これから梅雨時に入ります。掃除の行き届かない場所に繁殖した細菌やカビのせいで、アレルギーがひどくなるかもしれません。

アレルギー持ちでない人も、多かれ、少なかれ健康度がさがります。

部屋を片付ければ、心の平安も得られるし、健康でいられるのです。

部屋の片付けを先延ばししている人は、ぜひ、梅雨に入らない前に、「片付ける」という行動を起こしてください。

こんな習慣を身に付ければ、家の中がきれいになります。





1.必要な物だけを持つ

今使っていない物、今後は使いそうにないもの、用済みのもの。すべて捨ててください。

手元に残すのは必要な物だけにします。

必要でない物なのに、どうして家の中に置いておくのでしょうか?物が少なければ少ないほど、ストレスも減るのに。

思い出の品はとっておいてもいいです。ですが、使っていない物はみんな断捨離してください。

片付けが苦手な人、ズボラな人、掃除が嫌いな人ほど、持ち物はミニマルにすべきです。

物が少ないと本当にストレスがありません(体験者は語る)。

掃除も楽なのです。

「あ~、片付かない!」「いつも部屋がぐしゃぐしゃだ」と悩んでいる人は、今使っていない物を捨てることから始めてください。半分も捨てないうちに、ずいぶん掃除が楽になることに気づくでしょう。

部屋をきれいにする一番のポイントは、必要な物だけを持つことです。

2.物のしまい場所をある程度決める

「物をしまうと、どこに入れたかわからなくなるから、みんな表に出しておく」という人がいます。「表」とは、床の上や机の上のことです。

確かに、所持品の「見える化」をしておけば、探しものはなくなるでしょう。ですが、みんな外に出しておいたら、ものすごく視覚的なノイズになります。そもそも床はモノ置き場ではありません。

「しまい込むと取り出せなくなる」という人は、まだまだ物が多すぎるのです。

不用品は徹底的に断捨離して、残した物は、しまう場所を決めてください。しまい場所を決めたら、使っていないときは定位置にしまいます。

使ったら、元の場所に片付ける。

大人ならできるはずです。

使うたびに元の場所に戻せば、大々的な掃除など必要なくなります。掃除が嫌いな人ほど、使ったあとの片付けを徹底すべきです。

なんでもためればためるほど、後が大変になります。

不用品をしまうのに、まるまる部屋を1つあてがっている人がいます。いわゆる「開かずの間」です。

このような人は、すべての物にはそれにふさわしい用途がある、ということを思い出してください。不用品を捨てれば、部屋を部屋として使うことができます。

3.毎日片付ける

週末はいつも掃除に明け暮れている人がいます。私も若いころはそうでした。毎週末、土日のどちらかで、片付けをしていたものです。

せっかくの休みを掃除に使ってしまうのはもったいないです。

毎日少しずつ片付ければ、週末にしゃかりきになって掃除する必要はありません。

掃除を料理と同じように考えてみてはどうでしょうか?皆、毎日料理をしますよね?手のかけ具合は人さまざまでしょうが。

炊事をするように、毎日、片付けをしてください。長い時間する必要はありません。1日15分で違います。

「脳が冴える15の習慣」の著者、築山節(つきやまたかし)先生は、毎朝、5時半に起きます。

起きてから、病院に着いて仕事を始める8時半までは、脳のウォーミングアップの時間とのこと。

起きたら窓をあけて、太陽の光をあびる(5時半に太陽が出ているのかどうかわかりませんが)、着替え、階段を上り下りしながら子供たちを起こす、それから部屋の片付けをします。

部屋をぱっと見て、気になるところを片付けるのです。これは、軽い運動です。しかも、前頭葉が司る選択や判断の機能を大まかに使うから、脳の準備運動に最適だそうです。

部屋が汚くて、心もどんよりしていたら、早速明日の朝から、できるところを片付けてみては?

1日のうちで片付けに使えそうなタイミングはこちらの記事にまとめています⇒ふだんの習慣に捨てる行動を紐付ける方法(プチ断捨離その9)

「脳が冴える15の習慣」についてはこちらをどうぞ⇒「脳が冴える15の習慣」(築山節著)から学んだこと:便利すぎるから不幸せになる

4.掃除や片付けはできるだけシンプルに

掃除の手順はあまり複雑にしないほうがいいです。

とりあえずは、毎日、気になったところを15分間片付ける習慣をつけるといいです。

アメリカのお片づけ指南サイト、フライレディでは、週ごと、月ごとに掃除する場所(ターゲット)を決めています。フライレディについてはこちらをどうぞ⇒アメリカのお片づけ指南サイト、フライレディに関する記事のまとめ

しかし、これすらも、ずぼらな人には大変かもしれません。

詳細なプランニングはしなくてもいいので、毎日、はしから15分だけ片付けてください。

床に出ている物を、順番に拾っていくだけです。15分たったら終わり。明日はその続き。毎日やっているうちに、片付けにはずみがつき、もっと片付けたくなります。

掃除する場所を考えたり、スケジュールを考えたりするのが、負担になるなら、やらないほうがいいと思います。

そういうプランニングをするだけで疲れてしまいます。人によっては、計画を立てただけで満足して、実際の片付けをしません。

いつも計画倒れに終わる人は、物事を複雑にしすぎているのかもしれません。今の自分のレベルで、簡単にできることから始めてください。

5.寝床だけは片付ける

布団に寝ている人は、朝、必ず布団をあげてください。ベッドを使っている人はベッドメイキングをします。

ベッドメイキングのやり方⇒日々の積み重ねが大切。初心者向け31日で身に付く片付け習慣(5)

布団やベッドは場所をとるので、このスペースがスッキリしているだけで、部屋のキレイ度がアップします。

たとえ他がくしゃくしゃだとしても。

ぐしゃぐしゃな布団を朝晩毎日目にすることを想像してください。実際、そうしているのかもしれませんが。

ぐしゃぐしゃな寝床があなたに送るメッセージはなんでしょうか?

「おまえは本当にだらしない」
「布団も片付けられないダメ主婦」

いろいろあるでしょうが、ポジティブなメッセージは絶対届きません。

疲れて家に帰るたびに、こんなメッセージを受け取っていると、健康な人ですら、心が病んできます。

汚い寝床を朝晩見るのは、とても心を重くするのです。

片付けてください。

布団やベッドは寝ることにだけ使ってください。たまに、寝床の上で物を食べる人がいますが、これはご法度。

虫が寄ってくるだけです。

私は床に寝ているため、これまで2度、クモに顔を噛まれました。これは想定内です。

せっかく布団やベッドに寝ているのです。夜中にアリが顔の上を這うのは避けたいものです。

寝床に入ってテレビを見るのもおすすめできません。入院しているのなら仕方ありませんが。

繰り返しますが、物にはそれぞれふさわしい用途があるのです。
~~~~~~~~~~~~
毎日「片付けなければ」と思っているあなた。

もう何年、同じことを考えていますか?

片付け本を読んだり、片付けプランをたてたのに、全く片付いていないならやり方を変えるべきです。

部屋をきれいにするのはそんなに難しいことではありません。行動さえすればいいのです。ほんの少しでも行動すれば、「片付けなきゃ、片付けなきゃ」という罪悪感からも逃れられます。





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