ページに広告が含まれる場合があります。
旅行の荷物に関する読者の質問に回答します。
お便りには、「どう思いますか? 多すぎますか?」とあったので、もう少し荷物を少なくしたいという意図があると解釈しました。
まずメールをシェアします。ツムギさんからいただきました。
私の旅行の荷物
件名:旅行の荷物について
10月は旅に出ます! 月の半分くらいは旅行に出てると思います。
荷物について、少し悩んでいます。
筆子さん、日本へ里帰りなどしてらっしゃったことありましたよね。もしよければ、筆子さん流の旅行荷物について教えていただけませんか?
ちなみに、これは私の今のところの荷物リストですwww
・40Lリュック
・トートバッグ
・旅のしおり(緊急連絡先、非常時の交通情報などを書く)
・本(行く先で使う資料、どうしても1冊丸ごと必要なものが少しだけある)
・ドール
・資料のコピー
・水2リットル
・ノート・ペン
・財布(身分証各種も)
・現金3万円(電子マネーを主に使う、万が一のため5000円程度は財布以外の所に寄せておく)
・スマホ(忘れちゃダメなやつ)
・スマホホルダー
・充電器
・イヤホン
・モバイルバッテリー
・お薬手帳
・耳栓の替え
・薬セット
・バスチケットのコピー
・メガネ(予備も)
・マスク
・レインコート
・着替え洋服・上着・下着・靴下(動きやすいもの・好きなもの各2種類ずつくらいあればok。滋賀で宅配便を使ってもOK)
・化粧品
・トコジラミ向け虫除け(7時間キープ)
・洗顔
・シャンプーコンディショナー
・サニタリー
・カミソリ
・ティッシュ
・手拭い
・タオル
・手拭い
・絆創膏
・ビニール袋
・エコバッグ
・鍵
・地図の印刷
・先生へのお土産
・取材先へのお礼
・小僧へのお供えもの
・塩と料理酒(除霊用)
・料理酒用のボトル(間違えて飲まないように)
多すぎますか? こんなもんですかね?
筆子さんなら、どうしますか?
いや、海外旅行と国内旅行だと訳が違うかもですかね?
除霊やお供えとか、けっこう物騒な言葉が出ていますが、茨城県の伝説「稲妻小僧」の研究フィールドワークをする予定だからです。その昔、彼に恨みを持つ人は多かったらしく、万が一のためにあらかじめお守りを貰い、新宿にある彼の墓に挨拶し、風呂で除霊する用の塩と料理酒も用意します。
[稲妻小僧に関する記述は省略します]
ちなみに、筆子さんも何かご高齢のお母様から昔話を聞いたりはしましたか?
田舎生まれの祖父・祖母に聞いても知らない、覚えてないと言われるので、あまり期待はできないですかね。辺境秋田から茨城の田舎へ一人旅……。
ここまで読んで頂いてありがとうございます! ぜひ教えてくだされば幸いです。
ツムギさん、こんにちは。ご質問、ありがとうございます。
10月の旅、素敵ですね。月の半分も旅行だなんて、うらやましいです。
稲妻小僧についてのフィールドワークも面白そうですね。
はい、私は過去、25年ぐらい、5年に1度、日本に里帰りしていました。
一口に旅行と言っても、
・旅行の目的
・日数
・目的地(国内か海外か、先進国か未開の地か)
・同行者(赤ん坊連れなら、赤ん坊グッズの分、荷物が拡大する)
などによって、最適な荷物の量は違ってきます。
ツムギさんの今回の旅行は国内で、滞在期間も半月ですよね?
これを踏まえた上で、ツムギさんのリストを見ると、持ち物が多すぎると思います。
ですが、人それぞれなので、「これが私に最適の荷物なんだ」と思うなら、その方針を貫いてください。
ただ、荷物が多ければ多いほど、疲れますよ。
以下に、ツムギさんのリストの中で、私なら絶対持っていかないものをいくつか指摘します。
筆子が旅行に持っていかないもの
去年の今頃、娘と一緒に日本に3週間帰りました。そのときの荷物をベースに書きます。
化粧品
私は化粧品は使わないので、コスメはいっさい持っていきません。
リップクリームは持っていきましたが使いませんでした。
日本はカナダに比べて湿度が高いので、何もつけなくても勝手にしっとりするからです。
かかとのひび割れも、日本に帰ると1週間ぐらいで改善されます。
ツグミさんのリストを見て、スキンケア用品がいっぱい入っていた娘のスーツケースを思い出しました。
娘は使うコスメにこだわりがあるので、ホテルの備え付けのシャンプーやコンディショナーを使わないんです。
特に肌が弱いというわけではないので、3週間ぐらいそのへんにあるものを使っておけばいいのにと思ったものです。
私は湯シャンなので、シャンプーなども持参しません。
薬
薬も使わないので、持っていきません。
私、ふだん、薬を飲みません。常備薬もサプリメントも目薬も使っていません。
でも、持病のある人は、薬は持っていくべきですよね。
娘は病気だったので医者から処方された抗生物質を荷物に入れてました。
ところで、いったいどこで寝泊まりするのか知りませんが、トコジラミ向け虫除けって必要ですか?
私は虫除けのたぐいもいっさい持っていきませんでした。
動物園に行ったとき、蚊が多く、娘がやたらと刺されていたので、気の毒に思い、売店で虫除けと虫さされの薬は買ってやりました。
このように、必要なものは現地で調達し、あまった分は、母にあげました(持って帰らない)。
紙の本・資料
紙類は基本的にすべてデジタル化したので、紙の本や資料は持ち歩きません。
パスポートなどのコピーもデジタルファイルにしています。
本はキンドルで読むので、キンドルは持参しました。
ノートはデジタルで取るので、iPadとアップルペンシルも持っていきました。
現金
旅行中の支払いは、クレジットカード/デビットカードですませるので、現金も少ししか持っていきませんでした。
娘に、「いくらぐらい持っていけばいいだろう?」と言われたとき、「100ドル(1万円と考えてください)でいいんじゃない」と答えた記憶があり、自分でも100ドルだけ銀行でおろして財布に入れました。
でも、ふだん現金は全く使いません。
ただ、日本は現金を使うしかない場所がまだまだあるかもしれませんね。田舎ならなおさらそうかもしれません。
名古屋に行ってすぐ、前から持っていた交通系ICカード(manaca)を駅にある券売機でチャージしました。
このチャージにクレジットカードを使うことができないと事前に調べてわかっていたので、母にお金を借りることにし、迎えに来てくれることになっていた弟に持ってきてもらいました。
今は違うかもしれませんが、1年前はmanacaのチャージにカードを使うことができなかったんですよ。いまだに信じられません。
いったんチャージしてしまえば、manacaカードは、多くの店の支払いに使えるので、細かい支払いはmanacaカードを使いました。
多くの店でカードを使えるだろうし、使えなかったとしても、そのへんのATMから現金をおろせばいいだけなので、現金をたくさん持って行く必要はないと思います。
その他、余計なもの
リストに「料理酒用のボトル」とありますが、料理酒が入っているものが、料理酒用のボトルですよね? つまり、スペアのボトルなんていらないですよね?
ボトルに、「料理酒」と書いておけば、間違えません。仮に間違えて飲んでも料理酒だから死にません。というか、口元に持っていけば、匂いでアルコールだとわかります。
それと、耳栓の替えはスペアということでしょうか?
これもいらないでしょう。耳栓がなくても、眠れますので。特に、昼間歩き回っていれば、すぐに寝てしまいます(私の場合)。
私は衣類も最低限しか持っていきません。Tシャツや下着、ソックスは、ホテルの洗面台で洗濯して、そのへんに吊るしておけば乾きます。
荷物を減らすコツ
もしツグミさんが荷物を減らしたいなら、以下のように考えると減らすことができます。
・バッグを小さいものにする
最大のコツは入れ物を小さくすることです。
大きな家だと、ガラクタをたくさんためこんでしまうように、入れ物が大きいと、持っていかなくてもいいものまで詰め込みます。
・必需品だけを持参する
「もしかしているかも?」と思うものは、持っていきません。
「絶対いる」と確信しているものだけを持っていきます。
・現地で手に入るものは持参しない
パーソナルケアグッズは、宿泊施設で提供されるものを使います。
ツムギさんの旅先は未開地ではないでしょうから、何かが必要になったらコンビニで調達してください。
・紙類はデジタル化
資料はすべてデジタル化すると荷物が軽量になります。
閲覧はスマホでします。
以前、エッセオンラインにも、荷物を減らすコツを書いているので、読んでみてください⇒60代ミニマリストの「旅の荷物を少なくするコツ」7つ。どんな旅行にも使える基本とは | ESSEonline(エッセ オンライン)
ツムギさんはまだ若いから、重たい荷物を持って歩き回っても大丈夫なのかもしれませんが、荷物は少ないに越したことがありません。
旅行の目的がフィールドワークなのだから、荷物は最小限にしたほうが、自由に動き回れ、調査に集中できるんじゃないでしょうか?
最後に、ご質問の昔話ですが、母から聞いたことはないし、私も聞いたことがありません。
では、ツムギさん、楽しい旅になることを祈っています。
****
私は日本に帰るとき、荷物は最小限にしていますが、それでもけっこうあって、毎回、うんざりしています。
去年は、行きの国際線の着陸が大幅に遅れたため、乗り継ぎ便に乗り遅れ、成田から名古屋まで電車で行くことになりました。
確か、スカイライナー⇒在来線⇒新幹線を使いました。
暑いうえに、荷物が大きいし(海外旅行用の大きなスーツケース)、Wi-Fiはつながらないし、日本滞在初日に、いきなり体力を奪われました。
それでは、あなたも、質問や感想などありましたら、お気軽にお寄せください。