アイロンがけに疲れた主婦

ミニマルな日常

終わりのない家事にむなしさを感じるときの解決法(前編)

家事が終わっても達成感を感じず、ネガティブな気持ちになります。そういう気持ちにならない方法を教えてください、というメールをいただきました。

2回に分けて回答しますね。

まず、メールを紹介します。まみこさんからです。



むなしい

件名:達成感が感じられない

いつも心に喝を入れていただき感謝しております。

おかげさまで少しずつ床が見えてきました。

私は43歳のパート主婦です。中学生と小学生のいる4人家族です。

悩みは家事や片付けをやり遂げても達成感がなく、やっと終わったという疲労感と、悲しみや怒りに似た感情が湧き上がって来ることです。

ガラクタを捨ててつるんとした床を見ても、家族のご飯を作り終えても、洗濯物を畳み終えても虚しい感じがするし、しばらくイライラがおさまりません。

やったーやり遂げたー!という達成感までは望みませんので、せめてやり遂げた時くらいネガティブにならない方法ってありませんかね





まみこさん、こんにちは。メールありがとうございます。

床が見えてきたのですね。すばらしいです。

この調子で片付けがんばってください。では、家事が終わったあとネガティブにならない方法をお伝えします。

今回は前編で、3つアドバイスします。

1.なぜ悲しいのか考える

家事が終わったあと、悲しみや怒り、虚しさ、イライラを感じるそうですが、もう少し掘り下げて、いったい何に対して、どんな悲しみや怒りを感じているのかしらべてください。

自分の心の中の状態をチェックするわけです。

ネガティブな考えは、汚部屋の中にあるガラクタと似たようなものだ、と先日、こちらの記事に書きました⇒自分と向き合いたいのに逃げてしまいます。どうしたらいいですか?←質問の回答。

自分の感情に気づくことが、心の整理をする第一歩です。このとき、「こんな気持ちになるべきではない」という批判はしないでください。

あくまで、そこにあるものを淡々と調べる感じです。

家事をしたあと感じる気持ちを、具体的な言葉にして紙に書くのを続けると、それだけで楽になります。

さらに、明らかな原因に思い当たるなら、1つずつ解決していってください。

たとえば、先日、毎日郵便受けに入るたくさんのチラシがストレスだったけど、「入れないでください」というラベルを貼ったら、入らなくなってスッキリした、という方のメールを紹介しました。

ベッド下にあった収納ケース10箱を一気に捨てたきっかけ。

この方の場合は、チラシがストレスの元だったのです。

こうしたストレスの元があるなら、元から解消してしまえば、もうイライラしません。

2.家事の終わりを自分で設定する

片付けや家事が終わったと感じられるように、終わったことがわかる印(締め)を作ってください。

家事をむなしいと感じる人は、まみこさんだけではないと思います。

家事は終わりがないですよね? 時間をかけようと思ったらどれだけでもやれますし、1つ終わっても次の似たような仕事が待っています。

朝ごはんを用意して、食器を洗ったら、すぐ昼ごはんになって、また作って、また食器を洗って、は~っと思っていると、買い物に行く時間になって、夕食のしたくをして、また食器を洗う。

この繰り返しです。

きのう、レゴの実験の話を書きましたが⇒仕事にやりがいをもたらすものとは? ダン・アリエリー(TED)

家事は、せっかく作ったレゴのロボットを目の前でこわされたり、せっかくペアリングした紙を目の前でシュレッダーにかけられることに似ています。

やってもやっても終わらない。つまり、「終わっていないのだ、何も達成していないのだ」という気持ちがあるから、達成感を感じられないのだと思います。

そこで、「ちゃんと終わったんだ」とわかるようなことをします。

それは、何でもいいです。

家事の締めの例

何かを飾る、整える

以前、私がお香を使っていたとき、午前中の家事が終わると、雑巾がけをしてきれいになったリビングルームにお香を1本たいて、「終わった、うれしい」という気持ちになっていました。

お香を使っていた話⇒お香の収集癖を断捨離するまで~ミニマリストへの道(36)

家事の締めに花を飾ってもいいでしょう。ふだん飾っている花の水を入れ替え、しおれた葉っぱをちぎったりして、きれいに整えてから、眺めてもいいです。

べつに豪華な花を飾る必要はありません。

あるいは、流しだけは毎日きれいにするように決めて、ぴかぴかになった流しに自分の顔を写してみるとか。

流しをきれいにする話⇒流しをピカピカに磨くことが家全体の片付けにつながる~ミニマリストへの道(26)

光るべきところを磨いてピカピカにすると達成感を感じられると思います。

タスクをリスト化して終わったら消し込む

毎日のルーティンやその日やるべきことをリスト(To-doリスト)にして、おわったら1つずつチェックを入れることをしても、達成感があるでしょう。

私は、毎日、やることがほぼ同じなので、見開きで1週間になっているスケジュール帳の一番左端に、日々のルーティンを書いておき、その日やると決めた項目だけに四角を書いて、終わったらその四角をぬりつぶしています。

スケジュール帳

私のスケジュール帳のフォーマットについてはこちらの記事に詳しく書いています⇒買わない生活に慣れてきた。買わない挑戦、10月の振り返り。

やることをリスト化しようとすると、いやでも、自分のかかえているタスクを俯瞰することになるので、次から次へと押し寄せるタスクに、場当たり的に反応することを防ぐことができます。

つまり、多少なりとも、自分の人生や行動を、自分で制御できるので、強いむなしさを感じている人にはおすすめの方法です。

ただし、リスト化かスケジュール帳を作ることに、こりすぎると、やることが1つ増えて、忙しくなるだけなので、簡単なやり方にとどめておいてください。

ごほうびを用意する

家事が終わって一段落したら、ごほうびを楽しむこともおすすめです。

ちょっと上等のお茶を飲んで一服する、好きな小説を読む、ポッドキャストを聞く、友だちに手紙を書く、縫い物が好きなら続きをやるなど。

楽しみが待っていると思うと、家事もはかどるんじゃないでしょうか?

参考記事⇒部屋を片付けるコツを知りたい人必見。31日で身に付ける小さな家事習慣(9) パンパーミッションの項目を読んでください。

ようするにメリハリをつけて家事をすれば、「よし、今回の分は終わった」という気持ちになれるので、終わりがないむなしさにとらわれることはないと思いますよ。

3.家事をやりすぎない

まみこさんは、疲労感があると書かれているので、もしかしたら働きすぎかもしれません。

仕事が多すぎると、肉体的にも精神的にも疲れます。疲れるとネガティブ思考になります。

そこで、家事をやりすぎないようにしてください。

「やらなくていい家事はやるな」という記事は過去、何度も書いています。

家事嫌いなら試してほしい、4つの「やらない」で家事の負担を大幅に減らす。

ほどほどできれいになる。家事嫌いな人の練習になる7つのタスク。

まみこさんの場合、すでにお子さんが大きいので、お子さんにも家事をさせるといいと思います。

家族で当番制で食事の用意をしてはどうでしょうか?

料理を身に着けさせるのは、子供を助けることでもあります。どうせ、いつかは家を出ていくわけですから、そのとき、料理できれば、外食やレトルト食品にお金を使わずにすみます。

私が子供のときは、母が何でもやってくれたので、私はほとんど料理せずにきました。

そのため、カナダに来た時は、小林カツ代さんの料理本を持参して、見様見真似で作っておりました。

この本はこちらで紹介しています⇒今すぐできる8つのプチ断捨離。捨てるのが苦手でもトライする価値あり

つまり、異国での学校の勉強と、料理の両方にタックルする必要があったので、ストレスが2倍になったのです。

まあ、私の場合は、あまりストレスとも思っていませんでしたが、この時点で料理に慣れていれば、食材を無駄にすることはそんなになかったでしょう。

一般に日本の主婦は家事全般を1人で引き受ける傾向があると思います。人によってはそれでつぶれます。

やる必要のないことはやめ、ほかの人に頼めることは頼んで、体力を温存しつつ、家事をしてください。

後編はこちら⇒片付けや家事が終わっても暗い気分になるときの解決法(後編)

関連記事もどうぞ

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頑張り過ぎない家事のすすめ。掃除や片付けに一生を捧げないために。

家族が家事を手伝わない5つの理由。原因をクリアして解決に導く。

掃除を楽しくする10の方法。家事嫌いでも考え方次第でラクになる。

*****

昔、NHKでやっていた朝のドラマ『ゲゲゲの女房』で、水木しげるとお見合い結婚して上京した妻の布美枝が、ぼろぼろの家の台所に、ナズナの花を飾っていました。

庭に咲いていたのを1本つんで、牛乳瓶に入れて、流しの蛇口のそばに置いていたと思います。

布美枝の故郷は島根県で、酒屋の実家はわりと裕福で、家族も多く、実家の台所にはいつも食料がいっぱいありました。

ところが、水木しげる(当時、極貧)の家の台所には何もないのです。

そのギャップに、一瞬、布美枝はおののくのですが、「私はここで暮していこうと決めたんじゃけん」(セリフはうろ覚え)と言って、掃除や料理に精を出して環境を整えていきます。

このように、自分の家や家族、生活に対して、愛情をもち、大事にしていこうとすれば、毎日がもう少し楽しくなるでしょう。





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