ページに広告が含まれる場合があります。
さまざまな物を使い切るアイデアをご紹介するシリーズ。今回はノートです。文房具のノートのことです。
ストックがあるのに新しいのを見ると欲しくなっていた私だが
家にまだ使っていないノートがあるのに、新しいノートを買ってしまうことはありませんか?
私はまぎれもなくこのタイプでした。
子供のときから文房具が好きで、ノートも家に在庫がたくさんあるのに、かわいいノート、おしゃれなノート、ちょっと変わったノートを見つけるとふらふら買っていました。
ノート1冊はそんなに高価ではないので、気分転換にぴったりです。
それにまっさらなノートって何かわくわくします。「これからここに何を書こうかな」と考えるだけで、楽しいですよね。何か素晴らしい未来が待ち受けているような気分になるものです。
しかしいざ使い道を決めて書き始めてみると、最後まで使い切ることができませんでした。
勉強に使うノートなら尚さら。三日坊主でしたから。
そして、また新しいノートを買ってしまうのです。
そんなふうに、40年以上ノートを最後まで使い切れない人間でしたが、今はどんどん消費しています。娘が学校でちょっと使って放置していたノートもすべて使い切りました。
ノートを使い切る方法
ステップ1:在庫を確認
手持ちのノートをすべて一箇所に出します(全出し)。
それぞれのノートの中を確認。
はたして自分がこれだけのノートを使うのにどれぐらい時間がかかるか考えてみます。
一生かかっても使い切れそうにないなら、少し断捨離します。
処分するノートがなければ、ステップ2は飛ばしてステップ3へどうぞ。
ステップ2:ノートの断捨離
・寄付する
新品なら、発展途上国の子供たちに送ってくれるNGOなどに寄付できます。
たとえば
文房具を寄付を募集、海外支援に役立てます。鉛筆(えんぴつ)ノートなど使いかけ中古品の寄付募集
あるいは近所で子供がよく集るような場所、塾や託児所などに電話してノートが必要ではないか聞いてみます。
私は使い切れそうにもないノートはコミュニティの寄付センターに持っていきました。
・フリマで売る
・人にあげる
・捨てる
リサイクルできるゴミとして捨てれば還元できます。
☆2017/02/07追記:ストックの90%は使い切りました。
ステップ3:使う
ノートを使う方法はいくつかあります。
・バラす⇒メモ帳にする
・ペーパークラフトに使う
・掃除に使う
・緩衝材として使う
・焚き火の焚付に使う
・ノートをノートとして使う
こんなところでしょうか。
私の娘は小学校で学年が変わるたびに新しいノートをもらい、授業中日記をつけていました。
使い切ったものもありましたが、大幅に余っていたものも。
そういうのは、まだ書いていないところだけ切ってホッチキスで止めてメモ帳にして消費しました。
ペーパークラフトはたとえば折り紙などに使うことです。
掃除に使うのは新聞紙と同じように、ガラスを磨くのに使ったり、フライパンやお皿の油汚れをぬぐいます。また、古い油を吸わせるのに使います。
ただ、日本のノートは全般にいい紙を使っているので、掃除には適さないかもしれません。
こちらのノートの紙はあまりよくないのでこういう用途にも使えますが。
緩衝材は、荷物を送るとき中身が動かないように、ノートをわら半紙などと同じようにクシュクシュと丸めて、小包に入れます。
ステップ:4 ノートをノートとして使う
1)使うノートを決める
ノートを使い切る方法は、ボールペンと同じです。つまり使うノートを1冊だけ決めて、そればかり使うようにします。
関連⇒持たない暮しをめざすなら、ぜひマスターしておきたいボールペンを使い切るコツ
1冊のノートを集中的にせめるわけです。ほかのノートはどこかにしまっておきます。
2)ノートに何を書くか決める
いよいよノートを使います。まずノートに書くことを決めます。以下にいくつかアイデアを書いておきます。
・日々の雑多なメモ書きをする
・To-doリストを書く
・日記を書く
ふつうに日記を書いてもいいですし、1行日記にして負担を減らしてもいいです。
・食べたものをすべて書く(レコーディングダイエット)
・買ったものを記録する
物の名前だけ書いてもいいし、支払った金額を書いてもいいです。買ったものをすべて記録すれば、自分の所持品リストができますし、使ったお金の金額を書けば家計簿です。
・感謝日記をつける
その日あったできごとで感謝できることを3つ選び毎日書きます。
参考⇒成功すると幸せになるのではなく、幸せだから成功する~ショーン・エイカー(TED)
・自叙伝を書く
自叙伝と書くと大げさですが、昔あったことを書いてみたり。
・名言を書く
図書館で名言集などを借りてきて気に入ったのを書いていきます。
・本の抜き書きをする
自分の好きな本から好きな箇所を抜書きします
・筆写
本の一節、新聞の社説、お経、素材は何でもいいので好きなものを書き写します。
筆写は頭を使わなくてもいいので、日記や自叙伝はハードルが高い人にオススメです。
私は一時期、子供むけの仏仏辞書を毎日5分ぐらい書き写していました。
・語学用のノートにする
語学をやると驚異的にノートが減りますのでおすすめです。
たとえば、私は今、毎日15分ぐらいディクテ(英語で言うところのディクテーション。学んでいる言語を聞いて、書き取ること)をやっていますが、これでどんどんノートが減ります。
その日学んだ表現や単語をメモするのもオーソドックスなやり方です。
ターゲット言語で日記を書くのもおすすめです。
テキストや辞書を筆写する人もいます。
・創作を書く
小説、詩、短歌、歌詞、脚本など。
・交換日記をする
忙しいお父さんは子供と交換日記をするとコミュニケーションが深まります。
・ダヴィンチふうに使う
レオナルド・ダ・ヴィンチのように、どこに行くにもこのノートを持ち歩き、スケッチしたり、思いついたことを書きます。
・掃除の計画を書く
掃除すべきところをすべてリストアップして、曜日で割り振ったりします。
・断捨離計画を書く
捨てたいもの、片付けたい箇所をリストアップします。
・読書日記を書く
読んだ本と感想を書き留めておきます。
・家計簿をつける
まともな家計簿のハードルが高い場合は、どれか1項目だけ決めて、数字を追っていきます。
たとえばコーヒー代、副菜だけ、本代だけ、交際費だけ、おやつだけ、洋服代だけなど、自分が減らしたい項目を1つだけ決めて家計簿をつけます。
・モーニングページに使う
モーニングページとはJulia Cameron (ジュリア・キャメロン)がThe Artist’s Way (邦題:ずっとやりたかったことを、やりなさい。)という本で提案しているワークです。
この本のテーマは眠っている創造性を見つけることです。そのためのワークがいくつか書かれているのですが、モーニングページはその1つ。
毎朝ノートに3ページ分、なんでもいいから書きます。別に何を書いてもいいのです。頭にあることを出す感じです。ネガティブなことでもポジティブなことでも妄想でも事実の詳細な記録でも何でもいいです。
ポイントは3ページ分しっかり書くこと。朝書くのが1番いいのでモーニングページという名前ですが、個人的には、別に夜だろうと昼だろうといつ書いてもかまわないと思います。
ただ、夜書くと、その日あったことを書いてしまいがちなので、朝がベストとのこと。
読み返さないこと前提なので、書くだけ書いたら捨てられますから断捨離的には都合のいい使い道です。
モーニングページはどんな人にもおすすめの方法ですが、頭の中が混乱しがちな人、創造性が必要な仕事をしているのに枯渇してしまった、と感じている人には特に効果があります。
モーニングページについてはこちらに詳しく書いています⇒ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ
・ブレインダンプする
ブレインダンプはモーニングページに似ていますが、もうすこしシステマティックに頭の中にあるものを吐きだすことです。
何を書いてもいいのです。たとえば、欲しいもの(手に入れたいもの)、悩み、借金、やりたいこと、やらねばならないことなどなど。15分から20分時間を決めて、頭の中がからになるまで書き尽くします。
・マインドマップを描く
・レシピを書く
・テーブルセッティングのアイデアを書く
こういうことが好きな人もいます。
・服のコーディネートを書く
自分の服でもいいですし、映画に出てきた好きな女優のコーディネートをイラストで描いてもいいです。
・デザイン画を描く
・イラストやお絵かきをする
・スクラップブックにする
写真、半券、絵葉書、雑誌の切り抜きなど貼り、ちょっと言葉も書き添えます。
・もし子供がいるなら
子供に絵を描いてもらいます。クレヨンを握らせると、ノートが早く減ります。
ほかにもノートに書くことはたくさんあると思います。数式を解くのに使ってもいいでしょう。
ノートを使いきるコツは、罫線は無視して自由に書くことです。
*******
自分の選んだテーマで、毎日ノートに何か書いていれば早晩使い切ります。そしたら次のノートに移ります。
言うまでもないことですが、家にあるノートを使い切るまでは絶対新しいノートを買ったりもらったりしてはいけません。