服の買い物

ファッションをミニマルに

着ない理由を調べる:本気で服の買いすぎをやめたいあなたがすべきこと(その5)

すでに十分服があるのに、次から次へと新しい服を買ってしまう習慣を変える方法をお伝えしています。

これまで、

1.買い方の傾向を調べる
2.家にある服の棚卸し
3.買うきっかけを見つける
4.足りないマインドを手放す

この4つを紹介しました。

5つ目は、家にある服を着ない理由を調べることです。

手持ちの服をちゃんと着ることができていれば、新しい服は必要ないですよね?

次々と服を買ってしまう人は、すでに持っている服を活かしきれていないと思います。その理由を見つけて、どの服もしっかり着る生活に変えていきましょう。



買ったのに着ない3つの理由

お金を出して手に入れた服を着ない理由は大きくわけて3つあります。

1)数が多すぎるから出番がない

2)家にある服はどれも嫌いだ、みんな問題があるから着られない

3)タンスやクローゼットの中がぐしゃぐしゃでアクセスしにくい

数が多すぎる

似たようなアイテムをたくさん持っているから、この服の出番がない。

20代から30代はじめにかけて、私が、手持ちの服を、活かしきれなかった理由はこれです。

もともと私は、毎日装いや雰囲気を変えるのは、めんどくさいと思うほうで、気に入った服を何度も着ます。

新しい服を買って、翌日は、それを着たとしても、すぐにふだんよく着る服をまた着るパターンに戻ります。

新しい服は、そのままタンスの肥やしになっていきました。





嫌いな服・使えない服ばかり

好みでなかったり、サイズが合ってなかったりして、着る気になれない服は、あまり活用されません。

その結果、着る気になれる新しい服がほしいと思います。

タンスやクローゼットの中の混乱

クローゼットの中がぱんぱんだ、家中に衣類が散っているなど、衣類の収納において、大きな混乱が起きていると、自分がどんな服を持っているのかわからないし、取り出ずのも大変です。

すると「ああ、着る服がないから、新しいの買わなきゃ」という思考になり、新しい服を買います。

この3つの問題が起きる理由をさらに深堀りして解決しましょう。

服全般の買いすぎ

服の数が多すぎて、クローゼットの中がぐしゃぐしゃになるのは、ひとえに買いすぎているからです。

数を減らす

手持ちの服から、もう着ない服は思い切って手放し、できるだけ、「本当に着る服」で構成されたワードローブを作っていきます。

おしゃれな自分スタイルを見つけるコツ。服を捨てる4つの判断基準

衣類の数が多いと、捨てるのも大変ですが、粘り強く取り組んでください。

買い控える

ワードローブを整理をする一方で、しばらく、服を買うのをストップしてください。

服をたくさん持っている人は、1年ぐらい買わなくても大丈夫です。

5年ぐらい買わなくても大丈夫かもしれません。

「私は、今まで2週間に1度の割合で買っているので、いきなり買わないようにすると。ものすごく落ち込むと思う。考えただけで、身体が震える」。

こんな人は、「3ヶ月に1着買うのはいいことにする」など、ゆるめのルールでやっていただいてもかまいません。

しかし、これまでと同じスピードで買うのはやめましょう。

買う頻度と量を落としてください。

誰でもできる『買わない挑戦』の始め方。自分ルールで楽しく実践。

トレンディアイテムの買いすぎ

いろいろなシーンで着ることができる服ではなく、限られたシーンでしか使えない服をたくさん持っていると、服の数はたくさんあっても、「着られない」「着るものがない」と思うものです。

ふだんは、汎用性の高い定番っぽい服を着ていて、そうじゃない服は、みな家で待機しているケースもあるでしょう。

この問題があるときは、はやりものや、1回しか着ないような服の購入を控えてください。

服を買う時は、最低30回は着られるものを買います。

「30回」は、あるファッションジャーナリストの提案している着用回数です⇒死ぬほど素敵なファッション(TED)おしゃれで安い服の大きな代償。

率直に言って、30回は、けたが1つ違う気もしますが、これまで手持ちの服をほとんど着ていなかった人にとっては、持っている服をすべて30回着るのは、かなりハードルが高いかもしれません。

しかし、ワードローブを整理がすすめば、そんなにがんばらなくても、それぞれの服の着用回数はあがります。

今後、服を買うときは、1回こっきりではなく、30回は着られるものを探してください。

そのためには、服を買う前に、少し考えなければなりません。

どこでどんなふうにその服を着るのか、30回分、頭の中でシミュレーションしたり、ノートに書き出してから、買うといいでしょう。

自分の好きな服を買っていない

他人の意見に大きく影響された買い物をしていると、好きな服を買っているようで、実は好みでない服を買ってしまいます。

服を買うとき、何をベースに決めているか、一度振り返ってください。

自分の好みより、ファッション雑誌やファッションブログ、インスタグラム、人(家族や友達)の意見を重要視して決めていると、好きじゃない服が増えます。

まあ、既製服を買っていたら、結果的に、メーカーが提示しているものを着ることになります。

以前、人々を、その所持服と一緒に写真に撮るプロジェクトを紹介しました。

自分の服は、自分についてどんなことを語っているか?:観察プロジェクトのすすめ。

このプロジェクトを行った写真家は、「皆、同じような服を着ている」と語っていましたが、その時代の既製服を着ているとそうなるでしょう。

それでも、すごく周囲に影響されている人と、さほどでもない人がいると思います。

まわりに合わせるために、本当は着たくないデザインや材質、色の服を買っていないか考えてみることは重要です。

日本は、年齢によるファッションの押し付けが強いので、気をつけたほうがいいです。

おしゃれをしたいがために、自分の好みは押し殺し、流行りものを買って着ている人は、流行りものイコールおしゃれではないことを知っておいてください。

その人独自の世界観が出ているほうがおしゃれですよね?

本当におしゃれな人の5つの特徴。おしゃれを知って、着ない服を断捨離する。

今の自分が着るものを買っていない

Lサイズなのに、Lサイズの服を着ることに抵抗があるか、なんとかMサイズになりたいと思って、Mサイズの服を買う人がいます。

試着すると、ぱつんぱつん。しかし、入らないことはありません。「ま、いいか、しばらくおやつを減らしてやせれば着られるわね」と思って買うのです。

服を買って帰宅すると、おやつを減らす決意をしたことなど、すっかり忘れています。

よって、家で着てもぱつんぱつん。当然です。自分の身体に合っていないサイズの服ですから。

とても着心地が悪いため、結局着ません。

このように、自分の現状には合っていない服や、こうなりたいと思っている自分用の服をたくさん買っていると、着ない服が増えます。

昔は入ったのに、今は入らなくなった服を持っていても、同じことが起きます。

「わざわざ、サイズの合わない服を買う人なんて、いるの?」と思うかもしれませんが、本当にいます。

一般に、太り気味の人は、服のサイズが下がると、セルフイメージが上がります。

この心理的傾向を利用した、ヴァニティ・サイジングという販売戦略もあります。

本当は、Lサイズの服に、Mというマークをつけるのです。

こちらで詳しく説明しています⇒その買い物は本当にお得?節約したいなら知っておきたい3つの販売戦略

まあ、S、M、Lとサイズが3つしかなかったら、Mの服にSというラベルをつけると、明らかに間違っているとわかります。

しかし、アメリカの婦人服は、4、6、8、10、12と数字でサイズが書いてあることも多く、本当はサイズ10の服に、8というラベルをつけるメーカーもあるのです。

サイズだけでなく、今の自分を反映している服ではなく、「もっとかわいくて美人な私が着る服」を買っても、結局着ません。

それは野望ガラクタとなります。

野望ガラクタとは?⇒なかなか捨てられない「なりたい自分になるために買った物」を断捨離する方法

このように、今の自分よりもっといい自分用に服を買っている場合は、セルフエスティームをあげることを試みてください。

セルフエスティームを高めて自信を取り戻す10の方法

今の自分を否定せず、自分らしい服を買ったほうが、タンスの肥やしは増えません。

このシリーズのほかの記事

本気で服の買いすぎをやめたいあなたがすべきこと(その1:傾向調べ)。

徹底的に在庫を調べる:本気で服の買いすぎをやめたいあなたへ(その2)。

買うきっかけを見つける:本気で服の買いすぎをやめたいあなたがすべきこと(その3)

足りないマインドを手放す:本気で服の買いすぎをやめたいあなたがすべきこと(その4)

******

せっかく買った服をちゃんと着ない理由、ご自身でも考察してください。

そして、手持ちの服を着ることに意識を向ければ、買うスピードは落ちるはずです。





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