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ファッションをミニマルに

最終更新日: 2017.07.30

私が天然繊維を選ぶ5つの理由~静電気が健康に及ぼす害はあなどれない

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ミニマリスト筆子は現在14着のを持っています。きょうは私が服を選ぶポイントと、特に天然素材の服を選んでいる理由、静電気が人体に与える悪影響についてお伝えします。



私が服を選ぶポイント

まずは、見た目(色やデザイン)で選びますが、これ以外に以下の5つのポイントを吟味します。

1.動きやすく、着心地がいい
2.着るのに手間がかからない
3.手入れに時間やお金がかからない
4.値段がそこまで高くない
5.直接肌にあたるものは天然繊維を選ぶ

1つずつ詳しくご説明します。

1.着ていて楽である

私、普段着も、運動着も外出着もほぼ一緒なので動きやすい服を選んでいます。

私の普段着⇒ミニマリスト主婦の普段着とよそ行き~少ない服はストレスフリーで生産性があげる 普段着も部屋着も一緒です。

さらに、からだをしめつける服は血の巡りを悪くして、健康によくありませんから、ゆったりしたものを着用しています。

詳しくは⇒下着もミニマルにブラとショーツだけ、さらにノーブラ化をめざしています

2.着るのに手間がかからない

着るのに手間がかかる服とは、例えば、ボタンがいっぱいあったり、サイドの手の届きにくいところにファスナーがあったり、後ろにファスナーがあったりしてパパっと脱ぎ着できない服です。

ほかにもデザインのポイントとして襟ぐりや、袖口、腰のところに何かがぶらさがって、動くたびにぶらぶらしているものなども避けています。

こういうの、けっこうストレスになりますよね?持っている服が少ないですし、今もさらにミニマム化をめざしていますから、わざわざ着にくい服をワードローブに入れることはしません。

要はシンプルで機能的なデザインの服が好きなのです。

着るのに手間がかかるといえば、日本の民族衣装の着物も手間がかかるので(というより自分で着られないので)持ちません。

着物は文化遺産的な側面が強く、好きな人は着物や帯を楽しめばいいと思います。しかし、動きにくく、価格が高く、手入れに手間がかかり、収納スペースも必要なので、筆子のワードローブにはありません。

3.手入れに時間やお金がかからない

繊細な飾りがいっぱいついていて、手洗いしかできないもの、革や、高級な毛織物が素材で、家で洗濯できず、ドライクリーニングしかだめなものは持ちません。

またドライクリーニングはきつい化学薬品を使っているので、ドライクリーニングした服もあまり着たくありません。

4.値段がそこまで高くない

服にどこまでお金をつぎこむかはその人の価値観によります。私にとって服は服でしかなく、収入の半分を服につぎ込むという暮し方は理想ではありません。

ただ、あとで書きますが、天然繊維の服のほうが好きなので、多少初期投資はかかっても、天然素材の服を選んでいます。

5.直接肌にあたるものは天然繊維を選ぶ

化学繊維はいろいろな弊害(後述します)があるので、着心地と健康を考えてなるべく天然素材を選ぶようにしています。

具体的には、直接肌にあたるものはできれば100%天然繊維、無理なら90%以上は天然素材を選ぶようにしています。

では天然繊維や化学繊維のメリット、デメリットをお伝えします。





天然繊維とは?

植物や動物の毛など自然界にあるもので作られている繊維。これまで人類が何千年と着用していた布のこと。

たとえば
綿、絹、麻、リネン、ヘンプ、カシミヤ、ウール

関連⇒健康にいい麻の実のとれる大麻と、薬物の大麻の違いとは?

化学繊維(合成繊維)とは?

石油、石炭などから、化学的な合成や加工によって作られる繊維。作る時にたくさんの化学薬品や溶剤を使います。

たとえば、ポリエステル、ナイロン、アクリル、モダール、スパンデックス、キュプラ、アセテートなど。

※レーヨン(パルプを化学的に分解)、テンセル(木材パルプを精製。リヨセルとも言う)は原材料は自然にある木なので土に還りますが、作る時に化学的な薬品を使うので、天然繊維由来の再生繊維であり、化学繊維に入ります。

また、竹から作る繊維もありますが、レーヨンなどと同様に、薬品を使って加工する必要があるので、エコか?と聞かれると微妙です。抗菌性、消臭性にすぐれているなど、メリットもありますが。

樹皮はもともと硬いので、やわらかい布にするためには、相当精製、加工する必要があるのです。

私が天然素材(天然繊維)を選ぶ5つの理由~化学繊維が健康に及ぼす害

筆子が天然素材の服を選ぶ理由はおもに5つあります。

1.化学繊維は静電気を起こしやすい
2.天然素材のほうが化学繊維に比べて毒性が少ない
3.天然素材のほうがエコである
4.天然素材のほうが持ちがいい、よって節約になる
5.天然素材の服のほうが着心地がいい

1つずつご説明します。

1.化学繊維は静電気を起こしやすい

化学繊維って静電気が起きますよね?厳密に言うと、繊維同士がこすり合わさって起きるので、化学繊維+天然繊維という組み合わせでも起きます。

☆静電気はなぜ起きる?

静電気の起こる仕組みを科学的に説明する能力は筆子にはありませんので、ごく簡単に書いておきます。

1.)物質はすべて電気を持っている。電気にはプラスとマイナスがあり、ふだんはバランスを保って安定している。

2)物体と物体をこすりあわせたり、強い力を加えると、マイナス電気がはがれて、プラス電気が物質に残る(これを帯電と言う)。

3)帯電した状態で、電気を通しやすい物質にさわると、プラスの電気は、そのへんの金属に残っているマイナス電気と結合しようとする。このとき、電気が発生(これを放電という)する。このバチバチ電気が出る状態が静電気です。

規模はかなり違いますが、静電気は、プチ落雷みたいなものです。

☆静電気が起きる仕組みをこちらで詳しく説明しています⇒静電気が発生する理由とその対策

冬場に静電気がよく起きるのは、空気が乾燥していて、からだにたまった電気が逃げないのと、フリースやウール、アクリルなど衣服を重ね着しているからです。1番静電気が起きやすい組み合わせはフリース+ウールだそうです。

ちなみに、天然繊維は電気を通しやすいので、静電気は起きにくいです。

静電気はバチバチするだけでもすごく不快ですが、健康によくない、という説もあります。

人間のからだの中にも静電気がありますが、外で静電気が起きて、バランスがくずれると、たとえば、

●カルシウムやビタミンが減少
●免疫力が低下
●血糖値が上昇
●血液がドロドロになる
●動脈効果を促進
●脳内の神経細胞を破壊
●活性酸素の生成を促す

こんなことが起きます。

詳しくはこちら
自然食ニュース 特集記事「体内静電気は万病の元となる」

静電気7 静電気の人体に与える影響

2.天然素材のほうが化学繊維に比べて毒性が少ない

湯シャンの記事に書きましたが、ケミカルなものを身につけたり、からだにふりまいていると、化学薬品の毒性が多少なりとも肌から吸収され、血管に入りこみ、全身に行き渡ってしまうのではないかと、私は考えています。

関連:
私が湯シャンにいたるまで(3)~石けんシャンプーとの出会い

無添加石けんとふつうの石けんの違いとは?~私が湯シャンに至るまで(5)

3.天然素材のほうがエコである

これは言うまでもないと思います。貴重な石油を原材料とし、たくさんの薬品と溶剤を使って作る化学繊維は地球にはやさしくありません。

天然繊維のほうが早く土に還ります。

4.天然素材のほうが持ちがいい

チープな化学繊維より、ごくふつうの安い綿のTシャツのほうが丈夫で長持ちです。たとえば、フリースなんて安いですが、すぐに毛玉ができて、何年も着られません。

また、ふきんのところで書きましたが、リネンのクロスはとても丈夫です。

関連⇒ワンランク上のふきん、リネンのキッチンクロスの使いやすさの秘密

似たような服を買う場合、天然素材の服のほうが値段が高いかもしれませんが、長い目でみるとお得で節約になる、というのが筆子の考えです。

5.天然素材の服のほうが着心地がいい

これは私の感じ方なのですが、コットンのほうが通気性がよいし、肌触りがいいです。絹は、保湿性、吸水性に優れていて、夏は涼しく、冬は暖かい素材です。麻は、吸水性、発散性があるからさらっとしていて気持ちいいです。

もちろんそれぞれの素材によって、洗濯すると縮みやすいとか、すぐにしわになる、摩擦に弱いなどのデメリットもあります。

私は、おもに綿と絹製品を愛用しています。

*******

いかがでしたか?

化学繊維にもメリットはあります。大量生産ができるので安いです。また加工が簡単なので、発色のいいものを作ることができるし、防水効果や、紫外線を吸収する効果、より断熱効果のある加工を施したファブリックを作ることができます。

さらに、しわになりにくい、軽い、洗濯しても乾きが早いという主婦にとって、うれしい特徴もありますね。

それぞれが、自分の事情に合わせて、使いやすい服や繊維を選べばいいと思います。筆子の場合は、それが天然素材、特に綿製品なのです。





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