葉っぱ

カレン・キングストン

50歳の私が「ガラクタ捨てれば自分が見える」から学んだ3つのこととは?ミニマリストへの道(25)

50歳になったとき、何度目かのモノ減らしに挑戦した筆子は、断捨離バイブルの「ガラクタ捨てれば自分が見える」を今度は原書で読み直しました。

このとき、3つのガラクタを手放す考え方、習慣を身につけようと決意。今回はその3つのガラクタを捨てる方法、特に心の断捨離についてお伝えします。



「ガラクタ捨てれば自分が見える」とは?

5年前にシンプルライフを心がけて物を捨て始め、かなり片付けたつもりが、いつのまにか物が増殖。

物を捨てるなら、今しかない。今捨てられなかったら、もう一生ガラクタの中で暮らすことになるかもしれない。

50歳になった筆子はそんな危機感にとらわれていました。初心に戻るため、数年前に買ったカレン・キングストンの「ガラクタ捨てれば自分が見える」をもう一度読んでみることに。

ところがこの文庫本、お風呂で読みすぎて、ボロボロになっていました。何度も湯船に落としたので、ところどころページがくっついていたのです。そこで、原書のペーパーバックを買って読みました。

あたりまえですが、内容は翻訳本とほぼ同じです。家にガラクタをためこんでいると、気の流れが悪くなります。気の流れが悪くなると、よりよい人生の実現をはばむので、ガラクタを処分しましょう、というのがこの本の主旨。

風水がベースで、著者がスペースクリアリングという術を行う上で、まず空間を浄化する段階があります。この段階で多くの人が片付けられなかったり、片付けのやり方がわからなくてつまづくのです。

そこで、「物を捨てる、処分する」という点にフォーカスして書いた本がこれ。それほどスピリチュアルくさくないので、そういう世界がやや苦手な私にも抵抗なく読めます。英語は平易で、ユーモアもあり読みやすく、何よりとても説得力がある本です。

この本との初めての出会いはこちら⇒『ガラクタ捨てれば自分が見える』で衝撃のスペースクリアリングに出会う~ミニマリストへの道(20)

50歳の私が身につけたいと思った3つのお片づけ習慣

この本、いろいろな工夫とアイデアに満ちていますが、このときは以下の3つを自分の生活に取り入れようと思いました。

1.メモはノートにとる
2.「should」という言葉は使わず、「could」を使う
3.心のガラクタの手放し方(心の断捨離)

1つずつ説明します。

1.メモはノートにとる

ノートに書く

メモはノートにとる

机の上でメモをとるとき、そのへんの紙切れに書かず、すべて1冊のノートに書いて行き、大事なことは必要に応じてしかるべき場所に転記したり、パソコンに入力します。

やたらいろんなものにメモを書き散らすクセのあった筆子は、「これはいい」と思って、早速まねしてみました。確かにメモがどこに行ったかわからないのはいいです。

でも、どうしても、ほかの紙にメモ書きするクセは直りませんでした。前よりマシにはなりましたが。メモを書くとき、いちいちノートを引っ張りだすのがめんどくさいのです。

さらに、ノートに書いたことを別の場所に転記するというのも相当めんどうです。このズボラさのおかげで筆子はいろいろなサイトのパスワードを何度も失くしました。

パスワードをなくして、痛い目にあったので、今はパスワード専用の手帳をもち、前よりは書いています。今は付せんも併用していて、一時的なメモは付せんに書くので、ただの紙切れよりはなくさないようになりました。

2.「should」という言葉は使わず、「could」を使う

should は英語の助動詞で、意味は「~すべきである(義務)」、could は「~できる(可能性)」です。

should の本質的な意味は「~することが当然なのに未だなされていない」ということ。たとえば、should のあとに「掃除をする」という動詞をつけると、私は掃除をすべきである、という意味になりますが、掃除をしていなくてはいけないのに、まだやっていない、やらなければ、という感じ。

could は「~しようと思えばできる」というニュアンス。今、部屋の中がくしゃくしゃだけど、「掃除をしようと思えばできる」という含みがあります。

同じ「掃除をする」でもshould をつけると、義務感で掃除をし、could をつけると、主体的に掃除をする、という違いが生まれるのです。

要するにこの言葉の使い分けは、同じ何かをやるにしても、人にやらされているのか、それとも自分からやるのかという気持ちの持ちようが、大きく違います。

could を意識的に使うことにより、自分からやる、という主体的で前向きな行動になるのです。こうした態度は、断捨離に限らず、何をやるにしても、そのやることを楽しめるし、結果的に成功に近づきます。

~しなきゃ、ではなく、~できる、やってみる、という言葉の使い分けは、今でも意識するようにしています。





3.心のガラクタの手放し方(心の断捨離)

心のガラクタとは、無駄な心配や、感じていても、何も生み出さない不平、不満です。物だけでなく、こうした感情もを手放さなければなりません。

「先のことを心配しても無駄だし、心配することでそういうふうに自分の運勢を仕向けてしまうからやめなさい」、とカレン・キングストンは書いています。

私はどちらかというと、心配性だったのですが、海外に出ていろいろ鍛えられたこともあり、今は「なるようになるさ」という気持ちでいることが多いです。

こうした「心配事」はかなりクリアできるようになりましたが、自分にとってハードルが高かったのは「許すこと」でした。感情的なガラクタの1つ、「人を許せない気持ち」を捨てることが、難しかったのです。

この気持は、英語ではgrievances です。grievance を辞書で調べると、不当行為に対する憤り、立腹、不平、不満、苦情、といった文字が並んでいます。

誰かに不当な扱いをうけて、それを恨んでいるのなら、起きたことを許し、過去のものとしなければなりません。

この、人を恨んでいる気持ち、正当に扱われなかったという悔しさ、そういう感情を捨て去るのです。

「人を許せない気持ち」というものはかなり強力です。ネガティブパワーというのはおうおうにして、ポジティブな気持ちよりずっと強いもの。不満をいつまでもかかえていると病気になる可能性すらあります。

人が人に復讐したりするのも、こうした気持ちから。ですが、復讐したところで、気分は晴れないですよね。

こうしたネガティブな感情は手放したほうがいいということは、頭では理解できますが、実際に捨て去るのは難しいものです。

不当に扱われたといってもさまざまな度合いがありますし、中にはずいぶんひどい目にあわされることだってあるでしょう。

私自身も、すぐに笑顔で許せないことが、いくつかありました。

いろいろ考えて、私が妥協点として見つけたことは「感情の切り離し」です。完全に許してはいないけれど、うらんでもいない、それはもう自分の人生には関係ないことだ、と切り離すようにしています。

このやり方がいいかどうかわかりませんが。

本当は完全に許したほうがいいでしょうね。許さずにいつまでも恨んでいるということは、自分の人生を、まだその相手に支配させているのと同じことですから。

心の断捨離については、いまだ修行中の筆子なのです。

☆この続きはこちら⇒流しをピカピカに磨くことが家全体の片付けにつながる~ミニマリストへの道(26)

☆このシリーズを最初から読む方はこちらから⇒なぜ私は断捨離をしてミニマリストになったのか?【1】~物がたくさんあっても幸せではなかった

☆補足
パスワードをなくすのは、パスワードを設定したとき、さっとメモを取らないからです。この一手間を惜しむとあとで大変面倒なことになります。

最近は、それほど重要ではない、いくらでも再発行できるパスワードは全部LastPassという無料のパスワード管理サービスを使っています。

ちょっと重要だな、と思うのは、記事の中にも出てきたパスワード専用の赤い手帳にも書いています。





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