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ミニマリストになって持たない暮しをめざすとき、真っ先に断捨離できるものは生活に不要なもの。テレビは、1番捨てやすいんじゃないか、と筆子は思います。そして、1番捨てがいがあるのもテレビではないでしょうか。
筆子は1つのアイデアとして、ミニマリストをめざしている人に、テレビを捨てることをおすすめします。
テレビを見なくても生きるのに何の支障もない
筆子はもう30年以上テレビを見ていません。家にテレビはありますが、これは夫用で、自分は全く使いません。
筆子の目がテレビの画面を見る機会は、たまに行く歯医者の待合室でぼーっと待っているときと、5年に1度里帰りする実家で、母が見ているテレビを隣で眺めているときだけ。
それでもふつうに生きてこられました。
筆子は情報の遮断を心がけていますが、何もしなくともさまざまな情報が勝手に向こうから入ってきます。
今はインターネットがあるし、家族がいろいろなことをしゃべるし、外に行けば、他の人がしゃべっていることを耳にはさむし、人がバスや地下鉄に置いていった新聞の見出しが目に入ります。
30年テレビを見なくても、28年間グアム島に隠れていた横井さんのようにはならないのです。
テレビを捨てると手に入るもの
テレビは家電なので、処分するときに多少お金がいるかもしれません。しかしいったん処分すれば、少なくとも以下のものが手にはいります。
- スペース
- 静寂
- 自由な時間
- お金
- 自分で考える力
1つずつご説明します。
スペース
これは誰でも想像できると思います。小さなテレビもありますが、最近のテレビのモニターは大きく、居間で1番目立っています。
これを取り除いたら、とてもスッキリします。テレビのデザインは、とくに美的でもないですしね。ほこりを吸い寄せやすいモニターの掃除をする必要もなくなります。
静寂
電源の入ったテレビは、いつも音をたてています。ドラマなどで音のないシーンもありますが、ちょっと音が途切れると「あれ、こわれた?」と思ってしまうぐらい、いつも音を出しているのです。
テレビを消すと、しーんとして、汚い部屋も2割ぐらいきれいに見えますよね。ふだんテレビをつけっぱなしだと気づきませんが、テレビはうるさい代物なのです。
絶え間のない音は、人の耳を想像以上に疲れさせます。テレビを捨てれば、静かな空間とやすらぎが生まれることでしょう。
自由な時間
今までテレビを見ていた時間が浮くので、自由時間が増えます。これまで、日に何時間もテレビを見ていた人はひまを持て余すかもしれません。
本を読んだり、散歩したり、自分がやりたかったことに当てる時間が生まれます。
お金
テレビを断捨離すると、テレビに使っていた電気代、ケーブルテレビに入っていたのなら、ケーブル代、NHKの受信料などを払わずにすみます。
それだけでなく、今後無駄遣いに費やすお金も節約できます。
テレビは情報やエンターテイメントを提供していますが、同時にCMをいっぱい流します。あなたにも、「テレビでCMを見なければ、これは買ってなかったな」、と思うものがいくつかあるのではないでしょうか。
CMを見なくなると、購買意欲を刺激されませんから、ものを買う頻度は減るはずです。筆子が、あまり物を買わないでいられるのも、雑誌の広告や、テレビに流れるCMを見ていないからです。
☆テレビの広告が消費を促すからくりはこちら⇒テレビを見ると「買わない暮し」からどんどん遠ざかる理由
自分で考える力
これは賛否両論あると思いますが、筆子はテレビを長時間見ることは思考力を奪うと考えています。
人はテレビを見る時、たいていリラックスして、きわめて受動的に見ています。そして、テレビに映しだされていることを何でも信じこんでしまいます。
あるテレビ番組で「納豆が健康にいい」と言えば、次の日スーパーの売り場で納豆が消えます。また別のとき「くるみが健康にいい」と話が出ると、今度はくるみが品不足に。
人はテレビには演出ややらせがあることを知っていますが、それでも、テレビで言われていることをごく自然に信じてしまうのです。
テレビの心理的な影響について筆子はよく知りません。ですが、筆子の夫が毎日欠かさず数時間テレビを見ており、「テレビを見るのをやめて」と言うと、チャンネルを切ることができず、ひどく不快感を示します。このことから、テレビには人の魂を奪うような作用があるのではないかと、疑っています。
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いかがですか?
あなたにとって本当に大切なものがテレビとそれを見る時間なら、無理に捨てることはありません。
ですが、テレビを手放すとシンプルライフが確実に加速するのは確かです。家には夫のテレビがあるものの、筆子は心理的には30年前にテレビを断捨離し、より豊かに生きられる効果を肌で感じています。