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部屋の片付けを始めたのに、すぐに挫折する理由と、その回避策を5つお伝えします。
ある時、必死に不用品を断捨離するけれど、気がつくと元に戻っている、そんな経験はありませんか?
最初はやる気があったのに、いつのまにか「片付けられない人」に逆戻り。
掃除の週間スケジュールを作ったのに、ちっともやる気がでなかったり。
一応、片付け始めるけれど、気がつくと全然関係ないことをしていて、作業が全く進まなかったり。
ありがちです。
私もあります。私の場合、断捨離は完全に習慣になっていますが、片付けている途中で他のことをやり始めて、思いのほか時間がたってしまっている、ということがよくあります。
なぜ挫折してしまうのでしょうか?その理由と対策を考えてみました。
☆片付けにすぐ挫折する5つの理由とその対策
1.目標がしっかり定まっていない⇒目標を決める
何をやるにも、目標を決めておくことはとても大事です。
目標を決めたほうがいい理由は3つあります。
1).目的地を決めておかないと、間違った方向に行ってしまうから。
2).目標を決めておくと、目指す状態を手にするために何をやったらいいのか、明らかになりやすいから。
3).目標があったほうが「がんばろう」という気持ちになるから。
私は毎月30日間チャレンジをしていますが、やはり目標をたてたほうが、続きやすいと実感しています。
断捨離、片付け、掃除をしていったいどうなりたいのか、自分なりの目標を確認しておきましょう。
その時、できるだけしつこく究極の目標まで掘り下げるのがコツです。
なぜ断捨離をするのか?
家の中をきれいにしたいから。
なぜ家の中をきれいにしたいのか?
探しものをなくしたいから。
なぜ探しものをなくしたいのか?
時間がもったいないから。
なぜ時間がもったいないといやなのか?
もっと睡眠時間を確保したい。
なぜ睡眠時間を確保したいのか?
いつも寝る時間が少なくて眠いし、なんだか太ってきたし、そのほうが健康になれるし、何より気分がいいから。
こんなふうに、根本的な目標まで明らかにしておきます。自分の目標ですから、「正しい」とか「間違っている」とか「動機が不純だ」ということはありません。
大切なのは掘り下げて考えることです。
ちなみに、目標は自分の心の中から湧いたものでないと、目標になりません。「お母さんに片付けるように言われたから」といった理由ではなく、自主的に片付けるその理由を探しましょう。
2.気を散らすものが多すぎるから⇒邪魔者は取り除く
目標は定まっているのに、すぐに挫折する場合、邪魔をする物が多すぎる可能性があります。
もしかしたら、テレビをつけっぱなしにして片付けをしていませんか?パソコンやiPhoneの電源が入れっぱなしではないですか?
片付けに集中できない人は、気を散らす可能性のあるものは、すべて現場から排除しておきましょう。
片付けを始めたはずなのに、気づくといつもテレビを見ている人はテレビを消してからやってください。
本当は、まずテレビを捨てるのがベストです。しかしなかなかそうも行かないでしょうから、モニターの前に布をかけておくといいです。
テレビが目に入らなければ、見たいとは思いません。さまざまな「誘惑」は、目に入らないようにしておくことが肝心です。
目に入ってしまうと、脳は自分がそれを使っている(あるいは食べている)様子をありありとイメージして、そういう行動にかりたててしまいます。
脳は楽しいことが好きですから。いったん断捨離が楽しくなったら、ほかの誘惑には負けなくなります。
邪魔になるのは物理的な物だけとは限りません。家族に何か用事を頼まれたり、話しかけられるといとも簡単に気がそがれます。
小さい子供がいる場合は特にそう。子供がいない時間帯にやるか、子供を誰かにあずけて片付けに取り組んでください。
タイマーを使うと、気を散らさず片付けに集中できます。
タイマーの使い方⇒タイマーを使って仕事や家事に一点集中~ミニマリストのタイマー活用法
3.いっぺんに何もかもやろうとするから⇒タスクを細分化
小さなところからやるのが断捨離の基本です。1度に何もかもやろうとしても、体力が続きませんし、すぐに途方にくれます。
小さな片付けを完了させて、成功体験を積むほうが、片付けに対して前向きになれますし、断捨離の経験値もあがっていきます。
ある汚部屋を片付けようとする場合、決して1度にやってはいけません。
作業を分割しましょう。
場所ごとに分けてもいいですし、1日15分と時間を決めてもいいです。
作業は、自分にとってできるだけ簡単なものにすること。何も考えなくても完了できることがベストです。ハードルが高いとやりたくなくなります。
4.やり方がわかっていないから⇒参考図書などを読む
これまでろくに片付けられなかった人が、急に片付けられる人になるとは思えません。
片付け方が全然わからない場合もあるでしょう。
「物の定位置を決めろ」と言われるけど、いったいどこにしていいのかわからない、とか。
「何を捨てたらいいのかわからない」とか、「そもそもどこから手をつけたらいいのかわからない」場合、スタートを切りたくても切ることができないかもしれません。
始めたばかりのときは、何がわからないのかわからないこともよくあります。
とりあえず明らかなゴミを捨てるのと平行して、何か参考になる本を読んだり、インターネットで参考になる記事を読んだりすると、「家を片付ける」イメージがわきます。
また、友だちや家族に、どんなふうに掃除をしているのか聞くのも効果的です。
私の場合、いつも書いていますが、以下の3冊の本を参考にしています。
●ガラクタ捨てれば自分が見える:カレン・キングストン
⇒『ガラクタ捨てれば自分が見える』で衝撃のスペースクリアリングに出会う~ミニマリストへの道(20)
●「『収納』するより『捨て』なさい」
⇒断捨離生活のモットーは『収納』するより『捨て』なさい:ミニマリストへの道(12)
●人生がときめく片付けの魔法:近藤麻理恵
⇒近藤麻理恵の「人生がときめく片づけの魔法」の英語版の感想~ベストセラーの秘密は東洋の神秘にある?
オンラインでは、flylady.net をよく参考にしていました。
⇒すっきり片付いた家にするための12の習慣~フライレディに学ぶ
こちらにも参考図書を少し書いています⇒今すぐ片付けスイッチを入れる簡単な方法~断捨離モチベーションがわかないあなたへ
どこから始めていいかわからない人はこの記事をどうぞ⇒どこから断捨離したらいいの?こんな場所や物からやれば効果てきめん
5.自分を責めすぎるから⇒自分にやさしくして、ごほうびを忘れない
断捨離中、特に大切なことは「自分を責めない」ということです。三日坊主で終わっても、「もっとがんばらなきゃだめじゃない」と自分にきびしくする必要はありません。
「やっぱり私は何をやっても三日坊主」とセルフイメージを下げるのはもってのほか。
片付けを始めようと思っただけすばらしいではありませんか。ちょっと軌道をそれても、いちいち落ち込まず、また最初から始めれば大丈夫です。
小さな片付けが終わったら、すぐに自分にごほうびをあげましょう。ごほうびは別に物である必要はなし。
むしろ物だと片付けが大変になるだけなので、ほかのことにします。
たとえば、昼寝、ガーデニング、好きな本を読む、好きな音楽を聞く、好きな映画を見る、何か趣味のことをやる、ティータイムを取る、散歩に行く、など。
私のごほうびは読書やフランス語の学習です。あなたの好きなことを選んでください。
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部屋の片付けが「つらいこと」ではなく、「楽しいこと」になると、挫折しにくくなります。
子供と一緒に片付けをするなど、ゲーム性を盛り込むのもいいかもしれませんね。