せっかく片付けても夫が散らかすから腹が立つ。この問題の解決法。

ミニマルな日常

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私が片付けても、夫が散らかすので元の木阿弥。とても腹が立ちます。どうしたらいいですか?

この質問に回答します。

まずメールをシェアします。Kさんからいただきました。

物を散らかす夫

件名:片付けのできない家族

こんにちは。

外出自粛をきっかけに断捨離に目覚め、筆子さんのブログにたどり着きました。以来、物への向き合い方を考えるに留まらず、生き方を考え直すヒントをたくさんいただいています。

さて、思いつくままに片付け、断捨離しているのですが、夫が片付けられない捨てられない人で、私が片付けては夫が散らかすという毎日です。

まだまだ物が多いというのも散らかってしまう原因なのでしょうが、毎日散らかされるとうんざりしてしまったり、腹立たしいと感じてしまうこともあります。

「断捨離して片付いた空間を手に入れたい」のは「夫と幸せに過ごしたい」からですので、夫に腹を立て嫌な気分になるのは本末転倒のように思います。

それは分かっているのですが、散らかされた場所を見るとついネガティブに反応してしまいます。

…これって思い通りにならない現実に腹を立てているってことですね。

日々幸せな思いで過ごしたいです。

何か筆子さんにヒントをいただけたらうれしいのですが。

Kさん、はじめまして。メールありがとうございます。

そうですね。自分の思ったとおりに展開しない現実に腹を立てていると思われます。

以下の方法を試してください。

1.現状を確認する

夫が散らかす、といっても、いろいろな状態や、ご主人の行動がありますよね?

具体的に、どんな行動が、嫌なのか(腹が立つのか)、全部書きだしてください。

たとえば、毎朝玄関のたたきをきれいに拭き上げているのに、会社から帰ってくると、靴をそこら中に脱ぎ散らす。

ダイニングテーブルの上には何も置かないようにしているのに、ふと見ると、新聞は広げっぱなしで、よくわからないDMも散っている。

せっかく本箱の一段を何も置かないスペースにしたのに、変な漫画を買ってきて、詰め込む。

こんなふうに具体的に、腹が立つポイントを書いていきます。

私の夫も、私なら何も置かない場所に、そこに置く必然性があまり感じられない物を置きます(本人は散らかしているつもりはないとは思います)。

あちこちに、そういうスポットがありますが、一番不愉快なのは、玄関に、もう誰も使っていないシュースタンド(シューズラック)をいまだに置いていて、そこになんとなく物を入れていることです。

このシューズスタンドは、夫が買ってきたもので、娘が幼いとき、ぬいぐるみ入れに使っていました。

シューズラック

この手の物を、中途半端に置いておくと、まわりにガラクタが集まります。実際そのとおりのことが起きているので、以前、撤去するように夫に言いましたが、のらりくらりとはぐらかされ、現在にいたります。

この場合、「玄関にいつまでもシューズラックを置いているのが嫌だ」と書きます。

ざーっと書き出したら、最も腹が立つ項目、3つぐらいに、印をつけてください。

2.すぐにできる対策を講じる

書き出したリストを見て、環境を変えれば、散らからない項目が見つかったら、環境を変えてください。

相手が子どもで、おもちゃを全然片付けない、という事態があったとします。

この場合、ちょっと環境を変えてやるだけで、片付けられることがあります。

たとえば

・おもちゃの数を大幅に減らす

・しまいやすい収納箱(投げ入れ式のもの)を部屋に置いておく

・しまう時間をちゃんと作ってやる(スケジュールの調整)

・一緒にゲームにして片付ける(タイマーをかけて親子で片付け競争をするとか)

相手が大人の場合でも、生活環境を少し変えると、散らからないものがあります。

新聞を散らかすなら

・新聞を取るのをやめる ⇒究極の解決法

・散らからないようにホッチキスで止める

・部屋の置くのはその日の分だけ、あとはどんどん廃品回収用にまとめてしまう

・新聞を置く定位置を決める

などすれば、今よりは散らかりません。

このように、環境を変えることで改善が見られそうなものは、どんどん試してください。

参考記事⇒家族が家事を手伝わない5つの理由。原因をクリアして解決に導く。

3.自分の考え方を変える

引き続き、リストを見て、「自分の考え方を変えれば、そこまで腹がたつこともなかろう」という項目を見つけます。

ありがちなのは、人の物やスペースまで、きれいにしたいと思ってしまうことです。

一人暮らしならいざ知らず、他人と一緒に共同生活をしていたら、すべてのスペースを自分の思い通りにすることはできません。

共同スペースまで思い通りにしようとしていないか、考えてください。

家のあちこちがごった返していても、どこか1つだけ、自分の聖域を作って、そこは美しくキープしておくと、心の平安を得られます。

聖域を作る話⇒ガラクタのない場所を1つだけ作ってみる~家族持ちのミニマリストの悩みを解決

そのほか、縄張り意識が強く出すぎていないか、何もかもコントロールしようとしてはいないか、考えてみるといいでしょう。

部屋の散らかり具合の受け取り方は人さまざまなので、相手のやり方もある程度、受け入れなければなりません。

4.自分の気持ちを伝える

考え方を変えようとしても、どうしても、頭に来る部分はあるでしょう。

客観的にみて、「これは許せない」とか、「一緒に暮らす人間に対するマナーがなっていない」と思う部分もあると思います。

そのようなポイントは、ご主人に正直に伝えて、行動を変えてもらうよう頼んでください。

そのとき、相手を責めずに、自分の気持ちを伝えるようにします。

きのう紹介した『PHPくらしラク~る♪2020年7月号』に、「人間関係の心理学」という連載記事があって、7月号は、最終回で、「夫をコントロールする方法」が書かれています。

この記事に、よくない言い方と、望ましい言い方がのっているので、そのまま引用します。

よくない言い方:相手を否定する

また靴下脱ぎ散らかして! ココに入れてって言っているでしょう。頭悪いんじゃないの?

望ましい言い方:相手の行動による影響と、それに対する自分の感情を伝える

あなたが靴下を脱ぎ散らかすと(行動)、子どもが真似をするでしょう(影響)、私は残念な気持ちになるわ(感情)

人間は、自分のことを大事にしてほしい、尊重してほしい、と思っているので、尊厳を傷つけられると、素直な気持ちで人の言うことを聞かなくなります。

その人の性格にもより、反応は変わりますが、プライドの高い人だと高圧的になるし、セルフエスティームの低い人だと、いじけます。

怒りやイライラをぶつけるのではなく、自分の気持ちを伝えるほうがうまくいきます。

ここで1冊、おすすめ本があります。

もう何回、紹介したかわかりませんが、デール・カーネギーの『人を動かす』という本を読んでください。

この本は、終始一貫して、相手の自己重要感を満たしなさい、と伝えています。

Amazonへ⇒人を動かす 文庫版

ご主人に気持ちを伝えるときの参考になると思います。

5.話し合いをして妥協点を見つける

気持ちを伝えてみたけど、伝わらなかった、とか、その日から数日は、相手の行動が変わったけど、いつのまにか、元に戻っている、なんてときは、きっちり話し合いをして妥協点を見つけます。

交渉の仕方は過去記事にあります⇒人を説得する方法はあるか?断捨離を邪魔する家族との対話の進め方。

以上、1番~5番までやってみて、うまくいかないところがあったら、またメールをください。

一番大事なのは、1番の現状把握です。書き出すことで、自分の思考のゆがんだ部分が見つかるし、自分の意向をまとめておくと、あとで交渉するときにも役立ちます。必ずやるようにしてください。

家族とのもめごとに関する記事

これまで、似たような質問にいくつか答えているので、過去記事も参考にしてください。

きれい好きな人が片付けない家族と円満に暮らす4つの秘訣

すぐに物を散らかす夫に困っています、どうしたらいいでしょうか?

片付けができない実母に、物を捨てる気持ちになってもらうには?

本を捨てない夫にイライラします、という悩み相談への回答。

意味不明な買い物をし、物を片付けない夫に対するイライラが止まらない←質問の回答

職場に片付けない人がいて困っています←質問の回答。

ダイニングテーブルの上がいつも散らかっていてイライラするなら。

ほかにも、たくさん書いています。

******

部屋を散らかすご主人に関する質問に回答しました。

あんたも、感想、質問、記事のリクエストなどありましたら、お気軽にお寄せください。

お待ちしています。

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カナダ在住の60代。ミニマリストです。

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