片付けている人

ミニマルな日常

ミニマリストという言葉に振り回され、あやうくいろいろ買いそうになった。

記事の感想を送ってくれた読者のお便りを3通紹介します。

内容:

・ミニマリストという言葉に振り回されていた

・幸せの方程式に感銘を受けた

・ガラクタと暮らしてているが、少しずつ片付けている

・エッセオンラインの記事の告知:「いつか必要になるかも?」と考えないコツ 

梅大福さんのお便りです。



ミニマリストの罠

件名:ミニマリストに翻弄されて

3月25日のTEDの記事が、つい最近までの私のようで感慨深かったです。

他人の意見から解放されるために(TED)

必要最小限(夫曰く、今夜、夜逃げが出来るくらい)の物しか持たない暮らしで、親類やご近所から「貧乏」とか「可哀想」と言われ、不用品等を押し付けられたりしていました。

「物が少ないと快適だよ」と笑えば、貧乏人のくせに「意地を張ってる」とか「見栄を張ってる」と言われました。

そんな頃 「ミニマリスト」と呼ばれる人々がメディアで注目されたり本などを出したりするようになりました。

私も「ミニマリスト」の称号を貰えば「貧乏」にも「可哀想」にもならないのでは、と考えました。

何より不用品を押し付けられずにすむだろうと。

「ミニマリスト」とは?

様々な発信に触れているうちに、まんまと消費社会の罠にハマりそうになりました。

ミニマリストの冷蔵庫はコンビニエンスストア。

ミニマリストの洗濯機はコインランドリー。

さらに、ミニマリストならば マストバイの数々。

ミニマリストの全てはスマートフォンの中にコミュニティ、情報、音楽、知識、仕事、お金、思い出等々。

何か違和感・・・

そう気が付いた時、ずっとブレずにミニマリストの発信を続けてくださっている筆子さんのブログを読み続けようと決めたのでした。

生活感のない部屋も 
白いシャツもジーンズも 
キャッシュレスな生活も
私の生活には合いません。

ミニマリストと名乗れなくてもいいです。

「貧乏人が意地を張って」でいいです。

私の生活が安心、安全で、簡単に尚かつ快適であれば。

筆子さんがお忙しいとは思いつつ、今回もメールしてしまいました。

お読みいいただき ありがとうございました。

最小限にしたきっかけ(プロフィール含)も またメールさせていただきたいと思います。





梅大福さん、こんにちは。メールありがとうございます。

ずっとブログを読んでくれていてうれしいです。

所持品を減らして、安心、安全、快適な生活になってよかったですね。

人のこと、「貧乏でかわいそう」なんていう人、まわりにいるんですね。

私はそういうことを言われたことは、1度もないです。

そもそも、人から私の生活について、何か言われることってありません。

言われたとしても、「スッキリしてていいね」「ものが少ないほうが暮らしやすいよね」「ものをいっぱい持っていてもしょうがないよね」といったシンプルな暮らしを肯定する意見です。

人は自分が見たいものを見て、聞きたいことを聞くので、私がそういう意見しかインプットしていないのかもしれません。

コンビニで食品を買っていたら、いくら日本の食費が安いといっても、すごく食費がかさみますよね。

いつも書いていますが、ミニマリストは、必要なものだけをもって、大事なことに意識を向けて暮らす人だと私は考えています。

レス・イズ・モア(Less is more)の真の意味とは?何もない部屋に住むことがミニマリストの目的ではない

重要なことにリソース(時間、お金、意識、体力等)を使いたいから、必然的に不用品や余計な価値観・心配事を手放すことになります。

人からどう見えるか、何と呼ばれるかはたいして重要ではなくて、自分がどうしたいかが重要なんです。

梅大福さんも、自分が楽しく暮らせる道を選んでください。どうぞお元気で。

次は、秀子さんのお便りです。

幸せの方程式

件名:分母を減らして幸せに

筆子さん、こんにちは。

幸せになる秘訣、それは次元の高いものを求めること(TED)の記事をありがとうございます。

欲望や期待を減らせば幸福度が上がることは知っていましたが、ジャヤ・ロウさんの「幸せの方程式」の説明がとても分かりやすく、心に残りました。

時折思い出しては「分母を減らそう」と、自分に言い聞かせています。

おかげ様で、今は満たされた幸せな気持ちです。

家族のことで、悩みとストレスを沢山抱えた苦しい年月を過ごしてきて、今も解決していない問題も多いのですが、「こんな状況でも幸せって十分に感じられるんだ…」と嬉しく実感しています。

素敵な記事を有難うございました。

秀子さん、こんにちは。お便りありがとうございます。

TEDの記事が参考になってよかったです。

そうですね。欲望や期待を手放すというか、すでにもっているものに気がつくと幸福度があがると思います。

先日のTEDの記事でも言っていましたが⇒自分の考えにやみくもにコントロールされない方法(TED)

今起きていることや、自分の置かれた状況をどう解釈するかで、幸せだったり、ちょっと幸せだったり、不幸が少し薄まったりするので、不健全な「飽くなき欲望」は手放したほうがいいでしょう。

ただ、全く欲望がない状態は(そんな状態にはならないと思いますが)、「ずっとこのままでいい」と思って生きることであり、進歩も成長もないから、バランスをとる必要がありますね。

では、秀子さん、これからも、お元気で幸せにお暮らしください。

次は、ハンニャバルさんのお便りです。

ガラクタと寝起きを共にする生活

件名:記事ありがとうございます

こんばんは。

記事拝見しました。

買わないより捨てる記事の方が人気だそうですが、私は買わない記事が好きなので今後も愉しみにしております。

3/30の記事も面白かったです。

買いすぎない生活ガイド:これ以上ガラクタと寝起きを共にしたくない人へ。

ミニマリストの定義は筆子さんと同意見です。

表層的なものよりマインドの方が大切だと思います。

「捨てては買って⇔買っては捨て」では落ち着かなくなりました。

あと4の汚部屋になる「〜のある人は」のくだり、「ワタシは全部だよ!」と内心叫んでしまいました。

タイトルからしてガラクタと寝起きを共にしているのは紛れもなくワタクシです。私宛ての記事かしらと勘違いしそう。

過去記事の古雑誌から封筒を作成したものの使うことなく結局処分したってお話、ガラクタがガラクタを呼ぶとはこのことですね。

裏紙をメモ用紙にしていますが、ノートやプリンターが壊れて現在使わないコピー用紙他山ほどあります。

最近何でもペーパーレスになり家に紙が入らなくなったけれど、ある程度で見切りをつけて古紙回収と使いきれそうな位に調整したいです。

長年保持していた物が平成レトロとしてフリマやオークションで引取手が現れてお店屋さんごっこが愉しいです。

何ジャンルかはそこそこ知識もあるので活かせるのも嬉しい。

得たものは、再び残る買い物で溶かさないように留意しております。

雑誌や本も「何冊片付け特集や節約特集読んでるのっ」て呆れ、今は重すぎて持てないものを手放し、即捨てるのが苦手だからこそ、今後は容易に入れないスタイルにシフトしております。

以前は「譲ります」の本が売ってたなと思い出し、今はアップして数秒で売れたりもして時間消費の速さを体感しております。

アナログとデジタル両方知っている世代として上手く付き合って、自身はゆるく心穏やかに過ごせるための努力だけはしていきます。ありがとうございます。

ハンニャバルさん、こんにちは。お便りありがとうございます。

記事が参考になってよかったです。

あの記事、別にハンニャバルさんあてに書いたわけではないです。

ハンニャバルさん、今、仕事をあまりしていないから、買い物もそんなにしていないと以前のお便りに書いていましたよね?

てっきり、ハンニャバルさんは、ミニマリストなのかなと思ってました。

3月30日の記事は、汚部屋を片付けたいけど、なかなかそうできなくて、焦ったり、もんもんとしたりしている人に向けて書きました。

いわゆる「汚部屋の住人」が意外とこのブログを読んでいてくれるので、時々、そういう人たちの役に立ちそうな記事を書いています。

片付け特集や節約特集がのっている雑誌がたくさんあったそうですが、これからデジタルで読んだほうがいいですよ。

そして、手元にあるものから、軸になる本を1冊選んで、それを読み込んでください。

片付けも節約も、本質的なことは変わらないと思います。

だから、何冊も読む必要はなくて、むしろ、本や記事を参考にしながら、自分が、片付けや節約をやってみたほうが、学びは大きいです。

雑誌の記事を読んだり見たりするだけで、なぜか、すごくがんばった気になってしまい、実際に行動しないことが多いから、「読んだら、即実践」を心がけるといいでしょう。

実践するときは、中途半端にやらず、とことんやってみてください。

雑誌には、うまく節約している人や、すごくお金を貯めた人、汚部屋脱出に成功した人がのっていますが、「この人が、この人の生活環境でやってうまくいった方法」なので、再現性が高くないものも多いです。

そういう記事を読むときは、細かいノウハウよりも、本質的な部分を考えて取り入れたほうがいいと思います。

いくら断捨離本や片づけ本を読んでも部屋が片付かない本当の理由

では、ハンニャバルさん、これからもお元気でお暮らしください。

いつか必要になるかも?

19日にエッセオンラインに新しい記事がアップされました。

今回は、「いつか必要になるから、捨てないでおこう」という思考を捨てる方法を書きました。

こちらから読んでください⇒ものを捨てられるようになる5つのコツ。「いつか必要になるかも」という考えを手放す | ESSEonline(エッセ オンライン)

「いつか使うかも?」「いつか必要になるかも?」と思っていたら、何1つ捨てることができません。

なぜなら、私たちには、未来のことがわからないから。

先のことは、いくらでも自分の好きなように想像できます。

「いつか使うかも」と思うものは、今の生活には関係のないものです。つまり、捨てたほうがいいものだと私は思います。

「不用品を捨ててスッキリ暮らす」という目標があるなら、「いつか~」なんて考えない方が自分のためです。

******

読者のお便りを紹介しました。

私の場合、「いつか使おう」と思ってずっと持っていたものを、ほとんど使うことができず、結局捨てました。

その人の性格によっても違うと思いますが、「いつか使おう」と思いながら3年以上「ただ持っているだけのもの」は、もう処分したほうがいいと思います。

それでは、あなたも伝えたいことがありましたら、お気軽にメールください。

こちらからどうぞ⇒お問い合わせフォーム | 筆子ジャーナル

お待ちしています。





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