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「もっとうまく時間を管理する方法はないかしら?」そんな悩みをかかえている人のために、意味のあるスケジュール管理ができるコツを7つにまとめました。
日々やるべきことがたくさんあって、目の前のことをやっているうちに、気づくと1日が終わっていた、こんなふうに思うことはありませんか?
ちゃんとやることを手帳に書いて、To-doリスト(やることリスト)を作っているのに、リストの半分も終えることができず、いつも「未完了の案件」を抱えてストレスを感じていたり。
特に主婦は家族や親戚など他人の生活をマネージメントしてる側面が強いので、ほかの人の行動にふりまわされがちですよね。
充実感を持って時間管理をする7つの秘訣
1.何のためにto-doリストを書いているのか?
2.時間管理をするのは自分です
3.とにかくタスクを減らす
4.本当にやりたいことは何ですか?
5.自分のために時間を使え
6.プロセスを楽しむ
7.手帳や道具、ツールにこだわりすぎない
1つずつ説明します。
1.何のためにto-doリストを書いているのか?
to-doリストを書いている人は多いのですが、いったい何のために書いているのか、わかっていますか?
他の人もやっているから何となく。会社に入ったとき先輩にto-doリストを書けと言われたから、なんとなくずっと続いている。
こんな人が多いと思います。
時間管理は自分の時間を有効に使うためにするものですよね?
その日やるべきことをちゃんとやれるようにするために、やり忘れを防止するために作るのがto-doリスト。
できもしないことを、希望的観測にのっとってずらずら書くリストではありません。
「やれたらいいな~」と思うことは、to-doではなく、「こんなことやれたらいいなリスト」に書くべきです。
タスクを書いたら、大まかでいいので時間配分を割り振り、それを足し算すれば、実現可能かどうかよくわかります。
2.時間管理をするのは自分です
誰にとっても1日は24時間。この日、何をどのぐらいやるのか決めるのは自分です。
会社の上司が管理するのでもなければ、あなたのご主人や子供が管理するわけでもありません。
今、タスクがいっぱいで忙しすぎるとしても、あなたにはそれを何とかできる力がある、ということです。
外的状況ばかりに流されず、まず、自分で時間を管理する、という決意をしてください。
会社で、「これやってください」「あれやってください」「きょうは残業してね」と突然言われるかもしれません。
ですがそういう案件に対して、どんなふうに反応するかは自分で決めればいいのです。
時には断ってもいいでしょう。もし自分でやると決めたなら、ベストを尽くしてやればいい。
「今、この時間をこういうふうに使うと決めたのは、自分だ」という意識を持つと、「やらされている感」がなくなり、ストレスが減ります。
要は主体的に時間管理をする、ということです。
3.とにかくタスクを減らす
レオ・バボータをはじめ多くのミニマリストは、こう言っています。「やることを減らして大事なことだけをやれ」と。
1点集中です。
タスクが多い人は、欲張っている可能性があります。
日々の子育てと主婦業があるのに、パート、ジム通い、お稽古事、ブログを書く、とどんどん予定を入れてしまっていませんか?
有限なのは時間だけではなく、自分の体力や気力も同じです。無理は禁物。
1番にも書きましたが、それぞれのタスクに現実的な時間配分をして、トータルが24時間から足が出ていたらタスクを削るべきです。
1度に多くのことに手を出しても、どれも中途半端に終わるのは誰でもわかっています。
それなのに、to-doリストにたくさん書けば、全部できるという幻想を持っている人が多いのはいったいなぜでしょうか?
お金がないのに、クレジットカードを使ってどんどん買い物するのと似ています。
「忙しいから毎日が充実している」というわけではありません。たぶんあなたのリストにのっている80%のことはさほど大事なことではないでしょう。
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リストをざっと眺めて、やらなくてもいいことを意識的に見つけ、どんどんはずして下さい。
4.本当にやりたいことは何ですか?
あなたが本当にやりたいことは何ですか?
何か夢や希望があると、日々のタスク管理が楽しくなります。
その夢に向かって、今日やれることをタスクに入れればいいのです。
この夢は、旅行で言えば目的地です。
旅行をするとき、ふつう行き先を決めて出発します。
もちろん、特に目的地は決めず、風のふくまま気の向くままする旅もあります。そういう旅は途中でいろいろあるハプニングを楽しむものです。
もしあなたがそういう人生を送りたいなら、それはそれでいいので、「そういうことにしている」と確認しておいてください。
このような確認をせず、特にゴールも決めないで、to-doリストを作っていると、日々のハプニングにその場その場で対応しながら進むことになります。
周囲の状況に無意識に反応しながら、目の前のことだけ、ばたばたと片付けるはめになります。
本当に欲しいものがわかっていないと、いらない物をたくさん買ってしまうように、自分が本当にやりたいことがわかっていないと、どうでもいいことをやって、肝心のことをやらないうちに1日が終わってしまうのです。
ゴールを決めて、そこに向かっているとわかっていれば、やみくもにあくせくして、ストレスをためることはなくなります。
ゴールは、人生最後の到達地点だけではなく、「1年後、3年後、5年後はこうなっていたい」というビジョンでもあります。
「自分は人生をこんなふうに行きたい」とまず決めて、そのために、10年後はこうなっていて、そのために、5年後はこうなっていて、3年後はこうなっているのが理想だな、というふうに考えます。
旅行で言えば、目的地がイギリスだったら、ヒースロー空港に行かなきゃならないね、そのためには成田空港に行く必要があり、そのためには、関東方面に向かわないとだめだから、新幹線の駅に行かないとね、という感じです。そこで今日のタスクは「新幹線のスケジュールを調べる」となります。
こんなふうに心がけて日々の時間を使っていけば、「ただただ時間に流されている感」がなくなります。
もちろん途中で目的地が変わることはありますから、時々、見直すことは必要です。
到達地点、つまりやりたいことがよくわからない場合、いらないものを減らす断捨離をするのが有効です。
5.自分のために時間を使え
人は皆、毎日、自分の時間を使っているのですが、そのほとんどが自分のため、という人はきわめてまれでしょう。
会社では会社のために、家では家族のために、さまざまな用事をやっているものです。
毎日会社に行っているのは、一見、自分のためですが、生活するのにお金が必要だから、嫌いな仕事もがまんしてやっている、という場合も多いものです。
本当は行きたくない集まりに行って時間を無駄にしたり、会いたくない人にわざわざ時間を作って会いに行ったり。このように、やりたくないことをいやいややっていることってないですか?
to-doリストに書いてあることが、実は自分のやりたくないことばかり、というのはよくありません。
社会の一員である以上、社会的責任は免れませんが、自分の「やることリスト」には少しは自分のやりたいことも入れておきましょう。
4番に書いた「自分がほしいもの」がわかっているのなら、それを手に入れられるように、今やれることをタスクに入れて、毎日少しずつやっておくと日々が楽しくなります。
たとえば、そのうちWebデザイナーになりたいと思っているのなら、その勉強をする時間を1日15分とる、といった具合です。
6.プロセスを楽しむ
人は自分が欲しいものを手に入れるために、最終的に行きたいところに行くために、日々の時間管理をするのだと思います。その場合、自分の決めた到達地点に行くことだけが日々生きる目標になるのではありません。
「人生は旅」とよく言いますが、目的地に行くまでのプロセスを楽しむのが大事です。
自分で時間を管理しながら、自分の旅をするから楽しいのです。
ポイントは「自分の旅」をすること。2とも関係しますが、人生の主人公は自分。周囲の言うことに踊らされ、ほかの人の目的地に無理に行こうとする必要はないのです。
人が行った場所をむやみにうらやましいと考えるのも禁物。
毎日、自分が好きな人と、好きなことを楽しみながら暮していけば、自分ならではの旅を楽しむことができるのではないでしょうか?
7.手帳や道具、ツールにこだわりすぎない
世間にはいろいろな時間管理術や手帳術の本が出ています。手帳もいっぱい出てますね。
でもこうしたことにこだわって、「今よりいいやり方はないか」と血まなこになる必要はないと思います。
大切なのは、自分が何のために「時間管理」をしているのか知っておくことであり、実際に日々のto-doリストに書く内容です。
時間管理術にこだわる人は、「少しでも多くのこと」を毎日やりたいと思っているのでしょうね。
これは、1つでも多く家の中に物を置いておきたいから収納術にこだわる、というのと似ています。
ですが収納は解決にならないのです。いらない物を捨てるべきです。
「1つでも多くのことをやろう」とするのではなく、「本当に大切なことだけをやろう」と発想を転換すれば、もう必死になって手帳術を探し求める必要はなくなります。
私自身は、手帳術関連の本は読んでいませんし、手帳にもこらない人間です。日々のスケジュールはツイン手帳に書いて、毎日のタスクは付箋に書いています。
私の手帳▶ツイン手帳を愛用中~50代節約系ミニマリスト主婦の手帳術
OLのときは能率手帳を持っていましたが、毎日会社に行くだけだったので、手帳に書くことなんてほとんどありませんでした。今使っている手帳にも、ゴミの日(毎週同じですが)とか歯医者とか書いてるだけです。
きょう書いた「自分にとって大切なことをやる」という考え方は、コヴィー博士の「7つの習慣」という本を読んで取り入れたことです。
この本によれば人が毎日やっていることは以下の4つに分かれます。
1.重要でも緊急でもないこと
2.重要ではないけど緊急にしなければならないこと
3.重要だし緊急にやらなければならないこと
4.重要だけど、緊急にやる必要のないこと
コヴィー博士は、良い人生を送りたいのなら、4番の課題を毎日意識してやるように、と書いています。人生にとって大切な課題だけど、時間を切られていないから後回しにしがちなのです。
具体的には、健康のために運動をする、とか、上手な文章を書けるようにする、とか、ものごとをうまく考えられるようにする、といったことです。そのための読書も4番の課題ですね。
こうしたことは緊急の案件ではないけれど、やっておくと人生の質が変わります。未来に向かって何か建設的なことを毎日やっていると、日々が楽しくなるのです。