海岸にて

ミニマム思考

今よりシンプルに暮らすための確実なルート(後編)

これからはもう少しシンプルに暮らしていきたい。そんな願いのある人のために、生活をシンプルにする方法を紹介しています。

全部で7つありまして、きょうは後編の3つです。



シンプルに暮らすコツ、前編のおさらい

10日ほど前に書いた前編では、以下の4つをおすすめしました。

1.人生のテーマを決める
2.行動をシンプルにする
3.ガラクタを捨てる
4.他人の言うことを気にしない

もしまだ読んでいなかったら、こちらにありますので、先にお読みください⇒もっとシンプルに暮らすための確実なルート(前編)

特に、1番の、自分のテーマやゴールを知ることはとても重要です。

自分のやりたいことがわかっていれば、きょうからでもできることはたくさんあります。





5.「目先のお得」に踊らされない

「できるだけ得をしよう」という考え方を改め、そういう行動を取らなければ、もっと生活はシンプルになります。

人間は、長期的な視野に立って損得を考えることができません。

まあ、そういう人もいるかもしれませんが、お得話があると、「いますぐのお得」を取ってしまうのが人間です。

その点は、「先祖のサルと思考が同じだ」という説があります⇒私たちがお金に関して愚かな決断をしてしまう理由(TED)

いまのお得を取ると、たいてい暮らしは複雑になります。

なぜなら、大半の人が、お金や物は、あればあるほどいい(モア・イズ・ベター)と思っているため、得をすること=必要以上に自分のものにすること、となり、たくさんの物を持ってしまうからです。

私の経験では、物は過不足なくあるのがベストです。お金だってそうです。ただ、お金はどのあたりがちょうどいい量なのかわかりにくいので、過不足なく持つのは難しいと思います。

しかし、物理的な物は、お金より持つべき量が見極めやすいです。

現時点で必要のない物は、余分な物ですから。

目先のお得に踊らされると

◯セールで必要のない物まで買ってしまう

◯1個でいいのに、2個、3個と買ってしまう

◯もらえるものなら、できるだけたくさんもらいたい、と思い、たくさんの物をがっつり自分の物にする(つかみ取りや食べ放題にて)

◯食べきれない分まで買って腐らせる

こんなことが起きます。

私も、「目先のお得」に影響を受けやすい人間で、付録にひかれていらない雑誌を買ったり、得をしたくて懸賞に応募して、いらない物をもらっては、断捨離をする、という経験をしてきました。

こんな苦い経験をしたり⇒2度と付録目当てで雑誌を買わないと誓った日:ミニマリストへの道(53)

無駄な物は、無駄なものやことを再生産します

シンプルに暮らしたいなら、過不足のないラインを目指すために、「お得なこと探し」をしたり、お得なことに釣られるのをやめるべきでしょう。

少ないほうが生活の質はあがる話⇒レス・イズ・モア(Less is more)の真の意味とは?何もない部屋に住むことがミニマリストの目的ではない

お得になびかないためには、ノーと言うことが重要です⇒断る勇気を持とう。上手にNo(ノー)と言う方法

6.1つのことに集中できる環境つくり

物やタスク(やるべきこと)がたくさんあればあるほど、暮らしは複雑になります。そこで、意識的に、1つ(あるいは少数)に絞ること、1つに絞らざるを得ない環境を作ることをします。

たくさんのことを同時進行したり、手を広げ過ぎたり、マルチタスキングをしたりしないということです。

マルチタスキングとは? ⇒ マルチタスクが脳に負担をかけ仕事の効率を落とす理由。1つのことに集中しよう

とはいえ、たった1つのことだけをやっていればいい、という人はいないと思います。

誰もが、毎日いろいろなことをやっているでしょう。そこで、その瞬間は、1つのことだけに集中するといいです。

シングルタスクです⇒1つずつ仕事を片付けよう。シングルタスクをする7つのコツ。

しょっちゅう気が散ったり、タスクを入れすぎてスケジュール帳を真っ黒にして苦しい思いをしたり、つねに、A、B、C…のタスクを切り替えるのは、その人のクセ(生活習慣)です。

習慣なので改めることができます。

私の夫は、よくザッピング(zapping リモコンでテレビのチャンネルをひんぱんに変えること)をしています。

これは完全に夫のクセです。まあ、夫の場合、テレビを見ることそのものがクセになっていて、1年365日、夫がテレビをつけない日はなく、一緒に住みはじめて20年以上たちますが、夫が家にいたときで、テレビをつけなかった日は、1日たりともありません(しかも、夫はたいてい家にいます。私もそうですが)。

テレビのリモコンだけでなく、ほかのことでもザッピングみたいなことをする人はたくさんいます。パソコンで作業中、タブをたくさん開けたり、スマホでいくつかのアプリを同時に立ち上げ、せわしなく切り替えたり。

しばらく前に、私も、Netflixその他のストリーミングのサイトで、次に見るものが決まらず、ちょっと見てはやめ、別のをちょっと見てはやめる、という行為を繰り返し、見る時間がなくなる、ということがよくありました。

そういうときは、たいてい翌日のモーニングページに、「迷って時間を無駄にした、バカじゃなの、私?」と書いています。

同じことが何回か続いたので、最近は、見るものが決まっていないときは、Netflixにアクセスしないと決めました。こうすると、迷って疲れることがないので、おすすめです。

迷って疲れることを決断疲れといいます⇒決断疲れを回避する方法。ミニマリストになるのが1番です

日常生活のいろいろな場面で、選択肢がありすぎて、決断疲れしていることが必ずあると思います。しかし、それは自分で意識的にならないと見つかりません。

無条件に選択肢を増やしすぎていないか、振り返ってみて、1つのことに集中できる環境を整えれば、いまよりもっとシンプルライフになります。

7.完璧を求めすぎない

最後は完璧主義の話です。何度もブログに書いていますが、何かを完璧(自分基準)にやろう、100パーセントやりきろう、と思いすぎると、暮らしは複雑になります。

なぜなら、もともとのゴール(今回の場合は、できるだけシンプルに生きること)から、べつのことに優先順位がすり替わってしまうしまうからです。

多くの場合、大局的に見たらたいして重要ではないささいなことで、完璧をもとめすぎ、肝心のことがやれなくなります。

5番に書いた、お得に踊らされる話も、結局は、「できるだけ得をしよう(最大限の得をしたい)」と思うから、いらない物をたくさん家に入れてしまうのです。

ケーキバイキングで無理やり5個食べても、幸せにはなりません(きっと気持ちが悪くなるでしょう)。なぜなら、「おいしくケーキをいただこう」というゴールが、「できるだけたくさんケーキを食べよう(元+アルファを取りたい)」に変わってしまうからです。

物を減らすときも、完璧主義が顔を出す場面はいろいろとあります。たくさんの読者のお便りから、以下のケースに気づきました。

◯物の分別を完璧にやろうとして、疲れて片付けが進まない

◯できるだけ効率よく捨てたいから、片付け方を探してばかりで、作業が進まない

◯時間のある時に、一気に完璧に片付けたいから、片付けるタイミングがめぐってこない

◯シリーズ物は完璧に揃えたいから、使っていなくても捨てられない

◯1円でも高く売りたいから、物が減らない

コントロールジャーナル/モーニングページ/感謝ノートの書き方、使うノート、筆記具を完璧にしたくてこだわり、いつまでも書き出せない

◯物の数を最小限にしたくて、数だけにこだわり、不便な暮らしを強いられている

私も細かいことがわりと気になるほうなので、完璧主義に陥ってしまう人の気持ちはよくわかります。

しかし、こだわってもしょうがないところに、こだわりすぎると、がんばっているわりには、成果が見られず、ストレスがつのるばかりです。

「ベストをめざしてがんばることや努力することはすばらしいし、そうすべきである」という考え方が主流の世の中ですが、がんばりどころを間違えると、へたすると身体や心をこわします。

ほどほどのところで手を打つ、7割できたらよしとする、といった、ゆるやかな態度でいるほうが、シンプルライフにつながります。

完璧主義に関する過去記事もどうぞ:

片付けられないのは完璧主義に囚われているからです、きっと。

食器の買いすぎ、溜め込みすぎの原因は完璧主義にある。

完璧主義すぎるといつまでたっても部屋が片付かない理由

完璧主義を克服する7つの具体的な方法。

******

もっとシンプルな暮らしをするルート、後編をお送りしました。

現在の生活を客観的に見直し、できることから1つずつ取り組んでいくと、遠からず、もっと単純な暮らしになるはずです。

考え方のクセはそう簡単には直らないので、結果ではなくプロセスを重視して、楽しみながら行うといいでしょう。





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