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「持たない暮らし」をするといろいろメリットがあります、中でもストレスが減るのはとてもうれしいことです。どうしてストレスが減るのかその理由を5つお伝えします。
私は主婦ですから、主婦の視点で書きますが、学生でも、OLでも、サラリーマンでも、個人事業主でも、高齢者でもさして違いはないはずです。
1.家事全般が楽になるから
部屋に物が300個あるときより、60個だけのほうが、掃除が楽になるのは言うまでもありません。
探しものも減るし、片付けものや整理整頓も楽になります。少ないものを持てば、もう収納にあれこれ頭を悩ます必要もありません。
必要なものだけを持つようにすれば、今住んでいる家より小さな家に引っ越すことができるので、ますます家事が楽になります。
その点についてはこちらに詳しく書いています⇒小さな暮しを満喫中~生活をダウンサイジングしてやらなくてもよくなった7つのこと
「服が少ないと洗濯が大変なのではないか」という心配するかもしれませんが、バスタオルを断捨離してしまえば、そんなこともありません。
着る服だけでなく、洗濯するものもミニマムにするよう工夫できます。
洗濯物を減らす工夫⇒洗濯物の量と洗濯の回数を減らす簡単な方法~服の数が少なくても大丈夫
もちろん、小さい子供がいたり、家族が多いのに、洗濯機を断捨離してしまうと、かえって手間が増えます。そのあたりは、しっかり見極める必要がありますが、物が少ないと頭もクリアになるので考えごともうまく行きます。
私は将来ひとりぼっちになったら、洗濯機なしで生きていける気がします。
2.やりたくないことをやらなくてすむから
ミニマリストになると、いろいろなことに確信を持ってNo(ノー)と言う機会が増えます。
別にあまのじゃくだからノーと言うのではありません。自分の生活で大事なものだけにフォーカスしたいので、それ以外のものにはノーという態度でのぞんでしまうのです。
すると、ただ単につきあいだけで行っていた集まりに行かなくなるし、ひまつぶしでやっていた買い物にも行かなくなります。
「いい人」だと思われたい恐怖心からイエスと言っていた頼みごとにもノーと言うことができるように。
義理で何かをすることが少なくなります。何と言っても自分のやりたいことが1番最初に来るのですから。
これは別にわがままな態度だとは思いません。自分で自分を大事にしなかったら、いったい誰が大事にしてくれると言うのでしょうか?
そもそも、ミニマリストはこれまでの「物をたくさん持っている暮らしが幸せなのだ」という考え方にノーという人たちです。
毎日テレビで流されているコマーシャルや雑誌にのっているアドバイスにノーと言うのです。
自分の大事なものに意識を向け始めると、自分の時間が充実してきます。やりたくないことは、あまりやらなくなるのです。
ミニマリストがノーという理由はこちら⇒ミニマリストはNo(ノー)と言うことを知っている~シンプルに暮らしたいあなたへ
3.よりお金が残るから
いらない物を買わなくなるので、よりお金が残ります。
暮らしをシンプルにするために、断捨離を始めてみたら、これまで自分がいかに無駄なものにお金を使ってきたか痛いほどわかりました。
私は、数回しか着ない洋服、積ん読しておくだけの本、買ったその日にしか気にかけないような雑貨を大量に買って、ガラクタを増やしたのです。
こういうものは、ほとんどすべて断捨離してしまいました。いったいどれだけお金をドブに捨てたことでしょうか?
過ぎたことを後悔しても始まりませんが、50歳ではなく、30歳ごろにきっちりミニマリストになっておけば、今ごろ一財産できていたのではないかと思うぐらいです。
もちろん、ミニマルライフで残したお金で、何か大きな物を買ったり、世界旅行に出たりすれば、お金は減ります。
ですが、自分の好きなことのために使うのは、有意義な出費です。「お金がないストレス」ではなく、「好きなことにお金を使う喜び」を味わうことができます。
4.迷わなくなるから
洋服を断捨離して14着にしたら、その日着るものには全く迷わなくなりました。
多くの人は、「何を着ようかいろいろ迷うのが楽しい」と思っているかもしれません。あるいは「服を着る前に迷うのはあたりまえのことだ」と感じているかもしれませんね。
しかし、いったん手持の服を減らし、朝着るものに迷わない状態にしてみると、迷わないほうがずっとストレスが少ないとわかるはずです。
選ぶのは楽しいものですが、迷うのは本当にストレスです。
あなたは毎朝洋服を選んでいるのでしょうか、それとも迷っているのでしょうか?
迷っているほうが多いのなら、服の断捨離をおすすめします。
たくさんの選択肢が人のストレスを増やす話はこちらに書いています⇒バリー・シュワルツに学ぶ『選択のパラドックス』~所持品をミニマムにすると生きやすくなる理由とは?
5.物にあんまり執着しなくなるから
暮らしをシンプルにするために、物をどんどん減らしていくと、物に執着しなくなります。
断捨離を続けて行くと、大事だと思ってずっと押し入れに入れていたものが実はさほど大事なものでもなかった、むしろガラクタだったとわかります。
ガラクタをじっと見ながら、なぜ自分がそれを買ったのか理由を考えることもよくあります。私はこれが本当にほしかったのか?それとも、他の人が持っているから自分も買うべきだと思ったのか?
単にコマーシャルにのせられて買ってしまったのではないか?その場の雰囲気にのまれて買ってしまったのではないか?
一時の気晴らしのために買ったのではないか?
自分のために買ったのではなく、他人のために買ったのではないか?これを自分が持っているところを他人に見せて、評価してほしかったからなのではないか?
物を所有する動機をつきつめて考えてみると、自分が本当にほしくて買ったものや、持っているものは意外と少ないことに気づきます。
幸せに暮らすために必要な物はほんの少し。このことを身をもって知るので、ほかの物にもうさほど執着しなくなるのです。
そうなってくると、部屋にあるガラクタはもちろん、店にたくさん並んでいるものもノイズに思えてきます。
もちろん物は楽しみを与えてくれます。私もたまに「あ、これよさそうね」と思うものをネットショップで見ることがあります。しかし心の奥底ではよくわかっているのです。
別にそんなものは必要ないことを。
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物を減らすということは、物質至上主義社会を超越することだと思います。1番大事な物は「物」ではなく、「自分」になるのです。
ストレスが減って、心が豊かになるのは当然ですね。