湖でたたずむ人

ミニマム思考

最終更新日: 2020.07.18

こんなことすると人に何か言われそう、この心配を手放すには?

ページに広告が含まれる場合があります。

 

人に何か言われるんじゃないか、というのはよけいな心配にすぎません。

気にしない方法を5つ紹介しますね。

やりたいことがあるけれど、人に何か言われそうで、それが嫌で、自分の行動にブレーキをかけてしまう。

こういうこと、誰しもあると思いますが、自分の気持ちを優先して、やりたいことをやったほうがいいです。

まず、この記事を書くきっかけになった読者のお便りをシェアします。「さんさん」というお名前の方からいただきました。

敬称をつけると、「さんさんさん」になりますので、「さんさん」と呼ばせていただきます。



ボランティアに参加して気づいたこと

件名:災害ボランティアに参加した感想

毎日更新を楽しみにしています。

早速ですが、私の住む九州では今月、豪雨災害がありました。

私はかねてからスーパーボランティアである尾畠春夫さんに関心があったこともあり、この度小さな町の災害ボランティアを経験させていただくことになりました。私にとっては初の災害ボランティアでした。

自分が派遣されたのは床上浸水のお宅でした。被災者は倉庫やベランダにタンスを置いて、大量の衣類を収納していました。

しかし、居住者さんが、泥がついているものは全て処分したいと言ってくださったので、私たちも作業の目的が明確であり、作業しやすかったです。

正直、保管している衣服の量にも驚きましたが、反面、被災者さんが、泥で汚れたソファやタンスなどの家財すらもあっさり捨てるという思い切りのよさにも驚きました。洗って使うとか全然言われなかったです。

そのお宅は川にも近く、川の水位が上がった時はかなりの恐怖を感じたと思います。そういった経験が、この被災者の方にキッカケを与え、物を所有する意識を急に変えたのかなと思いました。

あと、今回気になったのは自分自身の心です。ボランティア活動は一人で参加して、参加したことは誰にも言っていません。誰かに言うのはなんだか偽善者な気がしたので…。

しかし、その町に来たボランティアは平日であったこともあり30名程度であり、また、ほとんどの方が自治体から派遣された地方自治体関係の職員さんでした。

災害ボランティアの参加人数拡大のためにはSNSでの拡散が必要ではないかと思いましたが、私自身が拡散することは「偽善者」と思われそうで嫌なのです。そういう小さい自分に気がつきました。

今回は拡散は無理でしたが、そのうち「偽善者でもいいじゃないか。」と吹っ切れる自分になりたいです。

今日はボランティアに参加しながら、基本、筆子さんのことを考えていました。





さんさん、メールありがとうございます。

ボランティア、お疲れさまでした。

九州の大雨のことは、YouTubeで、ニュースを見ました。ほんとに大変ですね。

さて、ボランティアしたからといって、誰も偽善者だなんて思いませんよ。

困っている人を、それほど困っていない人(余裕のある人)が助けるのは、人間として当然のことですから。

私は、娘がプレイスクール、幼稚園、小学校に通っていたとき、よく学校にボランティアに行きました。

ほとんど仕事のようでした(ボランティアなのでもちろん無給)。

フィールド・トリップ(遠足)にも、たくさん参加しています。

当時、自分が偽善的なことをしているなんて、夢にも思いませんでした。

そもそも、これまでの人生で、「偽善だな」と思うことなんて一度もしてないです。

基本的に、いつも自分がしたいことをしています。ここが大事ではないでしょうか?

さんさん、自分がしたいことを、素直にしてみては? すると「偽善者と思われるかも」みたいな不安は消えますよ。

さんさん以外にも、「こんなことを話せる人が身近にいないので、筆子さんにお便りします」と、メールをくださる方がたくさんいます。

何を話すことができないかというと、たいしたことではありません。

湯シャンしていること、断捨離していること、ミニマリストをめざしていること、買わない挑戦をしていること、など。

どれも恥ずかしいことではないし、むしろ地球環境を守る、という意味では、社会的に見ていいことです。

以前、こんなお便りをいただきましたが⇒好きな服を着たいけど、ネットで叩かれると思うと怖くてできない。

他人(見ず知らずの人、世間一般の人、大衆)の反応が気になるとき、自分が勝手に心配しているだけです。つまり、取越苦労しているのです。

取越苦労を手放す方法を 5つ紹介します。

1.他人の行動をコントロールしようとしない

「人の反応が心配だ」と思うとき、ぼんやりと、「一般大衆の反応」をイメージしていると思いますが、実際は、特定の人の反応を恐れています。

家族、友達など、顔を知っている人たちです。

人の反応をコントロールすることはできないので、はなから、コントロールしようと思わなければいいのです。

それは、過ぎ去ったできごとや、これから起こることをコントロールできないのと同じです。

「人の口に戸は立てられぬ」ということわざがあります。

世間の評判やうわさを止めることは不可能である、という意味です。

自分が何をしても、しなくても、何か言われるときは言われます。これは制御不能です。

自分がコントロールできることは、自分の行動と思考だけです。どんなにがんばっても、他人の思考や行動はコントロールできないので、好きにさせておけばいいのです。

コントロールできないことをコントロールしようとがんばると無駄に疲れます。

2.皆忙しいし、すぐに忘れる

みな、自分のことで忙しいので、芸能人でも著名人でもなんでもないふつうの人を、「あなたは偽善者だ」と攻めたりしませんし、仮にそうしたとしても、その行動は長続きしません。

しつように、攻撃が続くとしたら、よっぽど暇か、そうすることが仕事や本人の利益に結びついているからでしょう。

さらに、人間は忘れる生きものなので、何か思ったとしても、すぐに忘れます。

先日も、一面のニュースの話を書きましたが⇒捨てるなんてもったいない、持っていればそのうち何かに使える~服を捨てたいけど捨てられない理由とその対処法(その2) 「捨てれば忘れてしまう」のところです。

脳のキャパシティに限界があるため、特定のこと(それもあまり自分に関係のないこと)に、ずっと意識を向け続けることはできません。

「人のうわさも75日」ですから、仮にうわさになっても、ちょっとがまんすれば、そのうち消えます。

3.見解の違いはあって当然

自分が偽善じゃないと思っているなら、それでいいのであって、それを偽善と取る人があれば、それは単に見解の違いです。

「ああ、そういうふうに思う人もいるんだな」と思って、あとはスルーすればいいです。

あいた時間に、他人の泥だらけの部屋の片付けを手伝ったというのは、あきらかに社会に対してプラスの行動です。

それを、他人がちょっと違う評価の仕方をしたって、私なら、全然気にしません。

仮に偽善であったとしても(私にはそうは思えないけど)、部屋の片付けを手伝ったということは、何もしないよりずっといいんじゃないですか?

4.ふだんから人をジャッジしないようにする

人からこんなふうに思われるかもしれない、と気にすることが多い人は、自分も相手の行動をジャッジする傾向があるかもしれません。

ふだん、「あれは偽善で、これは偽善じゃない」といった区別に敏感な人ほど、「偽善者だと思われる」と感じてしまいます。

この点については、過去記事に詳しく書いているので参考にしてください⇒人の批判に対処する7つの現実的な方法。

5.いい人と思われようとしない

人の意見がすごく気になる人は、「いい人と思われたい」という願望が強いのだと思います。

この願望を手放してください。

いい人と思われようが、悪い人と思われようが、自分自身は何も変わらないですよね?

人の評価で自分の本質が決まるのではなく、まず自分の本質があって、それが、いろいろな形で評価をされるだけです。

それでは、さんさん、これからもお元気でお過ごしください。

関連記事もどうぞ

他人にどう思われるか気にしないで自分らしく生きる7つの方法。

世間体を気にするから物もストレスも増える。気にしない方法教えます。

貯金できないのは見栄を張るから。よく見せようとすることの恐ろしさとは?

人をコントロールしようとする心を捨てる7つの方法。おせっかいはストレスの元。

心配ごとをしない方法5選。小さな不安はこれで解消できる。

悩みの8割はこれで解決。他人の目を気にしすぎるのを今すぐやめるすすめ。

自分が職場でどう思われているのかとても気になる、という相談に回答しました。

*****

災害ボランティアに参加された方のメールを紹介しました。

川や海など水のそばは景色がいいから、ふだんであれば快適に暮らせると思いますが、これからは大雨の頻度があがりそうで心配ですね。

私が住んでいる市も、去年の夏、今年の夏とやたら雨が多いです。

それではあなたも、何か伝えたいことがありましたら、お気軽にメールください。





考え中の人捨てる、捨てないが決まらないとき、自分にしてみるといい11の質問。前のページ

管理にお金がかかることに気づいて、冬物アウターはほとんど断捨離。次のページ冬物アウター3着。

ピックアップ記事

  1. 筆子の新刊『書いて、捨てる! 』3月11日発売。著者による内容紹介。
  2. いつか使うかもしれない、と思うものを本当に使う方法、あるいは見切りをつける方法。…
  3. 新刊『本当に心地いい部屋』4月14日発売のお知らせ:現在予約受付中。
  4. 筆子の新刊『買わない暮らし。』(6月16日発売)著者による内容紹介。現在予約受付…
  5. ムック・8割捨てて二度と散らからない部屋を手に入れる、発売しました。

関連記事

  1. 頭痛

    ミニマム思考

    断捨離しているのにイライラします~断捨離に好転反応はあるか?

    「断捨離すると、幸せな気分になるはずが、かえってイライラして困ってます…

  2. インターネットショッピング

    ミニマム思考

    物を増やしたくないなら要チェック!危険な通販の7つのワナ

    インターネットショッピングを利用すると必要以上に物が増えてしまう事実を…

  3. メールチェック

    ミニマム思考

    メールチェックしすぎていませんか?メールに支配されないシンプルな暮しのすすめ

    あなたは日に何度メールチェックをしていますか?メールチェックの頻度があ…

  4. 自由な気分

    ミニマム思考

    なぜ私はミニマリストなのか?ミニマルライフが心楽しい3つの理由

    なぜ私はミニマルライフを追求しているのか?それは物を持つ暮らしよりハッ…

  5. アルバムを見る人

    ミニマム思考

    やめたいことをしっかりやめる方法~不用品とおさらばしたいあなたへ。

    やめたいと思うことをちゃんとやめるステップを提案します。コンフ…

  6. ノートに書く人。

    ミニマム思考

    捨てるのがとても難しい物を捨てる3つの最重要ポイント。

    服その他、捨てにくいものを捨てられるポイントを3つにまとめました。「捨…

新刊「50歳からのミニマリスト宣言!」

ムック:8割り捨てて二度と散らからない

ムック・8割捨てればお金が貯まる

書店かセブンイレブンで買ってね。

 

8割捨てればお金が貯まる・バナー

ムック本・8割捨てればお金が貯まる、発売のお知らせ

「本当に心地いい部屋」

「買わない暮らし。」売れてます(第7刷)

筆子のムック(第5刷)

筆子の本、『書いて、捨てる!』

更新をメールで受け取る

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

1,821人の購読者に加わりましょう

新しく書いた記事を読む

  1. 考え事をしている女性
  2. 思い出品を捨てられない女性
  3. 顔にクリームを塗る女性
  4. 収納しすぎてかえって片付かなくて困っている女性
  5. 自分を許す女性
  6. Tシャツにジーンズ姿の女性。
  7. 買い物日記をつけている人
  8. 贈り物をいっぱいもらって困っている女性
  9. 服を買っている女性
  10. 文房具が散らかったデスクで仕事をする女性

筆子の本・10刷決定です

オーディオブック(Audible版)も出ました♪ 捨てられない人は要チェック

 

1週間で8割捨てる技術
 
⇒筆子の本が出ます!「1週間で8割捨てる技術」本日より予約開始

 

実物の写真つき紹介はこちら⇒「1週間で8割捨てる技術」筆子著、本日発売です(写真あり)

大好評・特集記事

小舟バナー

 

お金を貯める・バナー

 

実家の片付けバナー

 

ファッションバナー

 

フライレディバナー

 

湯シャンバナー

 

ブックレビューバナー

 

TEDバナー

 

歯の治療バナー

今日のおすすめ記事

  1. 手のひらの上のビーズ
  2. 花をつむ少女
  3. 計算機
  4. キャンバス製のラウンドバスケット。
  5. crochet
  6. 幸せ
  7. 疲れてます
  8. オンラインショッピング
  9. スクラップブックの材料
  10. 片付いたスペース

過去記事、たくさんあります♪

PAGE TOP