住宅

ミニマルな日常

二世帯住宅の1階が空いてしまった、自殺を考えるのをやめたい、2つの質問に回答します。

最近読者からいただいた質問2つに回答します。

1)二世帯住宅で空いてしまった1階に、ゴキブリが発生して悩んでいます。

2)近頃、発作的に死にたくなるのですが、そう考えるのをやめるにはどうしたらいいですか?

まず二世帯住宅について質問をくださったよっしーさんのメールをシェアします。



二世帯住宅の1階が空きました

件名:二世帯住宅に一世帯で住むことの問題点

初めまして。

シンプルライフにあこがれる30代のワーキングマザーで筆子ジャーナルの大ファンのものです。

今回はただの体験談…というかお話を聞いていただきたくてのメッセージです。

まもなく第2子出産予定なのですがそんなおり、二世帯住宅に同居していた90代の母方の祖母の認知症が悪化し、いよいよ施設入所となりました。

(もともと20年前にこの家を建てた母はすでに他界、父は別居しており、現在住んでいるのは私、夫、4歳長男の3人)

そのため祖母の住んでいた一階部分の片づけをしています。

ものが多すぎて、結局大部分は業者に頼みましたが、今後、正月などたまには帰ってくる可能性もあると思い、ベッドとテレビ、冷蔵庫やキッチンは一部そのままにしていました。

しかし祖母の飼っていた猫を数匹そのまま住ませていることもあるのか(世話はもちろんしてます)、ゴキブリが発生してしまうことが大きな悩みです。

二世帯住宅に一世帯で住むのは空きスペースの衛生的な管理が難しいことを初めて痛感しました。

やむを得ずもう不要なキッチンや風呂などを撤去したり、将来子供部屋などに有効活用できるようにリフォームしようかな、と検討しています。

二世帯住宅が不要になったとき、他の方はどうしているのだろう、と思ってネットで調べましたが、意外と見つかりませんでした。(ちなみに売却は難しいようです)

子供が大きくなれば二階部分だけでは手狭なので、いずれはリフォームが必須、と思いますが現時点では生活が二階で完結しているので、一階の使い道が思いつきません。

とにかく優先順位としては、虫が出ないように、一階を清潔に管理したい!ということです。

とりとめのない話となってしまいましたが、なるべくシンプルに暮らしていきたい私に何かご助言などいただけたらとてもうれしいです。





空いたスペースの管理について

よっしーさん、メールありがとうございます。

よっしーさんには2つの選択肢があります。

A. 空いた1階の管理(掃除など)はしない

B. これまでどおりそのスペースの管理をする

もしAを選択するなら、次のどれかをすることになります。

1.家を売却して引っ越す

2.リフォームして、家全体を自分の家にする(1世帯住宅にする)

3.1階だけ人に賃貸しし、家賃の徴収だけをする

3の場合、掃除やゴキブリの駆除は間借り人にしてもらいます。しかし、賃貸しの場合、ゴキブリ駆除は、家主の責任と言われるかもしれないので、どこまでが間借り人の責任なのかしっかり契約書に書いておいてください。

猫は2階に引き取ることになるでしょう。

1から3のどれもできない(選択しない)場合は、自分が管理を請け負うしかありません。

住んでいない家が1軒あると考えればあきらめもつくでしょう。

実際、読者の中には、家が2軒ある方がいて、人一倍、片付けに苦労しています。休みのたびに、実家に片付けに行く人も、似たようなものです。

不用なものを持てば、それを管理する手間が発生し、その不用なものが家ならば、その手間はとても大きなものになるわけです。

自分で管理するといっても、よっしーさんには、これからお子さんが生まれるし、上のお子さんもまだ就学前です。しかも、お仕事もあり、忙しいですよね。

自分1人で掃除せず、ご主人と交互にやったり、お掃除代行サービスなどプロに掃除を頼んでもいいと思います。

不用な物があればあるほど、管理が大変になるので、1回の空きスペースにある物は、極力減らしたほうが、楽になります。

それは、ふつうの家や部屋と同じです。猫も可能なら手放したほうがいいでしょう。

☆返事のメールを送ったところ、またよっしーさんからメールをいただき、「老猫だからもらい手がない」とありました。それならば、最後まで自分がしっかりめんどうみるしかありませんね。

がんばってください。

では、元気な赤ちゃんが誕生することをお祈りしています。

次は、Tさんから、自殺に関する質問です。

自殺についてどう思いますか?

件名:お久しぶりです

無事引越しが終わり、

新しい仕事を4月から始めることが出来ました。アドバイスありがとうございました。

またまた質問になってしまうのですが、筆子さんは自殺についてどう思ってますか? きっとそんなことには答えられない、そういう考えはそもそも持たないのかなとおもいますが

出来たらそのような思考を捨てることが出来るような考え方や行動を知りたいです。

私は14歳頃そういう考え方がピークで色々やらかし、警察のお世話や病院に入ってたことが過去にありました。

最近ふとその頃のような発作的なものが増えてきて、以前なら社会人になったのだからそんな無責任なことはしないと生活することができたのですが、

仕事を始めてばかりなのか、またグズグズとした気持ちなのか、かなり酷いのです。

どうにかしたいというわけじゃないから行動に移してしまってもいいとは思う半分、やっぱり親や同棲してる彼のことを考えると少し悪いような気もするし、

でも終わらせてしまえばそもそもそんな心配もないわけだな、と妙に納得しています。

やはりまだまだ気持ちが子供なのでしょうか?

Tさん、メールありがとうございます。

無事に引っ越しできてよかったですね。

Tさんからいただいた以前の質問はこちらで紹介しています⇒引越しを前に部屋がぐしゃぐしゃ。どうしていいかわからないときの対処法。

順番に質問に答えますね。

私の自殺に対する考え方

私は毎日生きることを選んでおり、基本的に、生は善、自殺は悪と考えています。

これまで自殺したいと思ったことはないし、今後、自分が自殺することも、ちょっと想像できません。

何かの事情で他の人の思考になってしまったら、そういうこともあるかもしれませんが、自分から自分をやめることはまずないと思います。

自分らしく、よりよく生きたいと思っているから、ミニマルライフを送っていて、こんなブログを書いているわけです。

そんな私が、自殺を肯定すると思いますか?

目の前で誰かが自殺しようとしていたら、絶対止めます。

そもそも、人に自殺をすすめたり、自殺の手伝いをするのはカナダでは犯罪ですし(医療関係者の場合は、状況によっては罪になりません)、日本もそうです。重い罪に問われます。

ただ、本人がひとりで自殺を選ぶのは犯罪ではないですね。

自殺願望の手放し方、行動の仕方について

考え方を変えれば、自殺願望はなくなると思います。

こちらの動画を参考にしてください。長年自殺願望に悩まされていた方の講演です⇒本当はすごいのに、なぜ私たちは「だめだ」と思ってしまうのか?(TED)

こちらも参考になります⇒いやな気分よ、さようなら(認知行動療法入門):TED

Tさん、ずいぶん前から私のブログを読んでいてくれているようですが、TEDの記事、読んでますか?

自分では、「とてもしつこく、考え方を変える方法を書いている」と思っているのですが。

自殺する状況はさまざまで、自殺を選ぶ人は、その瞬間、本当につらいのだと思います。

心の病気をわずらっていたり、金銭的にすごい苦労を強いられていたり、人にひどいことされたりして、心がぼろぼろになり、死ぬこと以外の選択肢がまったく考えられなくなっているのでしょう。

しかし、Tさんの場合、このメールを拝見する限りでは、自殺したい理由がさっぱりわかりません。

好きな人と結婚前提で、同棲を開始し(そのさい親に手伝ってもらって引っ越しをし)、新しい仕事も始めたわけです。新居に近い場所に職場を変えたのだと思います。

そういう生活のどこに問題があるのでしょうか?

まさか、新しい仕事に慣れず、うまくできないから、もう死にたいと思っているわけじゃないですよね?

Tさん以外にも、仕事を変わったばかりで、うまくできず、怒られてばかりです、というメールをくださる人がいます。

中高生の話ではありません。30歳以上の大人の人からです。

そういうメールを拝見すると、「ああ、本当につらいんだろうな」と思うと同時に、「でも、そんなことでいちいちめげるか?」とも思います。

仕事にしろ何にしろ、いきなりうまくできる人なんていません。最初のうちは、先輩や周囲の人にカバーしてもらいながら、だんだん仕事を覚えていくものです。

指導してくれる人がいてありがたいですよ。

専門家に相談すること

発作的に死にたくなるなら、心の病であると思われるので、私に相談をするより、心療内科などで、プロの治療を受けてください。

セラピーを受けるとか。

これは、自分の責任で行うことです。

「社会人になったり、年を重ねたりすれば、私は責任感のある大人になれるだろう」という考え方は幻想にすぎません。

自分で努力して、成長していかないかぎり、子供っぽい甘えた思考の持ち主のままです。

こちらの動画でもそう言っています⇒自分を知り、自分を大事にするすすめ(TED) 「意図的にならなければ成長はない」のところです。

他の人の役にたつことを考える

「親や同棲してる彼のことを考えると少し悪いような気もする」と書かれていますが、少し悪いどころではありません。

残された人にとっては、地獄の苦しみです。

「なんで? いったいどうして?」と、答えのない問いをずっと問い続け、「私、もっとこうすればよかった、あの時、ああすればよかった」とえんえんと後悔するでしょう。

自分の愛する人たちに、そんな苦しみを味あわせたいんですか?

悩んでいる人は、とかく自分のことしか考えていません。

何を悩んでいるのかは知りませんが、とりあえず、寝るところもあり、食べるものもあり、恋人もいて、仕事もあるのです。

このさい、自分の悩みはおいといて、家や職場で関わる人やお客さんのことを考えてはどうでしょうか?

そうした人の役にたつにはどうしたらいいのか、どうしたらできるだけ笑顔になってもらえるだろうか? そんなことを考えながら行動するのです。

まず専門家の治療を受けること、次に、人のためになる生き方を模索すること、これが私のおすすめする考え方と行動です。

*****

最近いただいた質問2つに回答しました。

いつもいろいろなご質問をありがとうございます。

いただいた質問はできるだけたくさんブログで取り上げたいと考えています。

何かありましたら、お気軽に問い合わせフォームから送ってください。





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