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私が所持品をごそっと捨てたのは50代になってからですが、今も物はあまり持たない暮らしをしています。
今回は、物をいっぱい買っていた頃(特に20代~30代)と、今の買い物の仕方で変わった点を7つ紹介します。
1.セールで買うこと
以前の私は、「定価より値段の下がっている何か」を買うのが好きだったので、楽天市場の買い物マラソン、無印良品週間、ブラックフライデー、ボクシングデー、アマゾンのプライムデー、年末などのセール期間になると、必要じゃないものを何かしら買っていました。
セール期間でなくても、セール品を買うのが好きでした。
デパートのタイムセールのワゴンの中をよく漁っていた話はすでに何度も書いていますが、バッグ、財布、スカーフ、その他ランダムな物が入っているワゴンの中をがさごそほじくり返していた自分の姿が、頭に思い浮かぶからです。
今でもセールは利用しますが、セールだから買うのではなく、ずっと欲しいと思っているものが安くなるのを待つ買い方になりました。
たとえばあるアプリをフリーで使っていて、「もうすぐブラックフライデーだから、その時買おう」と思ったりするわけです。
2.たまたま見かけたものを買うこと
ネットや店でたまたま見かけたものを買うこと、すなわち衝動買いはほぼしなくなりました。食品は、たまたまスーパーで見たものを買うことがあるため、衝動買いが100%なくなったわけではありません。
そもそもあまり店に行かないし、ネットでも、買いたいものが明確にある時にしか、ショップにアクセスしないので、何かをたままた見かける機会がたいしてないため、衝動買いも起きなくなったわけです。
秋に日本に帰ったとき、娘に付き合ってユニクロに何度か行きましたが、何も買いませんでした。
以前の私だったら、絶対何か買っていたと思います。東急ハンズ、無印良品、100円均一ショップにも行きましたが、「日本に言ったら買おう!」と思っていた物を少しだけ買ったのみ。
それは、A4サイズの透明のクリアファイル10枚セットと白のマスキングテープという、あまり花のない買い物です。
3.複数買い・複数持ち
全く同じ商品の色違いや、似たような用途、サイズのものは買うのも持つのもやめました。
例外は下着や5本指ソックスで、これらは1度に3~5個買って、古いのと総入れ替えします。
前に、こんな記事を書いていますが⇒これで簡単に捨てられる、洋服を捨てる7つのルール~あなたの服の8割はいらない服です
「家にある服のほとんどはいらない服」というのは、私が服を減らしてみて感じたことです。
以前、私は服やバッグ、靴、ピアスをたくさん持っていたました。
しかし、いつも使うものは決まっていて、そういう少数の「よく使うもの」以外は、ほとんど使わず、たんすの肥やしになっていました。
結局、使うのはいつものアイテムだけで、その数はひじょうに少ない。
使っていなかったものを捨てても、まったく困らなかったので、使っているものがだめになったときに買い替えるスタイルになりました。
4.買いだめ(ストック品の購入)
使っていない物をストックすること、そしてそのストックにつながる買い方をやめました。
私の場合、ストックしたくて買っていたというより、目についたものを軽い気持ちで買っていたら、ものがたまってしまったのですが、紅茶やお香など同じ商品の福袋の入手は、ある意味ストック品の購入でした。
紅茶の福袋に入っていたものは、全部自分で飲み切りましたが、お香は使いきれなくて、大半を寄付しました。
お香は必需品ではないから、使い切れなかったのかもしれませんが、サランラップやゴミ袋といった消耗品も、ストックしすぎると、使わないうちに劣化したり、ライフスタイルが変わって使い切れなかったりすることがあります。
私が無駄にストックしていたのは文具と本ですが、ボールペンのインクには寿命があるし、紙製品はほっておくと、折り目や汚れがつきます。
つまり、文房具をたくさん持って、それらをちゃんと使いたいなら、ある程度管理しながら収納しなければならないのです。
私はこの管理が面倒だと思うタイプです。しかも、時間も場所も取られます。
集めすぎると、「早く使わなくては」という焦りみたいな気持ちも生まれます。
文房具が家にたくさんあると、喜びより気持ちの負担のほうが大きいので、思い切って断捨離しました。
大量に文房具を断捨離したあと、筆記具は手持ちのものを使い切る方針へ
文房具をがさっと捨てた数年後、塗り絵を始めたため、マーカーなどを買いましたが、集めていたものを捨てたことは後悔していません。
手つかずだったものを処分するのは、心苦しかったけれど、持ち続けるのも、相当気分が滅入りそうだったので、思い切って捨てました。
今、文房具は必要な分だけ買っていますが、ボールペンもノートも紙もちゃんと使い切ることができているので、気分がいいし、セルフイメージがよくなりました。
何かを必要以上にたくさん買うことは、買っているときは楽しくても、そのあと、様々なネガティブ感情をもたらすので、必要な分だけを買っておくほうが、気分がいいです。
5.サービスを受けるための買い物
送料無料サービスにするため少し余分に買う、おまけやポイントをもらうために何かを買う。
こうした余分なサービスをもらうための買い物はしなくなりました。
特におまけをもらうことは完全にやめました。
過去記事に何度か書いているように、私は「おまけ大好きに人間」でした。
しかし、おまけってもらったときがうれしいだけで、そのあとは、かえって気持ちの負担になります。
もらったおまけをすぐに使い始めることができたなら、もらった喜びが続くかもしれません。
しかし、もらったあと、しまいこんだおまけなら、数日後に取り出して「あ~、このおまけ、もらえて本当にうれしかったよ」とは思わないでしょう。
おまけをもらうのがうれしいのは、そのおまけが手に入るからではなく、「ただでもらえた、得した!」という気分になるからです。
その気分は長続きしないし、そのようなプチな喜びや達成感は、おまけをもらわなくても、他のことから得ることができます。
6.買うもの探し
次に買うものを探すことをやめました。
若い頃はカタログショッピングが好きだったので、かなりの時間をカタログを見るのに費やしていました。
フェリシモの分厚いカタログを付せんを張りながら最初から最後まで見たりして。暇だったとしか言いようがありません。
ショップのメルマガを見るのもやめたし、プチプラ商品を扱っているサイトを見るのもやめたし、用がないのに楽天市場やアマゾンを見るのもやめました。
買ったものを見せるYouTube動画(購入品紹介動画)も見ません。
購入品紹介動画を見る人は、自分が次に買うものを無意識に探していると思いますが、私はすでに必要なものはあるので、次に買うものを探す理由がなくなりました。
以前の私は、カタログ通販なら、おまけをもらうために、ネットショップなら送料無料にするために、買うものを探していました。
しかし最近は、買うもの探しはしません。
自分で探さなくても、購買意欲を刺激される機会はいくらでもあります。
何も探していなくても、購入商品の紹介動画を見るのは楽しいですよね? 私も、塗り絵を始めた初年度は、人が「こんなものを買った」と塗り絵グッズを見せる動画を見るのに、多大な時間を費やしました。
人が買い物している様子や買った物を見ると、その人の喜びや興奮を自分も味わうことができます。
それが未知の商品であれば、わくわく感もあるでしょう。
しかし、動画を見るのは時間がかかるし、どうせ動画を見るなら、購入紹介動画じゃない動画を見たいので、この手の動画は全く見なくなりました。
7.ギフト品の購入
若い頃は、人にプレゼントするのが好きでしたが、今は、あまり贈り物をしないので、ギフト品を買う頻度はかなり下がりました。
娘には誕生日とクリスマスにギフト券などを贈っていますが、その他で私が人に物をあげるのは、母にネットで花を贈るのと、日本に帰るときにお土産を持参するぐらいです。
しかし、この秋帰ったとき、お土産のせいで、スーツケースがすごく重くなったので、次回から、もうお土産は廃止しようかなと思っています。
使うのをやめたもの
エッセオンラインに新しい記事がアップされたので紹介します。
今回は使うのをやめたものです⇒60代ミニマリストが「使うのをやめてよかったもの」。バスタオルや水きりカゴも必要なし | ESSEonline(エッセ オンライン)
ぜひお読みください。
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今、思うと日本では買い物をしなさすぎて、帰ってきてから、「あ、あれ買うの忘れた」と思うものがいくつかありました。
忙しくて、買い物している時間があまりなかったのですが、1度も本屋に行かなかったのは自分でもびっくりです。
娘はけっこう買い物をしていて、何も買わない私を見て、「少しは買え!」と嫌そうな顔をしていました。
連れが全く買い物をしないと買い物が楽しくないのか、自分1人で買い物をしていると罪悪感を感じるのか?
理由は定かではありません。