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断捨離中に、残す物と捨てる物を決められる15の質問をお伝えします。
もういらない物を選ぶとき、あなたはどんな判断基準を使っていますか?
お片づけ本には、「捨てる、捨てない、保留」の3つに分けろとよく書いてあります。近藤麻理恵の「人生がときめく片付けの魔法」には、すべて1つ1つさわって、ときめいたら残す、と書かれています。「ときめくか、ときめかないか」の二者択一です。
しかし、そんなに簡単に決められない場合も多いですよね。
「ときめく?ときめかない?うーん、よくわからない。また後でやろう」なんて考えて、手にしたそれを元あったところに戻し、そこで断捨離セッションが終わってしまう、なんてことありませんか?
直感的にパッパッパッと決められないときは、これから書く15の質問を自分にしてみてください。
決められない時に自分にしたい15の質問
1.これは役にたっている?
この物の機能を私は充分に活かしている? これがあるおかげで、時間や体力やお金の節約になっている?
答えが「いいえ、なってません」なら、捨てます。
2.私はこれが好き?
答えが「いいえ、嫌いです」なら、捨てます。
3.これがあるおかげで、私の人生がより楽に、楽しくなっている?
「いえ、かえって苦労が増えています」なら、捨てます。
4.(洋服の場合)これ、私、着ている?(物の場合)これ、私、使っている?(CDの場合)これ、私、去年聞いた?(DVDの場合)これ、私、去年見た?(本の場合)これ、私、去年読んだ?
「いいえ、着ても、使っても、聞いても、読んでもいません」なら、捨てます。期間は1年が妥当だと思いますが、もっとハードルをあげたい人は半年や3ヶ月でもけっこうです。
過去1年、目にしなかったものは捨てるほうがシンプルライフに近づきます。
5.これは私を元気づけてくれる?それとも、私を疲れさせる?
疲れさせるなら、捨てます。
6.これはこわれて修理できそうにない? これはどこか傷んでいる?
「こわれているもの」はガラクタなので捨てます。
こちらに詳しく書いています⇒あなたが捨てるべき4つのガラクタとは?~カレン・キングストンに学ぶ
傷んだ食品も捨ててください。食べてもおなかをこわすだけです。
7.(本、雑誌、ビデオなど)情報は古くなっていないか?
古くなっていたら捨てます。今、インターネットがありますので、ガイドブックなどの情報本は消耗品と考えたほうがいいかもしれません。
8.私がこれを持っているのは義理を感じているから?それとも罪悪感から?
贈り物などの判別に使います。義理や罪悪感のせいだけで持っているのなら、断捨離です。
プレゼントの捨て方はこちら⇒罪悪感を感じる必要なし、人からもらった贈り物を捨てる3つのコツ
9.もうこれは使い終わって、2度と使わないか?
去年のカレンダーとか、1回出して飲んだティーバッグとか、だしパックとか。使命を終えたものは、すみやかに捨てます。
今の人はそんなことしないかもしれませんが、1回使ったティーバッグを小皿の上にのせておく人っていませんか?実は私がこのタイプでした。なんとなく1回で捨てるがもったいなくて。
番茶は出がらしでもおいしいかもしれませんが、スーパーなどで市販されているティーバッグは2回目はまずくて飲めません。
もともと1杯用なのです。もし、しっかり抽出したいなら、カップではなく、ティーポットで抽出することをおすすめします。
紅茶を茶葉で淹れて飲んでみると、市販されている安いティーバッグで出した紅茶は、色ばかりで味がない、ということがよくわかります。よって、2杯目を抽出するなんてとんでもないことなのです。
家庭でこれをやるのはわかりますが、公的場所でやると貧乏くさいのでやめましょう。
以前、勤めていた会計事務所の先生の息子さん(私より年下)が、自分で紅茶を淹れて、出がらしのティーバッグを湯呑の中に入れていた姿を私は今でもよく覚えています。
しかし彼は2杯目を出すことはしないのです。事務所の流しの窓の前で、湯呑に入ったティーバッグはどんどん干からびていきました。
いつも頃合いを見て、私が捨てていました。彼はほかの人が自分の出がらしのティーバッグを使うと思っていたのでしょうか?
使い終わったティーバッグは目の上にのせると目の疲れがとれるといいます。しかし、私はやったことはありません。
そうじ(油汚れを取ろうとした)に使ってみたことがありますが、ティーバッグが破れてかえって掃除するところが増えました。
10.この品物は現在の私を表しているか、それとも過去の私を表しているか?
過去の自分を思い起こさせるものは捨てます。
たとえば、学生時代使っていた教科書やノート、若いころ着ていたボディコンのワンピースで今の自分は入らないものなど。
古いものをとっておくと、思考が過去に向いてしまうからです。どんなにがんばっても過去に戻ることはできません。
詳しくはこちらに書いています⇒気をつけて。ガラクタが感情に与える悪影響を見過ごしてはいけない
11.これと似たようなものをすでに持っているか?
同じもの、似たようなものを2つ持っていたら片方は捨てます。「ダブリは捨てる」ということです。2つ持ち、3つ持ちするなら、自分の中でその理由を明確にしておきましょう。
ただし、「こっちがこわれるかもしれないから」とか「こっちをなくしたときのために」という理由はだめです。
12.私はこれをやり終えたか?
やり終えてないものは捨てます。たとえば、編みかけのセーター、やりかけのキルト、読みかけの本、スクラップブッキングをするために買ってきたけど手付かずの材料、半分作りかけの日曜大工の本箱など。
すべてのプロジェクトは現在進行形ですが、止まったまま進行がほとんど見られないものは断捨離しましょう。
考えてみれば、人生の終わりも突然やってきて、すべてやりかけの状態で旅立たなければならないのです。
完了させればそれにこしたことはありません。完了していないものは、現在、そのプロセスを楽しんでいるべきです。やり始めて、放置しているものは、何の喜びももたらさないので捨てるべきです。
13.捨てようか、捨てまいか、もう何年も迷っているものか?
迷っているものは捨てましょう。私はそうしています。迷うということは、「手元に残す決め手」がないからです。
決断を先延ばしにすると、また次のときに迷って、またその次迷って、といつまでも決められません。
人生はほかに決めなければならないこと、選ばなければならないことが山のようにあります。悩みの元はできるだけ少なくしておきましょう。
14.引っ越しをするとしたら、これを持っていくか?
持って行かないなら捨てます。この引っ越しは今より狭い場所に行くと仮定してください。
家族が増えて手狭になり、より大きなスペースに引っ越す場合もあるかもしれませんが、その場合も一人あたりのスペースは減ると考えたほうがいいです。
15.これを持っていることに何か意義があるのか?
究極の質問です。
金銭的な価値でも、歴史的な価値でも文化的な価値でもいいです。そういう価値でなくても、自分にとって何らかの意義があるなら手元に残します。
なお、1回の断捨離は10分から15分ぐらいをおすすめします。あまり長時間やると脳が疲れますので。自問自答するときも、考え込まないようにするのがコツです。
考えこんでしまうものは「捨てる」ほうに分類しましょう。
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捨てるときに迷ったら、以上の15個の捨て基準を順番にチェックしてください。自分にとって大事なものはそもそも「捨てようかしら」とは思わないものです。
「これ邪魔ね」とか「捨てた方がいいかな」と思うということは、すでに自分の中では、「捨てるもの」に大きく傾いています。
ところが、いざとなると、「もったいない」という気持ちになり、いろいろと「捨てない理由」「捨てない言い訳」を考えてしまいます。
「自分は言い訳をしていないか」と自問自答するのも有効です。