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ミニマルな日常

最終更新日: 2020.05.22

目標は物をためこまない生活。ためこみをやめる5つのポイント。

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物をためこない生活をするために、押さえるべきポイントを5つ紹介します。

不用品を断捨離していると、「物を捨てるのはむずかしい」と感じることが多いでしょう。

実際、物を捨てるのは、体力も、思考力も、時間もいりますから、捨てながらも、少しずつ、「物を捨てなくてもよい生活」に変えていくべきです。

そうすることで、断捨離もはかどります。

以下の5つのポイントを見直して、ひとつずつ改善してください。



1.必要なものを必要なタイミングで買う

必要以上に 物を、家や部屋に入れるとたまります。

家に入れなければ、たとえ社会で、物あまっていても、自分の家の中は、スッキリしています。よって、ゴミも増えません。

ためこまない生活をするには、物を買って、家に持ち込む段階がきわめて重要ですが、片付け本や、雑誌では、「買い物を減らせ」とあまり強調していないかもしれません。

強調されていなくても、ここはしっかり押さえるべきです。

理想は必要な物を必要なタイミングで買うこと(もらうこと)です。





必要なものだけ買うコツ

考えてから買う(衝動買いをしない、感情的な買い物をしない)

なんとなく思いつきで物を買うのをやめます。

年末にお金を使いすぎないためにできる5つのこと。意識的な買い物が鍵。

ストックしすぎない、少なめに買う

そのうち使うつもりで買っても、使うまでの待ち時間が長すぎると、ガラクタ化します。

私がためこんだ雑誌の付録のように⇒くさらない物も賞味期限を過ぎればガラクタ~もったいなくてシールが捨てられなかった愚か者の独白

ストックをためすぎて断捨離するはめになった人も(かつての私もそうでしたが)、買ったときは、ガラクタにするつもりはなかったはずです。

使うつもりだったのに、その日が来るまでに、劣化したり、虫がわいたり、体型が変わったり、好みが変わったり、生活環境が変わったりしたから、使いそこなったのです。

いつまでも、待機させないために、少なめに買ってください。

他人と自分の生活を比べない、私は私

他人の生活ぶり(SNSや雑誌で見る、あくまでも表面的な情報)と自分の暮らしを見比べながら、買う物を決めている人は、買う量が増えます。

なぜなら「できるだけ物を買ってもらうこと」を意図している情報が多いし、「物をたくさん買うことが幸せにつながる」と思っている人がまだまだ多数派だから。

SNSだと、比べる対象が多すぎて、どれだけ買っても追いつきません。同じ土俵にあがらないのが、ためこまないコツです。

2.買ったらすぐに使う

次にすべきことは、買ったものをすぐに使うことです。

使わずに、しまいこんだり、部屋のどこかに放置したりすると、ためこみが始まります。

目に見えないところにしまいこむと、買ったことを忘れて、同じものを買ってしまうかもしれません。

必要なタイミングで買っていれば、すぐに使うしかありませんが、食べ物のように、すぐに消費せず、いったんは冷蔵庫やパントリーにしまうものもあります。

そういうものも、できるだけ早く使うことを意識します。

すぐに使うコツ

すぐに使うルールを作る

すぐに使うために、自分なりに、ルールを作っておくとよいでしょう。

たとえば、こんなルールです⇒物をためないコツ。「買ったらすぐに使おうルール」のすすめ

すぐに使うのは物理的な物だけに限りません。デジタルデータもたまるので、コンスタントに消費することを心がけます。

私は、オーディオブックをダウンロードしたら、その日のうちに聞き始めることにしています。

すぐに使えないとしたら、買いすぎているおそれがあります。いったん買いのをやめるか、買う頻度を落とします。

手持ちの品を把握する

家に、どんな物がどれぐらいあるのか、把握できていると、ダブって買わないので、すぐに使えるようになります。

冷蔵庫やパントリーの中身など、わかりやすいものから、把握する練習をするといいでしょう。

3.使い終わったら捨てる

使い終わったら、できるだけ早く捨てましょう。

食品のように、口にいれたら、体が消化、代謝して、老廃物が勝手に出たり、出すルートが決まっていたりすれば、ためこみはありません(脂肪としてためこまれることはあるけれど)。

しかし、店で買ってくる大半の物は、使っても、何らかの形で残っています。

家具、衣類、おもちゃ、本、ノート、ボールペン、パソコン、スマホ、みんなそうです。

このように、使い終わったけれど、本体が残っているものを捨てないと、ガラクタとして、家の中でたまります。

用がすんだものをすぐに捨てるコツ

無意識にしまいこまない

本を読み終わったら、たいてい本箱に戻すでしょう。

かつては私もそうでしたが、いまは、読み終わったら、すぐに寄付センター行きの袋に入れます。

電子書籍なら、キンドル本体から、削除します(アマゾンのクラウドには残っています)。

私のように、すぐに捨てなくても、「来月、ブックオフに持っていくまで、ここに置こう」などと、考えながら、置くようにすると、無意識に置いたものがいつのまにか山になる状態を避けられます。

循環させる

使い終わったものを、いつまでも自分の手元に残すのではなく、社会の中で循環させるようにします。

物を捨てられないと悩んだら、3つの流れを意識してみる。

「使っていないのなら、家に置いておくより、他の人に使ってもらったほうがいい」と考えることができれば、不用品をためこまなくなります。

お金もうけに走らない

使い終わったものや、もういらなくなったものを、なんとかしてお金にしようと、お金を得ることに意識を向けると、捨てる速度がにぶります。

雑誌には、不用品をメルカリで売りましょうとか、こんなところで買い取ってもらいましょう、という情報がのっていますが、すでに自分はそれを使って、何がしかの利益を得たわけですから、さらに、お金を得ようと欲張らなくても、いいと思います。

お金にしようとすると、ひと手間かかるので、使い終わったものは、さっさと誰かにあげて、お小遣いや生活費は、べつの方法で稼いだほうが、生活が複雑になりません。

4.使いきれなかったものの行き先を考える

必要なものを必要なタイミングで買っていても、使い損なうことがあります。

買ってみたら、思ったのと違っていた、なんてこともあるでしょう。

そのような品物は、押入れの中で死蔵品になるので、使っていないものの処遇も考えないと、ためこむ生活が続きます。

死蔵品をどうするか?

死蔵品を押入れの中で眠らせないコツは3つあります。

なんとかして使う

リユース、リメイクなど、ひと手間かけて使います。

人にあげる

自分や家族が使えないものは、他人に使ってもらいます(寄付など)。

捨てる

ゴミとして、自治体に回収してもらいます。

死蔵品を作らないために、すでに家にある物を使う4つの戦略。

5.物に頼りすぎない

ふだんから、物にあまり頼りすぎないようにするといいでしょう。

「愛用品のこれがないと生きていけない」とか、「こういうときには、これしかだめだ」という思い込みが強すぎると、品薄になったときに、たくさん買い込みたくなります。

恐怖があっても、物を買いすぎます。

「これがこんなに安いときはもうない」「これを逃すともう2度と買えない」「今しか買えない限定品だから」などと、チャンスを失う恐怖に突き動かされて、さして必要でない物を買います。

「このチャンスを逃すとあとがない」と思っても、実際は、セールも、季節限定品を買うチャンスは、何度でもおとずれるし、似たような商品の開発・製造・販売は続きます。

以前、「限定品(食器)を買い逃してしまったことが、悔やんでも悔やみきれない」というメールをもらったことがあります。

こういう気持ちになってしまうのも、物に頼りすぎているからではないでしょうか?

揃えることに対する執着が強すぎるから、1つ買い逃しただけで、生活に影がさします。

本来、物を買い集めてコレクションするのは、この人の楽しみの1つだったはずです。

ところが、いつのまにか、執着の元となり、苦しみをもたらすものになっているのです。

物を活かすも殺すも、自分次第です。

柔軟な考え方をして、状況に応じて臨機応変な対応ができれば、物や買い物に、必要以上に執着しません。

それがためこむ生活からの解放につながります。

■関連記事もどうぞ

物をためこまない暮らしに変える5つのステップ。

もらい物をためない生活をする方法。

*******

物をためこむ生活をやめるために、チェックしたいポイントを5つ紹介しました。

世間では、3番の「捨てる」に大きなフォーカスが当たっています。

しかし、捨てることだけがんばっても、ためこまない生活にはなりません。

5つのポイントを調べてみて、特に、手薄になっている部分を改善していくと、ためこむ生活から抜けられるでしょう。





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