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2023年に出版された拙著『50歳からのミニマリスト宣言!』が、このたび文庫化されました。
この本は、私が50代に入ってから実践してきたものを減らす暮らしの記録で、気づいたこと、生活が変わったことを一冊にまとめたものです。
単行本が出版されたとき、多くの方に読んでいただき、「私も家を片付け始めました」「お金や家族との関係を見直すきっかけになりました」といった声も数多くいただきました。
今回、より手に取りやすい文庫版となり、これからの暮らしを考える多くの方に、改めて読んでいただけることをとてもうれしく思っています。
ここでは、本の内容や文庫化にあたって変わったことを、お伝えします。
50歳からのミニマリスト宣言!文庫版:基本情報
発売日:2025年8月2日
出版社:扶桑社
定価:税込み990円
その他:電子書籍あり。
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この本はどんな本?
『50歳からのミニマリスト宣言!』は、私自身が50代でミニマルライフを目指してやったこと、そして現在も続けていることを書いた本です。
内容は全5章です。
第1章:ミニマルライフがもたらしたもの
持たない暮らしを始めてから、私が体験したよい変化を書いています。
たとえば、
・探し物をしなくなった
・お金が貯まるようになった
・健康的な生活になった
・自分らしく生きられるようになった
第2章:片付け方
どうやってミニマルな暮らしを実現するか、具体的な方法を解説しています。
捨てるのが苦手、そもそも「ものを捨てる」という発想がない。そんな方たちでも実践できるよう、段階を追って書いているので、初めての方にも取り組みやすい内容です。
第3章:お金に関すること
お金の使い方や家計の整え方について紹介しています。
以前はどんぶり勘定だった私ですが、暮らしをミニマルにするのと並行して家計管理も見直しました。
大きく収入を増やせなくても支出を見直せば暮らしは安定します。老後に向けた準備を考えている方にもおすすめの章です。
第4章:生活習慣について
体と心の健康を守るためにやめたこと・始めたことを書いています。
食生活、運動、気分転換、人づきあいなど、日々の生活や時間の使い方を見直したら、気分のむらがなくなりました。
習慣づけのコツも紹介しています。
第5章:60代以降を見据えて
年齢を重ねても楽しみながらミニマルライフを続けるコツをご紹介。
時間の使い方や趣味の楽しみ方、思い出品の整理、持ち物の見直しなど、今も実践していることを書いています。
今後、どんなふうに生活していくべきか、私なりの展望もあります。
文庫化にあたって
内容は、単行本とほぼ同じですが、いくつか内容をアップデートしています。たとえば、
・文庫本用のまえがきを新たに書きました。
・昨年引っ越しをし、生活が変わった部分は、可能な限り修正して、現在の情報に近づけました。
たとえば、単行本ではタメコミアンの夫の行動や、彼とのやりとりがたくさん載っていますが、今は一人暮らしなので、そうした内容は極力削りました。
キッチンやクローゼット、バッグの中身の写真も、改めて撮り直しました。
私の愛用品を紹介しているページでは、今は使わなくなったものを外し、新たに現在使っているものを3つ追加しています。
2年前は夫と暮らしていましたが、今は一人暮らし。生活は大きく変わりました。
そのあたりのことをもっと書き込みたかったのですが、出版社の編集方針のため、大きくアップデートすることはできませんでした。この点は少し残念に感じています。
とはいえ、この本は「50代の私の暮らし」をもとに書いたものです。60代半ばで引っ越しをしたからといって、その内容が変わることはありません。
「ミニマルな暮らしをすると、もっと自分らしく、ラクに暮らせる」、この基本的な考え方は、単行本刊行時の2023年の春から、変わっていません。
本の中では書ききれなかったことや、今の暮らしの様子は、noteで少しずつ紹介しています。
こんな人におすすめ
この本は、50代を迎えて、暮らしや人生を仕切り直したいと思っている方に向けて書きました。
ただ、50代に限らず、「なんとなく毎日もやもやする」「部屋も気持ちもすっきりしない」と感じている方なら、年齢にかかわらず読んでいただける内容です。
特に、こんな悩みがある方におすすめです。
・家の中にものが多くて、何から手をつけていいかわからない
・片付けてもリバウンドを繰り返している
・将来に漠然とした不安がある
・お金の管理が苦手で、いつもなんとなく使っている
・親の家や、自分の老後について考えることが増えてきた
・忙しくてイライラするので、もっと穏やかに暮らしたい
・ミニマリストという言葉に抵抗がある
・「持たない暮らし」は我慢や貧しさを連想してしまう
極端な暮らしではなく、自分らしい暮らしへ
本書で紹介しているのは、極端にものを持たない暮らしではありません。
自分にとって大切なものを見極めて、自分らしく暮らすヒントを詰め込んであります。
「ミニマリスト」という言葉に抵抗がある方にも、安心して手に取っていただける内容です。
私はもともとシンプルライフ志向でしたが、50代になってから、意識してミニマルライフに切り替えました。
それまでは、ものの管理に時間も意識も取られていたと思います。
少ないものをちゃんと使う暮らしにしたら、時間にも気持ちにも余裕ができて、ようやく「本当にやりたいこと」を考えることができるようになりました。
今もそんな暮らしを続けていますが、不用品をたくさん抱えた生活は、思っている以上に心身の負担になると感じています。
若いときは、生活をどんどん広げてもダメージは少ないかもしれません。
でも年齢を重ねるにつれ、残りの時間は少なくなっていきます。
今の自分に関係のないもの、不要なものを管理しながら生きるのは、とてももったいないことだと思います。
持たない暮らしは、大がかりなことをしなくても、日々の選択を少し変えるだけで始められます。
暮らしの整え方に正解はありません。それぞれが、自分の価値観に従って暮らすべきです。
ですが、「今よりちょっとラクになりたい」「もう少し身軽に生きたい」と思ったとき、この本がその一歩を後押しできたらと願っています。
おわりに:暮らしに少し余裕を
文庫版『50歳からのミニマリスト宣言!』は、2025年8月2日、扶桑社より発売されます。
判型が小さくなり、価格もお求めやすくなっています。手に取りやすい形になったので、これまで読んでいなかった方にも届くことを願っています。
すでに単行本を読んでくださった方も、写真や細かな内容を一部更新していますので、再読用として手元に置いていただくのもおすすめです。
はじめてこの本を手にした方には、ぜひ自分のために暮らしを見直すきっかけとして役立てていただければと思います。
購入は全国の書店、各種オンラインショップでどうぞ。
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読んでくださった方は、ぜひ感想を教えてくださいね。質問も大歓迎です。