服の買い物

ファッションをミニマルに

同じ洋服を色違いで買ったり似たようなアイテムを複数買いする心理とは?

人はなぜ同じ服を何着も買って服を増やしてしまうのか?

色違いや重複アイテムを買ってしまう心理を考えてみました。

好みのスタイルが決まっていて、そのデザインしか着ないのなら、色違いで揃えるのは理にかなっています。服の数も増えないでしょう。

けれども、初めて買う服をいきなり色違いで揃えたり、似たようなアイテムを複数買いしていると、着ない服が増える一方です。

本当に複数買いする必要があるのか、見直してみてください。

☆衣類を複数買いする理由☆



1.お気に入りのものを失うのが怖い

まず考えられる理由は不安と恐怖です。

同じ物を複数買いする人は、1つだけ買うのは心配であり、スペアが必要だと考えています。

服は消耗品です。

ある服を気に入って、ずっと着ているといずれ寿命が尽きます。複数買いする人は、この事態が来ることを怖れているのです。

せっかくのお気に入りの服をだめにしたくない。もし傷んだらどうしよう。しみがついたらどうしよう。着たいと思ったとき、物干し竿に干してあったらどうしよう。

だからバックアップを買っておこう。

こう考えるのではないでしょうか?

自分では意識していないかもしれませんが。

私は服に関してこんな恐怖を感じたことはありませんが、他のものについては、似たような発想をしていました。

お気に入りのものを「もったいない」と思って使わなかったのです。

その代表はシールです⇒くさらない物も賞味期限を過ぎればガラクタ~もったいなくてシールが捨てられなかった愚か者の独白

雑誌の付録ももったいなくて使えず、何十年もたって色が変わってから断捨離しました。

「使うのがもったいない」とは、結局、「使って、なくなってしまうのが嫌だ」と考えているわけです。

あんなにシールがたくさんあったのに1つも失いたくなかったのです。

もう二度と同じ物が見つからないかもしれない、という恐怖のせいで、まとめ買いする人もいます。

以前、下着や靴を複数買いする人のお便りを紹介したことがあります⇒買えなくなるのが怖くて買いだめする人へ。ストック癖を治す5つの方法。

確かに、標準サイズじゃない人は、ピッタリの下着や靴を探すのに苦労するから、買いだめするのは現実的な方法でしょう。

ですが、あまりに「失いたくない」という気持ちにしばられると、生きづらくなります。

人も物もどんどん変わっていくからです。

人は変わり続ける話⇒人は変わり続ける。未来の自分に対する心理:ダン・ギルバート(TED)

どんなに大事な人がいても、皆、いつかこの世から去っていきます。物も同じです。

そもそも、自分だってずっと同じではなく、年をとり、やがてはあの世に旅立ちます。

人生とは変わり行くもの。

「変わりたくない」「変えたくない」とがんばるより、「この服がだめになったら、また次の服を買えばいいや」と流れに身を任せ、柔軟に対応する生き方をしたほうが、物も増えないし、ストレスも減るのではないでしょうか?

2.完璧主義すぎる

完璧主義のせいで、同じアイテムを色違いで買う人もいます。

この色は、このボトムスに合うけど、あのアイテムにはこっちの色のほうがいいよね、などと思ってしまうのです。

「おしゃれな人」と呼べるかもしれません。

もちろん、特に死蔵品は増えておらず、本人が問題を感じていなければ別にかまいません。

ただ、起こりうるすべての状態にそなえて、全色そろえておきたい、と考えると、物が増えるのは確かです。

また、完璧に装いたいがゆえに、ある色を買って失敗することを怖れていると、色違いも一緒に買うことになります。

何ごとでもそうですが、特に服装に関しては、あまり強いこだわりを持たないほうが、スッキリしたワードローブを構築できます。

完璧にこだわる人は、「パーフェクトなワードローブ」を作りたいと考えており、「自分にぴったりあった完璧な服を手に入れたい」と思っています。

すると、買う⇒着てみる⇒もっといいのがあるかもしれない⇒買う⇒着てみる⇒もっといいのがあるかもしれない⇒買う、というサイクルを一生続けることになります。

完璧主義すぎると、物はなかなか減りません⇒完璧主義すぎるといつまでたっても部屋が片付かない理由

3.1着だけを選びきれない

必要なのはたった1着のトップスなのに、1つの色やデザインに決められず、保険として、全色買ったり、同じようなアイテムを買う人がいます。

何度か着てみてから、色違いを買い足すのではなく、初めてワードローブに導入する服をいきなりたくさん買ってしまうのです。

なぜ決められないのか?

理由はいくつかありますが、ここでは2つだけあげておきます。





1)自分が本当に好きなものがわかっていない

自分のスタイルや自分の好みがわかっていないと、「これだ!」と決めることができません。

心あたりがある方は、自分の好きなスタイルについて考えることに時間をかけたほうがいいでしょう。

そのために、ちょっと買い物するのはやめて、手持ちの服を断捨離したほうがいいです。

断捨離するプロセスで、自分の好きな服、自分のライフスタイルに必要な服が見えてきます。

自分らしさを見つける方法⇒少ない服でおしゃれを楽しむ方法。この秋からミニマルなファッションにしませんか?

2)自分の好きなスタイルはわかっているけれど、それを貫く自信がない

自分の好みではなく、他人の好みを考慮して他人軸で選ぶ人がたくさんいます。

「ああ、この色、いいわ、好みだわ。でも50歳すぎの私には派手すぎるかもしれない…」と思ったりするわけです。

50歳過ぎの人が着るべきでない色なんて、別にありません。

ただ、雑誌などで、30代はこれ、40代はこれ、50代はこれ、という情報がたくさん提供されているため、自主規制してしまうのです。

こうした情報にたいした根拠はありません。売り手側が勝手に決めているだけです。

売り手側の都合でファッションが決まる話⇒女の子はピンクで、男の子はブルーと誰が決めたのか?(TED)

メディアだけでなく、家族や友達、周囲の人の意見を尊重して色を選ぶ場合もありますね。

自分の好みに今1つ自信がなくて、選べていないと思うなら、よけいな心配はこのさい断捨離してください。

たぶんそれは取越し苦労です。

その他、選択肢が多すぎて決められないとか、決断疲れに陥っているため決められない、という理由で選べないときもあります。

決断疲れとは?⇒決断疲れを回避する方法。ミニマリストになるのが1番です

4.安物買いの銭失い

今は服が安いので、「安いから色違いも買っておこう」と考え、毎回のように色違いを買う人がいます。

たとえ気に入ったデザインでも「値段が安いから」という理由で色違いを買っていると、死蔵品になります。

福袋を買うよりは多少はまし、ぐらいのものです。

福袋の話⇒もう買うのやめたら?福袋の失敗のダメージは想像以上に大きい

人の色の好みは、はっきりしているので、いろいろな色があっても、結局は気に入った色をヘビーローテーションすることになるでしょう。

値段の安いものを複数枚買う癖がある人は、多少値段が高くても、本当に気に入ったものを、1枚だけ買うようにしたほうが、満足度があがります。

量より質です。

「安い」というそれだけの理由で、色違いを買うと、長期的にコストを払い続ける結果になります。

安物買いが銭を失う話⇒安物買いの銭失いをやめたほうがいい6つの理由。貧乏人ほど要注意。

5.「お得な買い物」をするため

なんとなくお得に思えるけど、実はそうでもない買い方をして、同じ服を増やすケースがあります。

ネット通販で送料無料サービスにするために、本来は必要ないのに、色違いを買ってしまうとか、2着買うと1着は半額という割引につられて、余分に1着買うことです。

スーツなどにこうしたキャンペーンが多いですね。

こうしたプロモーションは一見お得ですが、たとえ安くても着ない服の購入にお金を出すわけですから、冷静に考えたら、全然お得ではありません。

いらない服をいくらか安い値段で買うだけです。

この手の割引は、店側からするととても効果があるため、多くの人が同じ失敗を何度もします。

昔は私も送料無料サービスの金額にするために、かなりがんばりました。

あと385円足りないから、390円ぐらいのものを探そうと、値段がぴったりあう商品を探すのに、長々と時間を費やしていたものです。

送料無料サービスを狙うと、かえって損をする話⇒物を増やしたくないなら要チェック!危険な通販の7つのワナ 「4.送料無料サービスのワナ」をごらんください。

もともと買う気がなかった服を無理して買うのですから、買ったあとも、無理して使うことになります。

たいていは、タンスの肥やしになります。

今度、お得につられて余分に服を買ってしまったら、自分で使おうとせず、人にプレゼントするのがベストです。

6.自分なりに現実的な理由がある場合

ちゃんとした理由があって複数買いする人もいます。

靴を2足買って、交互にはくと長持ちする、と言われます。私はやったことがないので、わかりませんが、たぶんそうでしょう。

この考え方を服にあてはめて、同じ服を何枚も買うのです。

けれども服の場合、交互に着ようと毎日着ようと靴ほど大きな差は出ないのでは?連続して着用することよりも、その服を何回洗ったか、でもちが変わると思います。

当然洗濯すればするほど服は痛みます⇒服の数も、洗濯の回数もぐーんと減らした理由:ミニマリストへの道(49)

服を長持ちさせたかったら、たくさん買うのではなく、ケアの方法を変えたほうが効果があるのです。

たくさん買いすぎると、使わないうちに黄ばんだり、劣化して買った意味がなくなります。

洗濯の回数を減らすために、枚数を増やす人もいますね。

この場合も、ちゃんとすべての服を満遍なくローテーションできているか、見直してみるとよいでしょう。

*********

今回は、人が同じ服を一度に何着も買う理由を紹介しました。

私が子供のころは、物資がそんなに豊富に出回っていなかったから、服を何着もまとめて買うなんて、一般庶民はしませんでした。そもそも既製服がそんなに一般的ではなかったのです。

服に限らず、どんな物も必要なものを1つだけ買って、その1つを大事に使っていました。

そういう使い方をしたほうが管理も楽だし、ストレスも少ないです。

複数買いするのではなく、必要なものを1つだけ買うライフスタイル、あなたも取り入れてみませんか?





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